愛猫のために、どんなところに注目してキャットフードを選んでいますか?
最近は年齢別であったりフレーバーが異なるものであったりと、さまざまな種類のキャットフードが数多く販売されています。
今回は、その中でも「ホリスティックレセピー」というキャットフードブランドについてその特徴や成分、価格、評判などを詳しく紹介していきたいと思います。
ホリスティックレセピーとは?
「ホリスティックレセピー」はアメリカで製造されているキャットフードで、現在京都に本社を構えている株式会社パーパスによって販売されています。
まずは、そんな「ホリスティックレセピー」ならではの特徴を2点紹介していきましょう。
日本の気候や環境に合わせたキャットフード
「ホリスティックレセピー」は日本の気候や生活環境、住環境に配慮して作られた日本専用のキャットフードです。
製造はペット先進国でもあるアメリカの工場で行われていますが、販売は日本でのみとなっています。
多目的な作用を得られる
「ホリスティックレセピー」では愛猫が毎日元気に過ごすために必要な成分や栄養素をフードの配合することで、多目的な健康作用が得られるフードに仕上がっているそうです。
例えばマグネシウム量を制限することで尿結石といった泌尿器系のトラブルの予防に努めていたるほか、種類が異なる繊維質を配合することで体内に入った毛玉の排出を促しているとか。
さらに皮膚と毛艶のケアとしてはオメガ3脂肪酸を多く含むひまわり油を注入しているそうです。
ほかにも、「ホリスティックレセピー」では抗酸化作用や整腸作用、免疫力向上、便臭のケアなど、さまざまな作用を裏付ける成分が配合されているとあります。
ホリスティックレセピーの原材料や成分は?
「ホリスティックレセピー」は「AAFCO(米国飼料検査官協会)」が提示している猫に適した栄養バランスの基準を満たしているキャットフードであるとされています。
そこで続いては、数ある「ホリスティックレセピー」のキャットフードの中でも「ホリスティックレセピー 猫用 7才まで」という商品についてくわしくみていきましょう。
「ホリスティックレセピー 猫用 7才まで」は幼猫から7歳までの猫に与えることを前提にして開発・製造されているキャットフードです。
幼猫として生後12か月までの子猫にも与えることができるフードとなっていますが、その際は体重によって給与量を変えることが求められています。
ちなみにフレーバーは「チキン&ライス」となっており、カロリーは100g当たり365kcalです。
原材料の詳細、成分の内訳は以下をご覧ください。
【原材料】
鶏肉、鶏肉粉、米、豆粉、鶏脂、乾燥卵製品、豆タンパク、ポテトタンパク、ツナミール、ナチュラルフレーバー、酵母エキス、ひまわり油、アルファルファミール、ビートパルプ、オーツ麦繊維、トマト粗、醸造酵母、亜麻仁、クランベリーパウダー、チコリエキス、ユッカフォーム抽出物、塩化カリウム、塩化ナトリウム、リン酸、DL-メチオニン、タウリン、アスコルビン酸、イノシトール、塩化コリン、ミネラル類(アミノ酸キレート化鉄、アミノ酸キレート化亜鉛、アミノ酸キレート化銅、アミノ酸キレート化マンガン、アミノ酸キレート化コバルト、鉄、亜鉛、炭酸カルシウム、銅、マンガン、セレン、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、葉酸、ビオチン、B12)、サッカロマイセス・セレビシエ、ラクトバチルス・アシドフィルス、エンテロコッカスフェシウム、アスペルギウス・ニガー、バチルス・サブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス)
【成分分析値】
タンパク質 32%以上
脂質 19%以上
粗繊維 5%以下
粗灰分 8%以下
水分 10%以下
マグネシウム 0.1%以下
カルシウム 1%以上
リン 0.8%以上
タウリン 0.18%以上
出典 パーパス
鶏肉メイン
こちらは「チキン&ライス味」と銘打っていることからも、チキンを前面に出したフードであることが分かります。
実際に原材料を見てみると、第一主原料に「鶏肉」が使用されているほか、第二主原料に「鶏肉粉」が配合されているため、鶏肉メインで製造されているようです。
もともと肉食動物である猫は大量の動物性タンパク質を必要とするため、動物性タンパク質源である鶏肉がふんだんに使用されているこちらのフードは猫の特性に適したフードであると言えます。
さらに鶏肉はビーフやポークと比べて低カロリーなうえ、アレルギーを引き起こす可能性も低い肉類なので、キャットフードとして使用するには優れた食材と言えるでしょう。
ビートパルプを使用
「ホリスティックレセピー 猫用 7才まで」にはビートパルプが配合されています。こちらは「ホリスティックレセピー」が提唱する、毛玉排出を促すための異なる繊維質のひとつとして使用されているようですが、そもそもビートパルプは安全性が危険視されている食材でもあるのです。
と言いますのも、ビートパルプはもともと不溶性の食物繊維を含んでいることから、腸の蠕動運動を促し便秘に改善役立つ食材と言われていましたが、キャットフードの原料として使用されているビートパルプのほとんどには硫酸系の薬品が付着していることが近年指摘されています。
実際にビートパルプが便秘の悪化や体調不良につながる危険性もあると言われていることからも、ビートパルプ配合には賛否両論の意見があるようです。
天然由来の酸化防止剤
こちらで使用されている「ミックストコフェロール」「クエン酸」「ローズマリーエキス」といった酸化防止剤はすべて天然由来の成分であるため、安全性は高いと言われています。
さらに「ホリスティックレセピー」では人工着色料や保存料といった化学合成の添加物は一切使用されていないことから、飼い主さんにとっても安心安全なフードであると言えるでしょう。
キレート化ミネラル
「ホリスティックレセピー」ではミネラル成分として「アミノ酸キレート化鉄」「アミノ酸キレート化亜鉛」といった「キレート化ミネラル」を使用しています。
「キレート化ミネラル」とはミネラル分をアミノ酸で包み込んだ成分のことで、通常のミネラル分よりも吸収性が高いと考えられています。
ホリスティックレセピーの種類と価格は?
「ホリスティックレセピー」では現在4種類の商品ラインアップが展開されています。それぞれ特徴や栄養価が異なるフードとなっており、年齢のほか特別なニーズによって使い分けることが可能です。
ここでは、4種の商品におけるAmazon、楽天での価格をまとめてみましたので参考にしてください。
「ホリスティックレセピー 猫用 7才まで(1.6kg)」
Amazon 2,257円 楽天 2,179円
「ホリスティックレセピー 猫シニア 7才から(1.6kg)」
Amazon 1,750円 楽天 2,179円
「ホリスティックレセピー 猫ライト 体重管理・去勢猫用(1.6kg)」
Amazon 1,750円 楽天 2,179円
「ホリスティックレセピー 猫用 EC-12乳酸菌(1.6kg)」
Amazon 2,117円 楽天 2,380円