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猫を飼い始めるときの基本知識!キャットフードの種類と選び方とは?

 

まんまるおめめに長いひげ、ツンデレ気まぐれな性格の猫は老若男女問わず根強い人気があります。最近は猫ブームにより猫の飼育数が犬を逆転する勢いだと言われていますし、実際にこれから飼うという人も多いかもしれませんね!

そんな可愛い猫を飼う際、キャットフードはどういったものがあるの?どのように選べばいいの?と思う人は少なくはないはず。そこで今回は、キャットフードの種類や選び方について詳しく見ていきましょう。

 

目次

キャットフードの分類とは?

キャットフードは目的別にいくつかの種類に分類することができます。それぞれの特徴や与え方についてまずは紹介していきましょう。

総合栄養食

キャットフードの中でも、ドライフードの多くは総合栄養食に分類されます。

総合栄養食とは猫が生きていくうえで必要とする栄養素がバランスよく配合されているもので、基本的には新鮮なお水と一緒に与えるだけで健康が維持できると考えられています。一般的に猫の主食として使用されることが推奨されているようです。

間食(おやつ)

猫におやつとして、しつけのご褒美としてあげることができるキャットフードも多くあります。こういったものは主食として使用できるほど栄養価に優れていないので、メインとして猫にあげることは避ける必要があります。

その他の目的食

カロリー補給や、特定の栄養を摂取するための目的別に分かれたキャットフードも存在します。例えば「一般食」「副食」といった記載がされているものがこれに該当しますが、主食としては使用しない方が良いでしょう。

もし特定の栄養素は補給できても、これだけでは猫に十分な栄養素を摂取してもらうことはできないと考えられています。

療養食

心臓病や腎臓病、肥満用、低アレルギー用など、何か疾患がある猫には獣医師から療養食が処方されることもあります。主に食事療法の目的で使用されるキャットフードのことを指します。

キャットフードの種類とは?

ドッグフードと同じように、キャットフードも水分量によって大きく3つの種類に分類することができます。具体的には水分量が少ない順に「ドライタイプ」「セミモイストタイプ」「ウェットタイプ」と分けられており、それぞれ特徴も異なります。

ドライタイプ

ドライタイプは水分含有量が10%前後のフードであり、比較的固めで「カリカリ」の愛称でも親しまれているもののことを指します。

栄養バランスに優れているほか、長期保存も可能で、価格も安価であることがメリットとして挙げられます。

一方で、フード自体に水分をあまり含まないため、食事の際にお水を一緒に摂取する必要があるようです。

セミモイストタイプ

水分を25~35%前後含むフードのことを「セミモイストタイプ」と呼びます。ドライタイプに比べて柔らかいので、子猫や高齢の猫が食べやすいというメリットがありますが、その分歯垢が溜まりやすいというデメリットもあるようです。

ウェットタイプ

缶詰やパウチで販売されていることが多い「ウェットタイプ」のキャットフードは、製品の約75%を水分が占めています。

風味がよく食感も生に近いことから嗜好性が高いことがメリットとしてありますが、長期保存がきかないというデメリットもあります。

実際に開封後は冷蔵庫で1日程度しか保存できないほか、もし猫が食べ残した場合は20分ほどで廃棄し、再利用はできないと言われています。

キャットフードの選び方のポイントとは?

家族の一員でもある猫には、最適な食事を食べさせてあげたいですよね。しかし数えきれないほどいろいろなキャットフードが販売されている今、どれが一番良いのか判断するには難しいかもしれません。

そこで続いては、キャットフードを選ぶ際に抑えてほしいポイントを「主原料」「カロリー」「年齢」の3つの点からそれぞれ紹介していきたいと思います。

主原料で選ぶ

猫は犬とは違って完全に肉食系の動物に分類されることから、動物性たんぱく質が多く必要であると考えられています。そのため、主原料にお肉やお魚を使用し、高たんぱく・高脂質となっているフードが猫にとって理想と言えます。

