禁煙できずに何十年も吸い続けた結果がこわい!喫煙による深刻な口内トラブル!

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「タバコを吸う人の口が臭い」とはよく聞きますが、ただ口が臭くなるだけなら耐えられそうにも思います。しかし、口臭は他人にとってはコミュニケーションを敬遠してしまうほどの症状ですし、口内炎や口腔ガンといった病気を引き起こす危険性まで秘めています。もし、喫煙をずっと続けているとどのような口内トラブルに発展していくのでしょうか?

喫煙が及ぼす口内への影響

喫煙が及ぼす口内への影響が決して良くないことは、言うまでもありません。そもそも、なぜタバコは「百害あって一利なし」と言われるのかというと、200種類前後の有害物質が含まれているからです。つまり、嗜好品としてタバコを楽しんでいるのと同時に体がタバコに毒されていくのです。

 

特に、口内は粘膜でおおわれていることから皮膚に比べてタバコの煙を吸収する効率が非常に良いです。そのため、タバコによる口内の影響が出やすいのです。もちろん、タバコを吸っていない人でも受動喫煙によって口内環境を悪化させてしまいます。子どもの健康を考えるなら家庭内での喫煙は控えたいですね。

 

タバコの有害物質として知られるのはタール、ニコチン、一酸化炭素の3種類ですね。

 

まず、タールというのはタバコの煙を黒くするものです。俗に「ヤニ」と呼ばれているのもタールという物質です。脂っぽくベタベタとして物質で、タバコを吸った時に歯や口の中にくっ付きます。これが歯周病や口内環境の悪化に大きな影響を及ぼします。良く見る黒くなった肺の模型も、タールによって黒くなった喫煙者の肺をかたどっています。

 

つぎに、ニコチンは脳に快楽や覚醒を与えると同時に依存性を高めます。そのため、禁煙のポイントとなりやすいのがニコチンとの付き合い方です。もちろん、脳がニコチンを求めたから良い物質という結論にはなりません。むしろ、ニコチンが脳を狂わせることでニコチンへの依存や神経の乱れを引き起こします。ニコチンが多いと血管が狭くなることや免疫力が低くなることも考えられます。口内環境が悪化するのもその結果です。

 

そして、一酸化炭素はタバコの不完全燃焼によって発生します。酸素と結びついて二酸化炭素になろうとするため血液を流れる酸素を奪ってしまいます。酸素がうまく供給されないことは組織の回復が遅れることに直結するため、口内炎が治りづらくなることや歯周病を悪化させることなどにつながります。

喫煙に伴う口内トラブルとは具体的にどんなものがあるの?

喫煙に伴う口内トラブルは見た目にとって良くないものも、健康上良くないものもあります。これだけの症状が喫煙によって悪化するのだとすれば、早めに禁煙したくなりませんか?

色素沈着

タバコを吸っている人の歯はタールによって黒っぽくなります。もし、歯を磨いて落ちるのであれば歯の表面にくっ付いているだけなのでしっかり処理すれば問題ないでしょう。問題なのは、歯や歯茎の中に色素沈着してしまうことです。

 

タバコを吸い過ぎるとタールの影響で歯に色素が染みついてしまいます。一方で歯茎の色素沈着はタールそのものではなくタールの刺激によってメラニンが作り出されることが原因です。色素沈着した歯は黄色っぽくなり、歯茎は黒くなっていきます。色素沈着は歯磨きやうがいどころか通常の歯科治療でもすぐには落とせません。

歯周病 

歯周病とは、歯肉に炎症が起きることです。最初は歯肉炎と呼ばれる軽いものですが放置していると歯周炎になります。さらに悪化すると歯槽膿漏になります。歯周病になると歯茎がブヨブヨになるだけでなく歯茎が下に下がっていきます。これは歯周病菌のせいで歯の土台となる骨が溶けてしまうからです。

 

歯周病を引き起こす原因は歯垢によるものです。タバコを吸っている人はタールが歯にくっ付くことで歯垢の温床になります。これは、表面に細かい凹凸ができるからです。同様に凹凸のある歯石ができることも歯垢の範囲を広げる原因になります。歯垢は食べかすでなく細菌の塊ですから放置するわけにはいきません。

 

歯周病は細菌のいない環境を作ることで治っていきますが、喫煙者の場合はそうもいきません。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が血管を狭くしてしまうからです。血管が狭くなると血流が悪くなるため、細胞が回復しづらいし酸素の少ない環境は歯周病菌が活発に動けます。また、ニコチンに免疫機能を落とす働きがあるのも歯周病にタバコがよくない理由になります。

 

歯周病菌は口内最近の中でも特にきつい口臭を放つことで知られています。

口内炎

口内炎は、口の中にダメージを受けることで発生します。私たちが気づかなくても口の中には小さな傷ができてはすぐに治っているのですが、何らかの原因で傷が修復されずに口内炎になることがあります。その他には細菌やウイルスによる口内炎もあります。

 

タバコを吸うことは単純に口内炎リスクを上げるのは言うまでもありません。これは、タバコが口内に悪い刺激を与えることや免疫力を下げることなど歯周病を引き起こすときと同じような理由です。その他に喫煙者特有の口内炎もあります。

 

それがニコチン性口内炎です。これは、タバコをたくさん吸っている人に見られる口内炎で、粘膜が白く分厚くなるという特徴を持っています。普通のアフタ性口内炎のように見えるけど分厚くて自覚症状もほとんどないという時はニコチン口内炎の可能性が高いです。ただし、食べ物が滲みる時や時々痛むことはあります。

 

ニコチン性口内炎は、タバコを吸う人に共通してみられることからニコチンの影響が有力視されていますが、それ以外にもタバコに含まれるたくさんの化学物質が影響していることも考えられています。また、タバコを吸うことで口の中に熱気を吸い込んで軽いやけどをすることもニコチン性口内炎に関わっているという説もあります。いずれにせよ、喫煙と口内炎の関係は深そうです。

口臭

タバコによる分かりやすい影響と言えばなんといっても口臭です。他の症状は自覚症状によって気づきますが、口臭だけは他人の反応で分かるからです。タバコはタールの匂いがきついだけでなく歯周病菌の匂いもプラスされた臭さがあります。タバコを吸っていない人はタバコを吸っている人の口臭に特に敏感です。

 

さらに、ニコチンは体を緊張状態にすることで唾液の分泌を減らしてしまいます。唾液には口臭の原因となる細菌を抑える働きがあるので、口臭対策と唾液の量は切っても切れない関係にあります。もし、唾液が十分に分泌していなければただでさえ臭い口臭がもっと臭くなるはずです。

 

口臭は密室では特に気になります。解放された空間でも前に立てばやはり気になってしまいます。世の中の8割くらいの人間は他人の口臭を気にする傾向にあり、第一印象を悪いものにする場合も少なくありません。

口腔がん

タバコのリスクとして最もよく聞くのが肺がんですが、その他のがんのリスクも高めます。例えば、口腔ガンです。口腔ガンには舌癌や歯肉ガンなどの種類がありますが、肺と同じくタバコの煙を直に吸収しやすい部分だからこそ気を付けたいです。

まとめ

このように「口内」への影響をピックアップするだけでもこれだけの症状が見られます。喫煙を続けるほど症状は悪化しますし、逆に禁煙を継続することで症状は少しずつ改善していきます。長い時間が必要ですが色素沈着でさえある程度は禁煙で回復すると考えられています。

 

口内環境はものを食べることやしゃべることにもつながるため、いつまでも健康を保ちたいものです。

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