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年齢とともに体型も・・・ボディラインのエイジングケア【日常に取り入れられる予防と対策】

 

もしも自分の年齢よりも年上に見られたらショックは隠せないでしょう。なんで老けて見えたのだろうと原因を知りたくもなります。

できるなら実年齢よりも若く見られたい、そんな願望を抱いている人は多いです。年齢より若く見えるポイントはやはり体型がスリム、髪の毛がきれい、お肌にハリがある、表情が豊かで若々しいといったあたりではないでしょうか。

そこで、実年齢よりも若々しくなるために体型を中心にエイジングケアを始めましょう。

目次

体型と年齢の関係

体型は年齢によっても変わってきます。そこで、年齢によってどのように体型が変わっていくのか見てみましょう。

20代前半頃

20代前半の頃は全体的にスリムな体型の人が多いです。また、ウエストにくびれがなく、おしりは扁平になっている場合が多いです。

歩くときなどには腰を動かさずに歩いていることが多く、ヒールの高い靴を履く機会もあることから歩幅が自然と狭くなっているでしょう。

20代半ば~30代前半

この年代で多い体型が太ももが太くなるという特徴があります。いわゆる下半身太りで悩み始める人が出てきます。

これは太ももの内側の筋肉を鍛える機会がなく運動不足になっているからです。こっそり下半身を鍛える運動を始めるだけでも、太ももは太くならずに済みます。太ももを鍛えることによってウエストやお尻のたるみも予防できるので、この年代の時にやっておくと体型を崩さずに済むでしょう。

20代後半から現れる特徴

今度は20代以降のすべての人に当てはまるのが、背中に肉がついてくるという点です。今までつかないと思っていたところに脂肪がつくという特徴が出てきます。

肩甲骨を寄せた時に背中の部分に肉が余るようになってきたら、危険サインです。背中の肉は一度ついたらなかなか落ちてくれません。

背中の隅々までしっかり洗うようにして筋肉を引き締めたり、ブラジャーを着た時に肉がはみ出ていないかチェックしてみましょう。この背中の肉は痩せ気味の人でもつくと言われているので、20代後半以降のすべての人に当てはまる点となります。

30代~40代にかけての体型の特徴

30代から40代になってくると、出産を経験する人も多くなり体型が今までと大きく変わってくる時期になります。特に、下腹部がぽっこり出てくるようになるので注意しましょう。

下腹部は元々筋肉が少なく、脂肪を溜めやすい部位です。これに加えて年齢と共に運動不足になるので下腹部には脂肪がつくばかりです。

下腹部が太るのは胃が弱くなっていることや子宮の冷えも関係しています。この年代に差し掛かったら冷えない体つくりと筋肉をつけるように適度な運動を日課にしたいものです。

また、40代になると30代とは変わり、首にたるみが出てきたり足首に脂肪がついて太く見えるようになります。

よって、首のケアや足首の脂肪を落とす運動も必要となります。

その他にも40代になるとホルモンバランスが崩れたり筋肉量の減少によって、体型に崩れを感じるようになります。体型だけでなく体に不調も出てくることがあるので、今までと違う異変を感じたらきちんと対応をしたいです。

日常に取り入れられる予防&対策方法

年齢を重ねていく中で体型は崩れやすくなり、年代によって体型の特徴もありました。では、できるだけいつまでもスリムで理想とする体型を維持するためにはどんな点に気をつけながら過ごせば良いのでしょうか?

まずは老化度をチェックしてみよう

日常生活で取り入れられる体型の改善方法を紹介する前に、自分がどれぐらい老化しているのか老化度を以下で確認してみてください。

  • 駅やデパートなどの階段の上り下りだけで息切れや動悸がする
  • トイレの回数が増えた
  • 食後に胃がムカムカする
  • 意欲や性欲が低下してきた
  • シミやシワ、たるみが気になるようになってきた
  • 風邪をひきやすくなり、小さな傷の回復が遅い
  • 関節痛を感じている
  • 夜寝つきにくい

この中で当てはまるものはありませんか?1つでも当てはまったら、年齢と共に体型が崩れてきていると思って良いでしょう。老化は体型も崩してしまうので、きちんとケアしていくことが大切です。

体の酸化を防いで脂肪を溜めない

酸化によって体は錆びていき、細胞の働きが低下します。そこで、食事において抗酸化作用のある食べ物を食べて酸化を防ぐようにしましょう。

  • ニンジンやカボチャなどに含まれるβカロテン
  • レモンやミカン、ブロッコリーや小松菜などに含まれるビタミンC
  • アーモンド、ほうれん草、カボチャなどに含まれるビタミンE
  • ブルーベリー、ココア、緑茶、りんごなどに含まれるポリフェノール
  • レタス、玉ねぎ、春菊などに含まれるフラノボイド

