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いまさらなんて思わないで!キャベツダイエットってやっぱりすごい!

 

過去に流行した「キャベツダイエット」を覚えていますか? ダイエットに関する情報は常に変化しています。過去のダイエット法のなかには、現在では「効果がないことが判明した」といわれるものもあるのです。しかし、キャベツダイエットは違いました。

人間は新しいものに目移りする生き物ですよね。キャベツダイエットも「過去のもの」として忘れ去られてしまっていました。しかし、キャベツダイエットの効果に疑いがあってのことではなかったのです。「なぜキャベツダイエットが効果的なのか?」を調べてみると、現在の情報と照らし合わせても十分に効果が得られることがわかるでしょう。

 

目次

キャベツダイエットの方法は?

キャベツダイエットとは、食前に生のキャベツを食べるダイエット法です。食べる量は、キャベツ1玉の1/6だけ。この分量を、10分かけてゆっくりと食べます。「ゆっくり食べる」ところまで含めて「キャベツダイエット」です。食事の時間はあらかじめ余裕を持っておきましょう。

キャベツダイエットのポイント

生のキャベツ

キャベツダイエットのやり方を聞いて「野菜なら何でも良いのでは?」と思った人もいるかもしれません。キャベツがオススメされる背景には、キャベツが持つ豊富な栄養があります。特に注目したいのがビタミンCです。「ビタミンといえばフルーツ」というイメージが強いかもしれませんが、キャベツには100gあたりなんと41mgものビタミンCが含まれています。

しかし、キャベツが持つ栄養素の多くは、熱に弱かったり水に溶けやすかったりと調理で失われやすいデリケートなものです。キャベツの栄養に活躍してもらうためにも、キャベツダイエットでは生でキャベツを食べることをオススメします。

おやつにもキャベツを食べてOK

基本は「食前のキャベツ」です。ダイエット法のなかには、基本のやり方以上のことをすると逆効果になるものが多くあります。しかし、キャベツダイエットは大丈夫! 食前以外にも、キャベツを食べてOKなのです。おなかがすいたら、おやつ代わりにキャベツを食べましょう。

「ただでさえ毎回食前にキャベツを食べているのに、間食までキャベツは飽きてしまう」という人は、果物を食べても大丈夫です。ただし、果物の場合には食べ過ぎには注意してください。果物に含まれる果糖は、ヘルシーなイメージがあるかもしれませんが、肥満の原因となりうるのです。

たんぱく質をとる

キャベツダイエットには大切な要素があります。たんぱく質を1日70g、必ず取ることです。ダイエット中は、カロリーが高そうなものを避けたり食事の量を控えめにしたりと、栄養が偏りやすい時期。しかし栄養不足の状態が続くリバウンドしやすくなるので、ダイエットには逆効果です。

さらに、たんぱく質が不足すると筋肉量が減るため、代謝が落ちて痩せにくい体質へと変化してしまいます。これを防ぐためにも、たんぱく質不足には気を付けましょう。

キャベツダイエットの3つの効果

1便秘の解消と予防

まず便秘は、直接的におなかがぽっこりする原因になりますね。そして、代謝が落ちてやせにくい体質になったり、消化能力が落ちてカロリー吸収量が高まり脂肪がつきやすくなったりと、さまざまな肥満の原因とつながっています。

ダイエットに関することだけではなく、便秘から肌荒れを引き起こすこともあるため、美容に敏感な女子ならば対策しておきたいところですね。キャベツに豊富に含まれる食物繊維は、便秘の解消・予防に役立ちます。

2食べ過ぎを防ぐ

キャベツそのものには、あまり高いカロリーは含まれていません。そのため、先にキャベツで空腹を緩和してから食事を取れば、カロリーの摂取量を抑えることができます。

あらかじめおなかを満たすだけなら、コップ1杯の水を食前に飲むダイエット法が流行したことを覚えているでしょうか? キャベツダイエットがそれより優れている点は、キャベツの食感にあります。シャキシャキのキャベツをかじることで、あごを動かし脳に刺激を与えて満腹感を引き出す効果も期待できるのです。

3血糖値の上昇を抑える

炭水化物の前に野菜を取ることは、血糖値の上昇を抑える効果があります。キャベツを食べた後にご飯を食べるケースと、空腹状態でご飯を食べるケースを比べると……? 食前にキャベツを食べたほうが、急激に血糖値が上がることはありません。

血糖値が上がると、満腹感を感じにくくなったり脂肪が蓄積しやすくなったりと、肥満の原因になります。そのため、食べても血糖値が上がりにくい食品を選んで食べるダイエット法が流行したこともありました。

しかし、すべての食品について「血糖値が上がりやすいかどうか」を覚えるのも、食事のたびに調べることも…… 大変ですよね。このダイエット法は、挑戦してもあまり長続きしなかった人も多かったのではないかと思います。キャベツダイエットなら「食前に生キャベツを食べるだけ」という覚えやすく簡単な方法なので、長続きしそうだと思いませんか?

