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短時間・短期間で効果大!加圧トレーニングダイエット 

 

「加圧トレーニング」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか。その名の通り、腕や脚に圧力をかけてトレーニングする方法です。例えばお料理でも、圧力鍋を使って調理すると短時間でおいしく柔らかい煮物ができますよね。あれと同じで、筋肉にも圧力を加えることで短時間で効果を得ることができるという画期的な方法なんです!

目次

加圧トレーニング

加圧トレーニング、と言われてもあんまりピンと来ないですよね。どんなトレーニング方法なのか、また効果を生み出す仕組みについてまとめてみました。

加圧トレーニングとは

加圧トレーニングは、腕や足の付け根に加圧ベルトを巻いて行うトレーニングです。適正な圧力をかけて血流をセーブすることによって、腕や足に血液がたまり、自然と体に負荷がかかった状態になります。そうすると、少ない負荷でも短時間で大きな効果を得ることが可能になります。

加圧トレーニングのメカニズム

加圧トレーニングによって効果が得られるのは、意図的に加える圧力によって「脳や筋肉がだまされる」ことにあります。その仕組みについてもう少し詳しく説明すると、まず腕や足の付け根をベルトで圧迫することで、血液は流れにくい状態にします。

そうすると、今まで流れていた場所を流れられなくなった血液が、行き場を失って普段使わない毛細血管まで探して流れようとします。それによって、同時に普段届かない末端まで、酸素が行きわたるようになります。

また、こうして血流を止めながら運動を行うことで、乳酸などの疲労物質もせき止められた状態になります。このため少量の乳酸でも脳はとてもたくさん運動をしたと勘違いします。そして、脳は回復させるための成長ホルモンを分泌を促進しはじめます。この成長ホルモンには、脂肪燃焼効果や筋肉の成長を促す作用があります。

この状態から加圧を緩めると、せき止められていた血流が一気に流れだし、それまで血流の妨げとなっていた老廃物も一緒に流してくれます。それとともに、分泌された成長ホルモンが全身に行きわたります。

このように、圧を加えてトレーニングすることで短時間で筋肉増進だけでなく、血流が促進されることで冷え性の改善、成長ホルモンによる脂肪燃焼などの効果を生み出すのです。

加圧トレーニングの五大効果

加圧トレーニングの仕組みは前述した通りですが、それによって得られる効果は大きく分けて5つあります。それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。

血行促進

加圧トレーニングでは一時的に血流を制限し、それを一気に開放することで血流改善、血行促進効果が生まれます。これにより肩こり解消や冷え性の改善へとつながります。また、トレーニングを繰り返すことで血管に弾力性が戻り、血管の若返り効果も生まれます。これによってアンチエイジング効果も期待できます。

ダイエット効果

脂肪を分解するためには、まず体内の脂肪をグリセロールと遊離脂肪酸とに分解する必要があります。その分解を助けてくれるのが成長ホルモンです。加圧トレーニングでは、代謝が上がるのはもちろんのこと、この成長ホルモンがトレーニングの後も数日分泌され続けます。

そうして長時間にわたって脂肪燃焼の手助けがされるため、いつもの生活で少し動きを取り入れるだけでよりやせやすい体づくりが可能になります。

また、太って見える原因は「むくみ」の可能性もあります。このむくみを解消するためにも、加圧トレーニングは有効です。血流改善によってリンパの流れもよくなるので、不要な老廃物をスムーズに排出することができるようになるからです。効果をさらに上げるためには、トレーニング後半入浴したり、マッサージをするのがおすすめです。

もしデコルテラインを引き締めたい場合は、加圧トレーニング前後に肩甲骨を動かす動きを取り入れてみてください。外側に開いたり、上下に動かすことで筋肉がほぐれ、美しいラインづくりに効果的です。ウエストを引き締めたい場合は、サイドのストレッチを多めに取り入れたり、トレーニング後にウエスト周りをマッサージするようにしてみてください。

美肌効果

成長ホルモンは保湿力を高め、美肌づくりにも欠かせない存在です。加圧トレーニングを行うと、通常より数百倍の成長ホルモンが分泌されます。さらに、血行促進や新陳代謝をあげることもできるので、トレーニング後に肌の変化を感じられることも多いです。

