日差しが強い時期になってくると、紫外線対策として日止めを塗ったり帽子やサングラスを着用したりする人も増えてきますよね。
また、最近はUVカットカーディガンといった紫外線対策を目的とした衣服も多種販売されており、実際に着用している人も多いようです。
しかし一方で、UVカットカーディガンを見てみるとかなり生地が薄いものが多いことがわかります。そんな薄手のカーディガンで、本当にUVカット効果は得られるのでしょうか。
UVカットカーディガンって効果あるの?
紫外線対策としてメジャーなアイテムである日焼け止めでも、高い効果を維持するためには2時間おき程度に塗りなおす必要があると言われています。
その一方で、UVカーディガンは羽織るだけでUVカット効果が見込めるとのことですが、いったいどんな仕組みとなっているのでしょうか。
どうしてカーディガンがUVをカットするの?
基本的に、UVカーディガンには「UVカット加工」と呼ばれる特殊な加工が施されているため、紫外線を防ぐ効果が期待できるようです。
そしてUVカット加工されたカーディガンをはじめとする衣服では、素材によって施されている加工が異なります。
例えばポリエステルやレーヨンなどの化学繊維から作られた衣服では、繊維自体に紫外線吸収剤や散乱剤を織り込むことでUVカット効果を施しているそうです。
それに対して綿などの天然素材の場合、繊維にチタンやカーボン、セラミックといったUVカット効果がある素材を織り込むことができないため、出来上がった製品に紫外線吸収剤を吹きかけることでUVカット加工をしています。
UVカットカーディガンの効果
基本的に綿素材のUVカーディガンの場合、残念ながら長く着れば着るほどUVカット効果は失われていくと言われています。そのため、1年を目安に買い替えた方が良いそうです。
一方で、ポリエステルやレーヨンといった化学繊維で作られたUVカーディガンの場合UVカット効果が半永久的に持続すると言われています。
UVカットカーディガンの効果は洗濯しても落ちない?
綿素材のUVカットカーディガンは洗濯すると徐々にUVカット効果が失われていくと言われています。
一方で、先ほども紹介したように化学繊維製のUVカットカーディガンの場合効果は半永久的に続くため、洗濯をしてもUVカット率は下がらないそうです。
UVカットカーディガンの選び方
UVカットカーディガンと一概に言っても、色や素材、編み方などはそれぞれ異なります。そこで続いては、UVカットカーディガンの選び方として色や素材別の特徴などを見ていきましょう。
UVカットのカーディガンおすすめの色や素材は?
そもそも衣服の色によって紫外線の通りやすさは異なるため、UVカット率もそれぞれ違います。
例えば白色の衣服が5%以下しか紫外線をカットできないのに対して、黒色の衣服は80%以下の紫外線をカットすることができるそうです。ちなみに黒や濃い色>赤色>青色>白色の順で紫外線カット率が高くなっていきます。
したがって、黒い色のカーディガンであればUVカット加工されていなくても紫外線対策として有効と言えます。
さらに、黒いUVカットカーディガンであればかなり高い効果が期待できるでしょう。
しかし一方で、UVカットカーディガンであればどんな色のものでも表示されたUVカット率だけの紫外線は防ぐことができるため、黒色を必ずしも選ぶ必要はないようです。
特にオシャレを楽しみたいという方は、自分に合った色やデザインのものを選んでも良いと思います。
また、素材に関しては、長く着続けたいのであればポリエステルやレーヨンと言った化学繊維製のカーディガンを選ぶと良いでしょう。一方で、特に夏の暑い時期に着るのであれば涼しい麻素材のものがおすすめです。
麻は天然素材なのでUVカット加工の持続力は低いようですが、吸水性が高く乾きも早いほか、べたつきにくいため汗をかきやすい夏場には最適です。
UVカット率の見方は?
UVカットカーディガンの場合、日焼け止めやUVケアグッズに記載されているような「SPF」「PA」といった表示ではなく、「UPF」という指数で紫外線がどれだけ防げるかを記していることが多いようです。
基本的にはUPFの後に記載されている数字が大きければ大きいほどUVカット効果が高く、例えばUDF40~50であれば非常に優れた効果が期待できるということになります
あなたはユニクロ派?無印派?
最後に、プチプラファッションブランドとして多くの人から支持されている「ユニクロ」と「無印」がそれぞれ展開しているUVカーディガンを2つずつ紹介していきたいと思います。
ユニクロのUVカットカーディガン
ユニクロではUVカットカーディガンとして、現在クルーネックとVネックの2タイプの商品を展開しています。それぞれ特徴や価格、素材を詳しく見ていきましょう。