ローヤルゼリーを摂取してエイジングケア♡効果・効能から副作用まで徹底解説
美しさや若さをキープしたいと思う女性にとって、何と言っても「老化」は最大の敵として立ちはだかります。年を重ねるごとに自然と生じるシミやシワなどの肌変化は、できる限り予防したいですよね。
今回こちらでご紹介します「ローヤルゼリー」について、多くの人が既に「ハチミツの1つで体に良い」とご存知かと思います。特に、最近ではローヤルゼリーがアンチエイジング効果をはじめとした美容効果に優れていることで注目を集めています。
こちらでは、ローヤルゼリーから得られる様々な美容効果のほか、摂取方法でのポイントを分かりやすくご紹介します。
総合的なアンチエイジングを実現し、体の中から美しくそして若々しさをキープする効果が秘められているローヤルゼリーを活用する際には、こちらの内容を参考にしていただけますと幸いです。
目次
ローヤルゼリーとは
そもそもミツバチから得られる産物では、ハチミツ、ローヤルゼリー、そしてプロポリスが代表的なものとして知られています。特にハチミツは、甘味料としてスイーツにかけたりお菓子作りに使用したりと身近なものとして浸透していますよね。
では、アンチエイジング効果に優れたローヤルゼリーは、ハチミツやプロポリスと何が違うのでしょうか?はじめに、ハチミツとローヤルゼリーそしてプロポリスの違いについて見ていきましょう。
ハチミツ、プロポリス、ローヤルゼリーの違い
まず、ミツバチの働きバチが集めてきた花の蜜が、ミツバチが持つ酵素の力によってブドウ糖や果糖に分解された物質がハチミツです。
一方、樹木の芽・つぼみから採取した樹脂から生成し、ミツバチが自分たちの巣を作ったり修復したりする際に使用する物質こそがプロポリスになります。巣を強くしたり清潔に保ったりするためのプロポリスですから殺菌・抗菌作用に優れていて、私達には抗酸化作用や免疫力の向上といった働きをもたらします。
では、ローヤルゼリーとは何かというと、羽化して1週間ほどの働きバチが食べた花粉や花の蜜を分解・合成し、女王バチや孵化した幼虫の餌として作り出す乳白色をしたクリーム状の物質です。
そもそも女王バチは、毎日たくさんの卵を産むために多くのエネルギーを要します。そのため、女王バチはローヤルゼリーを生涯口にして、「働きバチの2倍の体長に、寿命は30~40倍に」といった驚異的な生命力を得ます。ローヤルゼリーが女王バチのパワーをサポートしていると言っても過言ではありません。
「女王バチや幼虫のために」と作られるローヤルゼリーだからこそ、プロポリスやハチミツとは比べ物にならないほど多くの栄養素が含まれている特別な「ミツバチの産物」と言えますね。
ローヤルゼリー特有成分に注目!!
女王バチや幼虫のために作られるローヤルゼリーには、9種類の必須アミノ酸(体内で合成できず食事から摂取する必要があるアミノ酸) に加えて20種類以上のアミノ酸、10種類のビタミン、ミネラルといった美容や健康維持のためには欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
しかし、ローヤルゼリーで特筆すべきなのは、アピシンや類パロチン、そしてデセン酸といったローヤルゼリー特有成分が優れたアンチエイジング効果を発揮するといわれている点です。
1.肌のターンオーバーを促進するアピシン
アピシンとは、ローヤルゼリー特有成分の1つでタンパク質の1種になります。細胞分裂やその後の増殖を促進するほか、細胞自体の生命力を維持する効果があります。
こうした作用から、年を重ねるごとに遅くなる肌のターンオーバー(皮膚細胞の生まれ変わり)を活発にします。
2.シミやシワを根本的に予防する類パロチン
ローヤルゼリー特有成分の「類パロチン」は、成長ホルモン「パロチン」とよく似た作用から「類パロチン」と呼ばれています。
成長ホルモン「パロチン」は唾液の中に存在し、新陳代謝を促進する効果があります。パロチンの分泌量が多ければ多いほど、それに比例して新陳代謝も盛んになって細胞を若々しく保つことができるのです。
しかし、25歳を過ぎた頃にはパロチンの分泌量が減少し、ちょうどこの年齢が「お肌の曲がり角」と呼ばれるようにシミやシワの増加へと繋がります。
類パロチンを摂取すれば加齢によって減少するパロチンの作用を補い、シミやシワを根本的に予防するという優れたアンチエイジング効果が期待できますよ。
3.女性ホルモンと似た役割をするデセン酸
ローヤルゼリー特有成分の中でも、代表的な成分として知られるのがデセン酸です。デセン酸には、女性ホルモン「エストロゲン」とよく似た作用があります。
つまり、ローヤルゼリーからデセン酸を摂取すれば、年を重ねるごとに減少する女性ホルモンを補ったり、乱れたホルモンバランスを整えたりすることが可能に!
