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日本のスーパーフード「お味噌」でエイジングケア?

 

お味噌を作る職人さんの手は、とてもきめが細かく美しいというお話を聞いたことはありませんか?

実は今、世界的にもお味噌の効果が再評価をされているのです。

私たち日本人の食卓に、一日一回は必ず登場するお味噌。

今回は、お味噌の知られざるパワーをご紹介します。

 

目次

味噌はなぜ体にいい?味噌に含まれる様々な成分

お味噌が身体に良い理由

私たち日本人の食卓にお味噌は欠かせない存在ですよね。

特に出汁の効いたお味噌汁は、日本人なら嫌いな人はいないのではないでしょうか。

そんなお味噌が身体に良いと国内外から再評価をされています。

具体的にどんな効果があるのかというと、

  • がんリスクが減る
  • 生活習慣病の予防
  • 老化を防止できる
  • 高血圧の予防

などが挙げられます。

「みそは医者いらず」と昔からの言い伝えでいわれてきた通り、お味噌は私たちの疲れた身体を癒してくれる万能薬だったのです。

お味噌の成分は?

お味噌の主な原料は大豆です。

この大豆を発酵させることにより作られたのがお味噌です。

大豆を発酵させると、アミノ酸やビタミンといった栄養素が、通常の何倍にも増量し、さらに身体に良い効果をもたらします。

お味噌に含まれる良質な栄養成分は、

  • たんぱく質
  • イソフラボン
  • ビタミンE
  • トリプシンインヒビター
  • コリン
  • リノール酸
  • メラノイジン
  • ビタミンB

と挙げ出したらきりがないほど多くの成分が含まれています。

お味噌の種類別では違いがあるの?

お味噌には、白味噌・赤味噌と種類があり、この2つを混ぜ合わせた合わせみそも食卓に良く登場をします。

赤味噌よりもまろやかで甘みのある白味噌と、シャープな味わいできりっとした味に仕上がる赤味噌のどちらも本当においしいですよね。

ではこの2つ、成分には違いがあるのでしょうか。

結論から言いますと、栄養価が高いのは赤味噌です。

白味噌は、製造過程で大量のたんぱく質が流出してしまうため、赤味噌の方が栄養が豊富といわれています。

赤味噌には、メラノイジンとペプチドが多く含まれていて、これらには高い抗酸化作用があるため、体内の活性酸素の抑制をしてくれるのが特徴です。

白味噌に全く栄養がないのかと言ったら、そうではありません。

白味噌には、赤味噌には含まれていないGABAという栄養素が豊富に含まれています。

この成分は、気持ちをリラックスさせる効果やストレス軽減につながる効果があります。

仕事や育児で疲れていて、気持ちをリラックスさせたい人は「白味噌」。

より高いアンチエイジング効果を望む人は「赤味噌」。

といったように用途に応じて使い分けると良いでしょう。

味噌は女性の味方!美肌、エイジングケア、ダイエットにも良い!

前述の通り、お味噌には高い抗酸化力があります。

お味噌の色素である「メラノイジン」は、高い抗酸化力を持っていて、茶色い色が濃く出ているものほどメラノイジンの成分が豊富なので、抗酸化作用が強いといわれています。

抗酸化作用が高いということは、体内の活性酸素を抑制してくれます。

この活性酸素がはたらくことで体内が錆びつき、老化現象が進行をしているので、メラノイジンの力によって、老化現象にストップをかけることができます。

老化現象が起こることで、肌のターンオーバーが悪化し、乾燥肌になったり肌内部のコラーゲンが減少をしてたるみの原因になっていたり…と悪循環ですが、抗酸化作用がはたらけば、これらを撃退してくれるのです。

そしてお味噌に含まれる「リノール酸」には、美白効果があるといわれています。

お味噌を作る蔵元の職人さんたちの手は、長年お味噌を素手でかき混ぜているので、シミやそばかすが一切ない、真っ白で美しい手をしているといわれています。

リノール酸には、体内からシミやそばかすといった色素にアプローチをかけてくれる力が存在するので、このような結果につながっているのでしょう。

年々紫外線はきつくなり、また年を重ねる毎に紫外線を浴びている年数も上がります。

そうなってくると紫外線による肌トラブルのリスクは、若い人に比べたら格段にアップをします。

外側からの美白ケアも重要ですが、食べて内側からケアすることもアンチエイジングには欠かせないケアの一つです。

また大豆に多く含まれているイソフラボンは、女性ホルモンと似た成分であるため、摂取を続けることで、女性特有の病気である乳がんのリスクを軽減することが可能です。

 

イソフラボンの女性ホルモンと似ている成分は、肌荒れの改善にも効果的といわれています。

ニキビや吹き出物の類は、女性ホルモンのバランスが乱れることが原因で起こることがほとんどです。

男性ホルモンと似ている黄体ホルモンが多量に分泌をされるとニキビができるといわれています。

この状態を防ぐためにも、イソフラボンの含まれるお味噌を摂取して、ホルモンバランスを正常化することが、肌荒れ改善には重要となってきます。

これらを総合すると、お味噌はアンチエイジングにピッタリの食材であることが分かりますね。

お味噌は万能アイテム!手軽に毎日摂取しよう

前述の通り、お味噌には健康だけでなく美肌にも重要な成分がふんだんに含まれていることが分かりましたね。

このお味噌を毎日摂取することで、美肌効果の向上や、何とダイエット効果も望めるから驚きです。

お味噌は発酵食品なので、摂取をすれば腸のはたらきを活性化してくれるため、老廃物をしっかりと排出できて結果ダイエット効果につながります。

また老廃物をため込まない身体は、肌のターンオーバーも良くなり、美肌効果もアップします。

ニキビや吹き出物でお悩みの方には、最低でも1日一回は必ず摂取してほしい食材です。

食べ合わせを理解して、効果を上げよう!

お味噌にも、効果が引き出しやすい食べ合わせがあります。

私たちの食卓に1日一回は登場するお味噌汁ですが、このお味噌汁に入れると良い食材があります。

それは、

  • ほうれん草
  • 小松菜
  • ニンジン
  • オクラ

といった緑黄色野菜です。

これらにはビタミンAが豊富に含まれていて、お味噌と合わさると風の予防や免疫力の向上につなげることができます。

ここに油を加えるとさらに吸収率がアップするので、油あげを一緒に入れて調理をすると良いでしょう。

美肌効果を高めたいのであれば、お通じを良くするのがポイントですので、

  • ごぼう
  • きのこ
  • 海藻

といった食物繊維を多く含む食材と一緒に調理をしましょう。

お味噌の酵素と食物繊維がダブルのパワーで腸内環境を整えるので、さらに美肌につながること間違いなしです。

ジャパニーズフードのお味噌はすごかった!

私たち日本人の身体には、和食が非常に合うといわれていますが、まさにその通り、お味噌はスーパーフードということが分かりましたね。

理想は1日3回お味噌汁をしっかりといただくことですが、それが難しいことも多々あると思います。

あまり肩に力を入れすぎず、1日一回でOKなので、味噌を摂取するように島主。

この時に美肌効果やアンチエイジング効果を望むのであれば、より栄養価の高い赤味噌を使って調理をすると良いでしょう。