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【ココナッツオイル】の効率の良い摂取方法やスキンケア・ヘアケアへの使い方をご紹介

 

ダイエット効果や美容・健康効果、さらにはアンチエイジング効果に優れているとして「ココナッツオイル」「エキストラバージンココナッツオイル」に注目が集まっています。

そもそもココナッツオイルとエキストラバージンココナッツオイルには、中鎖脂肪酸という飽和脂肪酸の一種が大変多く含まれています。飽和脂肪酸というとコレステロール値の上昇や動脈硬化のリスクを高める作用から、健康には悪影響を及ぼすイメージがありますよね。

しかし、ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸には、肝臓へと直接運ばれた後にすばやくエネルギーへと変換されるという性質があります。また、中鎖脂肪酸はコレステロールや体脂肪へと変わらないので、コレステロール値を上昇させたり体脂肪が増えたりと言った健康に阻害することはありません。

むしろ、中鎖脂肪酸はエネルギーへと変換される際に脂肪を燃やしたり、善玉コレステロールを増やしながら悪玉コレステロールを減らしたりといった体に良い効果を得られるのです。さらに中鎖脂肪酸に多く存在するラウリン酸には高い抗菌作用・抗酸化作用・免疫力の向上といった効果があります。

体に悪いとされる飽和脂肪酸の中でも、体に嬉しい効果を発揮するイレギュラーのような存在が中鎖脂肪酸とイメージすると分かりやすいですね。

こちらでは、ココナッツオイルやエキストラバージンココナッツオイルに含まれる様々な嬉しい効果とともに、効率の良い摂取方法やスキンケア・ヘアケアへの使い方をご紹介します。

目次

ココナッツオイル エキストラバージンココナッツオイル何が違うの?

「ココナッツオイル」と「エキストラバージンココナッツオイル」とのどちらにも中鎖脂肪酸が含まれていますが、その含有量や栄養素において多少の違いがあります。はじめに、ココナッツオイルとエキストラバージンココナッツオイルの違いは一体何なのかについて見ていきましょう。

エキストラバージンココナッツオイルの特徴

まず、エキストラバージンココナッツオイルとは、無精製の非加熱処理が行われ添加物を一切使用せずに抽出された天然100%のままのココナッツオイルに用いられる名称です。

エキストラバージンココナッツオイルは収穫後48時間以内のココナッツの実が使用されているので鮮度が高く、無精製・無添加・非加熱抽出ですからココナッツオイル本来の栄養素をあますこと無く得られるようになっています。ココナッツ特有の甘い香りが強いのも特徴の1つです。

そんなエキストラバージンココナッツオイルは約90%の飽和脂肪酸で構成されているので腐りにくく、この飽和脂肪酸のうち約70%が中鎖脂肪酸となっているほか、アンチエイジング効果の高いビタミンEが豊富に含まれています。

つまり、エキストラバージンココナッツオイルでは、中鎖脂肪酸による脂肪分解効果や悪玉コレステロール値の減少といった優れた効果と、中鎖脂肪酸に多く含まれるラウリン酸による抗菌作用・抗酸化作用・免疫力向上といった効果、そしてビタミンEによる抗酸化作用を同時に得られるようになっています。

ココナッツオイルの特徴

ほとんど手を加えられていないエキストラバージンココナッツオイルに対し、ココナッツオイルは不純物を取り除くために加熱・漂白・脱臭といった処理が加えられています。「レギュラー」「オールナチュラル」「RBD(漂白脱臭精製済み)」と記載されていることが多いです。

エキストラバージンココナッツオイルと比較するとココナッツ特有の香りが少なくなっていて様々な料理に使いやすい反面、ココナッツオイルに含まれている栄養素が失われているというデメリットが。

というのも、栄養価が低い「乾燥ココナッツ」から作られているものが多く、コレステロール値・体脂肪の増加に繋がる不飽和脂肪酸が加えられている場合もあるからです。

不飽和脂肪酸が加えられていなくとも、製造過程から中鎖脂肪酸やビタミンEの含有量は失われ、エキストラバージンココナッツオイルよりもそれらの含有量は少なくなっています。

エキストラバージンココナッツオイルのほうが優れている

中鎖脂肪酸やビタミンEといったココナッツオイルが持つ本来の栄養素が多く含まれていて、それらの栄養素を効率的に摂取できるという点ではエキストラバージンココナッツオイルのほうが優れていると言えるでしょう。

