突然ですが、愛犬が毎日食べているドッグフードの賞味期限はきちんと把握していますか?
「ドッグフードに賞味期限!?」と驚く人も少なくはないかもしれませんが、ドッグフードはれっきとした犬のごはんですから、賞味期限はしっかりと決まっています。
しかしもちろん賞味期限の表示や期間、保存方法まで、人間の食べ物とは異なる点もちらほらあるようです。
突然ですが、愛犬が毎日食べているドッグフードの賞味期限はきちんと把握していますか?
「ドッグフードに賞味期限!?」と驚く人も少なくはないかもしれませんが、ドッグフードはれっきとした犬のごはんですから、賞味期限はしっかりと決まっています。
しかしもちろん賞味期限の表示や期間、保存方法まで、人間の食べ物とは異なる点もちらほらあるようです。
まずはドッグフードの賞味期限について、具体的な年数や表示の見方などを紹介していきましょう。
ドッグフードの賞味期限に関することは、愛犬の健康を守るためにしっかりと把握しておく必要があります。
市販のドッグフードに、その形状に関わらず必ず賞味期限が記載されています。
ドライフードであればパッケージの裏面や側面に、ウェットフードであっても缶の側面や裏側に、製造月日と賞味期限が記載されているはずなので、しっかりとチェックしておきましょう。
また、人間の食べ物と同様に、ドッグフードの賞味期限も「未開封」の状態でのものとなります。
したがって、いくら記載されている賞味期限がかなり先の日付だったとしても、開封後はできれば1カ月を目安に食べきる必要があると言われています。
ドッグフードには必ず賞味期限などが記載されているラベルがついているはずです。
ラベルを実際に見るとわかると思いますが、少なくとも
「原材料名」
「ペットフードの名称」
「原産国名」
「賞味期限」
「事業者の名前と住所」
が記されているはずです。
これはペットフード安全法で記載が義務付けられているものであり、このほかに
「ペットフードの使用目的」
「成分」
「内容量」
「与え方」
などが確認できるものもあります。
このうち、賞味期限に関しては外国産のものと国産のものとで表示の方法が異なるので注意しましょう。
例えば年/月/日で期限が記載されていますが、
イギリス産のものの多くは日/月/年、
さらにアメリカ産のものは月/日/年
の順番で記されているものもあります。
紛らわしい数字の場合はつい賞味期限を誤解してしまうこともあると思うので、まずは原産国がどこなのかを確認してみましょう。
それでも分かり辛かったら、製造会社に問い合わせてみることをおすすめします。
ドッグフードの賞味期限は、人間の食べ物と比べてもかなり長いことがわかります。
実際に記載されている賞味期限を見ると、最低でも1年ほどは猶予がありますし、長いものだと2年以上もの期限が定められているようです。
「安い時にまとめ買いしたい!」という人は特に、ついつい賞味期限が長いドッグフードを手に取ってしまっていることもあるでしょう。
しかし実は、こういった賞味期限が長めに設定されているドッグフードには、体に有害な酸化防止剤が大量に混入されていることが多いと言われています。
例えばBHAやBHTといった添加物は、発がん性も危惧されている成分と考えられています。
これらは人間の食べ物には認可されていませんが、未だにドッグフードには多く混入されていることがあるそうです。
したがって、安価なうえ賞味期限が長いようなドッグフードは安全性を考えると避けた方が良いといえます。
ドッグフードは、その形状によってもいくつかの種類に分類することができます。
例えば水分が10%ほどしか含まれていない硬めの「ドライフード」、そして水分を多く含む柔らかめの「ウェットフード」などがありますが、これらはそれぞれ賞味期限や傷みやすさが異なるようです。
一般的にはドライフードは一番賞味期限が長く1年かそれ以上と設定されていますが、ウェットフードは開封後3日以内とかなり短めに設定されていることがわかります。
これはウェットフードが水分を多く含むことから、その分傷みやすいことが関係しているようです。
賞味期限切れの食べ物を口にして違和感を持ったり、体調を崩してしまったりといった経験がある人も少なくはないと思います。
人間ならばその時言葉に出して不調を訴えることができますが、犬の場合はそうはいきませんよね。
また、犬に賞味期限が切れたドッグフードを与えてしまっても、犬は素直にそのまま食べてしまうと思います。
しかし賞味期限切れのドッグフードは犬にも悪影響を与えることがあるようです。
どんなに高品質で高級なドッグフードでも、賞味期限を過ぎてしまえば品質が劣化したり、成分が変化したりといった危険性が伴うようになります。
こういった劣化したドッグフードは犬の胃腸の負担になりやすくなり、実際に下痢や嘔吐をしてしまう犬も多いようです。
また、特に缶やパウチといった包装で販売されているドッグフードの賞味期限には注意が必要です。
というのも、人間の食べ物用に作られているものとは違って、ドッグフードの容器として使用されている缶やパウチは安全性が低く、賞味期限が過ぎてしまうと容器の成分がドッグフードに溶けだしてしまうこともあるそうです。
缶詰は長期保存が可能なので、大量に購入してしまう人も多いかと思いますが、くれぐれも賞味期限には気を付けるようにしましょう。
ドッグフードを大量に買ってしまったり大袋に入ったものを購入したりすると、犬が食べきるまでに結構な月日を要することもあるかと思います。
そんな時に気を付けたいのが、ドッグフードの保存方法です。
ドッグフードの保存方法はパッケージに記載されているはずなので、開封前、開封後それぞれの方法をしっかりチェックしておきましょう。
また、大袋のドッグフードは確かにお得かもしれませんが、小型犬1頭のみを飼育している場合などはそんなに量は必要ないですよね。
さらにそれが無添加のドッグフードであったり、ドライフード以外のものであったりすると、賞味期限内では食べきれないこともあるでしょう。
また、賞味期限に猶予があっても、先ほども紹介した通りドッグフードは開封後およそ1カ月内に食べきる必要があるので、場合によってはせっかくのドッグフードを無駄にしなければいけなくなるもしれません。
そういった事態を防ぐためにも、食事量が少ない小型の犬には小分けのドッグフードをおすすめします。
小分けのものならば開封後の保存も短期間で済むはずなので、安全面でも安心できると思います。
ちなみに小分けのもの以外でも、ドライフードならば清潔なビンなどの容器にいれて保管すると、状態の悪化を遅らせることができるようです。
梅雨から夏場にかけては保存方法にも細心の注意が必要です。
この時期はドッグフードもとても傷みやすくなってしまうので、それまでと同じ環境下で保存していてもカビが生えてしまうこともあるようです。
また、目には見えないカビや微生物、寄生虫などが湧くことも十分あり得ますので、見た目に変化がないからといって必ずしも安全であるとは言い切れません。
いかがでしたか?
ドッグフードの管理は飼い主の義務のひとつといえます。
愛犬にできだけ元気でいてもらうためにも、ドッグフードの賞味期限には敏感でいるようにしましょう。
例えばカレンダーにチェックを入れておいたり、わかりやすい場所に日付を記載しておいたりと、賞味期限を忘れないように工夫しても良いと思います。
ぜひ参考にしてください。