話題の成分プロテオグリカンの効果・効能とは?人気のサプリメントも紹介!
節々に悩みを抱えている方などから注目を集めつつあるプロテオグリカン。
具体的に、どのような成分なのでしょうか。
また、どのような効果・効能を期待できるのでしょうか。
ここでは、プロテオグリカンについて解説しています。
利用を検討している方は参考にしてください。
目次
プロテオグリカンとは何か?
プロテオグリカンはどのような成分なのでしょうか。
最初に、概要を解説します。
プロテオグリカンって?
プロテオグリカンの「プロテオ」はタンパク質、「グリカン」は多糖類を意味します。
つまり、プロテオグリカンはタンパク質と糖が結び付いた糖たんぱく質のひとつです。
具体的には、中心となるタンパク質に、水となじみやすいグリコサミノグリカンと呼ばれる糖鎖が結び付いています。
タンパク質にグリコサミノグリカンが結び付いたプロテオグリカンは、スポンジのようにたくさんの水を保持できます。
プロテオグリカンは、ヒトの身体の軟骨や皮膚に多く存在します。
1g 3000万円?!「幻の成分」と呼ばれたプロテオグリカン
プロテオグリカンが発見された当初は、牛から抽出されていました。
牛由来のプロテオグリカンは抽出できる量がごくわずかなため非常に高価でした。
当時の価値を現在に当てはめると1gあたり3000万円相当といわれています。
一般に流通できる価値ではなかったので、発見当初は研究目的に使用されるのみでした。
現在は?
サケの鼻軟骨から高純度かつ大量のプロテオグリカンを抽出する方法が確立されているので、利用しやすい価格の成分となっています。
身近なサプリメントなどにも配合されているので、興味のある方は試してみると良いでしょう。
プロテオグリカンの種類
プロテオグリカンは、中心となるタンパク質の違いやそれに結合するグリコサミノグリカンの違いによりいくつかの種類に分かれます。
具体的には、主に関節軟骨に存在するアグリカン、細胞や組織の結合面などを構成する基底膜に存在するパールカン、真皮層などに存在するヴァ―シカンなどに分かれます。
プロテオグリカンは経口摂取してもいいの?吸収率は?
プロテオグリカンの利用を検討すると経口摂取して良いか気になりますよね。
と同時に、吸収率も気になるはずです。
これらについて解説します。
分子は大きい
体内に存在する成分なので、プロテオグリカンの安全性は高いと考えられています。
基本的に、経口摂取をしても問題はありません。
経口摂取するときに気になるのが吸収率です。
吸収率に影響を与えるのが分子量です。
プロテオグリカンの分子量は数十万ダルトン以上と考えられています。
一般的に、分子量が大きいといわれるコンドロイチンで10万ダルトン以下なので、分子量の大きな成分であることが分かります。
エンドサイトーシスで吸収される
分子量の大きなプロテオグリカンはそのままの形では吸収されないと考えられてきました。
しかし現在では、生体に存在する分子なので、経口摂取したプロテオグリカンはエンドサイトーシスというメカニズムを介して消化されることなく吸収されると考えられるようになっています。
エンドサイトーシスとは
エンドサイトーシスとは、大きな物質を細胞が内部に取り込む過程のひとつです。
つまり、コンドロイチンなどとは異なる経路で吸収されると考えられているのです。
吸収率がすごい!
分子量が大きいので、プロテオグリカンの吸収率は悪いと思われがちです。
しかし実際は、エンドサイトーシスを介して消化されることなく吸収されるので吸収率は高いといわれています。
このことから、経口摂取に適した成分といえるかもしれません。
プロテオグリカンの効果・効能とは?
