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生理後はダイエット効果抜群の「やせ期♡」

 

お腹が痛くなったり、倦怠感から体が重く感じたり、イライラしたり、とただでさえ憂鬱な月に一度の生理中。生理は女性特有のものであり、人により症状が軽かったり重かったりとその加減も様々です。

特にダイエット中に生理を迎えると、痩せないことへのストレスに拍車がかかります。

「順調に体重が落ちていたのに、生理前の食欲に勝てず逆に太ってしまった」

「生理前になるとイライラして甘い物が欲しくなってしまい、暴飲暴食がとまらないしダイエットにならない」

さらに生理中は甘いものへの誘惑が強く、ついつい手が伸びてしまうものです。そんな自分自身への嫌な感情や、なかなか痩せられず結果が出ないことへの苛立ちを抱いてしまう時期こそ生理中ですよね。

ダイエットに挑戦したことのある女性なら、一度は「生理中の痩せなさへのイライラ」を経験したことがあるのではないでしょうか。

そんなことからダイエットの大敵と捉えられがちな生理ですが、きちんと向き合えば大丈夫!優れたダイエット効果が得られる「やせ期」を利用し、効率良く痩せられるようになりますよ。

目次

生理とダイエットの関係

食欲が増加したり痩せにくくなったりと、生理前や生理中ではダイエットに大きな影響を与えます。生理周期やホルモンバランスそして生理とダイエットの関係性のほか、どのようなかたちで生理がダイエットに影響を与えるのかを簡単に解説します。

生理周期とは?

生理周期とは、生理が始まった初日~次の生理が来るまでの期間のことです。この期間は人によって多少は異なりますが、だいたい25~28日間とされています。

この期間に女性の体では子供を生むための準備として、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期といった4つの段階が順に繰り返されています。

4つの段階の中で生理にあたるのは月経期。つまり生理中以外にも女性の体の中では、女性ホルモンのバランスをはじめとした大きな変化が、それぞれの段階で生じているのです。

生理周期とダイエットの関係

月経期の前に訪れる黄体期が、普段よりも食欲が増大したり痩せにくくなったりとダイエットに大きな影響を与えます。

当然個人差はありますが、生理が始まる前にはイライラしがち・食欲が増す・倦怠感を感じるという体の不調を、生理中よりも生理前のほうが強く感じるとされています。

4段階ある生理周期の中でもこの黄体期こそ、体に脂肪がつきやすく、太りやすい時期に当てはまります。黄体期に太りやすくなる原因としては、女性ホルモンの大きな変化が挙げられます。

女性ホルモンは一体どのような形でダイエットに影響を与えているのでしょうか?

女性ホルモンがダイエットに与える影響

女性ホルモンは、大きく分けてエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類に分類されます。これらの女性ホルモンによって、毎月きちんと生理が来るように生理周期がきちんと管理されています。

まずエストロゲン(卵胞ホルモン)は、新陳代謝を促進し肌のターンオーバーの正常化やむくみの解消といった効果があります。また、バストアップといった女性らしい体作りにも作用することから、美容ホルモンとも呼ばれています。

一方、プロゲステロン(黄体ホルモン)とは、体温を上げたり栄養や水分そして脂肪を蓄えたりと妊娠に備えた体作りに作用します。

これら2つの女性ホルモンの分泌量の変化が、生理周期の管理だけでなく痩せやすさ・痩せにくさに大きく関係しているのです。

生理前と生理中が痩せにくい理由

生理前と生理中が痩せにくいのは、この時期に女性ホルモンのプロゲステロンが多く分泌されるからです。

先述の通りプロゲステロンには、妊娠の準備として栄養や水分そして脂肪を溜め込む作用があります。そのような作用のあるプロゲステロンの分泌量が増えれば、当然むくみやすく太りやすい体質へと変化します。