しかし、匂いに癖がなく幅広い使用方法が可能なココナッツオイルを普段の調理油として使用するだけでも、嬉しい効果を得られますから必ずしも「エキストラバージンココナッツオイル」でなければいけないということはありません。

  • 精製されていないエキストラバージンココナッツオイル
  • オーガニック(有機食品)としての表記があるもの
  • 栄養素がそのまま残る「非加熱」または「低温圧搾」のもの
  • 添加物が無いかどうかをラベルに記載されている原材料を見る

ココナッツオイルは日本国産のものがなく、日本国内で販売されているココナッツオイルは輸入製品となっています。もしも、アンチエイジングをはじめとした嬉しい効果をココナッツオイルから効率良く得たい場合には、上記のポイントに気をつけて良質なココナッツオイルを選ぶようにしてみてはいかがでしょうか?

ココナッツオイルにアンチエイジング効果があるって本当?

ココナッツオイルに豊富に含まれている中鎖脂肪酸やビタミンEからは、様々な美容・健康効果を得ることができます。

ココナッツオイルから得られる健康効果

ココナッツオイルから得られる健康効果としては、「抗酸化作用から老化を予防する」「血行促進から代謝が向上する」「ホルモンバランスの正常化」「腸内環境を整えて便秘や下痢を改善・予防する」そして「脂肪燃焼効果からダイエット効率を高める」といった全身へのアプローチが挙げられます。

抗酸化作用から老化を防ぐ

ビタミンEが持つ抗酸化作用とは、活性酸素による細胞の酸化つまり老化から守る働きのことを言います。動脈硬化や生活習慣病をはじめとした老化とともにリスクが高まる疾患の予防に役立ちます。

また、エキストラバージンココナッツオイルには、活性酸素を除去する効果のあるケトン体という物質も含まれていますから抜群のアンチエイジング効果が得られますよ。

血行促進から代謝が向上

悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やすアプローチから血液をサラサラにする中鎖脂肪酸、そしてアンチエイジングのみならず血行促進効果を持つビタミンEの相乗効果から全身の血の巡りが良くなって代謝が高まります。

全身の血行が促進されれば、細胞が活動するために必要な酸素や栄養素などを効率良く血液によって運搬されます。すると、細胞の活動が活発になると同時に、細胞の生まれ変わりも促進されますよ。

ホルモンバランスを整える

ココナッツオイルには、ホルモンを作り出す際に必要となる「プレグネノロン」という物質が含まれていることが判明しています。中鎖脂肪酸もホルモンの生成に大きく関わる成分です。

ホルモンのもととなる2つの成分を含むココナッツオイルを摂取すれば、十分な量の女性ホルモンを作り出すことが可能に!女性ホルモンの不足から生じる「ホルモンバランスの乱れ」を整えられますよ。

特に女性の場合にはホルモンバランスの状態が心身の健康と大きく関わっていますから、ホルモンバランスの正常化から心身を健やかな状態へと改善していきたいですね。

腸内環境を整えて便秘や下痢を解消

中鎖脂肪酸に多く存在するラウリン酸には、抗酸化作用・免疫力の向上・抗炎症作用・抗菌作用といった効果があります。さらに、ラウリン酸が体内に吸収されてモノラウリンに変化すると、比較的短時間で「腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らす」という腸内環境の正常化に効果を発揮します。

したがって食物繊維やビフィズス菌が豊富な食材と一緒にココナッツオイルを摂取すれば、相乗効果から効率良く腸内環境を整えられて便秘や下痢の解消・予防に役立ちますよ。

脂肪燃焼効果からダイエット効率UP

中鎖脂肪酸やビタミンEの相乗効果から血行が促進し代謝が高まるだけでなく、中鎖脂肪酸が持つ脂肪燃焼効果もより高まります。

つまり、ダイエット効率が高まって「痩せやすい体質」を目指せられるだけでなく、そもそも体に脂肪がつきにくくなる「太りにくい体質」も実現可能に!