プロテオグリカンには、次の効果・効能が期待されています。
関節痛の緩和する
関節痛の原因のひとつといわれているのが、軟骨がすり減ること、軟骨が変質することなどです。
これらにより、軟骨が骨の摩擦を防げなくなる、骨にかかる負担を軽減できなくなると関節に痛みが生じます。
プロテオグリカンは、関節痛の原因にアプローチして関節痛を緩和するといわれています。
肌を美しくする
プロテオグリカンには、肌を美しく保つ働きも期待されています。
細胞の成長と増殖に関わっているEGF(上皮細胞増殖因子)様作用があると考えられているからです。
ヒアルロン酸・Ⅰ型コラーゲンの産生をサポートする働きを期待できます。
以上の働きから、肌を美しく保つ効果・効能が期待されているのです。
関節痛にはプロテオグリカンが欠かせない
プロテオグリカンは関節痛に対する効果・効能が期待されている成分です。
なぜ、このような効果・効能が期待されているのでしょうか。
軟骨を再生する
関節痛の原因のひとつとされているのが、軟骨細胞が減少して軟骨基質を作れなくなり軟骨がすり減ることです。
軟骨がすり減ると骨と骨が擦れるため関節痛が生じます。
プロテオグリカンは、軟骨細胞のもとになる軟骨前駆細胞を増加させることで軟骨の減少を抑制するといわれています。
優れたクッション機能がある
軟骨のしくみ
健康な軟骨はクッションのような弾力性があります。
柔らかい弾力性は、軟骨のスポンジ状の組織に関節液がしみこむことなどで保たれています。
関節液がしみこんだ軟骨に衝撃がかかると、関節液が押し出されることで骨に係る衝撃を緩和します。
高い保水力のプロテオグリカン
関節液が少なくなるとこの働きをできなくなるので、骨に負荷がかかってしまいます。
プロテオグリカンは、ヒアルロン酸と同等程度といわれる高い保水力で軟骨の瑞々しさを保ちます。
プロテオグリカンが減少すると、軟骨の瑞々しさを保てなくなるので関節のトラブルが生じやすくなると考えられます。
炎症を抑制する
プロテオグリカンには、炎症を抑制するサイトカインの働きを促進する効果・効能も期待されています。
この働きにより、関節の炎症を抑制・緩和できる可能性があるといわれています。
炎症を抑制・緩和できると関節の痛みは軽減します。
3つの働きから、プロテオグリカンは関節痛に欠かせない成分といわれています。
プロテオグリカンのグルコサミンやコンドロイチンとの違いは?
プロテオグリカンとよく似た成分としてグルコサミン・コンドロイチンが挙げられます。
これらの成分はどこが異なるのでしょうか。
軟骨成分って?
一般的に、軟骨を構成する成分を軟骨成分といいます。
軟骨は、主にプロテオグリカンとコラーゲン、水で構成されています。
プロテオグリカンは鳥の羽のような構造をしています。
芯に当たるタンパク質に、グルコサミノグルカンという糖が羽毛のように結びついています。
グルコサミンとプロテオグリカン
プロテオグリカンを構成するグルコサミノグリカンの主要成分がグルコサミンです。
このことからグルコサミンはプロテオグリカンを作る軟骨成分といわれています。
コンドロイチンとプロテオグリカン
グルコサミンとセットで考えられることが多いコンドロイチンは、グルコサミノグルカンを構成するアミノ糖のひとつです。
つまり、コンドロイチンはプロテオグリカンに含まれる成分のひとつといえます。
プロテオグリカンを構成するアミノ糖のひとつとして、ヒアルロン酸なども挙げられます。
軟骨だけじゃなく肌も!優秀な美容成分でもあるプロテオグリカン
プロテオグリカンは、軟骨だけでなく美容にもうれしい成分といわれています。
どのような効果・効能を期待できるのでしょうか。
他の美容成分をサポート
プロテオグリカンに期待できる効果・効能のひとつが、他の美容成分をサポートすることです。
具体的には、ヒアルロン酸とⅠ型コラーゲンの産生を促進する効果・効能が期待されています。
ヒアルロン酸は保水力に優れた成分で肌にしなやかさを与える成分、Ⅰ型コラーゲンは皮膚のハリや弾力を支える成分です。
保水力をもつ
プロテオグリカンには、スポンジのように水分を保持する働きがあります。
その保水力は、わずか1gで6Lもの水分を保持するヒアルロン酸の1.3倍といわれています。
ヒアルロン酸に比べさらっとした質感なので、使いやすい点も美容成分として優れています。
炎症を抑制する
抗炎症作用を期待できる点も魅力です。紫外線を浴びる、ニキビができるなどで肌が炎症を起こすと、肌は刺激から身を守るためメラニン色素を生成します。
生成されたメラニン色素はターンオーバーで肌の外に押し出されますが、何かしらの原因でターンオーバーが正常に行われないとシミなどとして肌に残ってしまいます。
抗炎症作用を期待できるプロテオグリカンは、肌を美しく保つ効果・効能も期待されています。
ヒアルロン酸やコラーゲンとプロテオグリカンの違いは?
