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子猫のエサの与え方を知ろう!キャットフードはいつから与える?

 

生まれたての子猫はとても可愛らしいですよね。

実際によちよち歩きの子猫の健気な姿を見て癒されたり、ほほえましく思ったりする飼い主さんも多いのではないでしょうか。

一方で、子猫の時に特に気を付けたいのがエサの与え方だと思います。

人間でいう赤ちゃんの時期と同じように、子猫も時期によってエサの内容や与え方を変えていく必要があるのです。

 

目次

子猫のエサは栄養バランスが大事!

子猫の時期は特に栄養バランスがとれた食事を心がけて与える必要があると言われています。

例えば、子猫の時に食いつきが良いからといって子猫が好きなものばかり与えていると、主食であるキャットフードに目もくれなくなってしまい、偏食につながることもあるようです。

また、子猫がねだってくるからと言って人間用の食事を与えていると、同じく主食であるキャットフードを食べなくなることがあると言われています。

子猫の時に偏食になってしまうとその後の健康な体作りにも影響が出やすいため、しっかりと栄養バランスを配慮してエサを選ぶようにしましょう。

生後1ヶ月まではミルクを与えよう

生後1か月までは子猫は固形物を食べることができないため、母乳やミルクを与える必要があります。

そもそも生後すぐの子猫は、母猫の母乳を摂取することで身体に必要な免疫力を身に着けると言われています。

しかし保護された子猫の場合、母乳を摂取していないことから免疫力が低いケースも多くあるので、できるだけ早く獣医さんの所へ連れていき診てもらう必要があるようです。

一方で、保護された子猫の場合や、母猫の母乳がどうしても出ない場合は人工授乳をすることになります。

この時、ミルクといっても人間用の牛乳ではなく、子猫用のミルクを与えるようにしましょう。

一見あまり変わりがないように見えるかもしれませんが、人間用の牛乳は子猫にとって栄養バランスが悪く、下痢を引き起こす恐れもあります。

また、子猫にミルクを与える際は人肌に温めた後、専用の哺乳瓶にいれて少しずつ飲ませてあげるようにしましょう。

中にはどうしてもミルクを飲んでくれない子猫もいるので、お手上げの際には獣医さんに相談してみると良いでしょう。

子猫は授乳の時期に著しく成長すると言われています。子猫に十分な栄養が行き渡っているか確かめるためには、定期的に体重をチェックすると良いでしょう。

また、母乳を摂取する場合、母猫の健康管理もしっかりと行う必要があります。

出産後の母猫へは、子猫と母猫自身の健康維持のためにも母乳用のフードを与えることをおすすめします。

生後1ヶ月~2ヶ月までは離乳食を与えよう

生後3~4週間を過ぎると、乳歯が生え始めてくる子猫が多いようです。

また、この頃になると子猫の体重は生まれたころの3倍ほどにまで成長しており、ミルク以外の食べ物への興味も出てくると言われています。

そこで、生後1か月を目安に子猫のエサを離乳食へと移行させていくようにしましょう。

子猫用の離乳食も市販されていますが、手に入らないようでしたら、子猫用のウェットフードやドライフードを子猫用のミルクでふやかしたものを与えても良いそうです。

徐々に子猫用のミルクを減らしていき、生後2か月を目安に子猫用のフードとお水のみを与えるようにします。

最初から子猫用のドライフードに食らいつく子猫もいるようですが、ドライフードを食べ物と認識できずに口にしない子もいるので、少しずつ慣らしていくことが大切と言えます。

一方で、生後2か月の子猫の場合は胃がまだ十分に成長していないため、一度に大量にエサを与えることは禁物です。

必要とするエネルギー量は多いため、1日分のエサを3~5回に分けてあげると良いでしょう。

また、同じ離乳食とはいっても人間用の離乳食は子猫には適していないので、絶対に与えないようにしましょう。なかには人間には良くても猫の身体には毒な成分が含まれていることもあるからです。

生後3ヶ月ごろから子猫用のキャットフードを与えよう

生後2か月を過ぎたころからは、エサを離乳食から子猫用のフードへ移行していきましょう。

最初は子猫用のフードに食いつかない子猫も多いので、離乳食と混ぜた状態で与えていくと良いと思います。

また、先ほども少し述べましたが生後2か月、3か月ごろの子猫は成猫と比べてかなりのエネルギー量を必要とします。

その量はおよそ3倍以上と言われていますが、まだ胃や腸などの消化器官が十分に発達していないため、一度に大量のフードを与えることはできません。

子猫用の栄養価が高いフードをパッケージに記載されている給与量にしたがって、1日3~5回に分けて与える必要があるのです。

この時もしエサの量が不十分だと栄養不足になり、発育に影響が出ることもあるので、十分な栄養素を含むフードを適切に与えるようにしましょう。

生後4ヶ月~生後1年になるまでは回数と量を調整しよう

生後4か月を過ぎると、それまでとは違って子猫の成長スピードが遅くなっていくようです。

同時に必要とするエネルギー量も減っていくので、エサの量や与え方も変えていく必要があると言われています。

また、歯もしっかりしてくるので、硬いドライフードも問題なく食べれるようになるでしょう。

しかしいきなり柔らかい子猫用のエサからドライフードへと変えてしまうと食べなくなる子猫も多いので、最初は両方を混ぜた状態で与えると良いと思います。

さらに、生後6か月ごろになると子猫は成猫と同じくらいの体重にまで成長します。

しかし生後1年までは成長段階にある子猫なので、一度に大量にエサを食べることが難しいようです。

したがって、生後1年までは子猫用のドライフードを、1日3回くらいを目安に与えると良いでしょう。

生後1年を過ぎたら子猫用のキャットフードではなく成猫用のキャットフードへと移行していくことになります。この時は1回のエサの量を調整しながら、1日2回を目安に与えるようにすると良いでしょう。

キャットフードは総合栄養食を選ぼう

ちなみにキャットフードを購入する際は「総合栄養食」のものを選ぶことをおすすめします。

総合栄養食とは特に栄養バランスの優れているフードのことで、水と一緒に与えるだけで猫の健康を保つことができるそうです。

実際にキャットフードに総合栄養食の記載があるかどうか確認してから購入すると間違いも無くて良いと思います。

まとめ

いかがでしたか?子猫の時期は成猫になってからの健康状態を左右する大切な期間でもあります。

その後の健康な体作りのためにも、エサの量や与え方、エサを移行する時期に気を付けながら子猫の食事をしっかり管理するようにしましょう。