ココナッツオイルから得られる美容効果

ココナッツオイル自体に美肌・美髪効果が期待できる作用がありますから、口から摂取して体の内側からだけでなく、肌や髪に使用すれば体の外からもアンチエイジングが可能ですよ。

肌トラブルを改善・予防し美肌へと導く

  • 優れた保湿効果で乾燥を改善、予防する
  • 抗炎症作用からかゆみや湿疹といった肌トラブルの症状を抑制する
  • 肌の生まれ変わりに必要なマグネシウムやビタミン類などの栄養素が豊富で、肌のターンオーバーが促進される
  • 上記の抗炎症作用と合わせて抗菌作用があることから、肌ダメージやニキビの回復を早める

ビタミンEやオレイン酸といった栄養素を豊富に含むココナッツオイルは、肌に直接与えると上記のような嬉しい効果を得られるようになります。

既に生じている肌トラブルの解消だけでなく、保湿効果による肌のバリア機能UP&肌のターンオーバーの正常化によってトラブルが生じにくい肌へと生まれ変わることができますよ。

特に肌の乾燥は「肌のターンオーバーの乱れ」や「肌のバリア機能」といった様々なトラブルの原因となりますから、高い保湿効果から根本的な改善が可能に!

ヘアケアにも優れた効果を発揮

ビタミンEとラウリン酸による強力なアンチエイジング効果が得られるココナッツオイルを頭皮に使用すると、育毛効果・白髪防止効果・頭皮の保湿効果といった美髪には欠かせない多くのアプローチが得られます。

ココナッツオイルの取り入れ方

ココナッツオイルは口から摂取する以外にも、肌や髪などに直接塗っても美容効果が得られる優れたオイルです。最後に、ココナッツオイルの優れた効果を余すことなく得られるおすすめの摂取方法やケア方法をご紹介します。

ココナッツオイルの摂取方法

ココナッツオイルの1日摂取目安量は約大さじ2~4杯です。決して多くはない適量ですから、毎日の食事の中で上手に摂り入れるだけで優れた効果の数々を得られますよ。

温かい飲み物に入れる

ココナッツオイルを1番簡単に摂取できる方法としては、普段口にする温かなコーヒー、紅茶といった飲み物に入れることです。ココナッツオイルは25℃以下ではバターのように固まった状態ですがそれ以上の温度では程度で液状になるので、温かな飲み物に入れるようにしてくださいね。コップ1杯の飲み物に対して、大さじ1杯のココナッツオイルで十分です。

特に、溶かして生じる油の膜からは湯気と共にココナッツの甘い香りでリラックスできますよ。普段口にする飲み物にココナッツの甘い香りが合わさることで満足感を得やすくなるという、甘いものを我慢しているダイエット中には嬉しい効果も!

トーストに塗る

バターを塗ってトーストした食パン全体に、蜂蜜とココナッツオイルをかけると甘い香りがたまらない美味しい朝ごはんが完成します。

揚げ油・調理油として使用する

ココナッツオイルの「酸化しにくい」という特徴を最大限に活かせられる調理こそ、揚げ物です。ココナッツオイルを揚げ物に使用すれば、すぐにエネルギーに変換されることから「油ものなのに太りにくい」のみならず、サクサク感が長持ちしやすいという魅力も兼ね備えています。

また、普段使用する調理油をココナッツオイルにするだけでもOK!エキストラバージンココナッツオイルの甘い香りが気になる人は、香りがある程度抑えられているココナッツオイルがオススメです。

酸化しにくく加熱調理でも栄養素が失われにくいココナッツオイルの長所を、普段の料理で存分に活かしていきたいですね。

ドレッシングに使用する

ココナッツオイル大さじ1杯に、酢小さじ1杯と塩コショウ少々を加えるだけでサラダにピッタリ合うドレッシングに!冷たいと固まりやすいので、液状になるまで温めたオイルを使用するようにしましょう。

ココナッツオイルを使用したケア方法

髪や美容効果を発揮するココナッツオイルのほとんどが飽和脂肪酸から構成されていて酸化しにくいオイルであることから、スキンケアやヘアケアに適しているオイルです。

ココナッツオイルをスキンケアやヘアケアに使用する場合には、精製されていない天然成分100%のエキストラバージンココナッツオイルを選ぶようにしてくださいね。分子が極めて小さく、肌や髪組織への浸透率が高いので効果を一層実感できますよ。

肌や髪へと直接使用する際には、液状になるまで温めてから!また、スキンケアに使用する際には肌トラブルを未然に防ぐ意味も込めて、二の腕や太ももの内側などの皮膚の柔らかい部分でパッチテストを必ず行ってからにしましょう。