また、トレーニングによって血行が促進されるとともに酸素も隅々にまで行きわたるようになります。それが細胞の活性化にもつながり、美肌効果も生まれます。

筋力アップ

筋肉には「速筋」と呼ばれる、酸素がなくても糖を燃焼させて活動することのできる筋肉と、「遅筋」という酸素を使って活動する筋肉とがあります。速筋は瞬発力があり、太い筋肉ですが、遅筋はほとんど太くならず、持久力のある筋肉です。遅筋は軽い運動でも鍛えられますが、速筋を鍛えるためには重い負荷をかける必要があります。

加圧トレーニングでは、この速筋を短時間で効率よく鍛えることが可能です。それは圧力が加わることで酸欠状態が早い段階で訪れ、速筋を使用するタイミングが早まるからです。そのため軽い負荷でも遅筋とともに速筋を鍛えることが可能になります。

骨折などの回復が早まる

加圧トレーニングでは成長ホルモンが多く分泌されますが、これが骨折や捻挫といった怪我の回復力も早める可能性があります。また、加圧することで「除痛」効果も生まれます。それにより、リハビリトレーニングを早期から開始できるケースが多いです。

加圧トレーニングが女性におすすめな理由

加圧やトレーニングと聞くと男性向けなのかな、と思われることもありますが、実は加圧トレーニングは女性におすすめのトレーニング方法なんです。

重たいおもりは必要なし

トレーニングでは、重たいおもりを上げ下げ・・・なんていうこともよくありますが加圧トレーニングで使うのは0.5㎏ほどの軽いもの、あるいは何もなしということもあります。これも加圧によって、軽い負荷でも重いおもりを使ったときと同じ効果が得られるからです。

だから体力に自信のない人や、運動が苦手な女性でも取り組みやすいトレーニングなんです。また、その日の体調に合わせてトレーニング内容を選べるのも加圧トレーニングのメリットです。

部分やせ効果が期待できる

ダイエットをしても、どこか一つの部分だけ痩せるというのを意識して行うのはむずかしいですよね。ところが加圧トレーニングだと、成長ホルモンが分泌されるため、加圧の前後に引き締めたい部分をトレーニングすると部分痩せや引き締め効果が期待できます。

1回のトレーニングは短時間

基本的に加圧トレーニングは1回20~30分で一区切りします。加圧によって短時間でも効果が得られやすいため、上半身と下半身の場合20分、おなか周りの体幹を加えれば30分程度のトレーニングというケースが多いです。

また、特別なマシンを使うこともなく、大量に汗をかくことも少ないです。そのためトレーニングのあとはシャワーを浴びたりお化粧直しが必要になることもあまりありません。だから休憩中や仕事終わり、子育ての合間などちょっとした隙間時間を使って短時間で取り組めるのも魅力です。

ホルモンバランスが整う

成長ホルモンは肌の保水力をアップさせたり、ターンオーバーを正常化する働きを持っています。また、女性ホルモンの分泌も促進します。これにより肌のツヤやハリだけでなく、生理前の肩こりや腰痛の緩和、体のむくみなどホルモンバランスの乱れによって起こる症状を改善する効果が生まれます。

まとめ

加圧トレーニングによって得られる効果は脂肪燃焼だけでなく血行促進による冷え性改善や美肌、アンチエイジング効果など多岐に渡ります。しかも特別なマシンや器具も必要なく、自分の体一つあれば取り組めます。短時間で効率よく効果が期待できるのも魅力です。

ただし、加圧トレーニングは専門のトレーナーによる指導が必要になります。トレーナーについてもらえることで、常に正しいトレーニングをすることができ、その効果も期待できます。だからジム選びをする際は、資格をもったトレーナーがいるかどうか確認しましょう。

さらに、加圧トレーニングをするジムは特許の申請を行っている必要があります。その点も合わせて確認するようにしてください。ダイエット、美容と女性には嬉しいメリットがたくさんの加圧トレーニング、気になる部分の引き締めにぜひ一度チャレンジしてみてください♡