プロゲステロンの分泌量が増え、妊娠に向けて体にエネルギーを蓄えようとするからこそ、食欲が増しますし脂肪や水分が体の中に溜まりやすくなっていたのです。

生理後一週間はダイエットのゴールデンタイム

生理前や生理中に痩せにくくなる原因としてのプロゲステロンは、黄体ホルモンという名前の通り黄体期が過ぎたあとには元の分泌量に戻ります。

プロゲステロンの分泌量が減少していく一方で、徐々にエストロゲンの分泌量が増えるという本来の女性ホルモンバランスへと移行するのです。

エストロゲンの分泌量が増えるのは、「生理が終わり頃~約2週間」別の言い方をすると「生理が始まった日を1日目とし、生理が終了する8~20日目までの期間」です。

エストロゲンには基礎代謝を促進する働きがありますから、上記の期間は基礎代謝がUPし脂肪を燃焼させやすくなります。さらに、プロゲステロンの作用により体の中に溜まっていた水分を外に出し、むくみを解消するには絶好のタイミングです。

つまり、生理後の1週間は痩せにくい生理前や生理中とは打って変わって、痩せ効率が非常に高い「ダイエットのゴールデンタイム」なのです。

知っておきたい生理後ダイエットの効果や方法

「ダイエットのゴールデンタイム」とも言える生理後1週間の限られた期間で、より高い痩せ効果が得られる方法をご紹介します。

運動が苦手な人も、痩せ効率が高まっている生理後1週間だけは集中的にトレーニングするよう頑張ってみましょう。

基礎代謝をさらに高めるストレッチ

生理後にはエストロゲンの分泌量が増え、基礎代謝が非常に高まっています。その基礎代謝をさらに高めることこそ、生理後ダイエットの成功への近道になります。基礎代謝を上げる簡単な方法として、「しっかりとストレッチを行う」をおすすめします。

腰、脚、背中そして上半身など、全身の筋肉を入念にストレッチで伸ばし、ほぐしてあげましょう。ストレッチで筋肉を伸ばしほぐしてあげると、筋肉の柔軟性が高まり血行促進効果が得られます。血流が改善されると体温が上昇し、それと比例して代謝もさらにUP!

また、スムーズになった血流が、体の中に溜まった不要な水分や老廃物を外へと出してくれるので、デトックス効果も得られますよ。

水泳やウィーキングなどの有酸素運動

ストレッチを生活の中に取り入れつつ、軽めの有酸素運動もできるところから徐々にプラスしていきましょう。水泳、ジョギング、ウォーキング、踏み台昇降、スクワットなどが有酸素運動に当てはまります。

体内の脂肪はなかなか燃えてくれませんよね。しかし有酸素運動は、取り入れた酸素をエネルギー源として体内の脂肪を燃やす運動ですから、生理中についた脂肪の燃焼にピッタリ!基礎代謝も高まっているので、より高い脂肪燃焼効果を得られますよ。

ただし、生理後には体が冷えやすく体調を崩しやすい時期でもあるので、体と相談をしながら無理のない範囲で取り入れましょう。

有酸素運動の前の筋トレで効率UP!

効率良く脂肪を燃やせられる有酸素運動ですが、筋肉量が多くなければ高い効果を得られません。さらに、有酸素運動自体ではなかなか筋肉を鍛えられない、という側面もあります。そこで、有酸素運動の前に筋トレを行うことで筋肉量を増やしてあげましょう。

短時間で筋肉への負荷を与える筋トレのような運動は無酸素運動と呼ばれています。無酸素運動を行うと成長ホルモンやアドレナリンといった基礎代謝を高める物質が分泌されるので、その後に行う有酸素運動で得られる効果をさらに高められるのです。

有酸素運動の前に無酸素運動を取り入れ、相乗効果からさらにダイエット効果を高めてみてはいかがでしょうか?

まとめ

なかなか痩せられず憂鬱な気分にもなる生理。しかし、生理が終わった後にやってくる「やせ期」を活用したダイエット方法があると思うと嫌な期間も少しありがたく感じられますね。

「やせ期」には女性ホルモンも味方となってくれるので、頑張れば頑張った分だけ嬉しい効果が得られますよ。

ただ、「やせ期」は体調も崩しやすい時期でもありますから、無理をしない範囲内でできることをしっかりと行いましょうね♡