保湿オイルとして全身に

朝と夜の洗顔の後の保湿オイルとして使ってみませんか?ココナッツオイルを1~2滴手にとって人肌程度に温めたあと、顔全体に薄く優しく塗り広げましょう。化粧水のあとに水分の蒸発を防ぐために保湿クリームで蓋をする、その保湿クリーム代わりにココナッツオイルは役立ちますよ。

また、化粧水の前にココナッツオイルを使用すると、その後に使用する化粧水や美容液に含まれる成分の浸透率を高めることが可能に!塗るその時の肌の調子と相談しながら、化粧水の前にするか・後にするかを決めてみるのも良いですね。特に乾燥が酷い冬場の季節は、普段使用している美容液に混ぜて使用すると、優れた保湿効果からしっとり肌へと改善・キープできますよ。

フェイスケアのみならず全身の保湿ケアへの使用もOK!肌のカサつき・ざらつき・くすみが気になる時にはココナッツオイルでボディマッサージをすれば、古い角質がスッキリと落ちて透明感が生まれますよ。

お気に入りのアロマオイルと合わせて使用すれば、ボディケアをしながらリラックス効果を得られて気分がリフレッシュ!1日頑張った自分へのご褒美時間をプレゼントしたいですね。

クレンジングオイルとして

ベタつかずサラサラとした使用感で洗浄力が高く、抗菌作用・抗炎症作用・抗酸化作用と様々な効果のあるココナッツオイルは、クレンジングオイルとしても十分に使えます。

メイクを落とす際のクレンジングオイルとしてはもちろんのこと、頭皮の毛穴に詰まった皮脂汚れを綺麗にしたいときにもピッタリ♪

シャンプーの前にココナッツオイルを頭皮に馴染ませ、指の腹を使って頭皮を揉みほぐすようにゆっくりとマッサージするだけです。体が温まっていて毛穴が開いている入浴中がベストタイミングですから、週に1度の頻度で頭皮も労ってあげましょう。

続けるうちに頭皮特有の嫌な匂いがしなくなると同時に、髪も元気になってツヤやボリュームが生まれますよ。

ダメージヘアの修復・補修で美髪に

お洒落には欠かせないヘアカラーやパーマそして毎日のヘアアレンジですが、ダメージが髪に蓄積されていくとパサついたり枝毛・切れ毛になったりしますよね。ココナッツオイルはそんなダメージヘアの修復・補修にも効果的!

お風呂上がりのタオルドライした髪にココナッツオイルを付けましょう。ドライヤーからの熱から髪を守ってくれますし、保湿効果からパサつきが抑えられてツルンとした髪になれますよ。

付けすぎてしまうとベタッとボリュームダウン繋がります。したがって、特にダメージが気になる毛先を集中的にそして全体は軽く馴染ませるように付けてくださいね。

話題のオイルプリングにも!

オイルプリングとは、オイルで口の中をすすいで老廃物を排出するデトックス効果が得られるというインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」に基づいた療法です。

大さじ1~2杯ほどのココナッツオイルを口に含み、オイルを口の中全体に行きわたるようにクチュクチュと15~20分間すすいで吐き出すだけと大変簡単な方法です。決して口に含んだココナッツオイルを飲み込まないように!睡眠中に口の中の乾燥から菌が増殖しているので、朝起きてすぐのタイミングがオススメですよ。

クチュクチュと口の中をすすぐ動作で表情筋のトレーニングにもなりますし、唾液を分泌促進効果から歯周病や虫歯といった口内トラブルのリスクを抑えられます。

まとめ

中鎖脂肪酸とオレイン酸、そしてビタミンEといったアンチエイジング効果の高い栄養素を一度に得られるココナッツオイルは美容・健康効果に優れていることが分かりましたね。

より効率良くココナッツオイルの効果を得たい場合には、ご紹介しましたココナッツオイルの選び方・摂取方法・使用方法を参考にしていただけますと幸いです。

また、様々な効果が得られるココナッツオイルではありますが、油であることには変わりありません。したがって、美容・健康効果を多く得たいからと過剰摂取をすると健康への悪影響となりますからおやめくださいね。1日の摂取量の適量である大さじ2~4杯を守って摂取しましょう。

ココナッツオイルは酸化しにくく長持ちするオイルなので、慌ててたくさんの量を消費する必要がありませんから、毎日コツコツと続けることが大切ですよ。体の内側そして外側からの両方からアンチエイジングを目指せられるココナッツオイルで、いつまでも健康で美しい体を目指したいですね。