ドッグフードには人間の食べ物と同じく賞味期限があることをご存知ですか?
愛犬の健康を維持するためにもドッグフードの賞味期限は必ず守る必要がありますが、実は賞味期限云々だけでなく、ドッグフードは保存方法にも気を付ける必要があるようです。
そこで今回は、ドッグフードの賞味期限・保存方法について知っておきたいポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
ドッグフードには人間の食べ物と同じく賞味期限があることをご存知ですか?
愛犬の健康を維持するためにもドッグフードの賞味期限は必ず守る必要がありますが、実は賞味期限云々だけでなく、ドッグフードは保存方法にも気を付ける必要があるようです。
そこで今回は、ドッグフードの賞味期限・保存方法について知っておきたいポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
ドッグフードの賞味期限は、基本的には原材料名などが記載されているラベルに記されています。
しかしここで指定されている期限はあくまで未開封の場合の賞味期限であり、開封後のものではありません。
では、開封後の賞味期限とはいったいどこに記載されているのでしょうか。
食べ物のパッケージに「開封後はできるだけ早めにお召し上がりください」といった文章が記載されているのを見たことはありませんか?
これは人間の食べ物だけにあてはまる定義ではありません。
ドッグフードにおいても、記載されている賞味期限に関わらず、開封後はできるだけ早めに食べ終わる必要があるのです。
もちろん商品によっては違いがあるようですが、一般的には開封後1カ月半ほどで食べきることが求められています。
先ほど「開封後1カ月半ほど」で食べきる必要があると述べましたが、実はドッグフードの種類によって開封後の賞味期限は異なります。
例えば水分をあまり含んでいない「ドライフード」という硬めの粒状ドッグフードならば、開封後も一カ月半までは賞味期限の猶予があるようです。
一方で、缶詰やパウチ状で販売されている「ウェットフード」という柔らかめのドッグフードの場合は、開封後は数日以内に食べきる必要があると言われています。
このように、水分を多く含んでいるドッグフードであればあるほど、開封後の賞味期限は短いようです。
ドッグフードはれっきとした犬のごはんですから、正しく保存しないと腐ったりカビが生えたりといった問題が発生する恐れもあります。
また、開封後のドッグフードは特に保存方法に気を付ける必要があるようです。
ドッグフードを正しく保存するためには、いくつかポイントを抑えておくと良いでしょう。
具体的にまとめてみましたので参考にしてください。
セールの時にドッグフードをまとめ買いするという人も少なくはないかもしれませんが、基本的にドッグフードを購入する際は食べきることができる量だけにしておきましょう。
ドッグフードも食べ物のひとつなので、時間が経過するにつれ品質の劣化が進んでしまいます。
また、小型犬の場合は特に、食事量があまり多くはないので、買い置きしておいたドッグフードが未開封のまま賞味期限を過ぎてしまった、ということも珍しくはないようです。
開封後、残ったドッグフードは容器に移しかえておきましょう。
特にドライフードの場合は、密閉できるタッパーやビンなどの容器に移し替えておいたほうが良いと言われています。
というのも、ドライフードは開封後、酸素に触れることで酸化が進み、痛みやすくなるようです。
特にもとの袋に入れたままにしておくと酸素と触れることが多くなるので、傷んでしまったり、湿気でカビが生えてしまったりすることもあると言われています。
したがって、開封後はできるだけ早く密閉容器に移すようにする必要があるのです。
また、ウェットフードやセミモイストフードも、保存の際は密閉容器に移した方が良いでしょう。
それか缶やパウチにラップをかけて保存しても良いと思います。
ドッグフードの種類に関わらず、開封後は小分けにして保存しておいても良いでしょう。
ドライフードならばあらかじめ小分けにしてあるものも販売されていますし、もちろん自分で小分けにして保存しても問題ありません。
その際は1日分の量をそれぞれ密閉できる袋に入れると、毎日量を測る手間も省けるのでおすすめです。
また、ウェット、セミモイストフードであれば、ラップに小分けにして冷凍保存するという方法もあります。
冷凍したものはレンジで解凍したうえで犬にあげれば問題はないですし、傷みやカビの発生を遅らせることも可能だと言われています。
開封後のドッグフードを保存した容器や袋には、あらかじめ賞味期限を記載しておくことをおすすめします。
そうすることで賞味期限が切れていないか毎日チェックできるので、賞味期限切れのドッグフードをあげてしまう可能性も低くなるはずです。
梅雨~夏場は温度と湿気の関係で、ドッグフードにおいてもカビの発生や傷みが進みます。
そのため、保存場所にはくれぐれも気を配るようにしましょう。なるべく涼しくて、湿気が少ないところがベストといえます。
ドッグフードの種類によっては保存方法が違いますので注意しましょう。
ここでは、ドライフードとウェットフード・セミモイストフードの保存方法の違いを紹介していきます。
ドライフードは湿気を吸収しやすいので、湿気が多いところで保存してしまうと腐りやすくなります。
さらに温度も高い場所であればより腐りやすくなるようです。
したがって、保存の際は高温多湿の場所は避けるようにしましょう。
ドライフードに直射日光が当たってしまうと、酸化が進むと言われています。
たとえ酸化防止剤が含まれているものだとしても、長い間直射日光に当たることで酸化が進み、品質の劣化につながってしまうそうです。
そのため、保存場所には直射日光が当たらない場所を選びましょう。
ドッグフードの酸化を防ぐためにも、開封後はしっかりとふたを閉めるようにしましょう。
そうすることでドッグフードの鮮度を保つことが可能といわれています。
ドライフードの場合は冷蔵庫での保存はおすすめできません。
というのも、冷蔵庫から出し入れすることで、温度差が生まれ、カビを発生させる原因になりかねないからです。
そのため、できる限り常温で保存するようにしましょう。
ウェットフードやセミモイストフードの場合、水分を多く含んでいるため腐りやすいと言われています。
そのため、開封後はしっかりと冷蔵庫で保存することが大切です。
ウェットフード、セミモイストフードは未開封のものでも冷暗所で保存するようにしましょう。
また、賞味期限も比較的短いので、無駄にならない程度の量のみを在庫としておいたほうが良いと思います。
開封後に冷蔵庫で保存したとしても、ウェットフードやセミモイストフードは長持ちしません。
開封後はその日のうちの使い切るのがベストですが、もし難しい場合はできるだけ早めに使い切るようにしましょう。
いかがでしたか?ドッグフードの賞味期限まではチェックできても、保存方法まではなかなか手が回らないという人は多いかと思います。
しかし愛犬の健康を守るためにも、ドッグフードを適切な方法で保存し、鮮度を保つ必要があるといえます。
ぜひ今一度ドッグフードの保存について見直してみてください。