MENU

女性が気になる疑問!服装や髪色などで転職に有利・不利はある?

 

初対面の人と合うときは、相手にいい印象を与えたいものですよね?そんなときに重要なのが「服装」です。特に転職時の採用面接では、第一印象を左右する服装は大きなポイントになります。今回は、転職活動を行う女性が採用面接の際、どんな服装をしていけばいいのか、注意手をまとめてみました。現在転職を検討している方は参考にしてください。

目次

女性でも転職活動も基本の服装はスーツ!

面接など採用担当者と会う時はスーツで!

これは女性に限らず、男性の場合も同じですが、転職活動における服装は「スーツ」の着用を基本に考えるべきです。この「基本」が守れているかどうかが転職活動の最初の一歩だと考えてもいいでしょう。

ビジネスには、一定の慣習・マナーというものがあります。転職の面接では採用担当者と初めて会うわけですから、まだお互いの人柄などはわかりません。そのようなときに重要なのが、真っ先に目に入ってくる「服装」です。採用担当者は相手の服装を見て「この人は一般的なビジネスマナーを知っているだろうか、守れるだろうか?」といったことを判断します。その際、共通する基準となるのが「スーツの着用」なのです。

もちろん、業界や業種によっては働いているときはスーツ着用でないケースも少なくありません。しかし、それはあくまで転職が決まった後の話。お互いのことをある程度知っていることが前提になります。「ビジネスで、初対面の人と会う。相手は採用担当者で、自分は転職希望者」、このような前提に立ったとき、スーツ着用という当然の判断ができるかどうかが問われているのです。

リクルートスーツはNG!

ただし、スーツといっても「リクルートスーツ」ではいけません。リクルートスーツとは、大卒の就活生が来ているような安価なもののことです。こういった服装は新卒者の採用面接には適していますが、転職活動の際は避けるようにしてください。

街中で就活生を見かけたことのある方ならわかると思いますが、リクルートスーツと一般的なレディススーツは、生地の質が違うのでひと目で違いがわかります。新卒者と言っても、大学院などを出て20代後半から30代前半の人もいるはずです。しかし、それでも着ているスーツを見ればひと目で「あっ、この人は新卒の就活生だな」とわかります。このように、リクルートスーツとは一般に「新卒者の服装」とみなされているのです。

社会人経験がある転職者には、こうした服装はふさわしくありません。少し値段は高くなりますが、しっかりとした生地を使ったレディススーツを買って着用してください。たとえ、採用後の仕事でスーツが不要でも、冠婚葬祭などの場面で使うこともできるので決して無駄にはなりません。「レディススーツの1着くらいは持っておくのが、社会人としての嗜み」と考えておきましょう。

採用試験は第一印象が非常に重要です!

まずは「清潔感」を与える服装を意識しよう

「レディススーツを着ていったほうがいいことはわかった。でも、具体的な着こなしはどうしたらいいの?」と思った方のために、転職面接での具体的な服装の注意点をご紹介しましょう。

まず、スーツの色ですが、やはり黒や紺色、グレーなど、黒系の落ち着いた色のものを選ぶのが一般的です。ただし、必ずしも黒系の色でなくても構いません。レディススーツとして、一般的によくある色なら着ていってOKです。もし色選びに不安であれば、スーツの購入時に店員さんに相談して選んでもらうといいでしょう。

スーツが決まったら、次はインナーを選びます。種類としては定番のシャツか、カットソーを着用するのが無難でしょう。色は、白系が一般的ですがこちらも必ずしも白である必要はなく、落ち着いた色でスーツと合っていればOKです。ただし、フリルなどがついていると「だらしない」という印象を与えてしまう場合もあるので、あまり変わったデザインのものは着ていかないほうがいいでしょう。

スーツとインナーに共通するポイントは、見る人に「清潔感」を与えることです。言うまでもありませんが、スーツはクリーニングを済ませ、インナーはアイロンをかけてシワひとつない状態にしておきましょう。

服のサイズはジャストサイズの物を選ぶ

清潔感と同じくらい重要なポイントとして、服のサイズがあります。特にスーツはジャストサイズのものが最もきれいに着こなせるように作られているので、自分にピッタリ合うサイズのものを選びましょう。

スーツのサイズ選びでポイントになるのは「肩幅」のサイズです。他の部分はある程度後からも調整が可能ですが、肩幅のサイズだけはぴったりなものを選んでおかないと、あとで型崩れの原因になってしまいます。

少し難しいのがスカート丈の選び方です。一般的には「膝の頭が少し隠れる程度の長さがよい」といわれていますが、それはあくまでも一般的な基準に過ぎません。人はそれぞれ体型も、足の長さも違いますから最も美しく見えるスカート丈は「一人ひとり違う」というのが本当の答えになります。とはいえ、それではスカート丈を決めるのが難しいでしょうから、悩んでしまうような場合は「膝の頭が隠れる程度」にしておくのが無難です。

もし、どうしてもひとりで服のサイズを選べない場合は、やはり衣料品店の店員さんに相談するのが一番です。スカート丈に関しても、あなたにピッタリのサイズを提案してくれるはずなので、ぜひアドバイスを求めてみてください。

