「プレミアムフード」と呼ばれているキャットフードをご存知でしょうか。
「プレミアムフード」とは高品質な原材料を使用していたり無添加であったりと比較的こだわりが強い高級なフードのことで、愛猫家たちに人気を博していると言われています。
今回は、そんなプレミアムフードのひとつである、アズミラの「クラシックキャットフォーミュラ」というキャットフードについて、その成分や価格、飼い主さんからの評判などを詳しく解析していきたいともいます。
「プレミアムフード」と呼ばれているキャットフードをご存知でしょうか。
「プレミアムフード」とは高品質な原材料を使用していたり無添加であったりと比較的こだわりが強い高級なフードのことで、愛猫家たちに人気を博していると言われています。
今回は、そんなプレミアムフードのひとつである、アズミラの「クラシックキャットフォーミュラ」というキャットフードについて、その成分や価格、飼い主さんからの評判などを詳しく解析していきたいともいます。
まずは「アズミラ」のキャットフードについてその特徴を見ていきましょう。
「アズミラ」は、FDA(米国食品医薬局)とUSDA(米農務局)が提示する優良製品製造指針に基づき製造している数少ないナチュラルペットケア製品メーカーのひとつで、ドッグフードやキャットフードのほか、サプリメントやケア商品などの開発・販売を行っています。
実際に原材料として化学保存料や人工香料、人工着色料などは一切使用していないほか、健全な素材のみを使用して製造していることから、オールナチュラルなフードとして評価されているようです。
また、「アズミラ」ではナチュラル製品の研究者の手でフードやサプリメントの数々が独自に開発されているとあります。
さらに製品開発の際には臨床研究のほか実験者と被験者が実験内容を知らない状態で行うという二重盲法、そして試用を行い、安全性や効果を実証しているそうです。
「アズミラ」のキャットフードには砂糖やイーストが配合されていません。
また、塩もほとんど添加しておらず、その代わりとして使用する素材にもともと含まれていたナトリウムやカリウムなどをバランスよく取り入れることで、低ナトリウムのフードに仕上がっているそうです。
さらに猫ちゃんの腎臓や排出機能に考慮して製造していることから、泌尿器ケア専用の処方薬の広報数値よりも臨床的なphレベルが低いこともあるとされています。
現在、「アズミラ」では「アズミラ クラシックキャットフォーミュラ」というドライフードの商品のほか、「アズミラ ラム&バーレイ」「アズミラ ビーフ&チキン」「アズミラ オーシャンフィッシュ」という3種類の猫用缶詰が日本で販売されています。
この中でも「アズミラ クラシックキャットフォーミュラ」は500g、1kg、2.26kg、4kg、6.79kgの5サイズが展開されていますが、缶詰商品はそれぞれ156gと374gの2種展開となっているようです。
続いては「アズミラ」キャットフードで使用されている原材料や成分の内訳などを紹介していきましょう。
唯一のドライフードである「アズミラ クラシックキャットフォーミュラ」で使用されている原材料は以下の通りとなります。
原材料
チキンミール、全粒ひきわり玄米、全粒ひきわり大豆、ひきわり小麦、全粒ひきわりコーン、鶏脂肪(ミックストコフェロールにて保存)、トマト(果汁除去)、フラックスシード、ナチュラルフレーバー(チキン由来)、ニシンミール、乾燥乳清、チコリー(根)、塩化カリウム、塩化コリン、アルファトコフェロール(ビタミンE)、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム、ビタミンAサプルメント、アスコルビン酸(ビタミンC)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム(ビタミンKの供給源)、硝酸チアミン(ビタミンB1)、リボフラビンサプルメント、ビタミンB12サプルメント、ビタミンD3サプルメント、葉酸、ビオチン、硫酸亜鉛、亜鉛(アミノ酸キレート)、鉄(アミノ酸キレート)、マンガン(アミノ酸キレート)、銅(アミノ酸キレート)、硫酸鉄、硫酸銅、酸化マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム、レシチン、タウリン、炭酸カルシウム、パセリフレーク、ケルプミール、DLメチオニン、ユッカシディゲラ抽出物、イノシトール
成分表
粗タンパク質・・・30%以上
粗脂肪・・・12%以上
粗繊維・・・4%以下
水分・・・10%以下
粗灰分・・・6.5%以下
マグネシウム・・・0.08%以下
カルシウム・・・1.0%以上
リン・・・0.8%以上
ナトリウム・・・0.2%以上
リノール酸(オメガ6)・・・2.0%以上
リノレン酸(オメガ3)・・・ 0.2%以上
エネルギー量・・・340kcal/100g
出典:アズミラジャパン
「アズミラ クラシックキャットフォーミュラ」の成分の内訳をみると、粗タンパク質を30%以上含むとあることから高たんぱくなフードであることが推測されます。
しかし一方で、原材料を見ると第一主原料として使用されているのは「チキンミール」であることは少し気になるところと言えます。
と言いますのも、「〇〇ミール」と記載されているのは一般的にお肉のどの部位を使用しているのか明確ではないため、中には粗悪な部位を混入させているケースもあるからです。
しかし「アズミラ」ではお肉の副産物は一切使用していないと公式サイトで明記されているので、粗悪な肉類が使用されているわけではないようです。
