愛犬に当たり前のように与えているドッグフードについて、どこまで把握していますか?
ドッグフードはその水分含有量によって4種類に分類されており、さらにそれぞれ水分以外にも特徴、メリット・デメリットが存在します。
その中でも最も柔らかいドッグフードである「ウェット」タイプのドッグフードについて、危険性を疑う声も最近よく上がっているようです。
愛犬に当たり前のように与えているドッグフードについて、どこまで把握していますか?
ドッグフードはその水分含有量によって4種類に分類されており、さらにそれぞれ水分以外にも特徴、メリット・デメリットが存在します。
その中でも最も柔らかいドッグフードである「ウェット」タイプのドッグフードについて、危険性を疑う声も最近よく上がっているようです。
「ウェット」タイプのドッグフードはその名の通り湿っているような感触の、水分を多く含むドッグフードのことを指します。
そもそもドッグフードは水分を含まない順に「ドライ」「ソフトドライ」「セミモイスト」「ウェット」に分類されており、その中でも一般的なドッグフードと言われるとドライタイプのドッグフードを思い浮かべる人も多いようです。
一方で、「ウェット」タイプとはどんな特徴があるドッグフードなのか、まずはその特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
ウェットタイプは厳密に言うとおよそ75パーセントもの水分を含むドッグフードのことをいいます。
ドライタイプのように乾燥した粒状のドッグフードではないため、多くは缶詰やパウチといった包装で製品化されています。
また、ウェットフードには大きく分けて「総合栄養食」「一般食」があり、総合栄養食の認可を得ているものならばその商品と水だけでワンちゃんに必要な栄養素を補えるそうです。
一方で、一般食とはいわばおかずのようなものなので、それだけではワンちゃんの栄養素を十分に与えることができません。
そのため、ほかに主食の役割を満たすドッグフードをあげる必要があると言われています。
ウェットタイプのドッグフードに見込めるメリットをいくつか紹介していきましょう。
ウェットタイプのドッグフードは、ドライタイプのものと比べて味や風味を生かせるように製造されています。
例えば主原料として使用されているお肉やお魚の匂いや風味はそのまま味わうことができますし、たんぱく質や脂肪分をメインに作られているので、非常においしく感じるワンちゃんが多いそうです。
中には野菜などを含んでいるものもありますが、炭水化物の含有量が少ないものが多いことからも、犬の消化に適しているごはんであるとも考えられています。
ワンちゃんの食欲が無かったり、梅雨時や夏場にバテ気味になってしまったりといった時には、ウェットタイプのドッグフードが活躍することでしょう。
ウェットタイプのドッグフードは水分を豊富に含んでいることから、食べるだけである程度の水分補給が期待できるので、水分不足の予防にもなります。
また、嗜好性が高いことから、ドライタイプのドッグフードには見向きもしないワンちゃんでもウェットタイプのものならばがつがつ食べ始めることも珍しくはないようです。
メリットもある一方、ウェットフードにはデメリットも多くあるようです。
いくつか紹介していきましょう。
ウェットフードは水分を多く含むことから、開封後は早めに消費する必要があります。
その時々にすべて消費できてしまえば一番良いですが、もしワンちゃんにとって量が多く、余ってしまった場合は別の容器に移したうえで冷蔵庫に保存し、遅くても2~3日以内には食べきることが求められています。
また、ワンちゃんに与えた分がお皿の上に残っていたら、2時間をめどに捨てるようにしたほうが良いでしょう。
ウェットフードは食感も柔らかいため、歯にくっつきやすいほか、食べかすがそのまま歯石となって溜まってしまうこともあるようです。
歯石が溜まると口臭がひどくなったり、歯槽膿漏や歯肉炎などを引き起こしたりと、口内のトラブルに発展する可能性も低くはありません。
もちろん定期的にワンちゃんへしっかりとハミガキを行ってあげれば問題はないかもしれませんが、ハミガキを嫌がるワンちゃんも多いので、一筋縄ではいかないことも十分に理解しておきましょう。
先ほども紹介した通り、ウェットタイプのドッグフードはドライタイプのものと比べてワンちゃんにとって美味しく感じるようにできています。
そのため、ワンちゃんの中にはウェットフードに慣れてしまってドライフードを食べなくなってしまう子も多いようです。
ウェットタイプのドッグフードの多くは水分なので、ドライフードほど1食当たりの栄養価が高くはないと言われています。
そのため、ウェットタイプのものばかり食べ続けていると、栄養不足になることもあるようです。
ウェットタイプのドッグフードのメリット・デメリットを踏まえたうえで、最近よく言われているようにウェットタイプは本当に危険があるのかどうか、検証していきたいと思います。
そもそもウェットタイプのドッグフードが危険だと言われている理由のひとつに、含有されている添加物の多さがあります。
通常私たちが食べるご飯をみるとわかりますが、お肉やお魚、お野菜は煮込まれると色を失い、フレッシュ感はなくなりますよね。
しかしウェットタイプのドッグフードを見てみると、お肉は赤々しく、お野菜は煮崩れることなくそのまま新鮮そうな色をしていることが分かると思います。
こういった新鮮さを出すために、ウェットタイプのドッグフードには着色料や発色剤を使用しているものも少なくはありません。
こういった添加物のすべてが悪いとは一概に言えませんが、ドッグフードのなかには人間用の食事では認可されていない悪質な添加物も含まれていることもあるようです。
一般的にワンちゃんにはドライフードを推奨している人が多く見受けられます。
これはドライフードの方がウェットタイプのものよりも日持ちするほか、コスト面でも優れていることが理由として挙げられています。
また、硬いドライフードを食べているとワンちゃんの噛む力もサポートできますし、歯のトラブルや下痢の予防にもつながるといった健康面でのメリットも大きな理由となっているようです。
一方で、ウェットタイプのドッグフードの方を勧められるケースも珍しくはありません。
例えば歯が弱い幼犬や老犬の場合、十分に噛むことができないことからウェットタイプのような柔らかい食事の方が適していると言われています。
また先ほど紹介したように、食欲が無かったり夏バテ気味だったりと体調を崩しているワンちゃんには、栄養素・水分の2つを補給できるという理由からウェットフードの方が良いとされています。
イギリス産の高級ドッグフードである「カナガン」から、待望のウェットタイプが缶詰として販売されました。
今までのドライフードも高い支持を得ていたようですが、ウェットタイプはどのような魅力があるのでしょうか。
特長や原材料、価格に至るまで詳しく紹介していきたいと思います。
従来のドライフードと同じく、穀物不使用(グレインフリー)にこだわり、品質管理が行き届いているイギリスの工場で製造されているようです。
栄養バランスも優れていることから、こちらの缶詰タイプを主食として使用できるとされています。
主原料に生の鶏肉を66パーセント以上使用し、他にサツマイモ、ニンジン、豆、ミネラルなどが主に使われています。
穀物は一切使用しておらず、厳選した高品質のお肉とお野菜をふんだんに使用しているそうです。
1缶あたり395グラム含まれており、3缶セットで3,960円(税抜)となっています。
ちなみに公式サイトでは「定期コース」も展開しており、この場合お届け周期を選べたり、特別優待価格での購入が可能であったりと、特典も含まれています。
いかがでしたか?
ウェットタイプのドッグフードを危険視する声も多いようですが、飼い主さんのほうでしっかりと管理し、愛犬にベストな状態で与えることができるようなら問題はないのかもしれませんね。
ぜひ参考にしてください。