栄養素からみるとどれも抗酸化作用に優れているものたちとなります。ポイントは野菜を多く食べることです。野菜には抗酸化作用の高いものが多いので、積極的に野菜を食べるだけでも体の酸化は予防できます。

糖化を予防しよう

酸化と同じように注目されているものに糖化があります。この糖化とは体内に元からあるタンパク質と食事から摂取した糖が結びついて糖化したタンパク質が体内にできることを示しています。

タンパク質は私たちの体にとって欠かせない存在ですが、糖化タンパク質になってしまうと体を老化させる要因となります。

そこで糖化を予防するためには、以下の3つに気をつけながら食事をしましょう。

最低でも20分かけて食べる

食事から摂取した糖が脳に運ばれて満腹中枢が働くまでに約20分かかると言われます。そこで、ゆっくり20分はかけて食事をすることで食べすぎを予防できるので、必要以上に糖を体内に取り込まずに済みます。

糖質の多い食事はほどほどに

糖の過剰摂取によって体内に多くの糖が入り込んでしまうので、糖質を多く含む食べ物には注意しましょう。穀類やイモ類は主食となり食べ過ぎる傾向にありますが、できるだけ控えるようにしたいです。

食事と食事の間は6時間は空ける

朝昼晩の食事の間隔は、6時間空けるのがベストです。食べ物が胃の中に残ったままになると消化によくないだけでなく、栄養素が燃焼せずに脂肪となって蓄積されてしまいます。

軽い運動で若返りホルモンを分泌させよう

体型の老化を防ぐには、軽い運動もおすすめです。運動をすることで脂肪を落とす効果があるだけでなく、若返りホルモンを分泌することができるからです。

若返りホルモンと呼ばれているものに、DHEAがあります。このDHEAには免疫力の維持や抗ストレスといった作用があります。さらに、発がんの抑制や骨粗鬆症の予防にまで効果が期待できるスーパーホルモンです。

DHEAはストレスによってどんどん減少していきます。そこで、ストレスを溜めない生活を送るようにしましょう。さらに、適度な運動をしておくとDHEAは分泌されると言われているので、軽いウォーキングやジョギング、ストレッチなども有効です。

自宅で簡単にできる筋トレを調べて毎日ちょっとずつでも続けることが大切です。

スリムな体型を目指すにはこんな食べ物にも注目

老化によって体型が崩れていくため、酸化や糖化を防いでDHEAを分泌させることが大事という話をしてきましたが、スリムな体型を維持するにはどんな食べ物を食べるかが重要になります。

そして、ダイエットを成功させるためにはエストロゲンを分泌させることがポイントとなります。エストロゲンは年齢と共に減少していくので、食べ物で補っていきたいです。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンはエストロゲンと似た性質を持っています。納豆や豆腐、きなこ、豆乳、味噌など身近な食材に含まれているので、ぜひ活用してみましょう。

リグナン

リグナンは体内に入るとエストロゲンの働きをする物質に変わります。ごまに多く含まれるので、日々の食事の中でごまを使うようにするだけでも違います。

ビタミンE

ビタミンEはエストロゲンの分泌を促す効果があります。いくらやほうれん草、ナッツ類などに含まれる栄養素となります。

ビタミンB6

ビタミンB6にはエストロゲンの代謝を助ける役割を持っています。マグロの赤身やカツオ、鮭、鶏肉などに含まれるので、メインとなる料理を作る際には意識してみると良いでしょう。

ボロン

ボロンにもエストロゲンを分泌させる効果があります。ただし熱に弱い性質を持っているので、りんごや梨、桃などの生で食べられるものから摂取したいです。

亜鉛

亜鉛が不足するとエストロゲンもきちんと分泌できなくなります。牡蠣やレバー、チーズなどを食べて亜鉛を補給しましょう。

体を温める

冷えは万病の元とも言いますが、体が冷えることで血液の流れが悪くなり卵巣の働きも弱くなります。

そこで、体を日頃からしっかり温めるようにしましょう。体がポカポカ温まっていると、摂取した栄養が卵巣にまできちんと届き、エストロゲンを分泌してくれます。

靴下や手袋などを上手に活用し、飲み物も温かいものを飲んで体を温めるようにしましょう。お風呂では必ず湯船に浸かるのもポイントです。体を温めることでエストロゲンを分泌できるので、スリムな体型維持にもつながります。