引越ししたことを報告したいものの、「どのように報告すればよいかわからない」なんてことはありませんか。
お悩みの方に向けて、引越しの報告の仕方を解説します。
あわせて、会社の上司や友達への手紙の書き方も紹介します。引越しした方は参考にしてください。
そもそも引越しの手紙は出さないといけない?
引越しをすると住所が変わるので、お付き合いのある方には挨拶をしなくてはなりません。
会ってご挨拶をするべきといわれますが、実際に会うとなると予定の調整などが必要になるので大変です。
代わりに利用されているのが、引越しをお知らせする挨拶状(以下、手紙)です。
目上の上司や親戚には手紙で報告するのがマナー
手紙を書くことが減っているので、引越しを知らせるのに手紙を送るのは面倒と感じる方が多いはずです。
特に、上司や親戚など目上の方に送るとなると、文面に気を遣う必要があるのでハードルが高くなります。
できれば手紙を送りたくないと感じるかもしれませんが、本来は会って引越しのご挨拶をするべきと考えられています。
最低でも手紙では報告したいといえるでしょう。
親しい友人などにはメールで報告もOK
親しい友人などにも手紙で引越しの報告をするべきなのでしょうか。
手紙で報告したほうが丁寧ですが、あまりに丁寧すぎると他人行儀に見えることがあります。
基本的には、二人の関係性を考えて報告手段を選ぶと良いでしょう。
仲の良い友人であれば、メールで簡単に報告を済ませてもかまいません。逆に、あえて手紙で報告しても構いません。
親しい友人から手紙が届くと喜ぶ方もいるようです。
深く考えすぎず、二人にとって最善の方法で引越しの報告を行うと良いでしょう。
どんな文面で手紙を書けばいいの?
引越しの報告を手紙でするとなると、その文面に悩みますよね。
目上の方に送る手紙の文章と友人に送る手紙の文章の一例を紹介します。参考にしてみてはいかがでしょうか。
目上の上司や親戚には定例文で見るようなキッチリとした文面で
上司や親戚など目上の方に手紙を送るときは、出来るだけ丁寧な文章を書くように心がけましょう。
拝啓 春光うららかな季節を迎え、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび○○へ転居いたしました。緑豊かで過ごしやすい環境かと思っております。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
花冷えの折、くれぐれもご自愛ください。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
敬具
ポイントは、頭語、時候の挨拶から始めること、お立ち寄りくださいなどの一文を添えることです。
体調を気遣う一文を加えるとより丁寧かもしれません。
友人には、少し砕けた文面で日頃の親しさを伝えよう
友人に目上の方に送る手紙を送ると堅苦しいですよね。
手紙で引越しを報告するときは、少し砕けた文章で親しみを伝えましょう。
過ごしやすい季節になりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
このたび○○へ転居しました。慣れないことばかりで大変すが、皆元気に過ごしています。近くにお越しの際は遊びに来てください。
今後ともよろしくお願いします。
あくまでも一例なので、友人との関係によってはもう少し砕けた文章でも構いません。
二人の関係性を考えて、いつもより少しだけ硬い文章を書くとちょうどよいかもしれません。
引越しをしたこと、立ち寄ってほしいことなどを二人の関係性の中で伝えましょう。
他にも気になる引越し報告の手紙についてのQ&A
引越しの挨拶の仕方を悩んでいる方は、思い切って手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
もちろん、メールや電話でも引越しの報告はできますが、より丁寧な印象を与えることができるのでオススメです。
丁寧な印象は、「信頼できる人」「きちんとしている人」など評価のアップにつながります。
また、家に届く手紙は家族の目にも触れるので、一度の挨拶で済むなどのメリットもあります。
実際に、手紙で引越しの報告をしようとすると、いろいろな疑問がわくはずです。
よくある質問を紹介するので、以下も参考にしてください。
手紙はどのタイミングで出せばいいの?
引越しの報告を手紙でするとなると、どのタイミングで手紙を出せばよいか迷いますよね。
基本的に、引越しを報告する手紙は、引越し後の早いタイミングで出したほうが良いといわれています。
具体的には、引越し後2週間までに出すことが勧められています。
色々な事情で遅れる方も、引越し後1カ月以内には手紙を出すようにしましょう。
2週間もあれば余裕と思うかもしれませんが、引越し後は荷ほどきや手続きなどで忙しくなります。
新生活に夢中になっていると、いつのまにか2週間経過しています。
気がつくと1カ月以上たっていたなんてこともあります。
時間がたつほど引越しの報告をしづらくなるので、手紙で引越しの報告をする方は出し忘れに注意しましょう。
心配な方は、引越し前に手紙を作っておくとよいかもしれません。
投函するだけの状態にしておくと、忙しくても手紙を出すことができます。
引越しが決まった方は、予定の中に手紙を出す日を組み込んでおきましょう。
報告の手紙に写真を載せても問題はない?
新居に引越しした方の中には、報告の手紙に新居と家族の写真を載せたいと考える方がいるかもしれませんね。
引越しの報告の手紙にこのような写真を載せても問題ないのでしょうか。
親戚や友人などに送る場合、引越しを報告する手紙に新居や家族の写真を載せると喜ばれることが多いといえます。
新しい家、成長した子供の様子などを伝えるのによい機会なので手紙に写真を載せるとよいでしょう。
上司や取引先など、家族とかかわりのない方に送る手紙は検討が必要です。
もちろん新居や家族の写真に喜ぶ方もいれば、見たことのない新居や家族の写真に戸惑う方もいます。
上司や取引先に送る手紙に写真を載せたい方は、送り先の方との間柄で判断をしましょう。
新居への招待の一言は添えないといけない?
一般的に、引越しを報告する手紙には「お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。」など新居へ招待する一言が添えられています。
相手によってはこの一言を添えたくない方がいるかもしれませんね。
気持ちはわかりますが、礼儀としてこの一言は添えたほうが良いでしょう。
特に、上司や親戚など目上の方に送る手紙には添えたい一言です。
積極的にお招きしたい方には、「〇月〇日に我が家に来ませんか?」など、手紙に日時を指定したお誘いを記載しておくとよいかもしれません。
こちらから積極的にお誘いすることで、遠慮している方が遊びに来やすくなります。
また、日時を指定することで断る理由を見つけやすくなるので、相手の気持ちを尊重することができます。
まとめ
引越しの挨拶は会ってするべきといわれますが、実際に会うとなると予定の調整などが大変です。
失礼のないように挨拶を済ませたい方は、引越しを報告する手紙を出すと良いでしょう。
手紙であれば、友人はもちろん上司や親戚など目上の方にも失礼なく引越しを報告できます。
手紙を出すタイミングは、引越し後2週間以内が目安です。これより遅れる方は、遅くとも1カ月以内に手紙を出しましょう。
引越し報告のはがきのデザインに困ったら?
せっかく手紙を出すなら、もらった方が喜ぶような心のこもった手紙を出しましょう。オリジナリティのある手紙は、もらった方にとても喜ばれます。
とはいえ、はがきのデザインに困ることもあるでしょう。
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引越し準備に追われる忙しいタイミングですので、上手に活用して負担を減らしましょう。