プロテオグリカンには、EGF様作用も期待できます。
EGF様作用とはどのような働きなのでしょうか。
ヒアルロン酸・コラーゲンとの関係性とあわせて解説します。
EGF様作用がある
EGF(上皮成長因子)は、細胞の成長・増殖の調整に関わっているタンパク質です。
EGFR(上皮成長因子受容体)と結びつくことでチロシンキナーゼを活性化し、細胞の成長・増殖などに関わります。
EGFは加齢とともに減少することが分かっています。
EGFが減少すると?
EGFが減少すると、細胞の再生が遅くなるので肌の老化は進むと考えられています。
プロテオグリカンの中心となるタンパク質の端にはEGF様領域が存在します。
鮭由来のプロテオグリカンには、EGF様作用があることが研究により確認されています。
EGF様作用とは、EGFとよく似た働きのことです。
つまり、プロテオグリカンは、細胞の成長や増殖を促す可能性があるのです。
ヒアルロン酸とプロテオグリカン
プロテオグリカンのEGF様作用は、ヒアルロン酸の産生も促すと考えられています。
ヒアルロン酸は肌の潤いを保つ成分のひとつです。
産生が促されれば、肌の潤いを保ちやすくなると考えられます。
コラーゲンとプロテオグリカン
EGFにはⅠ型コラーゲンの生成も促す働きがあります。
プロテオグリカンにも同様の働きを期待できます。
Ⅰ型コラーゲンは肌に多く存在するコラーゲンです。
肌を内側から支える働きがあるので、Ⅰ型コラーゲンの生成が促されればハリのある肌を維持しやすくなると考えられます。
プロテオグリカンに副作用ってあるの?一日の摂取量は決まってる?
プロテオグリカンを利用したい方は、どのように摂ればよいのでしょうか。
プロテオグリカンの摂り方を解説します。
一日摂取量と推奨量
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」にプロテオグリカンの摂取量・推奨量は記載されていません。
公に定められた摂取量・推奨量はないと考えられます。
プロテオグリカンを摂りたい方は、サプリメントなどの目安量を守り摂取すると良いでしょう。
副作用は?
現在のところ、安全性の高い成分と考えられているようです。
とはいえ、すべての方で安全に利用できるとは言えません。
摂取後に気になる症状が現れた方は、摂取を控えて医師に相談しましょう。
プロテオグリカンは食事で摂取できない!おすすめのサプリメントを紹介
プロテオグリカンを食事から摂ることは難しいとされています。
軟骨に多く含まれている成分で、加熱すると壊れてしまうからです。
プロテオグリカンを摂りたい方はサプリメントを利用すると良いでしょう。
次のサプリメントなどがプロテオグリカンを配合しています。
白井田七。甕
「白井田七。甕」はプロテオグリカンが6600μgとたっぷり含まれた美容・健康ドリンクです。
飲むタイプだから外側からケアするよりも、よりパワーを実感できます。
また、漢方で上薬の「田七人参」と黒酢を熟成発酵しているので、アミノ酸含有量がなんと最大239倍もアップ!
他にもたくさんの美容・健康成分は配合されているので、膝や腰もスムーズな動きができ、ぷるっぷるなお肌を実感できます。
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