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二日酔いだけではなかった!エイジングケアにも良い万能薬「ウコン」のパワー

 

「ウコン」と聞くと皆さんはどんなことを想像しますか?私は真っ先に、お酒を飲みすぎたときに摂取するものというイメージがわきます。CMなどの効果もあってか、女性のものというよりかは、サラリーマンの男性が摂取するもののようにも感じます。
そんなウコンは、実は女性の、しかもエイジングケアに効果があることをご存知でしょうか。ウコンは二日酔いに効くだけのものではないのです!今回は、エイジングケアにも効果的なウコンの秘密に迫ります。

 

目次

ウコンとは

ウコンとは?

ウコンとは、ショウガ科ウコン属の多年草です。

見た目も確かにショウガのような見た目をしているのが特徴です。

その歴史は実は古く、日本では江戸時代には一般庶民にも広く愛用されていたといわれています。

もともとはカレーやたくあんといった食材の着色に使われてきたもので、そのほかにも衣料品の染色などにも用いられています。

ウコンの種類はどんなものがあるの?

日本で作られているウコンには3種類あり、秋ウコン、春ウコン、紫ウコンが存在します。

年末年始の忘年会シーズンになると必ず流れる二日酔いに効くドリンクや薬に使われているウコンは、「秋ウコン」を使用して作られています。

この秋ウコンには、二日酔いに効くといわれている成分の他にも肝臓をケアしてくれるクルクミンという成分を豊富に含んでいます。

春ウコンと呼ばれるウコンは、秋ウコンほど肝臓に効く成分は含まれていませんが、胃腸のはたらきをサポートしてくれる成分を多く含んでいます。

カルシウムやカリウム、ミネラルといった成分も春ウコンの方がふんだんに含まれているといわれています。

春ウコンは抗がん作用もあるといわれているので、まさに自然の万能薬といえるでしょう。

ウコンの摂取の仕方

ドリンクタイプや粉末タイプの薬でしかウコンはお目に罹れないかと思いますが、摂取の仕方はさまざまです。

主な摂取方法は、

  • 生で食べる
  • 粉末タイプ
  • 発酵ウコン
  • ウコン茶

といったように、ちょっと驚きの摂取方法まで存在します。

生で食べるのに少々抵抗を感じますが、ウコンの力を100%引き出したいのであれば、迷わず生で食べることを選択しましょう。

なかなか手軽にスーパーで購入をすることはできませんが、インターネットの通信販売や、簡保薬の専門店などで購入をできる時もあるので、気になる方はぜひ探してみてください。

ウコンは精油成分が含まれているため、乾燥をさせると有効成分が半減してしまいます。

これではせっかくの貴重な成分がもったいないので、生のウコンンをショウガのすりおろし器を使ってすりおろし、お水やお湯に溶かして飲んでみてください。

正直なところ、味は……想像がつくかと思いますが、不味いです!

独特の苦みがあり、癖のある味なので、はじめのころは抵抗があるかもしれません。

漢方薬と似たようなものだと割り切って飲めば、時間とともに慣れてくる人もいるかもしれませんし、もし苦手なようであれば、成分の効果は弱まりますが、粉末タイプやドリンクタイプで摂取をしても良いでしょう。

独特の見た目と香りなので、そのまま丸かじりはできそうにない印象ですが、実はこれも可能なんです。

しかし当然のことながら、かなり苦みが強くツライだけかと思うので、できればやめておいた方が良いでしょう。

苦みに強く、あまり味も気にならないのであれば、食物繊維もそのまま摂取できるので、この方法はオススメです。

ウコンは生で摂取をする場合、一度に10グラムを上限にして摂取するようにしてください。

(というよりかは、これ以上は味の関係上厳しいかと思います)

生のウコンは、サランラップなどにくるんで冷凍保存も可能なので、無理に一度で摂取をしようとせずに、少しずついただいていくようにしてください。

正しい摂取のタイミングは?

飲み会の時、皆さんは、ウコンをどのタイミングで摂取していますか?

実はこの摂取タイミングにきちんとした決まりはないのですが、生のウコンの場合はできれば食後やお酒を飲んだ後が望ましいでしょう(市販のものの場合は、説明書通りに摂取してください)。

お酒を飲んだ後でも、生のウコンの力は存分に発揮されるので、今日は飲みすぎたな…という日は、帰宅後にすりおろしたウコンを溶かしたお水やお湯をグビッと飲むようにしましょう。

翌朝の身体の調子が、飲んだかどうかで大きく変わりますよ。

ウコンが持つ嬉しい効能

ウコンでエイジングケア!?

では本題のウコンでアンチエイジングについてです。

ウコンに含まれている「クルクミン」という成分は、非常に高い抗酸化作用があると確認されています。

そのため、活性酸素の抑制やシミ、シワ、たるみの予防、肝機能の向上ができるといわれています。

体内が錆びつくことで、私たちの老化現象は加速をします。

一度老化が始まると、何かしらのケアをしなくては、改善へと向かうことはありません。

そのため、ウコンの高い抗酸化作用は、アンチエイジングには非常に魅力的です。

体内の活性酸素を抑制することで、コラーゲンの減少をストップする力がはたらくので、肌のシミや乾燥からくるたるみ、シワを解消することができます。

コラーゲンが減少しなければ、肌の水分量を一定に保つことができるので、年齢とともに頑固な乾燥肌に悩む人もいるかと思いますが、これら悩みを解決することができるのです。

クルクミンの効果的な食べ合わせ

アンチエイジングに効果的なクルクミンは、体内への吸収率が非常に低いです。

しかし食べ合わせを考慮すると、吸収率を上げることが可能です。

クルクミンの吸収率が上がる食べ物は、乳酸菌の含まれている食材です。

つまりチーズや牛乳、ヨーグルトなどといったものです。

これらを一緒に摂取すると、体内への吸収率が向上するので、本気でアンチエイジングを考えている人は、すりおろしたウコンをヨーグルトに混ぜて食べてみても良いでしょう。

ウコンは二日酔いだけの万能薬ではなかった!

なんだか中年のおじさんのイメージがあるウコンですが、実は私たち女性の美肌にも良い影響を与えてくれることが分かりましたね。

しかしいくらアンチエイジング効果があるからといって、ウコンの摂取のしすぎには注意が必要です。

実はウコンの摂取には不向きな人がいます。

それは、

  • 肝機能障害
  • 妊娠中
  • 授乳中
  • 胆汁管障害
  • 胆石を持っている
  • 糖尿病
  • 抗凝固薬を摂取している
  • 急性黄疸
  • ヘルペス
  • 消化性潰瘍
  • 胃酸過多

といった上記のような症状あるいは治療を受けている人です。

これらの状態にある人には、ウコンの副作用が出る可能性があるので、摂取そのものを避けた方が良いでしょう。

またサプリメントから気軽に摂取もできますが、過剰に摂取をしてしまうと、下痢や腹痛の元となるので、注意が必要です。

アレルギー症状が出る場合もあるので、心配な時は、医師に相談をしてみてください。

用法用量を正しく守れば、ウコンはエイジングケアもできる万能薬です。

気になる方は、ぜひ一度お試しください!

参考文献
わかさ生活