若いころにはなかった肌のくすみ。
特に朝起きたときや疲れてくる午後に気になりますよね。
このくすみがひどいと、それだけで老けて見えてしまうのも、かなりテンションが下がりますし、お化粧をしてもなかなか隠せずどんどん厚塗りになり、さらに老け込んで見えてしまいます。
このくすみは、いったいどうやったら解消できて、そして何が原因で起こる現象なのかを今回はご紹介します。
くすみのタイプって一体どんなものがあるの?
乾燥によるくすみ
若いころは、メイクをしたまま寝ても、翌朝のお肌はピンピンとしていましたが、年を重ねるとそうはいきません。
メイクをしていなくても、しっかり保湿をして眠っても、朝起きたときのお肌は、なんだかパリパリと乾燥をしているような気がしませんか?
特に寒くて空気の乾燥が気になる冬場は、お肌の乾燥が目立ちますよね。
この乾燥が、実は肌のくすみの原因の一つなんです。
肌の細胞は、乾燥によりゴワゴワと固くなり、黄色っぽくくすんで見えるようになります。
特に加齢によりお肌の水分量は減少していきますから、年々くすみがひどくなったと感じる原因はここにあったのです。
紫外線によるくすみ
私たちが普段浴びている紫外線には、お肌にダメージを与えます。
特に最近は、夏場の日差しが非常にきつく、日差しを浴びただけで、日焼けというよりも火傷に似たような症状が出てしまう人も増えているくらいです。
この紫外線を浴びると、皮膚にメラニンという色素が作られます(シミやそばかすの原因です)。
そして紫外線の力により、私たちのお肌にうるおいを与えているコラーゲンが破壊され、皮膚が酸化してしまうので、急激に老化をします。
そのためくすみがひどくなってしまうのです。
ターンオーバーがうまくいっていない
若いころは傷口の治りが早かったのに…という経験をしている方は多いはず。
この傷口を治す力が年々衰えるのは、肌のターンオーバーがうまくできていないからです。
ターンオーバーが遅れてしまい、古い角質が肌の表面に付着したままの状態でいますと、どうしてもこれが肌をくすんで見せます。
肌がゴワゴワしたり、前よりも毛穴が目立つようになったと感じる人は、このターンオーバーがうまくいっていないのが原因でしょう。
血行不良によるくすみ
冷え性や常に低体温の人は、くすみ肌には要注意が必要です。
血行が悪く体温が低いと、顔色が悪くなり、肌が青白くくすんで見えてしまいます。
油やけによるくすみ
最近では、美容オイルを使った保湿方法が流行をしていますよね。
確かにオイル美容の効果は保湿面においては実感できていますが、やはりオイルなので、日中もオイルを顔に塗って外出をしていたら…どうなるのか想像がつきますよね。
オイルだけでなく、顔の油(皮脂)をしっかりとケアしない状態で放置していると、顔も油やけを起こします。
これが原因で肌が黒くくすんで見えてしまうのです。
汚れによるくすみ
しっかりと洗顔で汚れを落としたつもりでも、実は濃いメイクの汚れが落ちていなかった…!ということが重なり、気が付いたら汚れが肌に浸透をしてくすんで見えるのがこれです。
これは、汚れが毛穴に詰まって起こるのが一つの原因で、毛穴に詰まった汚れを知ろうとの洗顔レベルで綺麗に取り除くのには、時間も手間もかかります。
毎日の就寝前の洗顔を怠るとこのくすみにつながりやすいので注意が必要です。
上記は、肌のくすみのタイプです。
これとはまた別で、私たちの見た目を何歳も老けさせる原因が「目元のくすみ」です。
では目元のくすみは、どんなタイプがあるのでしょうか。
青くすみと青くまの場合
この青くすみ・青くまは、色白の人に起こりやすいです。
前述の通り、血行不良でも起こりますし、夜更かしをしていて生活習慣が乱れている人の熊は、これが多いです。
非常に顔色が悪く見えるので、できれば防ぎたいですよね。
茶くまと茶くすみの場合
毎日のクレンジング時に、落ちないマスカラをゴシゴシとこすって落としている人はいませんか?
