加齢とともに、肌のコラーゲンが失われて、肌が若いころより垂れ下がって感じるのは仕方がないことです。
しかし、いつまでも美しくいたい女性からしたら、できれば防ぎたいですよね。
このお肌の「たるみ」はいったどのような仕組みで起こっているのでしょうか。
そしてたるみにもいろいろな種類があり、対策方法もそれぞれ違います。
今回はたるみの原因と対策を種類別に知り、より美しくなってもらおう!というお話です。
たるみcheck!貴方はどのくらい肌がたるんでいる?
なぜお肌はたるむの?
まずは分かりやすく、結論から挙げてみます。
- お肌が重力に耐えられなくなっている
- 真皮層が衰えている
- コラーゲンが失われたから
- 筋肉の衰え
これらはどれも、加齢が原因で、若いころと同じお手入れをしていては、お肌はたるむ一方です。
特に年を取ると乾燥肌が気になるかと思うのですが、この乾燥肌をそのままにして、数年前と同じスキンケアをしていると、たるみが悪化する原因となります。
10代のころと同じ顔つきに戻りたい!というのは難しいですが、年齢に合ったお手入れをしっかりとしていれば、10歳は若く見られることも可能です。
そのためには、まずはたるみの種類と原因をしっかりと把握し、お肌の状態に合ったスキンケアをするよう心がけましょう。
あなたは大丈夫?たるみ度check
お肌のたるみについて知ったところで、アナタのお肌は大丈夫なのかが気になりませんか?
下記は、お肌のたるみ度をチェックできる表です。
チェックが付いた数が多い人ほど要注意です。
たるみ度チェック |
不規則な生活になりがち
スキンケアは力強くしっかりと行うタイプだ 乾燥肌だ さっぱり系のスキンケアが好み 猫背あるいは姿勢が悪い 紫外線をよく浴びる 紫外線対策をしっかり行っていない 日焼けをしている |
肌がたるんでいると、一瞬で老けた印象になりますよね。
上記の表のチェック項目は、生活習慣からきているものが多いです。
極上のスキンケアを優先しがちですが、まずは身近な生活習慣の見直しからスタートしましょう。
たるみの種類は何?その原因と対策とは?
たるみの種類とは?
肌のたるみには、以下のような種類が存在します。
- 皮膚のたるみ
- 脂肪のたるみ
- 脂肪のネットのたるみ
- むくみによるたるみ
これらは対処法も違えば、たるみ方も違うので、ご自身がどのような種類のたるみなのかをしっかりと把握する必要があります。
では上記のたるみの種類とたるみ方は一体どのようなものなのでしょうか。
以下の表をご覧ください。
たるみの種類 | どんなたるみ? | たるみ方 |
皮膚のたるみ | 真皮層のコラーゲンの劣化や低下により起こっているたるみです。
このコラーゲンや肌の弾力をサポートしているエラスチンが減少することで、真皮層が縮んでしまいます。 すると真皮層の上にある皮膚を支えきれなくなってしまうため垂れ下がったような見た目になってしまいます。 |
小ジワが目立つ
皮膚を引っ張ると毛穴が消える |
脂肪のたるみ | 加齢により、脂肪の層と骨をつなぐ線維が伸びてしまうことで起こるたるみです。
これの大きな原因は、重力です。 今までは重力でしっかりと伸びないように支えられていたのに、年齢を重ねる毎に重力に逆らえなくなり線維が伸びてしまいます。 ほうれい線の主な原因は、この脂肪のたるみです。 |
ほうれい線が目立つ
顔の脂肪が硬い |
脂肪ネットのたるみ | 脂肪を包むネットが存在するのですが、それが上記と同じく重力に逆らえなくなり伸びてしまうことでたるみが発生します。
分かりやすい表現でいえば、伸びてしまったゴムと似ています。 |
顔の脂肪が柔らかい |
むくみによるたるみ | 脂肪層に水分がたまり、うまく蒸発されずにむくんでしまうのが原因です。
もともとこの部位には水分がたまりやすい構造になっているのですが、このたまった水分が増すことで、徐々に垂れ下がってきてしまうのが特徴です。 |
夕方~夜にかけてのたるみがひどい
たるみの状況が一日の中で変化する |
上記のように、たるみの原因や種類は様々です。
そして対処方法も変化をするので、しっかりとなぜたるんでいるのかを把握しておく必要があります。
たるみの解消法は?
上記の表で、ご自身のたるみの種類が把握できたら、次はどう対処をしていくのかを知りましょう。
まずこのたるみのどの種類にでも共通する対処法は「乾燥対策」「紫外線対策」の二点です。
加齢と共の、肌の内部の水分やコラーゲンが急激に減少をするので、若かりし頃と同じスキンケア方法では意味がありません。
コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸といった高保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを使用して、しっかりと外部も内部も潤うように対処をしましょう。
そしてすべての肌トラブルの敵は紫外線といっても過言ではないほど、紫外線の刺激は肌にダメージを与えます。
そのため紫外線対策は一年中しっかりと行うことをオススメします。
冬でも外出時は必ず日焼け止めクリームを塗って、肌に紫外線ダメージが加わらないよう工夫をしましょう。
夏の日差しが強い時期は、つばの広い帽子をかぶって、顔に直接陽の光が当たらないようにしたり、日差しの強い時間帯は外出を控えたりと対策をしましょう。
種類別の対策としては、
皮膚のたるみ
肌内部のコラーゲンやエラスチンの減少が原因で引き起こされているので、水分を多めに摂取したり、コラーゲンを多く含む食材を摂取するようにしましょう。
コラーゲンは睡眠時に生成されるので、規則正しい生活を送ることも重要です。
脂肪のたるみ
重力が主な原因であるので、対処の使用がない印象ですが、垂れ下がってこないようにやさしく肌をマッサージしてあげるのは効果的です。
金銭的に余力がある場合は、エステでマッサージをしてもらうのも効果的でしょう。
固くなってしまった脂肪は乾燥をしやすくなるので、いつも以上に保湿に力を入れましょう。
脂肪ネットのたるみ
脂肪のたるみと同様、重力や乾燥が招いているたるみなので、マッサージや乾燥肌対策が主な対処法です。
コラーゲンを生成できるよう、食事の改善をして、難しいようであればサプリメントで補ったりと工夫をしましょう。
むくみによるたるみ
身体のむくみと同様で、しっかりと老廃物を排する必要があります。
そのためにも多めに水分を摂取して排出ができるよう促すことが大切です。
たるみは種類をしっかり把握をしてから対処をしよう
肌のたるみには複数の種類が存在するので、しっかりとご自身のたるみの原因を把握して、対処をしていくようにしましょう。
正しい対処方法をすれば、必ず改善されていきますよ。
そして生活習慣の乱れが大きな原因になったり、回復を遅らせてしまうので、食事・睡眠といった初歩的なことから、ストレスをため込まないような生活を送ったり…といったように生活全般を見直すことが大切です。
保湿と紫外線対策をしっかり行って、たるみのない若々しいお肌でいつまでもいましょうね。