太ももやふくらはぎは人から見られやすい部分なので、気になる人も多いはず。ところでそのとき、膝の上のお肉を気にしたことはありますか?
じっくり見てみると、意外とお肉がついてぶよぶよしている膝上のお肉。
太ももやふくらはぎが太って見えるその原因は、膝の上にぼてっとついた脂肪なのかもしれません!
太ももやふくらはぎは人から見られやすい部分なので、気になる人も多いはず。ところでそのとき、膝の上のお肉を気にしたことはありますか?
じっくり見てみると、意外とお肉がついてぶよぶよしている膝上のお肉。
太ももやふくらはぎが太って見えるその原因は、膝の上にぼてっとついた脂肪なのかもしれません!
膝の上に脂肪がつく原因として、具体的には次のような理由が考えられます。さまざまな理由が関係しているので、肉がついているからといって一概に肥満と考え、ダイエットできないところが膝上の肉の難しいところです。
元々日本人の体質は筋肉がつきにくく、年齢を重ねるにつれて筋肉が落ちやすい傾向にあります。同時に運動不足になる人も多く、それが原因で太ももの筋肉が脂肪を支えられなくなり、膝の上に乗ってしまうケースが考えられます。
膝の裏にはリンパが通っています。リンパの流れが悪くなると余分な水分や老廃物を排出できなくなり、脂肪がたまりやすくなります。そのため、膝の上にも脂肪がついてしまうことがあります。
リンパの流れが悪くなるとむくみを引き起こすこともあります。通常はふくらはぎの筋肉が押し流してくれるのですが、足の筋肉が弱ったり運動量がすくないとリンパの流れや血行が悪くなり、膝がむくみやすくなります。デスクワークなど長時間同じ姿勢でいる人にも多い傾向があります。
また、むくみを放っておくと、老廃物と脂肪とが複雑に混ざり合って固くなる、セルライトが起こりやすくなります。セルライトへと変化すると、少々運動した程度では落ちなくなってしまうため、注意が必要です。
猫背や反り腰など、骨盤と背骨が正しい位置にある状態で歩行できていないと、ゆがみが起こり関節が圧迫された状態になります。また、本来筋肉が受け止めるべき衝撃を関節が受け止めることになり、負担がかかりやすくなります。
特にひざを曲げた状態で歩く癖がついていると、太ももの筋肉は怠けた状態となり、関節への負担が大きくなります。ヒールをよく履く人も、膝が曲がりやすいので注意しましょう。特に、膝関節を圧迫するとつまりが生じ、太ももの筋肉が緊張状態となって膝との間に隙間が生まれます。そのすき間がさらにむくむことで、膝に贅肉が付きやすくなります。
姿勢や歩き方は知らず知らずのうちに悪くなることが多いので、気づいたらお肉がたっぷり、なんてことにもなりやすいです。
脂肪がついていなくても膝の上に肉が乗っているように見える場合は、たるみのせいかもしれません。人間は加齢とともに、どうしても皮膚の弾力やハリが失われることが多いです。皮膚がたるむと脂肪が支えられなくなり、お肉が乗っているように見えるのです。あるいは、筋肉の衰えによって脂肪がついてしまい、たるんで見えることもあります。
ダイエットをする人の中には食事制限でやせようとする人も多いのではないでしょうか。実はこれだと、筋肉にとって必要な栄養が十分に行きわたらなくなり、筋肉を弱めてしまう原因になります。
筋肉が衰えると、むくみやたるみが起こりやすくなり、結果的に脂肪がつきやすい体になってしまいます。また、ダイエットの場合リバウンドによってそれまで以上に食べてしまうこともありますよね。その状態で食べ過ぎると筋肉は少なくなっているので食べた分を燃焼できず、どんどん太りやすい体へと変わってしまいます。
だからダイエットをする際は、食事だけではなく運動も適度に取り入れて行うことが大切です。そうすれば健康的に痩せられて、リバウンドもしにくい体へと変えることが可能です。
