オーストラリア生まれのペットフードブランド クプレラ。
カラフルでおしゃれなパッケージもさることながら、使用している原材料や成分などにも強いこだわりがあるようです。
ここでは、そんな「クプレラ」のキャットフードの特徴や原材料、成分のほか、実際の販売価格や評判などを紹介していきたいと思います。
クプレラとは?
そもそもイヌ科やネコ科の動物はどんなものを食べているのかを考えることからスタートしたという「クプレラ」。
その結果、生物を捕食していた犬や猫の祖先たちが摂取していたような草食動物たちや彼らと共存していた菌類、エサとなった草木やそれらが必要とした大地の栄養といったあらゆる栄養分を凝縮させて作られたのが「クプレラ」のキャットフードであると言われています。
まずはそんな「クプレラ」のキャットフードにみられる特徴を3点紹介していきましょう。
食品基準をクリアした食材
「クプレラ」では食品基準をクリアした高品質な原材料のみを使用しています。
例えばペットフードの主原料として使用されている肉類においては、安全性や管理基準の面で信頼が置けるオーストラリア産の、成長促進剤やホルモン剤などを使用していない鹿肉や鶏肉、ラム肉を使用しているそうです。
さらに野菜や果物、ハーブ類においてもほとんどが地元オーストラリア産のものを使用しているほか、一部ではオーガニック原料も配合しているようです。
プロバイオティクスと酵素配合
「クプレラ」のキャットフードにはピロバイオティクスや酵素が数種類配合されています。そもそも「プロバイオティクス」とは腸内環境を正常に保つ効果がある乳酸菌などの善玉菌のことで、猫の健康維持にとって大切な役割を占めているそうです。
「クプレラ」では実際に「好酸性乳酸桿菌」「陽性桿菌」といった乳酸菌や「機能性酵母」と言った酵母、さらに「活性酵素」が配合されているほか、善玉菌の増殖をサポートする多糖類を含ませていることからも腸内環境の改善効果が期待できると言えます。
10種類の必須アミノ酸を非加熱で配合
「クプレラ」のキャットフードシリーズの中でも、「ホリスティックグレインフリー」という商品ではタウリンやアルギニン、ヒスチジンといった10種類もの必須アミノ酸が配合されています。
さらにこれらの必須アミノ酸は調理後に非加熱で配合されているため、加熱によって効力が失われることもないそうです。
ホリスティックグレインフリーの原材料と成分とは?
「クプレラ」では現在3種類のキャットフードが展開されています。
その中でも「ホリスティックグレインフリー」というフードは幼猫から高齢猫まで与えることができる総合栄養食であるそうです。
ここでは、そんな「ホリスティックグレインフリー」について使用されている原材料や成分をもとに、フードの特徴を解析していきたいと思います。
【原材料】
魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、サツマイモ、魚油、藻類(昆布)、モンモリロナイト、ユッカ、白菜、アルファルファ、炭酸カルシウム、チコリ、活性酵素、プロバイオティクス(好酸性乳酸桿菌、機能性酵母、陽性桿菌)、多糖類、必須アミノ酸(タウリン、アルギニン、ヒスチジン、ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン)、ビタミン&キレートミネラル(カロチン、塩化コリン、ビタミンE、鉄、ビタミンA、亜鉛、ナイアシン、葉酸、チアミン、ビタミンB6、マンガン、ビタミンK群、ヨウ素)
【成分】
粗たんぱく質 31%以上
粗脂肪 12%以上
水分 10%以下
粗灰分 9%以下
粗繊維 5%以下
出典:LINNA商会
魚類がメイン
「ホリスティックグレインフリー」では第一主原料としてギンヒラスやシロギス、豪州真ダイといった魚類を使用していることから、お魚メインのフードであることが分かります。
もともと肉食動物である猫は動物性タンパク質を多く摂取する必要があるため、動物性タンパク質源である魚類を豊富に使用している点は高く評価できるポイントだと思います。
さらにこちらでは魚類の中でも良質なタンパク質を多く含み、リンやカルシウムといった成分のバランスも良い白身魚を使用していることから、栄養価の高さも期待できるでしょう。特にお肉メインのフードが苦手な猫ちゃんにおすすめです。
穀物の代わりにサツマイモ
原材料を見てみると、炭水化物源としてサツマイモが使用されていることが分かります。
他社のフードでは炭水化物源として穀物を使用しているフードも多くありますが、そもそも穀物類は猫にとって消化率が悪いうえアレルギーの原因となる恐れもある食材です。
その点「クプレラ」では消化率が高く、穀物アレルギーのリスクも低いと言われているサツマイモが使用されていることからも、猫ちゃんの健康を考慮したフードであると言えるでしょう
油脂の代わりに藻類
「クプレラ」では動物性 植物性油脂の代わりに昆布といった藻類が使用されているようです。
藻類はカルシウムや鉄分、食物繊維といった栄養素のほか、必須脂肪酸であるアラキドン酸やオメガ3脂肪酸などを豊富に含んでいます。
なかでもオメガ3脂肪酸は被毛や皮膚の健康に役立つ成分ですし、アラキドン酸などの必須脂肪酸は猫に必要な栄養素であることからも、さまざまな健康効果が期待できるでしょう。
合成保存料、着色料不使用
「クプレラ」では合成保存料や着色料、酸化防止剤などは一切使用されていないようです。
その代わりに、フードの酸化を防ぐために、素材の状態で酸化による劣化が起こりにくいものを使用しているほか、三層構造のパッケージの中に脱酸素剤や二酸化酸素を放出する素材の小包を入れるといった工夫がなされているそうです。
クプレラの種類と価格は?
先ほども述べた通り、現在「クプレラ」では3種類のキャットフードが展開されています。
全ラインナップにおいて幼猫から高齢猫まで使用することが可能ですが、それぞれフレーバーや特徴が異なるフードとなっているようです。
これらはすべて楽天やAmazonといった各通販サイトから購入することができますが、基本的に販売価格は一律となっています。
参考までに、商品ごとの特徴や販売価格を以下にまとめてみました。
「クプレラ ホリスティックグレインフリー(4ポンド 1.81kg)」
グレインフリー(穀物不使用)、魚類メイン
楽天・Amazon 販売価格 4,406円
「クプレラ ベニソン&スイートポテト キャットフード(4ポンド 1.81kg)」
鹿肉とさつまいもがメイン、種子や魚、全粒穀物を使用
楽天・Amazon 販売価格 3,672円
「クプレラクラシック ラム&ミレット キャット(4ポンド 1.81kg)」
ラム肉メイン、魚類、全粒穀物を使用
楽天・Amazon 販売価格 3,477円
クプレラの口コミは?
「クプレラ」のキャットフードにはさまざまな評価の口コミが寄せられています。
例えば良い評価の口コミとしては「よく食べる」「匂いが良い」「便の状態が良い」といった意見が多く見受けられたほか、フードの安全性を高く評価する声も多く寄せられていました。
一方で、「全く食べない」という低評価の口コミも比較的多く、さらには「値段が高すぎる」「袋にチャックが無くて残念」といった意見も見受けられました。
まとめ
いかがでしたか?「クプレラ」のキャットフードは、全体的に安全性や品質の高さから飼い主さんたちの支持を集めているようです。
一方で、フードを切り替える際は最低1週間かけて徐々に行うように公式サイトでも言われているので注意しましょう。ぜひ参考にしてください。