成功した人と失敗した人の違いは?

成功した人

キャベツダイエットに成功した人は、いったいどんなポイントに気を付けていたのでしょうか?

早食いをしない

時間をかけてキャベツを食べることは、キャベツダイエットの重要なポイントです。そもそも、早食いは肥満の元であることをご存じでしょうか? 満腹感は遅れてやってくるものですから、それを感じる前に食べ過ぎてしまうことが原因のひとつです。

キャベツダイエットの目的は、ひとつに、あらかじめキャベツを食べることで満腹感を得られて食べ過ぎを防ぐことがあります。せっかくキャベツを食べているのに、早食いでその成果が得られないならば…… 他の成果も半減してしまいそう!

お酒を飲まない

お酒を飲まない人は、ダイエットを成功させやすいというデータがあります。しかし「ダイエット中はただでさえガマンをすることが多いのに、さらに禁酒なんて耐えられない!」と思うでしょうか? キャベツダイエットの条件として、お酒は絶対NGというわけではありません。ただし「お酒を飲まない人のほうが、成功率が高い」ということは覚えておきましょう。

運動を合わせて行う

今回ご紹介しているキャベツダイエットも含め、運動をしなくていいダイエット法は人気が高いですね。しかし、やはり運動と合わせて行えば、より確実な成果を得られます。「運動だけで痩せよう」というのではないのですから、軽い運動だけでも大丈夫。

通勤・通学のときに少しだけ遠回りをしてみたり、エスカレーターではなく階段を使ってみたり…… 生活の動きにほんの少しプラスする程度の運動量でも良いのです。キャベツダイエットと合わせて、実行してみてはいかがでしょうか?

失敗した人

焦った人

どんなダイエット法も、長い期間をかけてじっくりと痩せるつもりでいなければ、成功はできません。急激なダイエットは、たとえ一時的に成功したように思えても、不健康な痩せ方です。いずれリバウンドをしたり、体調を崩してしまいます。

キャベツダイエットも、始めてすぐに成果が出るものではありません。焦って極端なキャベツの食べ方をしたり、すぐにあきらめてやめてしまうようでは、ダイエット成功は遠のくばかりです。

味付けでカロリーオーバー

キャベツを食べるときの味付けで、カロリーが高まってしまう可能性があります。マヨネーズや油の多いドレッシングはカロリーが高くなりすぎます。必ずノンオイルドレッシングやポン酢など、油を使っていない味付けにしてください。

「キャベツを食べている」ということで安心し、ついつい油断をしてしまうこともあるかもしれません。味付けにまで気が回らず、カロリーの高いドレッシングをかけすぎると失敗してしまうのです。

注意点

気を付けたいのが、早くダイエットの成果を出すために極端な食事制限に走ることです。

キャベツダイエットの正しいやり方は、食前にキャベツを食べることのみ。食事の内容は通常どおりで良いとされています。食事そのものをキャベツのみに置き換えるような、極端なことはしないでください。たとえキャベツが栄養豊富な野菜であっても、食事1回をまるまるキャベツオンリーにしてしまうのは、栄養の偏りが懸念されます。

運動や他のダイエット法と組み合わせて、より早く成果を得ようとする人もいるかもしれません。確かに、複数のダイエット法を同時進行すると、相乗効果で早く痩せることもあるでしょう。

しかし、1カ月につき体重の2%以上の数字を減らすことは、健康面でオススメできません。これは常に最新の体重から算出すべき数字です。ダイエットを始める前の体重で2%を算出し、その後、体重が減った後もずっと最初に算出した数字に従っていくのはNG!

まとめ

キャベツダイエットについてご紹介いたしました。キャベツダイエットは飽きっぽい人やガマン強さに欠ける人でも長続きしやすいダイエット法です。「食前に生キャベツを食べる」という行為自体は、よほどキャベツが嫌いな食材である場合を除いて、ガマンが伴うものではありませんよね。これを習慣化してしまえば、もう「ダイエットをしている」という意識すらなく徐々に痩せていくことができるはずです。