カレーは必ずうどんやご飯とセットになるし、小麦粉も含まれていて食べると太るイメージが強いメニューですよね。実際、何も考えずに軽率に食べると、太る原因になることもあるでしょう。しかしそんなカレーも、少し食べ方を工夫するとダイエットメニューにもなることをご存じですか?
今回は、カレーを使ったダイエット法をご紹介いたします。
カレーは必ずうどんやご飯とセットになるし、小麦粉も含まれていて食べると太るイメージが強いメニューですよね。実際、何も考えずに軽率に食べると、太る原因になることもあるでしょう。しかしそんなカレーも、少し食べ方を工夫するとダイエットメニューにもなることをご存じですか?
今回は、カレーを使ったダイエット法をご紹介いたします。
カレーを使ったダイエットはとってもカンタン! 朝食に1人前のカレーを食べるだけ! しかも、カレーは市販のルーを使ったものでも、レトルトでも良いのです。
ダイエット用の特別メニューといえば、作るのに手間がかかったり特殊な食材を使ったり、なにかと面倒なイメージがありませんか? カレーなら、普段から食べている手に入りやすい食材で作れるし、レトルトでも良いとなれば、とってもラクチンですよね。これまで準備が面倒でダイエットメニューが続かなかった人も、カレーダイエットならきっと続けられるはず!
昼食・夕食には、お好きなメニューを食べてください。ただし、ダイエット中であることを忘れてはいけません。極端に制限をする必要はありませんが、油断をして食べ過ぎないこと!
「毎朝ガッツリとカレーを食べるなんて、逆に太るのでは?」と思う人もいるかもしれませんね。しかし、朝に食べたもののカロリーは、その日の働きによりほとんど消費されてしまうもの。夕飯に食べるカレーよりも、体内に脂肪として残りにくいのです。
カレーを食べ続けるダイエット法ですから、カレーが好きなことが第一条件です。さらに飽きっぽくない人のほうが向いています。
ダイエットを成功させるまで1カ月以上はかかると考えて、その間毎日朝食にカレーを食べる。そんな想像をしてみて「無理」だと思いますか? しかし、よく考えてみてください。昼食・夕食は自由に食べても良いカレーダイエットですから、メニューの縛りがあるのは朝食だけ。そしてそもそも、一般的な朝食はそれほどバリエーション豊富なものではないはずです。
通常の朝食を思い浮かべたとき、ご飯におみそ汁やお漬物があって、昨日の残り物を食べるかもしれませんね。あとは、朝の忙しい時間にすぐ用意できる目玉焼きや焼き魚、味ノリや生卵、納豆。トースト派だったとしても毎朝同じトースト、あとはオムレツやサラダ、ヨーグルト、コーヒーやスムージーなどなど。
そう、朝食のパターンはだいたい決まっていて「同じメニューが続くと飽きる」なんて考えるほど変化していないはずなのです。カレーダイエット中は確実に「朝はカレー」と決まっているわけですから、何を食べようか考える必要もありません。さらにレトルトカレーでも大丈夫なダイエット法ですから、朝の忙しい時間を節約するにも役立ちます。
では、それを踏まえてもう一度「ダイエットを成功させるまで、毎朝カレーを食べ続けられるか?」を想像してみてください。「意外と大丈夫そう!」と思えたあなたは、ぜひカレーダイエットを始めてみましょう!
カレーダイエットの効果は、痩せやすい体質ができあがることです。
「痩せの大食い」という言葉があるように「自分と同じかそれ以上食べているのになぜあの人は太らないんだろう?」と思える不思議な人が周囲にいませんか? 実は、同じ量を食べていても太りやすかったり痩せやすかったりと個人差が出るのは、体質に違いがあるからなのです。あこがれの「痩せやすい体質」を手に入れることができるのが、カレーダイエット!
