「森のバター」と呼ばれるほど、脂質の高い食材であるアボカド。
見た目の可愛いですし、彩も良いので、料理に登場する回数も多い食材ですよね。
このアボカドが、実は食べる美容液といわれているほど、美肌に効果をもたらしてくれる優秀な食材なんです。
ではアボカドを食べることでアンチエイジングはできるのでしょうか。
今回はアボカドの知られざるパワーをご紹介します。
スーパーフルーツ「アボガド」
驚きのアボカドパワー!
アボカドの栄養価の高さは、ギネスブックから「世界一栄養価が高い」と認定されるほどです。
アボカドには、以下の栄養素が含まれています。
- ビタミン(E、A、B1、B2、B6、C)
- ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅)
- 脂質(リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸)
驚くことに、ビタミン類に関しては、アンチエイジングを本格的に考えている人達にとっては、毎日摂取したいものが一つにすべて含まれていることです。
そして体内で自ら生成することのできないミネラルに関しても、かなり豊富に含まれているのが特徴です。
アボカドは前述の通り、「森のバター」と呼ばれるくらい脂質の高い果物ですが、アボカドに含まれる脂質のほとんどが不飽和脂肪酸と呼ばれるものなので、摂取をしても一定量であれば太る心配がないのです。
この不飽和脂肪酸は、コレステロールの数値を減少させてくれる効果が望めるので、年齢と共に体重が気になる方でも安心して食べることができるのがポイントです。
アボカドの効果
では成分が分かったと悪露で、期待ができる効果をご紹介します。
- 利尿効果
- 高血圧予防
- 動脈硬化予防
- 脳梗塞予防
- 心筋梗塞予防
- がん予防
- 便秘予防
上記の効果が期待できるといわれています。
いわゆる「生活習慣病」というものが解決できるとともに、ダイエット時に期待したい便通の改善、老廃物の排出といった意味では美肌つくりに欠かせない利尿効果もしっかりとあるため、やはりアボカド一つでバランス良く健康管理とアンチエイジングできることが分かりますね。
アボカド摂取の際の注意点
いくら太りにくい不飽和脂肪酸を含んでいるアボカドとはいえ、やはり脂質の多い食材ですので、カロリーは高めです。
約100グラムで190カロリーあるといわれているため、一定量を超えて食べることはやめておきましょう。
いくらコレステロールを減少してくれる不飽和脂肪酸でも、摂取をしすぎては意味がありません。
一日半玉を摂取の目安として、残った分は翌日食べるように調整をしながらいただくようにしてください。
アボカド自体は脂質が多いので、摂取しすぎるとニキビができたり、体重の増加といったことが起こるので注意が必要です。
「アボガド」のエイジングケア効果
「アボガド」のアンチエイジング効果
アボカドの脂質の主な成分は「オメガ9」と呼ばれる不飽和脂肪酸の一種です。
このオメガ9は、母乳や皮脂に多く含まれている成分のため、摂取を続けることで肌の乾燥を内側から予防してくれる力があります。
特に寒い時期は肌を保湿しても乾燥してしまうので、アボカドを食べて内側から乾燥対策をするようにしましょう。
ビタミンEが豊富
体内が酸化をすることで、私たちの身体は内側から錆びついていき老化をしてしまいます。
この老化現象を防ぐためにも、体内の酸化を抑制してくれる成分は必須です。
アボカドに多く含まれているビタミンEには、体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
そのため、摂取をするだけで、体内から老化を防止してくれるのです。
またビタミンEには血流を良くしてくれる効果があるため、新陳代謝が上がり、肌の血色も良くなるので、くすみがちな年齢肌もイキイキと若返らせることができます。
中年太り対策も!
いわゆる「中年太り」は、老化とともに代謝が落ちてくると痩せなくなることが原因で起こる現象です。
若いころと食事の量が変化をしていなくても、代謝が落ちることで太ってしまうので、正直対策が難しいですよね。
そんな中年太りにも効果的なのがアボカドです。
アボカドにはたくさんの食物繊維が含まれているので、食べることでお通じが良くなります。
また利尿効果もあるので、体内の老廃物をうまく排出し、むくみの原因も断ち切ってくれます。
適度な運動と一日半玉のアボカドで、中年太り対策をしましょう。
効果アップが期待出来るアボカドの食べ合わせ
ビタミンCとの相性がバツグン
アンチエイジングに欠かせない抗酸化作用があるビタミンEは、ビタミンCと合わさることで、さらに高い効果を発揮するといわれています。
もともとアボカド自体にビタミンCは含まれていますが、さらに高い効果を望むのであれば、ビタミンCが多いといわれているレモンを少し絞ってから言いただくと良いでしょう。
しかしこれだけではなんだか味気ないので、ビタミンCが多いフルーツと一緒に合わせてデザート感覚でいただいても良いでしょう。
アボカド自体は癖のない味なので、フルーツと一緒にフルーツサラダのようにして食べても違和感なくおいしく食べられますよ。
トマトとの相性は最高!
トマトの成分であるリコピンは、アボカドの脂質と混ざり合うとより効果を発揮します。
リコピンにはがんを予防する力があるため、一緒に食べることでがん予防ができるのです。
またトマトにはビタミンCが含まれているので、アボカドの成分もより一層発揮することができるため、この二つを合わせて食べるのはベストといえるでしょう。
バターの変わりにアボカドを使ってもGOOD!
森のバターと呼ばれていることは、もう何度も前述をしていますが、それほどアボカドには良質な脂質が含まれています。
最近ではアボカドを使ったダイエットも紹介をされていますが、より高いダイエット効果を得たいのであれば、余計な油を使わずに、アボカドをバター替わりにして調理をすると良いでしょう。
アボカド自体にまったりとした歯触り(食感)があるので、バターを使わなくても、料理がまろやかな仕上がりになります。
例えばサンドイッチを作る際に、ペースト状にしたアボカドをバターの代わりに塗ってお好みの具材を挟めば、贅沢なアボカドサンドイッチが完成します。
バターのまろやかさはアボカドでしっかりと補えるので、バターや油のカロリーが気になる方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
アボカドは栄養豊富なフルーツ界の神様だった!
ギネスに認定をされるほど、その栄養価の高さはお墨付きなアボカド。
アンチエイジングはもちろん、健康維持や体重管理までできてしまう優れものということが分かりましたね。
しかも調理をしやすく、最悪時間がなければ、半分に切ってスプーンですくって食べるだけでも美味しくいただけるので、手軽に毎日摂取ができる点もポイントが高いですよね。
食べるだけで体内から乾燥を防いでくれるので、本格的にアンチエイジングを考えているのであれば、今日からアボカドを食べてみてはいかがでしょうか。