これを繰り返していると、摩擦により目元がくすんでしまいます。
同じように目元をこする癖のある人に多くみられるくすみです。
黒くま
このくすみが見られる人の多くは、若い人ではなくお年を召された方です。
肌がむくみやすい人に多いのが特徴で、なかなか色も濃いのでメイクで隠せないのが難点です。
以上が目元のくすみの原因といわれているものです。
これらは年齢によっても症状が大きく分かれますが、年を重ねるごとに目の下あたりが黒くなり、なかなかメイクでは隠せなくなりますよね。
ではこれら肌と目元のくすみは、いったい何が原因でできてしまい、またどのように改善をしたら良いのでしょうか。
原因と対策
くすみタイプ | 原因 | 対策 |
乾燥によるくすみ | 肌の水分が減少し、乾燥してしまうことから起こるくすみ。
乾燥をした肌はゴワついて固くるので、表面がくすんで見える |
しっかりとした保湿
肌の表面だけでなく、室内の乾燥にも注意をする 脂性肌に思っていても、実はそれは乾燥が原因で引きおこされていることもあるので、化粧水・乳液・クリームは欠かさず塗る 適度に油を摂取して体内からも乾燥を防ぐ |
紫外線によるくすみ | 紫外線の刺激により、肌が急激に老化をし、くすんで見える | 日焼け止めをしっかりと塗る
日焼け止めは乾燥しやすいものもあるので、クリームタイプのうるおいがある日焼け止めを塗る 美白用の化粧品を使って、メラニン対策をする 美白効果のあるビタミンCの配合されたサプリメントを摂取すると良い |
ターンオーバーがうまくいっていない | 加齢に伴い、肌の表面の古い角質がうまく落としきれなくなるのが原因 | 週に1回程度、ピーリングを行う(頻繁に行うと肌トラブルにつながるので、週1回が望ましい)
角質除去作用のある石鹸や化粧水を使う |
血行不良によるくすみ | 冷えや低体温が原因で起こる。青白く不健康に見える | 身体を冷やさないようにする
身体を温めるといわれているしょうがなどを摂取して、なるべく温かい飲み物を飲むようにする やさしくマッサージをすると血行が促進されるので、湯上りの身体が温まっているときに行う 生活習慣を改善する(シャワー浴から湯船につかる入浴に切り替えるだけでも身体が温まります) |
油やけによるくすみ | スキンケア用品に含まれる油や、落としきれなかった皮脂が日光に当たることでくすみに変わる | 皮脂ケアをしっかり行う
朝のオイル美容を避ける |
汚れによるくすみ | 落としきれなかった汚れが蓄積されて、肌がくすんで見えること。汚れが毛穴に詰まって黒ずんで見える | メイクをしたまま眠るのは絶対NG
洗顔料が肌に残っていると、それが原因で毛穴が詰まるので、しっかりとすすぎ洗いをする |
上記の表は、肌のくすみについての原因と対策です。
どれもただ「加齢」とともに起こるものではなく、日々の小さな積み重ねが原因で起こっていることが分かりますね。
もしお肌にくすみを感じ始めたら、まずは生活習慣や洗顔方法など身近なことから見直してみて、しっかりと対策をしましょう。
目元のくすみの場合
目元のくすみの場合
くすみのタイプ | 原因 | 対策 |
青くすみ・青くま | 生まれつき色が白く皮膚が弱いと起こりやすい。寝不足や食生活の乱れなど、生活習慣の乱れから起こるケースもある | 生活習慣の改善(早寝早起き、身体を動かすなど)
食生活の見直し(栄養のあるものをバランスよく摂取する) なるべくストレスをため込まない |
茶くま・茶くすみ | 目元をこする癖のある人や、クレンジングの際に目元をゴシゴシ洗うことでできる。乾燥肌が原因になることもある | 目元を触るのを意識してやめる
クレンジングや洗顔時はやさしく洗う 乾燥しないようにしっかりと保湿をする |
黒くま | 加齢とともにコラーゲンが減少をしてした瞼の皮膚が薄くなることが原因 | コラーゲンのサプリメントを内服するのも良い
やさしくマッサージをする |
目元の皮膚は、顔の中でも一番薄く非常にデリケートです。
アレルギーなどで、目元を触ってしまう癖のある人は、目元のケアに特に力を入れましょう。
会話をしているときにも、人は相手の目を見て話しをするので、目元の印象はとても大切です。
少しでも若く見られたいのなら、目元のケアを怠らないようにしてください。
くすみの原因と対策を理解して、正しいケアをしよう!
くすみには、さまざまなタイプと、それに合わせて原因・対策があることが分かりましたね。
ちょっと顔がお疲れ気味だな…と感じたら、くすみが起きているサインです。
早めにしっかりとケアをして、いつまでもイキイキとした見た目でいましょうね♡