痩せやすい体質の秘密は、基礎代謝の高さにあります。
基礎代謝とは、生活の中で必要最低限体を動かすことや生命維持のために内臓を働かせることで、どんな人でも必ずある体の働きで消費するエネルギー量です。つまり基礎代謝が高ければ、普通に生活しているだけでもエネルギーを消費していくということ。カレーダイエットで、この基礎代謝を高めることができるから、痩せやすい体質になれるのです。
カレーが代謝を高めるのは、スパイスの働きによるものです。例えば、一部のスパイスは体内に入ると体を温める作用があります。そして代謝を促進して、新たに入ってくるカロリーも既に蓄積してある脂肪も燃焼します。肥満の原因をエネルギーに変換することを、助けるのです。
さらに、スパイスの作用で腸が活性化し、便秘の改善に役立ちます。便秘は下腹がぽっこりしたり老廃物の排出がうまくいかずむくみができたりと、太る原因のひとつ。さらに肌荒れを引き起こすこともあり、美容を意識する女子にとってはやっかいな症状ですね。カレーダイエットで便秘を改善できるので、痩せるだけではなく美肌効果も期待できるかもしれません。
カレーに含まれるスパイスのなかには、満腹感を感じやすくする香辛料もあります。そのため、カレーは食べ過ぎを防ぐにも役立つのです。
料理におけるスパイスは、多くが香りや色を付けることを目的として使われます。スパイスの本場インドでは、薬としても使われることをご存じでしょうか? そのため、含まれているスパイスの作用によって、カレーそのものにもさまざまな効果が期待できます。カレーに含まれる代表的なスパイスは以下のとおり。
香り付けに使われるスパイスです。カレーの他にチャイでもよく使われるスパイスで「香りの王様」と呼ばれるほど豊かな香りが特徴。
「クミンシード」とも呼ばれるスパイスです。香りが強く、カレーにも香り付けのために使われています。胃腸の働きを助ける効果があり、インドでは腹痛の治療に使われることもあったようです。
クセのある香りで有名な葉「パクチー」の種を粉末状にしたスパイス。葉と同様、強い香りが特徴です。発汗作用があり、それによる老廃物の排出を促進する効果も期待できます。
色を付けることを目的としてカレーに使われるスパイスです。日本では「ウコン」とも呼ばれています。ウコンといえば、深酒の悪影響を緩和するドリンク剤が有名ですよね。体内に入ったアルコールを処理するのは肝臓の役割。その肝臓の働きを助けるのがウコン、つまりターメリックなのです。
カレーの特徴的な辛みをつけるのがトウガラシの役割です。「トウガラシダイエット」があるように、トウガラシそのものにもダイエット効果が期待できます。カレーに含まれた状態でも、その効果は変わりません。トウガラシは体を内側から温め、発汗作用もあります。さらに血行を促進する効果もあるため、老廃物の排出が促進されてむくみの改善にも役立ちます。
複数のスパイスを調合したミックススパイスです。「オールスパイス」という名称で販売されていることもあります。シナモン・クローブ・ナツメグを配合したものが多いですが、クミンが含まれる場合もアリ。
【材料】
鶏もも肉 300g
タマネギ 1/2個
パプリカ 1/2個
さやいんげん 5本
おろしにんにく 小さじ1/3
おろししょうが 小さじ1/3
水 500ml
サラダ油 小さじ2
ご飯 適量
【スパイス】
クミンパウダー 小さじ1/3
コリアンダーパウダー 小さじ1/3
カルダモンパウダー 小さじ1/2
ガラムマサラパウダー 小さじ1/4
ターメリックパウダー 小さじ1/2
唐辛子パウダー 小さじ1/4
【調味料】
コンソメパウダー 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
【作り方】
1.鶏肉・タマネギ・パプリカ・さやいんげんを、あらかじめ食べやすい大きさに切っておきます。
2.深めのフライパンを熱して油をなじませ、焼き色が付くまで鶏肉を両面焼きます。
3.フライパンから鶏肉をいったん取り出し、タマネギ・しょうが・にんにくをいためます。
4.フライパンに先ほどの鶏肉を加え、スパイスを投入してさらにいためます。
5.水とコンソメを投入して、中火で10分ほど煮込みましょう。アクが浮いてきたら取り除いてください。
6.パプリカとさやいんげんを投入し、砂糖を加えてさらに10分煮込んでください。
7.味見をして、塩で味を調えましょう。
8.器にご飯を盛り付けて、できあがったカレーをかけてください。
【材料】
牛角切り肉 300g
タマネギ 1/2個
にんじん 1/2本
さやいんげん 5本
おろししょうが 小さじ1/2
おろしにんにく 小さじ1
赤ワイン 大さじ3
水 500ml
蜂蜜 小さじ2
サラダ油 大さじ1
ご飯 適量
【スパイス】
ガラムマサラパウダー 小さじ1半
クミンパウダー 小さじ1/2
コリアンダーパウダー 小さじ1/2
カルダモンパウダー 小さじ1/3
ターメリックパウダー 小さじ2
唐辛子パウダー 小さじ1/2
【調味料】
こしょう 少々
コンソメパウダー 小さじ2
塩 少々
【作り方】
1.牛肉はあらかじめ、しょうが・にんにく・ガラムマサラ・こしょう・赤ワインをもみ込んで下ごしらえしておきます。
2.タマネギはみじん切り、にんじんとさやいんげんは食べやすい大きさに切っておきます。
3.深めのフライパンを熱して油をなじませ、タマネギを色が変わるまで弱火でいためます。
4.フライパンから玉ねぎを取り出し、油を足して火を強め、牛肉をいためます。
5.肉の色が変わってきたらにんじんと先ほどのタマネギ、そしてスパイスを追加し、さらにいためます。
6.水とコンソメを追加し、中火で15分ほど煮込みます。アクが出てきたら取り除きましょう。
