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顔よりも老化が早い「手」のエイジングケア

 

年齢が出てくる箇所と聞いて思い浮かぶ部位に顔や首元が挙げられますが、実はこれらよりも老化が早く進む場所があるんです。

それが、手です。手をみると実年齢より老けて見えることもあります。逆に手がきれいで若々しいと実年齢よりも若く見えることだってあります。

特に女性は手を使う機会も多いと思いますが、毎日のハンドケアで手の老化を防ぎましょう。ここでは手に年齢が出やすい理由や日々のケアのコツを紹介します。

目次

顔よりも手に年齢が出やすいのはなんで?

手の使いすぎによる乾燥

手に年齢が出やすい理由1つ目は、手を使いすぎて乾燥しているからです。

手を洗う回数は家事も含めると1日に何回も行っているでしょう。料理でも水を使う度に手は濡れますし、掃除のときにも手を使って行うので水を使うことも多いです。

また、お湯や洗剤を使っているとますます手は乾燥します。お湯や洗剤には油を溶かす力があるので、手にとって大切な皮脂までも一緒に流してしまうのです。

アルコールやエタノールといった殺菌や消毒に使用するものも手の乾燥を招きます。揮発性が高く皮膚の中の水分までも蒸発させてしまうので、アルコールなどを使用したあとはいつもより手がカサカサになりやすいです。

さらに、普段何気なく触る機会が多い紙によっても手の皮脂などを奪われます。書類を触る分だけ手は乾燥していると考えて良いでしょう。

ハンドクリームだけで手のケアをしている

手がカサカサと乾燥していると思ったら、きっと清潔な状態でハンドクリームをつけることが多いでしょう。しかし、実は手の乾燥ケアをこのハンドクリームだけにしていると、余計に乾燥を招いてしまう恐れがあります。

ハンドクリームは油分は補ってくれます。しかし、水分までを補うことはできません。手の乾燥を防ぐには油分だけでなく水分も必要なので、そういった点ではハンドクリームだけでは物足りないのです。

手の紫外線対策がさぼりがちに

紫外線対策といえば念入りに行うのは、きっと顔や首がメインとなるでしょう。手の紫外線対策もばっちりしているという人はそんなにたくさんはいないと思います。手に日焼け止めをつけてもすぐに洗って取れてしまうし・・・と思う人も多いはずです。

紫外線からお肌を守るには、日焼け止めを2、3時間に一度は塗り直すべきと言われます。しかし、手についてはトイレに行く度に手を洗ってそのままになりやすいです。

洗い終わる度に日焼け止めを塗るくらいのつもりでいないと、手は紫外線の影響を受けてどんどん老けていきます。

血管の老化や痩せているから

年齢を重ねていく中で血管も老化をしています。また、誰にも止めることができない老化とは別に、血管は日頃の生活習慣によっても左右されやすいです。

甘いものや脂質の高いものを食べていると血液がドロドロになり、血管もボロボロになっていきます。その他にも運動不足や飲酒、喫煙、睡眠不足なども影響して血管は老化を始めています。

血管が老化すると柔軟性がなくなるので、血管の壁が厚くなって太くなり手の血管がよく目立つようになります。血管が浮き出た手はおばあちゃんの手のように見えるので、実年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。

また、元から痩せ体質で手もほっそりしている人は皮下脂肪が少ないのでその下にある血管が浮き出てきやすいです。手には元々皮下脂肪は少なくなっているので、さらに痩せていくことでより血管の浮き出た手になってしまいます。

ストレスや血行不良によるもの

ストレスをずっと溜めていると血行不良に陥ります。血行不良になると血液がスムーズに流れなくなるのでその部分の血管が浮き出て目立ってきます。

また元から冷え性体質の人も血行が悪くなっているので、手の血管が浮き出てきやすいです。手を温めていると血管の浮きはわかりにくいですが、しばらく温めていないと浮き出てくるといった状態を自分で確認できるほどになります。

日々のケアでみるみる手は変わる!手のエイジングケア

手はカサカサ乾燥するだけでなく、日々酷使したり生活習慣によって老化が進んでいる可能性が高いです。そこで、毎日のケアで手のエイジングケアを始めましょう。

水で濡れたあとはしっかり拭き取る

家事などで水を使うことが多いと拭き取る回数も増えます。この拭き取る時に適当に拭いていませんか?

手を濡らすこと自体が老化につながるので、手を洗ったあとは必ず水分を完璧に拭き取るようにしましょう。

少しの水分が残ったままになった手はその水分を蒸発させるときに手に元々ある潤いまでも一緒に奪ってしまいます。そうなる前に手が濡れたあとは丁寧に拭き取っておくと安心です。

手の紫外線対策も徹底的に

手にはまめに日焼け止めを塗ることが少ないと思います。これによって手は日々紫外線にさらされていて老化をしています。

そこで、手の紫外線対策を徹底的に行いましょう。顔や腕、首につけるだけでなくセットで手にも塗るようにしましょう。そして、手を洗ったあとはまた日焼け止めを塗り直すのが大事です。

また、日焼け止めを頻繁に塗れない人はUVカットができる手袋を使うと良いでしょう。何もしないよりは紫外線をカットできます。特に運転する場合には車に載せておいて、いつでも利用できるようにしておきましょう。

洗剤を使うときはゴム手袋を使う

水で手を濡らすだけでも手へのダメージは大きいのに、さらに洗剤を使って洗濯物や食器を洗っているとますます負担は大きくなります。乾燥するスピードも速くなります。

そこで、洗剤を使うときには必ずゴム手袋を使いましょう。洗剤に含まれる界面活性剤が手の水分をどんどん奪っていきます。そんなときもゴム手袋をつかて洗うと、水と洗剤の両方から手を守ることができるので手の老化を予防できます。

化粧水やハンドクリームをまめに使う

手のケアといえば定番はハンドクリームですが、化粧水もおすすめです。洗顔後の顔に化粧水を使用するように、手にも同じようにつけてみましょう。手を洗ったあとに化粧水を少しつけてなじませるだけでも手の乾燥は予防できます。

そして、手のひらと甲に塗るだけでなく、指と指の間にも染み込ませるようにしましょう。特に化粧水を丁寧につけてからハンドクリームで手のケアを行うと、より浸透力を高めてくれるので手をしっかり保湿できます。

シリカの多い食品を摂取する

食べ物によっても手の老化を予防することはできます。ハンドクリームなどの外側からだけのケアではなく体の中からも手のケアを始めましょう。

そこで、シリカを積極的に摂取しましょう。シリカはケイ素とも呼ばれており、私たちの体内にも存在していますがその量はほんのわずかと言われています。そこで、シリカを多く含む食品を食べて体内のシリカを増やして行きましょう。

シリカは肌の保湿や髪、爪のコラーゲンの再生に役立ちます。シリカを多く含む食品としてはじゃがいも、小麦、キビが挙げられます。小麦やじゃがいもは普段から食べる機会が多いと思うのでぜひ意識して食べてみましょう。

手のケアを始めて老化を予防できるので、続けられることから実践しましょう。その他にもマッサージをしたりスクラブを使用するといった方法もあります。

まとめ

手は毎日使うものなので、顔よりも念入りなケアが必要です。特に水を使う機会の多い人は手のケアも丁寧に行いたいです。

手は水に濡れる以外の紫外線や血管の状態、痩せ体質、ストレスや血行不良によってもダメージを受けています。これらすべてのものから手を守るためには、紫外線対策、ハンドクリームだけでなくスクラブや化粧水を使ったケア、食べ物で体の中から手を健康的に保っていきましょう♡