カロリーで選ぶ

猫が若い時は特に、カロリーが高いキャットフードの方が良いとされています。逆にカロリーが低いごはんばかり食べていると、成長に必要な栄養価が十分に摂取できなくなるため栄養不足を引き起こすこともあるからです。

また、低カロリーの食事を続けているとごはんをおいしく感じなくなってしまう猫もいると言われています。したがって、若いうちはある程度カロリーが高いキャットフードの方が良いようです。

逆に、肥満や病気療養中の猫は低カロリーのキャットフードの方が良いと言われています。

年齢で選ぶ

キャットフードの中には「子猫用」「シニア用」など、年齢によって区別されているものも多く販売されています。

猫の場合ライフステージによってキャットフードを選ぶ必要はないと言われていますが、年齢によって最適なカロリーや必要なたんぱく質量は異なるようです。

例えば子猫の場合は成長のために高たんぱく・高カロリーなキャットフードが良いとされていますが、シニアになると高たんぱく・低カロリーのキャットフードが適していると言われています。

さらに、シニアの場合はビタミンCやビタミンE、タウリン、食物繊維のほか、抗酸化成分を多く含むキャットフードも多いようです。

穀物原料に注意!グレインフリーを選ぼう

先ほども紹介したように、猫は肉食動物に分類されます。そのため、人間や犬よりも多くの動物性たんぱく質を必要とすると考えられています。

一方で、キャットフードの中には主原料に穀物を置いているものも多いようです。穀物は猫にとっては消化が難しい食べ物でもあるほか、アレルギーを引き起こす可能性もあるようなので、キャットフードの主原料には適していないと言われています。

もちろんすべての穀物が悪いという訳ではありませんが、猫にはできるだけ穀物不使用(グレインフリー)のフードを選ぶようにしたほうが良いでしょう。

安いキャットフードと高いキャットフードの違いは?

キャットフードは値段によって原材料や栄養バランスのほか、使用している添加物や保存料の種類や有無などが異なるようです。その違いを詳しく見ていきましょう。

原材料の違い

基本的に高いなキャットフードは人間が口にしても問題がないほど上質なお肉やお魚を使用している傾向が強いようですが、安いものは穀物を原料として多く使用してあることも多いと言われています。

穀物は先ほども述べた通り、キャットフードの主原料には適していません。その点、高級なキャットフードの多くはグレインフリーやグルテンフリー(穀類・小麦不使用)となっているので、猫にも優しいつくりとなっているようです。

栄養バランスの違い

高いキャットフードのほとんどが獣医監修のもと、レシピを考案しているため、猫の体に優しいものとなっていると言われています。

一方で安いキャットフードの場合、一応栄養管理はされているものの、原材料に粗悪なものを使っていることが多いので身体に優しいとは言えないようです。

添加物・保存料の違い

安いキャットフードの場合、お肉やお魚をあまり多くは使用していないものが多いため、本来であれば猫の食いつきは悪いとされています。しかし猫の食いつきを良くするために香料を加えているほか、美味しそうにみせるために赤や緑の着色料を使用しいているものが多いそうです。

また、長期保存を可能にするために化学由来の酸化防止剤も配合しているものも少なくはないようです。こういった添加物の中には発がん性が確認されているものも多いうえ、長く食べ続けていると猫が病気になったり皮膚トラブルに見舞われたりといったこともあると言われています。

その点高いキャットフードのほとんどは添加物や着色料を一切使用していないので、有害な成分が体内に入る危険性も低いと言えます。

まとめ

いかがでしたか?

キャットフードは目的によって分類をされ、ドライタイプやウェットタイプなど水分量によって種類が異なり、その上、年齢やカロリーなどによっても種類が分かれていることが分かりました。

たくさんあるキャットフードの中からひとつを選ぶのは大変かもしれませんが、大事な猫のためにも選び方のポイントを抑えたうえ検討するようにしましょう。ぜひ参考にしてください。