最近はホームセンターやスーパーでも数多くのキャットフードが店頭に並んでいますよね。
実際にCMで流れているメジャーなものや話題のプレミアムフードまで、現在多種多様なラインアップを誇るキャットフードですが、あまりに色々ありすぎて一つに決められない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キャットフードの中でも「ユーカヌバ」というブランドについてその特徴や価格、評判などを解説していきます。
ユーカヌバとは?
「ユーカヌバ」は、「アイムス」キャットフードの開発・製造を行っているP&G社が手掛けているキャットフードブランドのひとつです。
そもそも「ユーカヌバ(Eukanuba)」とは「最高の」という意味であり、その名の通り高品質な原材料を使用し特別にカスタマイズさせたというトップに君臨するペットフードとして製造されているようです。
まずはそんな「ユーカヌバ」の特徴を詳しく紹介していきましょう。
高品質な原材料
「ユーカヌバ」ではもともと肉食動物である猫には「肉食動物らしい食事」を与えるのが適切だという考えのもと、栄養哲学を確立させているようです。
実際に主原料には鶏肉やラム肉などの動物性タンパク質源を豊富に配合しており、なおかつすべて高品質な材料を使用しているのだとか。
さらに猫によって消化しにくく、アレルギー発生の原因となるような穀物ベースのタンパク質や野菜はタンパク質源として使用していないとあります。
さらに原材料の仕入れ先は長年の付き合いがあるパートナーではあるものの、全ての原材料において非常に厳しい品質保証査定を課すことで一定の基準を満たした高品質なもののみを使用するようにしているそうです。
ちなみに原材料の主な原産国はアメリカやヨーロッパ、ニュージーランドとなっています。
徹底した品質管理
「ユーカヌバ」では、アメリカにおいて食品工場の安全性・衛生面を検査する独立認証機関である「米国製パン協会(AIB)」による厳しい品質検査を受けているとあります。
実際に「ユーカヌバ」の工場では20年ほど前からこちらの検査を自主的に受けているそうで、10年近く最高ランクの評価も獲得しているとか。
さらに「ユーカヌバ」のペットフードの場合、原材料の仕入れから商品のお届けまでにおよそ120もの品質検査を実施しているとあります。
こういった面からも、「ユーカヌバ」のキャットフードはかなり厳しい品質管理のもとで製造が実施されていると言えるでしょう。
下部尿路と腸内環境のケア
「ユーカヌバ」のキャットフードはマグネシウム量を抑えることで、猫に多い下部尿路疾患に配慮した仕上がりになっているようです。
さらに主原料には猫にとって消化の良い動物性タンパク質を使用しているほか、腸内の善玉菌を増やす作用があるフラクトオリゴ糖を配合することで腸内環境のケアにも努めていることが分かります。
ユーカヌバの原材料や成分は?
現在「ユーカヌバ」ブランドとしてさまざまな種類のキャットフードが展開されています。
その中でも「1~6歳用 ユーカヌバ・キャット 健康維持用」という商品は、成猫の健康維持を目的とした総合栄養食となっているようです。
ここでは、そんな「1~6歳用 ユーカヌバ・キャット 健康維持用」について使用されている原材料や成分を見ながら、実際にどんなフードになっているのかを解析していきたいと思います。
まず、具体的な原材料名や成分の内訳は以下の通りとなります。
原材料
鶏肉、鶏副産物粉、トウモロコシ粉、粗びきトウモロコシ、乾燥ビートパルプ、乾燥卵、動物性油脂、動物性エキス、フィッシュオイル、フラクトオリゴ糖、発酵用乾燥酵母、食塩、重亜硫酸ナトリウム、DL-メチオニン、ビタミン類(塩化コリン、E、ナイアシン、C、A、パントテン酸カルシウム、ビオチン、B1、B6、 B12、B2、イノシトール、D3、葉酸)、タウリン、ミネラル類(塩化カリウム、酸化亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、ヨウ化カリウム、炭酸コバルト、炭酸カルシウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
保証成分
タンパク質 34%以上
脂質 21%以上
水分 10%
粗繊維 2.5%以下
灰分 8%以下
マグネシウム 0.1%以下
タウリン 0.16%以上
オメガ3脂肪酸 0.28%以上
オメガ6脂肪酸 1.4%以上
鶏肉メイン
「1~6歳用 ユーカヌバ・キャット 健康維持用」には第一主原料として「鶏肉」が使用されています。
「ユーカヌバ」ではそもそも原材料の品質を重視しており、鶏肉に関しても人間が食しても問題ないレベルのものを使用しているとありますので、高品質で栄養価も高い鶏肉を使用していると判断して問題ないでしょう。
しかし一方で、第二主原料に「鶏副産物粉」を使用していることを気にする人もいるかもしれませんね。
と言いますのも、「鶏副産物」という言い方ですと、明確には鳥のどの部位のお肉のことなのかが分からないので、もしかしたら身の部分ではなく爪や血管などを粉状にして使用している可能性もあるからです。
しかし「ユーカヌバ」では先ほども紹介した通り人間が食べることができるレベルの鶏肉のみを使用しているようなので、副産物粉とはいっても品質上は問題ないと言えるでしょう。
穀類の使用
原材料を見てみると、「トウモロコシ粉」や「粗びきトウモロコシ」が使用されていることが分かります。
こういった穀物類は猫にとっては重要性が低い食材なので、言ってしまえば使用する必要が無い材料でもあります。
また、トウモロコシは猫にとって消化しにくい食材でもあるので、キャットフードの原材料には適していないと言えるでしょう。
フラクトオリゴ糖使用
「ユーカヌバ」のキャットフードには、「フラクトオリゴ糖」が配合されているようです。こちらは先ほども紹介した通り、腸内の善玉菌を増やす作用を持つ成分なので、腸内環境の改善効果が期待できます。
合成酸化防止剤や合成着色料は不使用
「ユーカヌバ」のキャットフードには合成酸化防止剤や着色料は一切使用されていないようです。その代わりに酸化防止剤として天然由来の「ローズマリー抽出物」が使用されているので、安全性は高いと言えるでしょう。
ユーカヌバの口コミは?
「ユーカヌバ」のキャットフードに寄せられた口コミの傾向をまとめて紹介していきたいと思います。
まず良い評価の口コミとしては「吐かなくなった」「便の状態が良くなった」といった意見が多く寄せられており、実際に猫ちゃんの体調改善に役立ったという飼い主さんの声が多いように感じました。
一方で、「値段が高い」「食いつきが良くない」といた低評価の口コミも寄せられていたほか、ネットでの購入の場合に送料がかかる点などを気にしている飼い主さんも見受けられました。
ユーカヌバの種類と価格は?
「ユーカヌバ」のキャットフードは愛猫の年齢や身体のサイズ、活動環境、種類から選ぶことができるラインアップとなっているようです。
具体的な商品ごとのAmazonでの販売価格の一例を以下にまとめてみましたので参考にしてください。
- 「ユーカヌバ Sアシスト pH 1.5kg」:4,280円~
- 「ユーカヌバ Kアシスト リン・たんぱく質調整食 猫用 1.5kg」:4,980円~
- 「ユーカヌバ Iアシスト 残渣ケア 猫用 3kg」:7,980円~
- 「ユーカヌバ Mアシスト 混合穀物食 猫用 2kg」:6,980円~
まとめ
いかがでしたか?「ユーカヌバ」のキャットフードは猫ちゃんの療養食として動物病院などでも推奨されているようです。愛猫の健康維持のためにも、ぜひニーズに合った商品をセレクトして給餌してみてください。