高級感漂うパッケージが目に留まるキャットフード「懐石Zeppin」は、食品会社である日清製粉グループのひとつ、日清ペットフード株式会社によって開発・製造されています。
日清ペットフード会社ではほかにも「キャラット」や「JPスタイル」といった人気のペットフードの製造にあたっていますが、その中でも「懐石Zeppin」は名前の通り懐石料理のようなごちそうに仕立てたフードになっているとか。
今回は、「懐石Zeppin」の特徴や価格、評判などを詳しく見ていきましょう。
懐石Zeppinとは?
「懐石Zeppin」は、猫ちゃんが好む具材を厳選して配合し、趣向を凝らした懐石料理のように味わい豊かに仕上げたキャットフードであるそうです。
実際に、グルメな猫ちゃんにも喜んでもらえるように作り上げたという「懐石Zeppin」にはどんなこだわりがあるのでしょうか。
こだわりの厳選トッピング
「懐石Zeppin」では猫ちゃんがおいしく食べることができるようにと、嗜好性を高くするための工夫が行われています。
例えば「薄切りまぐろ」や「豚の燻製」「サーモン」「本枯れ節」「さば節」といった、猫ちゃんが喜ぶようなこだわりの厳選食材をフードにトッピングとして使用しているそうです。
さらにユニークなものとしては、「かつお節で包んだチーズ」「まぐろ節で包んだチーズ」といったおいしそうな食材もトッピングとして使用しているとか。
また、秘伝のうまみ成分を配合することで、さらにおいしく仕上げているとあります。
小分けスティック包装
「懐石Zeppin」シリーズは、すべて開けやすいスティックタイプの小分けで分包されているので、1回1回で使い切ることが可能です。
小分けになっていると保管にも便利ですし、開封後の湿気やカビ、酸化によるフードの劣化を避けることができる点も飼い主さんにとっては嬉しいですね。
懐石Zeppin5つのごちそうの原材料と成分は?
「懐石Zeppin」シリーズは、主食のほか愛猫へのご褒美としてなど、さまざまなシーンで使い分けることができる総合栄養食です。
また、先ほど紹介したように、シリーズ全般でこだわりの厳選トッピングを使用した嗜好性の高いフードに仕上がっているようですが、実際にどんな食材が使用されているのか気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこでここでは、「懐石Zeppin」シリーズの中でも「懐石Zeppin 5つのごちそう」という商品について、使用されている原材料や成分の内訳からフードの特徴を解析していきたいと思います。
まず、「懐石Zeppin5つのごちそう」は成猫用のキャットフードとして展開されているフードのひとつであるようです。エネルギー量は100gあたり340kcalとなっており、使用されている原材料や成分の内訳は以下のように記載されていました。
【原材料】
穀類(とうもろこし、中白糠、コーングルテンミール、小麦粉、ホミニーフィード)、魚介類(フィッシュミール、まぐろ節、フィッシュパウダー、かつお枯れ節削り、かにかまチップ、かつお節パウダー)、肉類(ミートミール、チキンミール、豚ハツ削り)、油脂類(動物性油脂、フィッシュオイル、植物性油脂)、大豆ミール、チーズ、オリゴ糖、野菜類(キャベツパウダー、にんじんパウダー、ほうれん草パウダー、かぼちゃパウダー)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、食用黄色4号、食用赤色3号、食用青色1号、食用黄色5号、食用赤色102号、紅麹色素、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
【成分表】
タンパク質 27%以上
水分 10%以下
脂質 9.5%以上
灰分 9%以下
粗繊維 4%以下
出典 日清ペットフード
穀類メイン
原材料の一覧を見てみると、第一主原料として穀類が多種使用されていることが分かります。
穀類メインのフードは一見ヘルシーで健康に良さそうに見えるかもしれませんが、肉食動物である猫にとってはそうではないようです。
と言いますのも、猫は犬や人間と比べて動物性タンパク質を多く摂取する必要があるため、キャットフードに至っても第一主原料にお肉やお魚を使用したフードが適していると考えられています。
また、穀類は猫にとって消化しにくい食材であるほか、種類によってはアレルギーを引き起こす原因にもなりかねません。
例えば「懐石Zeppin5つのごちそう」で使用されているような「トウモロコシ」「小麦粉」は猫にとって特に消化率が悪い食材でもありますし、食物アレルギーを引き起こす可能性も高いと言われています。
そのため、主原料に関しては高く評価はできないでしょう。
ミール類を使用
「懐石Zeppin」シリーズでは第二主原料に魚類を、第三主原料に「肉類」を使用しているようですが、その内実は安価な「ミール類」が使われていることが分かります。
また、魚類では「フィッシュミール」、肉類では「ミートミール」という記載がされていますが、これではどんな種類のお魚やお肉を使用しているのかは明確に把握できません。
そもそも「○○ミール」という名称の原材料は、動物の毛や骨、血管、内臓などを混ぜて細かくしたもののことを指しますので、食用として適さない部位が使用されていることも多いと言われています。
そのため、食の安全性の面で疑問が残る原材料と言えるでしょう。
合成着色料を使用
原材料を見てみると、「食用黄色4号」「食用赤色3号」「食用青色1号」といった複数の合成着色料が使用されていることが分かります。
これらは「食用」とは銘打たれていますが、そもそも猫は見た目で美味しさを測ることはできないと考えられているので、着色料自体はキャットフードには必要ない成分であると言えるでしょう。
もちろん着色料に猫が必要とする成分があるわけではないので、単に飼い主さんにおいしそうだと思わせたいがためだけに使用されているようにも見受けられます。
懐石Zeppinの種類と価格は?
「懐石Zeppin」では現在8種類の商品ラインナップが展開されています。
それぞれ猫のライフステージやフレーバーが異なるものとなっており、特に猫ちゃんの味の好みに応じて使い分けることに特化している印象を受けます。
これらはホームセンターやペット専門店などで購入することもできますが、Amazonや楽天でも販売されているようです。
そこで、以下に商品ごとのAmazon、楽天それぞれの販売価格をまとめてみましたので参考にしてください。
「懐石Zeppin5つのごちそう(220g)」
Amazon 330円 楽天 298円
「懐石Zeppin5つの楽しみ(220g)」
Amazon 330円 楽天 268円
「懐石Zeppin5つのしあわせ(220g)」
Amazon 518円 楽天 348円
「懐石Zeppin5つのごほうび(220g)」
Amazon 518円 楽天 330円
「懐石Zeppin海の風味のしらす添え(220g)」
Amazon 330円 楽天298円
「懐石Zeppin薫り高い本枯れ節添え(220g)」
Amazon 338円 楽天 298円
「懐石Zeppin11歳以上用芳醇チーズ・まぐろ節添え(200g)」
Amazon 518円 楽天 298円
「懐石Zeppin11歳以上用芳醇チーズ・かつお節添え(200g)」
Amazon 330円 楽天 268円