MENU

目指したいのは肌荒れしないダイエット!ダイエット中の肌荒れはどうしておきるの?

 

ダイエットにはいろいろな方法があります。特定の食材を使ったダイエットもたくさんありますし、ある食材については、「一時期だけ流行した」して消えていったものもあります。

女性の場合には、痩せたい願望はあるけれど、「美しく痩せたい」という目標をかなえることができないと、毎日悩んでいる人も多いでしょう。

ダイエット中の気になることでよく起こるのが肌荒れです。これから肌荒れしないダイエットについて考えてみましょう。

目次

ダイエット中の肌荒れの原因

ダイエット中に肌荒れしてしまう原因はいくつかあります。ほとんどはダイエット中の食事制限の方法が間違っていて、栄養不足になってしまうことです。特に置き換えダイエットは、食事そのものをカロリーの少ない一種類の食べ物に頼ることになるので、栄養が不足しがちになります。主に不足しがちな栄養素としては以下の3つがあげられます。

  • ビタミン類
  • たんぱく質
  • 脂質

ビタミン類

ビタミン類は野菜不足が原因だからと、生野菜サラダばかり食べていませんか?生野菜サラダにはビタミンCなどが豊富に含まれていますが、たくさんの量を食べないと意外に必要量を摂取できないものです。ビタミンCが豊富とされる赤ピーマンは、大きなパプリカで摂取しようとすると、1個まるごと食べないと目安量のビタミンCを摂取できません。

同じように美容には欠かせないビタミンB6にいたっては、比較的多く含まれる赤ピーマンでも4個くらい食べないと一日の目安量には達しません。

野菜サラダは食事中の満腹感はあってもほとんどが水分なので、栄養不足になりがちなのです。

そのような理由から、置き換えダイエット以外の食事では、煮物などを取り入れてバランスのよい食事にする必要があります。

たんぱく質

タンパク質はコラーゲンの材料となるアミノ酸の供給に欠かせません。しかし、ダイエットでは動物性の油がいけないと、お肉や魚を減らしがちです。そのためにタンパク質も不足してしまうのです。また、豚肉のビタミンAも重要な栄養素として知られており、お肉を摂取しないというのも問題です。

脂質

ダイエットには大敵のようにされています。確かに余分なものは脂肪細胞として身体に蓄えられるのですが、お肌に脂分がないと張りがなくなり、シワやカサカサ肌の原因になります。動物性の油は、コレステロールが高くなるのでいけないということになっています。しかし、動物性脂肪でも、パルミチン酸などは抗酸化作用があり、シワの予防になります。

きれいに痩せるには、食事の栄養バランスを考えて、そのほかの食事でしっかり栄養を摂取できるように工夫しましょう。

食事以外の原因は?

肌荒れには食事以外にも様々な要因があります。ダイエット中のストレスも肌荒れの原因です。ストレスがかかるとホルモンバランスも乱れやすくなり、女性の場合は女性ホルモンが減少し、ニキビなどの原因になります。ダイエットを始めた頃は、どうしてもお腹がすき、物足りない気分になります。こんな時はガムを噛むなどして食欲をごまかしましょう。もちろん、ストレス解消のための運動などもおすすめです。

ダイエットには食物繊維を多くとって排便を促すように勧めるものが多いですが、ダイエットの初期段階ではかえって腸内環境のバランスが乱れて下痢になってしまう場合もあります。これも肌荒れの原因になります。あまりに改善していかない場合はダイエットを中止し、医師に相談することをおすすめします。

美肌に効果的な食材

さて、お肌もきれいなまま、痩せるためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

一番大切なのは、バランスのとれた食事の内容にすること。これにつきます。カロリーは控えなければいけませんが、それ以外の栄養はできるだけ摂取するようにメニューを考えましょう。

ダイエット中に肌荒れを防ぐには、以下の三つに特に留意しましょう。

  • 良質なタンパク質
  • ビタミンCやB、A
  • オリーブオイルやアーモンドなどに含まれる不飽和脂肪酸

お肉はダイエットに悪のように思われますが、肌に必要なコラーゲンもタンパク質ですから、その材料としてお肉は大事です。できるだけ脂身の少ない鶏胸肉やささみ、赤身の肉を使って良質なタンパク質を摂取しましょう。

ビタミンCやビタミンB2、B6というのは新陳代謝に欠かせない物質です。野菜ばかりでなく、お肉や魚にも含まれるので、魚(特に青魚)も積極的に取り入れましょう。

ビタミンB6 が多い食材としては、マグロの赤身、鰹といった赤身のお魚、ナッツではピスタチオに多く含まれています。季節の鰹は値段もリーズナブルですし、季節感を感じることもできて心にも優しいレシピができます。同じくビタミンB6の多いニンニクを薬味にした「鰹のたたき」は、理想のメニューです。

ビタミンB2は鶏や豚のレバーに多く含まれています。できるだけ新鮮なものを買ってきて調理しましょう。レバーペーストをスティックサラダのソースにしていただくと意外とおいしく食べられます。

ビタミンAはレバーのほか、豚肉や緑黄色野菜にも多く含まれています。日本人は約4割を緑黄色野菜から摂取しているというデータもあります。野菜を多く摂取すると食物繊維も摂取できるので、野菜をたっぷりとりましょう。

こんなにたくさんの栄養を摂取するメニューは大変と思うかもしれませんが、一週間でまんべんなく摂取することを目標にし、それを一日、毎食に割り振っていくと意外に楽にメニューが立てられます。日持ちのする食材はまとめ買いすることもできるので、経済的にも安くつきます。

これらの栄養素はサプリメントでも補えますが、おいしい食事は精神衛生の面でも効果があり、ストレスを解消します。できれば作る過程から楽しむことが健康にもつながるので、週に一度でも家族で一緒に作ることに挑戦してみてはいかがでしょう。

ダイエット中の「無理」が肌荒れの原因に!

ダイエットは美しく健康に痩せることが目標です。特に女性の場合は、無理なダイエットや極端に食事を抜くようなダイエットはおすすめできません。

ダイエット中に気をつけることをまとめます。

  • 栄養バランスのある食事
  • 適度な運動
  • ストレスをためない生活

肌荒れが進んでしまうのも、これらのことが守られないことで起きるのです。置き換えダイエットをしている人は、そのほかの食事でしっかり栄養がとれるようにしてください。お昼は活動する時間も多いので、しっかり食べても大丈夫です。そのとき、生野菜でなく煮物や酢の物など、加熱した野菜を摂取することで、栄養を効率よく摂取できます。

ダイエット初期の頃は下痢や食欲を我慢できなくてイライラすることもあると思いますが、これも肌荒れの原因になります。うまくストレスを解消する方法を見つけて乗り切りたいものです。