また、原材料をさらに見ていくと「全粒ひきわり玄米」「全粒ひきわり大豆」「ひきわり小麦」「全粒ひきわりコーン」といった穀物が比較的多く使用されていることが分かります。
このうち玄米や大豆は猫にとってダメージが少ない炭水化物と考えられていますが、小麦やコーンは猫がアレルギーを引き起こしやすいうえ、消化しにくい食材であるため、キャットフードに適している素材とは言い切れないでしょう。
一方で、「アズミラ」では人工着色料や保存料、酸化防止剤といった添加物は一切使用されていません。
実際に保存料としてミックストコフェノール、酸化防止剤としてローズマリー抽出物といった天然由来の成分を使用しているので、安全性は高いと言えるでしょう。
2017年4月以降、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)規定、解釈、基準の改定によって、「クラシックキャットフォーミュラ」のパッケージ表記と原材料の表記が変更になっているようです。
具体的にどこが変更になったかを調べてみましたので、現在アズミラを使用している人もこれから使用する人も参考にしてください。
まずは、原材料の変更は以下の通りです。
原材料
チキンミール、全粒ひきわり玄米、全粒ひきわり大豆、全粒ひきわり小麦、全粒ひきわりコーン、鶏脂肪(ミックストコフェロールにて保存)、脱果汁トマト(リコピンの供給源)、ひきわりフラックスシード、ナチュラルフレーバー(チキン由来)、メンハーデンフィッシュミール、塩化コリン、塩、乾燥乳タンパク質、乾燥チコリー(根)、ミネラル(炭酸カルシウム、酸化亜鉛、タンパク質化合亜鉛、硫酸鉄、酸化マンガン、硫酸銅、タンパク質化合マンガン、ヨウ素酸カルシウム、タンパク質化合銅、亜セレン酸ナトリウム、炭酸コバルト)、DL-メチオニン、ビタミン(ビタミンE、ナイアシン(ビタミンB3)、Lアスコルビル-2-ポリリン酸塩(ビタミンC)、ビタミンA、D-パントテン酸カルシウム、硝酸チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンD3、葉酸、イノシトール、ビオチン、メナジオン重亜硫酸ナトリウム複合体(ビタミンK活性源)、ビタミンB12)、タウリン、塩化カリウム、パセリフレーク、乾燥ケルプ、ユッカシディゲラ抽出物、ミックストコフェロール(保存料)、ベジタブルオイル、クエン酸、レシチン、ローズマリー抽出物
出典アズミラジャパン
太字になっているところが今回の変更点になります。
ほとんどの名称の変更といったところですが、一つ気になるところは、「塩」の表記が加えられているところです。
今までのパッケージ表記は、「砂糖、塩、イーストを添加していません。」となっていましたが、今回の変更で「砂糖、イーストを添加していません。」となっている上に、原材料に「塩」が追加されています。
キャットフードで「塩」が含まれていると、粗悪な原材料の臭いや味を隠すための多量の「塩」と思う人もいると思いますが、今回の「塩」の添加はどういった理由なのでしょうか。
この理由について、詳しく調べてみました。
今回、AAFCO規定の変更において、少量の塩の添加が求められているようです。
それに合わせて、今まで無添加だった「塩」を従来の0.2%以上から0.3%以上に引き上げるとともに、原材料に「塩」の表記をしたというわけです。
この「塩」は、粗悪な原材料を隠すように含まれたものではなく、高品質で吸収に優れたものだけを使用しているそうです。
あくまでも保存料の目的としての「塩」なので、問題ないと言えるでしょう。
「アズミラ」のキャットフードは正規取扱店での店舗購入やAmazon、楽天といった通販サイトで購入することができます。
公式サイトの取扱店一覧はこちら
http://www.azmira-japan.co.jp/azm_shop/azm_shop_01.htm
価格としては、「アズミラ クラシックキャットフォーミュラ(2kg)」の各サイトで以下の通りとなっています。
公式サイトだけ税抜となっていますが、税込みにするとAmazonや楽天と同じ価格になりますが、Amazonや楽天の商品は正規ルートではない、並行輸入品の場合もあるため、注意が必要です。
実際に「アズミラ」のキャットフードに寄せられた口コミの傾向をまとめて紹介していきたいと思います。
まず良い評価の口コミとしては、「食いつきが良い」「飽きずに食べてくれる」「便の状態も良い」といった意見が多く寄せられていました。
しかし一方で、「全く食べない」「食いつきが良くない」といった低評価につながる口コミも何件か見受けられました。
また、「アズミラ クラシックキャットフォーミュラ」は子猫から老猫まで年齢を問わず与えることができるフードとして展開されていますが、この「全年齢対応」という点が気になる、という人もいるようです。
中には、子猫に与えていたら粒が大きすぎたようで、便に血が混ざったといった口コミも寄せられていました。
これまでアズミラ「クラシックキャットフォーミュラ」の特徴や成分について見てきましたが、このキャットフードがおすすめの人については以下の通りです。
いかがでしたか?
「アズミラ」は比較的お値段が張るキャットフードとなっていますが、多くの飼い主さんから高く評価されているフードでもあるようです。
しかし穀物を多く配合しているフードでもあるので、穀物アレルギーを持っている猫ちゃんには最初から与えない方が良いかもしれません。
そのほか、もし気になることがあれば販売元などに問い合わせてみても良いと思います。ぜひ参考にしてください。