これから引越しをする方は、様々なロープの結び方を覚えておくとよいかもしれませんよ。
状況に応じて結び方を使い分けることで、快適に引越しを進めることができます。
引越しに役立つ便利なロープの結び方を解説するので、引越しを予定している方は参考にしてください。
ロープは荷造り時に最適なアイテムの一つ!
引越し前に用意しておきたいアイテムのひとつがロープです。
ロープはどのように活用できるのでしょうか。
古くから使われている荷造りアイテムは現代でも活躍する
ロープと聞いて昔のアイテムと感じた方がいるかもしれませんね。
確かに、昔から使われているアイテムですが、現在でもその価値は落ちていません。
ロープがあれば新聞や本を束ねることやトラックに荷物を固定することなどができます。
ロープは引越し前に必ず用意しておきたいアイテムなのです。
引越しの荷造りにおけるロープのメリットはたくさんある!
ロープにはほかのアイテムにはないメリットがいくつかあります。
具体的に、どのようなメリットがあるのでしょうか。
入手が簡単
ロープのメリットのひとつが、簡単に入手できることです。
ホームセンターや100円均一ショップに出かければ、用途に合わせた様々なロープが購入できます。
誰でも簡単に用意できる手軽さが引越しに役立ちます。
保管が簡単
保管のしやすさもメリットのひとつです。長いロープでも小さくまとめれば用具箱の中に納まります。
必要な時まで邪魔にならないので、常備しておくといざというときに役立ちます。
引越しの予定がある方はロープを購入しておきましょう。
結び方によって汎用性が高い
結び方を変えるだけで色々な用途に使える点もロープのメリットです。
結び方を変えるだけで、新聞や本などの硬いものを束ねることや布団やマットなどの柔らかいものをまとめること、トラックに荷物を固定することなどができます。
色々な用途に活用できるので、引越しをする方はロープの結び方を覚えておきましょう。
荷造り中に役に立つロープワークを紹介
ロープの結び方を覚えておくと荷造りが快適に行えます。
荷造りに役立つロープの結び方を紹介するのでマスターしておきましょう。
新聞紙や書類を束ねる
荷造りを始めると、不要な新聞や本などが大量に出ることがあります。
これらをロープで縛ってひとまとめにしておけば、一つのゴミとして捨てることができます。
どのような結び方を使えばよいのでしょうか。
<新聞紙や書類の束ね方>
- 床やテーブルなどの平らな面に、ロープでまとめたいものより少し大きい程度のわっか(筆記体で書いた小文字のL)を作ります。
- わっかの交差点にまとめたいものの中心をおきます。
- 1のわっかをまとめたいものにかけて、ロープの両端を左右に引っ張ります。
- 3の状態から、ロープの両端を90度回転させます。
- 下側のロープで横に掛けたロープの上にわっかを作ります。
- 5のロープの先端を、横に掛けたロープの下、5で作った輪の順でくぐらせます。
- 5(下側)のロープの先端と上側のロープの先端を交差します。
- 上側のロープを下のロープに巻き付けるように1重結びします。
- 下側のロープを反対側に倒して、その上に上側のロープを重ねます。
- 9でできた輪に下側のロープを通して引っ張れば完成です。
以上は、真結びを使った新聞や本の束ね方です。
真結びは、基本的にほどくことのできない結び方です。
しっかり固定できるので、新聞や本を束ねるときに最適です。
布団やマットなどの柔らかい物をまとめる
布団やマットなど柔らかいものをまとめるときは異なる結び方を利用します。
次の結び方をお試しください。
<柔らかいもののまとめ方>
- まとめたい布団(マット)の下にロープを通します。
- 片方のロープを布団(マット)の上に這わせます。
- 適当な位置で、左手を使って2のロープを押さえます。
- 3の状態のまま、右方向から布団(マット)にロープを1周かけます。
- 4のロープの先端を、左手で抑えたロープにかけてもう一方のロープの方向へ軽く引っ張ります。
- 布団(マット)のサイズにあわせて、3~5を1、2回繰り返します。
- 布団(マット)を固定出来たらロープの先端を結んで完了です。
柔らかい布団やマットも数か所固定すればまとめられます。
色々なものの荷造りに応用できるので、引越しを予定している方は覚えておきましょう。
トラックで役に立つロープワークを紹介
自分で引越しをする方は、トラックへ荷物を積み込むときに役立つ南京錠結びを覚えておくとよいかもしれません。
荷物の固定やロープの長さの調整などに活用できます。
振動でも緩まないのでトラックでの輸送に最適です。
<南京錠結び>
- トラックに荷物を積み込み、シートなどを被せます。
- ロープの先端をトラックの荷台の反対側へ投げます。
- 荷物がしっかり固定できるようにロープの位置を調節します。
- 荷台の反対側に回り、上から垂れているロープを持ち上げて、持ち上げたロープで輪を作ります。(この時、下にも輪ができます(=下の輪))
- 4で作った上の輪を垂れているロープに重ねます。
- 下にできた輪を5の輪の先端に掛けて巻きます。
- 下の輪をねじります。
- 7で出来た輪からロープをとります。
- 8をトラックのフックにかけて、ロープの先端を引っ張ります。
- ロープの先端をフックにかけてから輪を作ります。
- 10の輪をトラックと9の間に差し込んで、輪をフックに掛けます。
- ロープの先端を引っ張って締めます。
以上で、南京錠結びは完了です。
<もやい結び>
ロープの端に輪を作りたいときはもやい結びを利用します。
トラックのフックに掛けたいときなどに適しています。もやい結びで作った輪は縮みません。
- フックにロープをかけます。
- 長い方のロープをひねって小さな輪を作ります。(ロープの先側が上にくるようにします)
- ロープの先端を輪の下から通します。
- そのまま、長い方のロープの下に通します。
- 長い方のロープを起点に折り返し、上から輪に通します。
- ロープの先端と長い方のロープを引っ張って完成です。
その他覚えておきたい基本のロープワーク
以上の他にも覚えておくと便利な結び方があります。
引越しするときに覚えておきたいロープの連結方法を紹介します。
<ロープとロープの連結>
ロープはあるものの長さが足りないことがあります。
このようなケースでは、2本のロープを連結すると良いでしょう。
- 2本のロープを交差させます。
- 上のロープをもう一方のロープの下からくぐらせて上へ抜けます。
- 1で下になったロープを2のロープの上からくぐらせて結べば完成です。
ロープとロープの連結は、2本とも同じ太さのロープで両方向に力がかかるときに使えます。
この条件から外れるときは、ほかの結び方でロープを連結しましょう。
まとめ
ホームセンターや100円均一ショップなどで購入できるロープは、引越しに欠かせないアイテムです。
いくつかの結び方を覚えておくと、荷造りや荷物の運送などに活用できます。
例えば、ま結びは新聞や本などを束ねるときに活躍します。もやい結びは輪を作るときに便利です。
どれも最初は難しいですが、覚えてしまうと簡単に使いこなせます。
これから引越しをする方は、いくつかの結び方を覚えておきましょう。