乳酸菌サプリとの飲み合わせのルールって?一緒に摂取したい成分は?
乳酸菌サプリを利用して乳酸菌を効果的に摂取したいと考えた時、気になるのが飲み合わせですよね。
乳酸菌をよりたくさん摂取するなら複数のサプリメントを同時に摂ったほうがいいのか、便秘薬や整腸剤と一緒に飲んで大丈夫なのか、ヨーグルトも習慣的に食べているけど乳酸菌サプリを飲んでいいのか、など気になるポイントがいくつかあります。
効率的に摂取するために一緒に摂るべき成分も知っておきたいですよね!
腸内環境を整えると言えば、第一に乳酸菌、そして食物繊維やオリゴ糖を思い浮かべる人も多いかと思います。
ここでは、乳酸菌サプリの飲み合わせと一緒に摂るべき成分について解説します。
これから乳酸菌サプリを選ぶ人、買う人も参考にしてみてくださいね!
目次
乳酸菌サプリの飲み合わせルールは?
サプリメントは医薬品では食品なため、副作用もなく飲み方や基本的なルールは決まっていません。
しかしそれは1種類のサプリメントだけを利用している場合です。
食べ物に食べ合わせがあるようにサプリメントにも飲み合わせがあるのです。
乳酸菌サプリで言うと、医薬品や整腸剤、他の成分のサプリや別の乳酸菌サプリ、またはヨーグルトから摂れる乳酸菌との組み合わせなどがあります。
これらは安全なのか、組み合わせることで作用が半減するのではないか、不安になってしまいますよね。
まずは乳酸菌をどれくらい摂取すべきか、そして飲み合わせルールについても解説します。
乳酸菌の摂取量は?
乳酸菌は腸内で働き、便秘予防や免疫、アレルギー対策に期待されている代表的な成分です。
乳酸菌は腸内で吸収または排便とともに体外へと出てしまうため、継続的に摂取する必要があります。
そして摂りすぎるということもほとんどありません。
乳酸菌の1日の摂取量は定められていません。
理想としては5000億~1兆個と言われています。
しかし摂取量が決められていないからといって、1つのものを過剰に摂取することは体にとって良くありません。
乳酸菌サプリで乳酸菌を摂取する際は、その商品に記載されている目安量を守って摂取してください。
乳酸菌サプリは他と併用できる?
乳酸菌をたくさん摂るべきだということですが、それなら複数のサプリを併用したり、乳酸菌含有の医薬品や持病の医薬品などとの併用は安全なのでしょうか?
便秘がちな人なら便秘薬や整腸剤を飲んでいる場合もあるけど、併用して大丈夫なのでしょうか?
医薬品×乳酸菌サプリ
乳酸菌は抗生物質と相性が悪いと言われています。
抗生物質は病原菌を攻撃する薬なため、腸内にいる善玉菌も攻撃してしまう可能性があるのです。
これによって抗生物質の副作用として、下痢やお腹が緩くなることがあるようです。
抗生物質を服用している際に乳酸菌サプリを飲んでも、作用が阻害されてしまうことがあります。
強心薬も乳酸菌サプリのような腸内環境に関与するサプリメントと相性が良くありません。
強心薬の吸収を遅らせることにより作用が遅れてしまうことがあります。
菌種によっても相性がありますので、医薬品を服用の際は医師に相談するようにしましょう。
整腸剤×乳酸菌サプリ
整腸剤にも乳酸菌が配合されています。
併用は問題ありませんが、乳酸菌以外の成分や添加物の摂り過ぎには注意しましょう。
整腸剤とサプリの同時摂取で大量の乳酸菌を摂ることになるので、おなかが緩くなってしまい下痢を起こす可能性もあります。
併用すること前提でつくられているものではないので、過剰摂取に気を付けてください。
乳酸菌サプリ×別の乳酸菌サプリ
乳酸菌サプリ同士も同じです。
乳酸菌目当てでたくさん摂りたいからといって、同じサプリを目安量以上飲むことや別の乳酸菌サプリを一緒に飲むことは、乳酸菌以外の成分や添加物の過剰摂取になる可能性があります。
複数の乳酸菌であったり、乳酸菌量が豊富なサプリメントもあります。
乳酸菌同士が喧嘩することは考えにくいですが、併用より1つのサプリメントで済ませるほうが安全ではあります。
ヨーグルト×乳酸菌サプリは?
乳酸菌サプリも食品であるので、考え方は一緒です。
併用しても問題ありません。
しかしヨーグルトよりもサプリメントのほうが乳酸菌の量が多い場合がほとんどです。
効率よく摂取し、カロリーを抑えるのであれば乳酸菌サプリだけの摂取でも十分なのです。
もし飲んでいても実感できないのであれば、乳酸菌の種類を変えてみることを試してみてください。
複数のサプリメントを併用するならココに注意!