膝上にお肉がついてしまう原因が分かったところで、一刻も早く、このぷにぷにをなくしたい!そんな人におすすめの方法をご紹介します。
このストレッチは膝のむくみを解消するのに効果的です。朝起きたときや眠る前に行ってみましょう。
正座をし、その状態からゆっくりと上半身を後ろに倒し、背中を床につけるように仰向けになります。
その状態をキープし、深く呼吸しながら1分間に3回程度繰り返します。
こちらもむくみの解消に効果的なストレッチ方法です。前ももの筋肉が伸びるのでリラックス効果が生まれ、眠る前に行うのもおすすめです。「正座で仰向け寝」ストレッチと組み合わせて行ってみてください。
足を真っ直ぐに伸ばした状態で仰向けになります。
片足ずつ、15秒ほどかけながらゆっくりと上げていきます。ただしあまり高く上げすぎないようにしてください。
左右それぞれ5セットずつ行います。
先にご紹介した二つと組み合わせて行いたいストレッチ方法です。ベッドやソファーの上で、ちょっとした空き時間に行うのもおすすめです。
うつ伏せになります。
片足ずつお尻につけるようにバタバタ足を動かします。
ストレッチのあとは、少し筋肉をつけられるような動きを加えてみましょう。
膝立ちになり、膝と膝の間をこぶし一つ分ほど開けます。
背骨を真っ直ぐに正し、上半身の姿勢を整えます。
両腕を肩の高さまで上げ、体と直角になるように真っ直ぐに伸ばします。
ゆっくりと上半身を下腹部から後ろへ倒します。このとき、背筋は真っ直ぐのままを意識しましょう。目線はやや上に向け、下腹部と前腿部分には力を入れたままにします。イメージとしては、「Z」を作るよう、意識してください。
そのまま10秒キープし、ゆっくり元に戻り、これを3セット行います。
その名の通りつま先立ちでスクワットする方法ですが、膝上の筋肉を効率的に鍛えることが可能です。ただし、つま先立ちになることで体は不安定になるので、片手はイスやバーなどにつかまりながら行いましょう。
片手をバーや壁、イスなどに置き、もう片方の手を腰に当てて立ちます。
そのまま真っ直ぐつま先立ちになります。
その状態で膝を曲げていきます。膝が開かないよう注意してください。
ある程度曲げたところで、つま先立ちのまま元の姿勢に戻ります。
このスクワットを15回程度繰り返します。
曲げるときは膝が開かない程度、できるところまで軽くで構いません。また、重心を膝において負担をかけるのではなく、筋肉を使うよう意識しましょう。
ストレッチとトレーニングのあとは、しっかりマッサージも行いましょう。むくみ解消にも効果的です。
膝のお皿に沿って外側からゆっくりと内側に向かって親指で指圧していきます。親指を重ねると、よりしっかり押すことができます。力を込めて行ってください。
少しずつ場所をずらして、各箇所3回ずつくらいのリズムで指圧します。
膝の上についたお肉をつまんで、ねじってほぐしていきます。お肉をつまんだととき、右手と左手とで違う方向にねじるようにしてください。
少しずつ場所をずらしていき、各箇所5回ずつくらいのリズムでほぐします。
両手をグーの形にして、こぶしの第一関節を使って膝上から太ももの方に向かって押しなぞります。
膝の横や裏などリンパの通り道をなぞり、老廃物を太ももの付け根まで流すようなイメージで行います。
少しずつ場所をずらして、各箇所3回ずつくらいのリズムで行います。
しっかりともみほぐしたあと、膝から太ももの付け根までマッサージをするのもおすすめです。
膝上のお肉は普段の姿勢や歩き方はもちろん、筋肉をつけることで解消することができます。ストレッチやトレーニング方法はどれも手軽に行えるものばかりなので、時間が空いたときに取り入れてみてはいかがでしょうか。継続することで年を重ねても美しい膝をキープしちゃいましょう♡