7.蜂蜜とさやいんげんを加えて、5分ほど煮込みます。
8.味見をして、塩で味を調えましょう。
9.器にご飯を盛り付けて、できあがったカレーをかけてください。
【材料】
じゃがいも 2個
ほうれん草 1/2束
タマネギ 1/2個
バター 20g
おろししょうが 小さじ1/3
水 350ml
牛乳 50ml
【スパイス】
クミンパウダー 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ1/2
カルダモンパウダー 小さじ1と1/3
ガラムマサラパウダー 小さじ1/4
ターメリックパウダー 小さじ1と1/2
唐辛子パウダー 小さじ1/4
【調味料】
コンソメパウダー 小さじ1と1/2
砂糖 小さじ1/4
塩 少々
【作り方】
1.じゃがいもは皮のまま洗ってラップに包み、電子レンジで6分半(600Wの場合)加熱します。
2.レンジからじゃがいもを取り出して皮をむき、フォークでつぶしておきましょう。
3.ほうれん草はゆでてフードプロセッサーにかけ、ペースト状にしておきます。
4.深めのフライパンを温めてバターを溶かします。
5.しょうが・みじん切りにしたタマネギをいためます。
6.タマネギが柔らかくなったら、スパイスを投入してさらにいためます。
7.水・牛乳・コンソメ、じゃがいも、ほうれん草の順に追加していきます。
8.よく混ざったら味見をして、塩で味を調えてください。
【材料】
豚ひき肉 150g
なす 1本
トマト 1個
オクラ 2本
ズッキーニ 1/2本
ゆでたまご 1個
タマネギ 1/2個
おろししょうが 小さじ1/3
おろしにんにく 小さじ1/3
薄力粉 小さじ2
水 400ml
サラダ油 大さじ3
ご飯 適量
【スパイス】
ターメリックパウダー 小さじ1/2
クミンパウダー 小さじ2
コリアンダーパウダー 小さじ1
カルダモンパウダー 小さじ1/2
ガラムマサラパウダー 小さじ1/2
ターメリックパウダー 小さじ1
唐辛子パウダー 小さじ1/2
【調味料】
コンソメパウダー 小さじ2
塩 少々
【作り方】
1.トマトはヘタを取って横半分に切っておきます。なすはヘタを切り落として、縦に4つに切り、格子状に包丁を入れて水にさらしておいてください。オクラはヘタを切り落として皮をむき、塩を擦り込んでゆでておきます。ズッキーニは1cmの厚さで輪切りにしてください。ゆでたまごは縦に半分に切っておきます。
2.フライパンを温めて油をなじませ、強火でトマトの両面に焼き色をつけます。
3.トマトを取り出し油を追加して、ズッキーニと水分を拭き取ったなすを焼きます。
4.ターメリックをふりかけて全体になじませたら中身を取り出し、フライパンをきれいにしておいてください。
5.フライパンを熱して油をなじませ、しょうが・にんにく・みじん切りにしたタマネギを柔らかくなるまでいためます。
6.豚肉を追加してさらにいためてください。
7.薄力粉と残りのスパイスを合わせてフライパンに追加し、さらにいためます。
8.泡だて器で混ぜながら、水を加えていきます。ダマにならないよう注意してください。
9.コンソメを追加して煮込みます。アクが出たら取り除いてください。
10.とろみがついたら味見をして塩で味を調えます。
11.器にご飯とあらかじめ焼いておいた野菜を盛り付け、できあがったカレーをかけてください。
複数のダイエット法を平行して実行する人も多いかもしれませんね。例えば、炭水化物を控えるダイエット法を試している人なら、カレーダイエットとは相性が悪いと思うでしょうか? しかし、カレーとともに食べるのは必ずしもご飯とは限りません。ご飯のかわりに、カレーのおともになる食品をご紹介いたしましょう。
たっぷり食べてもカロリーが低く、ダイエット中の人にはピッタリの食材。豆腐はそのまま食べるとおなかの内側から冷えてしまいますが、カレーと一緒に食べれば温まるので、おなかが弱い人や冷え性の人でも安心ですね。
大豆を加工して作られた食品には大豆イソフラボンが含まれています。この大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンと似た働きをするため、バストアップや美肌などの効果も期待できる!?
カロリーが低く、麺類の感覚で食べられる人気の食品です。ダイエット食品として知られる、こんにゃくパスタをご存じでしょうか? わざわざこんにゃくパスタ製品を購入しなくても、しらたきとカレーで立派なダイエット食品の完成です。
ダイエット中は栄養が偏りやすいので、野菜を積極的に取るのは良いことです。特に生のキャベツには、バストアップに有効な成分が含まれています。ダイエットをすると胸から減ってしまうケースも多いので、そこをカバーする意味でキャベツを選んでみるのも良いですね。ただし、この成分は熱に弱いので、生のキャベツがオススメ。
カレーは刺激の強いメニューです。胃腸が弱い人は、突然毎日食べ始めると胃に負担がかかってしまうかもしれません。不安がある場合は、始めのうちは毎日ではなく1~2日おきぐらいのペースで取り入れてみてください。
ただし、ダイエットはどんな方法でもきちんと継続することがなにより大切です。慣れてきたら、最終的には毎朝カレーを食べるように移行していきましょう。「昼食や夕食に消化の良いものを食べて、胃の負担を減らす」などの工夫をしてみてください。
カレーダイエットについてご紹介いたしました。「カレーは太りやすいメニュー」というイメージが覆されたのではないでしょうか? ただし、正しく活用できなければ太ってしまうリスクが伴うことも確かです。やり方と注意点をよく理解し、逆効果になってしまうことのないよう、上手にカレーダイエットを成功させてください!