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月に1回のチャンスを逃さないで!痩せたいなら生理後1週間が勝負!

 

女性にとって生理は、「痛いからイヤだ」「体調不良で家事や仕事がしにくい」と言ったマイナス要因が多いものです。実際、如何に生理中を不快にならずに過ごせるかを扱った書籍やグッズが多く出回っています。

それでも、生理は女性が女性であるためには欠かせない現象です。そうした生理に向き合う世の女性達に、とっておきの朗報があります。それは、生理後の期間を利用したダイエットです。男性にはできない、女性だけのダイエット方法を紹介していきます。

目次

生理後が痩せやすい理由って?

生理の後から排卵日に入るまでの7日から10日までの期間は、「痩せ組」「ダイエット期」と呼ばれる代謝の良好な時期です。それほどまでにダイエットの効果が見込めます。

生理前に溜めておいたものを血液として排出するので、体が軽やかになって痩せやすくなると言われています。軽くなった内に短期集中型のダイエットをすれば効果的です。生理前は食欲がどうしても増えがちですし、生理中はイライラや生理痛で体力が落ちているので、ダイエットはお休みするのが無難です。

そうした背景には2つの女性ホルモンが関係しており、自律神経を整えてくれるエストロゲンとイライラや不安定の原因を作るプロゲステロンです。

生理の始まりと共にこの2つの成分は一定量になり、終わればエストロゲンが増えて痩せやすくなる上、精神的安定を得られる他、むくみやお肌の状態も改善されます。排卵の始まる前後にプロゲステロンが増加し、反対に次の生理までエストロゲンが減るので、生理終了後の1週間がもっとも痩せやすくなるのです。

更に、生理前と比較しても食欲が落ち着いているコンディションの良い期間でもありますので、食生活の改善法しだいではストレスもさほどかからずにダイエットの効果を出すことが可能なのです。

生理後に必要な栄養

痩せるにはうってつけの時期である生理後のダイエットは、筋肉を付けてくれるたんぱく質をしっかりと補いましょう。肉では赤身肉や鶏のささ身、魚であればカツオなどの青魚です。卵もおすすめです。低脂肪のたんぱく質である青魚、赤身の肉、鶏のささ身はダイエットに向いています。野菜や海藻、きのこなどでビタミンとミネラルも欠かさずに摂取したいものです。

また、生理時の出血で失われた鉄分の補給も忘れてはなりません。酸素を運ぶ赤血球の力が弱くなれば代謝も下がり、脂肪を燃焼する力が弱まってダイエットを妨げます。鉄分不足は貧血だけでなく、冷えやむくみを起こす原因にもなるからです。生理の出血で失った鉄分、生理後のイライラを和らげてくれる「EPA」を含むサバやアジも有効です。イライラや緊張で甘味やジャンキーな食べ物を口にしてしまいがちな次の生理期に備えて、ダイエットのしやすいサイクルができます。

鉄分が豊富な食材は貝類、ほうれん草、レバー、小松菜などですが、これらを効率良く摂取できる上、バランスも取りやすいのが和食です。

気をつけたいのは?

糖質を控える=食物繊維の「先食べ」

このダイエット中は、甘いものや炭水化物などの糖質を制御するのも忘れないようにしたいものです。その対策として、野菜や海藻類で食物繊維を摂り、次はお腹をいっぱいに出来る汁物を食べて血糖値上昇を抑えます。そしてメインの肉や魚と言ったたんぱく質、そしてラストにご飯などの糖質を含む主食を頂く食べ方をおススメします。

こうしたカロリー少なめで食物繊維の多いものを取り入れて満腹感を得て、食事による「肥満ホルモン」の分泌を防ぎましょう。

カロリー制限のしすぎは✖

生理後は代謝が良好で、食事制限によるダイエットが成功しやすいです。それでも、女性ホルモンの分泌バランスを崩さないためにも、カロリー制限をしすぎてはいけません。栄養素が低すぎると脳が「これは飢餓状態だ」と判断し、痩せにくくなってしまいます。

食事内容も高カロリーな食べ物を避け、食べる順序や噛む回数を気にして頂ければ、生理後の時期はそれだけでも効果が出せます。

成人女性の1日に必要な摂取カロリー1500kcalを1000kcalに置き換えれば、2週間に7000kcalものダイエットができます。それは脂肪に換算すれば1kgにもなるのです。

1日3食、食べるタイミングが大事

食生活で気を付けてほしいことは、無理に食事制限をせず、1日3食の規則正しい食事をしましょう。食事を抜いたり減らしたりすれば、生理不順などホルモンバランスに乱れを生じることがあるので要注意です。

また、食べるタイミングに気を配れば、体のリズムを整えて痩せやすい体を作ることができます。まず、起床後2時間以内に朝食を食べるのが肝心で、その時間内に朝食を摂れば、体内時計のズレをスムーズにリセット可能です。朝食で消化器官が動きだし、1日のエネルギー代謝が上昇しますが、そのメニューには炭水化物やたんぱく質をおススメします。

対する夕食は寝る3時間前までに摂るのが理想で、遅くに夜食を食べるとエネルギーが消費できずに脂肪を付けやすくなってしまうので、避けて下さい。また、起きてから14時間以降に増える傾向にあるメラトニンと言うホルモンは睡眠を促すため、代謝が低下してしまうのです。

こうして無理なく食事法を変えるダイエットにし、次のダイエット次期が来たら再び行い、効果を積み重ねていきましょう。

よく噛むことで満腹感を得よう

スタンダードな方法ですが、たくさん噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、「もうお腹がいっぱいになった」と信号が出ます。そうして食べる量をコントロールし、食べ過ぎが防止されます。

また、咀嚼によって食べ物を消化しやすい状態にし、胃腸の働きを助けてくれるので、大事な栄養が身体にしっかり吸収されるメリットもあります。

食べすぎは注意!

生理中のイライラ、不安から解放された反動で、生理後に食事量が増えてしまうこともありますが、痩せやすい時期に食べ過ぎてはダイエットをし損ねてしまいます。そこで、先述した、食物繊維や汁物の「先食べ」でお腹をいっぱいにするか、良く噛むことで満腹感を得て、食べ過ぎを防ぎましょう。脂質、糖質が多い主食を食べ過ぎないだけでも痩せやすくなります。

どうしても食べたくなったら、スナック菓子や甘味ではなく果物やチーズ、ナッツなど生理後の体を助けてくれるものを少しずつ食べましょう。

生理後が待ち遠しくなってきませんか?

如何でしょうか。生理後はダイエットできるだけでなく、健康な体を作るための期間なのです。これは、生理が存在しない男性にはできないダイエットと健康のチャンスと言うこともできます。

「生理は女の悩み」「わずらわしいが、生理は必要なので仕方ない」などとは思わず、女性だけが得られるダイエットのチャンスと割り切って、理想の体を作ってみてはいかがでしょうか。