細かな好まれる服装の条件は業界ごとにも違う

ここまでの話は、業種・業界を限定せず、一般的な女性の転職活動全般を前提にしてきました。しかし、実際には好まれる服装は業種・業界ごとに異なっています。ですから、転職活動の服装を決めるときは、自分が志望する業界・業種で好まれる服装の傾向をある程度事前に調べておく必要があるでしょう。

例を挙げると、たとえばIT業界などは、比較的服装が緩い傾向にあります。採用後の仕事は「ビジネスカジュアルでOK」というケースも多く、採用担当者もラフな格好であらわれるかもしれません。ただし、面接時からビジネスカジュアルを着ていっても大丈夫かどうかは別問題。気になるようであれば、事前に面接時の服装について問合せておくのもいいでしょう。

ほかには、特殊なパターンとしてアパレル業界が挙げられます。アパレル業界は「服装」そのものを取り扱う業界なので、ほかの業界とは服装に対する見方がまったく違います。たとえ仕事時であろうと、服装を「個性をアピールする手段」として捉えており、その人の感性・センスをチェックするための手がかりと考えているのです。アパレル業界の場合は例外的に、今まで説明してきたような前提が通用しないかもしれません。ただし、元々アパレル業界で経験があるわけでなく、他業種からの転職であれば一般的な面接と同じ服装で問題ないでしょう。服装で加点されることはなくとも、減点されることもないはずだからです。

年齢相応の服装をしているかも重要

服装は、その人の年齢とセットで見られます。先程触れた「リクルートスーツは社会人経験のある人には合わない」というのがいい例ですね。ですから、ある程度年齢に合った服装とはどういうものか、心がけておくとさらに万全です。

たとえば、20代であれば比較的明るめ、華やかな色合いのスーツでもOKとみなされる場合がほとんどですが、30代ともなると同じ格好をしていたとしても「ちょっと派手すぎるんじゃないの?」と思われてしまうかもしれません。こうした、年齢に合った服装感覚をつかむのはなかなか難しいので、アパレル店などで自分に近い年齢のモデルさんがしている格好を参考にするのもいいでしょう。

よくある女性の服装についてのQ&A

パンツスーツとスカート、どちらが好まれますか?

女性の場合、「パンツスーツにするか、スカートにするか」というのが大きな問題になります。基本的にパンツとスカート、どちらを履いていっても問題はありませんが、相手に与える印象が変わってくるので注意が必要です。

まず、パンツスーツについてですがこちらは「女性らしさを抑えて、仕事にバリバリ打ち込む」といった印象を持たれがちです。営業職や管理職など、仕事で付き合う人に「やる気」をPRするのが有効な職種や立場だと、好まれる傾向にあるといえるでしょう。

一方、スカートはどちらかというと「女性らしく、落ち着いた華やかな印象」を与えます。こちらは、やる気よりも周囲との調和や一体感を重視する職種や職場で好まれる傾向にあるでしょう。具体的にはオフィスワークなど、複数人が同じ職場にまとまって働く環境などです。

もし、パンツスーツとスカート、どちらの方が好まれるかわからない場合は、単純に自分の好みで決めてしまってもかまいません。どうしてもどちらか決められない場合は、転職活動する女性はスカートを着用する人が多いので、それに合わせてスカートを選ぶといいでしょう。

時計やアクセサリーは付けてもいいのですか?

時計とアクセサリーでは、扱い方がまったく異なります。まず、時計についてですが、こちらはビジネスアイテムのひとつとみなされるので、むしろ着用するほうが望ましいでしょう。ただし、ブランドや奇抜なデザインのものなど目立ってしまうものは厳禁。一般的なビジネス用の腕時計を着用するのがおすすめです。

アクセサリーは基本的に着用しないほうが無難だと考えてください。ただし、実際には小さく目立たないものであれば、ピアスやネックレスは着用しても問題ない場合がほとんどです。もし着用したい場合は、どちらも大きなものや動くと揺れるものは避けるようにしてください。

アクセサリーのうち、唯一の例外ともいえるのが結婚指輪で、これは男女を問わず着用しても構いません。単なる装飾品ではなく、「結婚という契約の印」という意味を持つからです。結婚指輪だとひと目で分かるよう、左手の薬指に付けておくのがいいでしょう。

スカートの下にタイツを履いて面接に行っても大丈夫ですか?

転職面接でのタイツ着用は、原則的に避けた方がいいといわれています。理由としては、見た目が野暮ったい印象になるというのが一般的な解釈です。

もし冬の季節などで肌寒い場合は、ストッキングを着用しましょう。ストッキングは、黒い色のものはお悔やみを連想させ、暗い印象を与えるとされているので避けてください。肌色のものを着用しましょう。

まとめ

女性が転職活動を行う際、どんな服装で臨めばいいのかについて解説してきました。基本となるのは、レディススーツの着用です。第一印象で、最低限のビジネスマナーがあることを採用担当者にアピールする必要があります。

スーツはジャストサイズのものを選び、インナーと合わせて清潔感を与えるよう気を配りましょう。望ましい服装は業界ごとに異なりますが、まずは基本を抑えておくことが大事です。細かな注意点については、Q&Aを参考にして、年齢相応の服装となるよう心がけてください。

服装選びは、転職面接の第一歩です。この一歩をスムーズに踏み出して、転職の成功に向けて前向きに歩きだしていきましょう!