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「キャネットチップ」の価格と評判は?安全性はどうなの?

 

最近はイギリスやカナダといった海外で製造されているキャットフードも多く輸入されてきていますよね。

しかしもちろん国産のキャットフードも数多く展開されており、中には長く支持されているものも多いようです。

今回は、そんな国産のキャットフードの中でも、「キャネットチップ」について成分や価格、口コミなどを解説していきたいと思います。

目次

キャネットチップとは?

「キャネットチップ」は岐阜県に本社を構えているペットライン株式会社が開発・製造しているキャットフードの銘柄のひとつです。

ペットライン株式会社では茨城県つくば市に所在する研究開発センターにおいてペットフードの研究・開発を行っており、栄養成分の分析や微生物検査のほか、実際に猫や犬にフードを食べてもらい、美味しさのチェックなども実施しているそうです。

ちなみにペットライン株式会社はキャットフードのほかにも、ドッグフード、フェレットフード、観賞魚用のフードなども取り扱っています。

まずはその中でも、「キャネットチップ」について特徴を2点説明していきましょう。

歴史あるロングセラー商品

「キャネットチップ」は、1972年にペットライン株式会社が国産第一号のドライフードとして世に送り出したキャットフードと言われています。

発売してから多くの方々に愛用されてきたそうで、長い歴史を持つロングセラー商品として現在も豊富なラインナップで販売されています。

「ヨード卵・光」配合

ペットライン株式会社は、スーパーなどで見かけることもある「ヨード卵・光」を手掛けているNOSANグループの企業でもあります。

こちらの「ヨード卵・光」は日本初のブランド卵でもあり、プレミアムエッグとしても親しまれているほか、卵本体だけでなくマヨネーズやスープなど商品ラインナップも豊富にとり揃っているようです。

また、通常の卵と比べてカロリー・脂質が低いうえ、ヨウ素が多く含まれているという「ヨード卵・光」は、ほかのブランド卵と比べてもおよそ3倍も味のコクがあると言われています。

「キャネットチップ」のキャットフードにはこのような高品質な卵である「ヨード卵・光」も配合されています。

それも全ラインナップに配合されているので、「ヨード卵・光」は「キャネットチップ」ならではの優れた栄養価を支える一端となっているのかもしれません。

豊富なラインナップ

「キャネットチップ」シリーズには現在9種類の商品が展開されています。

全ライフステージに対応しているものとしてはフレーバーが異なるものが5種、さらに成猫用として食物繊維を多く配合し毛玉ケアに特化したフードがフレーバー別で2種販売されています。

そのほか、シニア猫用として11歳以上の猫を対象とした腎臓の健康維持のためのフードがフレーバー違いで2種あります。

キャネットチップの原材料・成分は?

キャネットチップの中でも人気の成猫用のフードである「キャネットチップ フィッシュ」について使用されている原材料や成分の内訳などを紹介しながら、その特徴を解説していきましょう。

  出典:ペットライン

「キャネットチップ フィッシュ」はその名の通りお魚のフレーバーが楽しめるフードとなっているようです。

また、ペットフード公正取引協議会が提示する分析結果からは「総合栄養食であること」と「全ライフステージに対応していること」の基準を満たしていることが証明されているとあります。

さらに、ペットフードのガイドラインを提示しているAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしているそうで、栄養バランスが優れているロングセラー商品として親しまれているようです。

そんな「キャネットチップ フィッシュ」の原材料、成分の内訳は以下の通りとなります。

原材料

穀類(とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉、等)、肉類(ミートミール、チキンミール、等)、豆類(おから、脱脂大豆、等)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、等)、油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸、等)、卵類(ヨード卵粉末)、ビール酵母、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、着色料(赤102)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ミックストコフェロール)

保証成分

タンパク質 27%以上

脂質 9%以上

粗繊維 4.5%以下

粗灰分 9%以下

水分 10%以下

カルシウム 0.9%以上

リン 0.8%以上

ナトリウム 0.2%以上

リノール酸 0.9%以上

ビタミンE 170IU以上

ビタミンB1 10mg以上

ビタミンB2 10mg以上

タウリン 0.1%以上

出典:ペットライン

穀物がメイン

「キャネットチップ フィッシュ」の原材料を見ると、第一主原料にとうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉といった穀物を使用していることが分かります。