何度も言いますが、サプリメントは食品であるため副作用はありません。
しかし複数のサプリメントを併用するのが前提でつくられたものでないので過剰摂取なのか、組み合わせが安全なのかは自己責任となります。
サプリメントを購入する際、どうしても主成分のみに着目してしまいがちです。
その他配合成分も確認し、その成分の過剰摂取にならないかも考える必要があります。
また、私たちは日頃の食事で食べ物からも栄養を摂取しています。
サプリメントはその補助をする役割であるため、1日の目安量は食事で摂るであろう量+サプリで摂る量を考えて配合されています。
サプリを複数併用することでご自身で管理しなければいけなくなることを覚えておいてくださいね!
成分ごとに1日の摂取量が定められているものもあり、上限を超えることで体の不調を引き起こす場合もあります。
栄養はバランスよく摂るべきもので、偏ってしまうのは健康的ではありません。
サプリを飲んでいるから安心、というわけでもありませんので注意が必要です。
一緒に摂るべき成分ってある?
乳酸菌サプリを飲む際に一緒に摂るべき成分についてご紹介します。
乳酸菌と一緒に摂るべき成分としてプレバイオティクスと呼ばれるものがあります。
プレバイオティクスというのは簡単に言うと、腸内で吸収、消化されにくいもので、善玉菌のエサとなり善玉菌を増殖させるのに役立つ食品成分のことを言います。
条件として腸内環境を整え、人の健康の増進維持に役立つ成分という特徴も持ちます。
代表的なもので一部の食物繊維とオリゴ糖がプレバイオティクスとなります。
食物繊維とは?
現代の日本人には不足しがちと言われている食物繊維。
食物繊維は善玉菌のエサとなる他、水溶性食物繊維は水分を抱き込んでゲル化するため便を柔らかくして排出を促す働きもあります。
不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨らむため腸の蠕動運動を活発にしてくれます。
食物繊維を多く含む食材として、ゴボウやさつまいもなど根野菜、納豆や大豆、大麦まどが挙げられます。
オリゴ糖とは?
オリゴ糖は糖の一種で、少糖類とも呼ばれます。
砂糖に比べて低カロリーで、フラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖など様々な種類があります。
オリゴ糖は消化されることなく腸まで届くので善玉菌のエサとなって増殖をサポートします。
オリゴ糖を含む食材は、玉ねぎやにんにく、ゴボウ、大豆などです。
しかし食材に含まれるのは少量で、液体のオリゴ糖や粉末のオリゴ糖が製造・販売されています。
一緒に摂るとより効率的!
これら善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を乳酸菌と一緒に摂ることで、乳酸菌も善玉菌の一種となるので乳酸菌をサポートしてくれます。
善玉菌が増殖することで悪玉菌の量を減らすことができるので腸内環境を整えることができます。
乳酸菌サプリを選ぶ際に、食物繊維やオリゴ糖をサポート成分として配合しているものを選ぶことでより効率的に乳酸菌を摂取できるということなのです。
乳酸菌サプリを摂取するときのポイント
最後に乳酸菌サプリを摂取する際のポイントについてまとめます。
- 医薬品と一緒に飲む時は相性を医師に相談すること
- 整腸剤とは基本的に併用可能
- 乳酸菌以外の成分や添加物の過剰摂取にならないか確認
- 薬やサプリの1日摂取量や目安量を超えて飲まない
- 食物繊維やオリゴ糖と一緒に摂取
乳酸菌サプリは腸内環境を整えることをサポートしてくれます。
しかし相性や組み合わせを考えずに飲むと、余計に腸内を荒らしてしまう危険性も。
乳酸菌自体の1日摂取量に決まりはありませんが、どんなものも過剰に摂取することは危険です。
できるだけ併用は考えずに1つの乳酸菌サプリで、乳酸菌量が多く、種類も豊富なものを選びましょう。
そしてサポート成分や他成分、添加物もチェックするようにしましょう。
まとめ
乳酸菌サプリの飲み合わせのルールについて説明しました。
サプリメントは食品であり、医薬品ではないため副作用はありません。
しかし飲み方を間違えると体調を崩す可能性もあります。
それはどんな食ベ物でもそうですよね?
食べ方や食べ過ぎによって体調を崩すこともあります。
また、サプリメントは食べ物と違って添加物を使っています。
健康の基本は食事から。
そしてそれを補助するためにあるのがサプリメントです。
サプリメントは効率的ではありますが、サプリメントだけに頼るのはNG。
上手に乳酸菌サプリを利用して快適な毎日を過ごしましょう!
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