こういった穀物を使用しているキャットフードは現在ほかにも数多く販売されていますが、実は穀物類はキャットフードには入っていない方が良いと考えられている原材料です。

と言いますのも、そもそも猫は完全な肉食動物であるので、穀物ではなく動物性タンパク質を多く摂取する必要があります。

また、穀物の中でも特にトウモロコシや小麦粉などは猫にとって消化しにくいうえ、アレルギーを引き起こす可能性が高い食材であるそうです。

そのため、穀物メインのものは猫の特性に適したキャットフードであるとは言い切れません。

4Dミート使用

原材料のところを一見すると「キャネットチップ フィッシュ」には肉類が多く含まれているようですが、その内実は「ミートミール」や「チキンミール」となっていることから、良質なお肉を使用しているわけではないようです。

と言いますのも、「○○ミート」や「○○副産物」といった記載がある肉類は、「4Dミート」と呼ばれる粗悪な肉類を使用している可能性が高いとされています。

ちなみに「4D」とは「Dead(死んだ)、Diseased(病気の)、Dying(死にかけの)、Disabled(障害がある)」の頭文字のDの総称を指します。

さらに「キャネットチップ フィッシュ」では魚類に関しても「フィッシュミール」を使用していることから、猫ちゃんを愛する飼い主さんにとってはあまり安心できるフードとは言えないでしょう。

着色料使用

「キャネットチップ フィッシュ」では「赤102」という着色料を使用しているようです。

そもそも着色料は、食事を目で見て楽しむことができる人間にとっては必要なものかもしれませんが、そういった習慣がない猫のごはんとしては必要ないものと考えられています。

そのため、猫に必要ない添加物を使用しているという点もマイナス評価をつけざるを得ません。

キャネットチップの口コミは?

最後に「キャネットチップ」のキャットフードに寄せられた口コミの傾向をまとめて紹介していきたいと思います。

まず良い評価の口コミとしては、「よく食べる」「食いつきが良い」といった意見のほか、「コスパが良い」という声もありました。

一方で「全く食べない」「食べたが吐いた」といった意見のほか、「缶詰と混ぜないと食べない」という声も寄せられていました。

キャネットチップの価格は?

「キャネットチップ」のキャットフードはスーパーやホームセンターのほか、各通販サイトで購入することができます。それぞれ販売元によって価格は異なるようですが、現在Amazonと楽天で販売している「キャネットチップ フィッシュ」の2.7kg商品についてそれぞれの価格をまとめてみましたので参考にしてください。
 「キャネットチップ フィッシュ」
Amazon 643円 楽天 790円

また、他の「キャネットチップ」キャットフードに関しては、Amazon、楽天の両方とも2.7kgあたりおおよそ790円前後で販売されています。

キャネットチップがおすすめな人

キャネットチップの特徴や成分を見てきましたが、購入する際の基準として、おすすめな人をいくつか紹介したいと思います。

ぜひ購入時に参考にしてみてください。

  • 国産のキャットフードを買いたい人
  • とにかく安くキャットフードを買いたい人
  • 猫の食いつきがいいものを探している人
  • 長年愛されてきた商品を買いたい人
  • 原材料や成分にはこだわらない人

まとめ

いかがでしたか?

「キャネットチップ」はロングセラー商品でもありますし、長く猫を飼っている方にとっては絶大な信頼が置けるキャットフードでもあるかもしれません。

しかし原材料を見てみると不安感がぬぐえない面もあるので、猫ちゃんによってはもしかしたら合わない子もいると思います。

特に穀物アレルギーの猫ちゃんにはあまりおすすめできません。

しかし、口コミを見ると食いつきがいいとの意見も多いため、とにかく食いつきの良さとコスパの良さを考えるのであれば、キャネットチップはおすすめです。

ぜひ、参考にしてみてください。