また、エストロゲンが持つ美肌・美髪効果、女性らしい体づくり、コラーゲンの生成促進効果、血行促進効果といった働きも一緒に得られますよ。
ローヤルゼリーの効能・効果の数々
ローヤルゼリーに含まれる栄養素や特有成分からは、「細胞の活性化」「肌のターンオーバーを促進&美肌効果」「コレステロールを下げて脂肪を予防」「ホルモンバランスを整える」といった効果・効能が得られます。
こうした効果・効能を一度に得られるからこそ、相乗効果から総合的なアンチエイジングが期待できるのですね。
肌のターンオーバーを促進&美肌効果
ローヤルゼリーに含まれる栄養素や成分の中でも、肌のターンオーバーを促進したり美肌効果をもたらしたりするものとしては、上記の「類パロチン」「アピシン」以外にも
「ビタミンB群」「パントテン酸」といったものがあります。
まず、ローヤルゼリーに含まれるビタミンB群は、「細胞の生まれ変わりを助け、免疫力を高める」「皮膚の炎症を防ぐ」「血行促進効果」「皮膚に栄養をもたらす」「皮膚の健康維持を助ける」といった効果からアンチエイジングには欠かせません。
さらに、ビタミンの1種であるパントテン酸は、ビタミンCの働きをサポートすることで潤い成分「コラーゲン」の生成を促進します。
そもそも肌のターンオーバーでは、古くなった肌細胞や老廃物、既にできてしまったメラニン色素を外に押し出しています。つまり、肌のターンオーバーを促進すれば、乾燥肌、シミやくすみ、そして毛穴詰まりから生じるニキビや角栓を改善・予防し、健やかで美しい肌を維持できるようになりますよ。
コレステロールを下げて脂肪を予防
必須アミノ酸のほかに多くのアミノ酸やビタミン類が含まれているローヤルゼリーは代謝を効率良く高められ、コレステロールや中性脂肪をはじめとした脂質の抑制へのアプローチも可能です。
コレステロールの抑制は、嫌なお肉として体についている脂肪の解消には必須で、生活習慣病やメタボリックシンドロームなどの改善にもgood!優れたダイエット効果から脂肪減少・お肉の予防に役立てたいですね。
ホルモンバランスを整える
ローヤルゼリー特有成分のデセン酸からホルモンバランスを整えると、生理不順・PMS(月経前症候群)・更年期障害といったホルモンバランスの乱れから生じる女性特有の症状を和らげることができます。
さらには、エストロゲンに似た作用のデセン酸を摂取して女性ホルモンを補えば、女性ホルモンの減少から生じる抜け毛・薄毛の改善も期待できますよ。
どうやって摂取したらいいの?ローヤルゼリーの摂取方法
ローヤルゼリーならではの成分や豊富な栄養素から嬉しい効果を得られることが分かりました。しかし、「嬉しい効果の数々を得よう!」とローヤルゼリーを実際に摂取する際には、気を付けるべきポイントや注意点がいくつかあります。
ローヤルゼリーの摂取方法やポイント、そして注意点について見ていきましょう。
最も効果が高いのは「生ローヤルゼリー」
ローヤルゼリーには「生ローヤルゼリー」「乾燥ローヤルゼリー」「調整ローヤルゼリー」といった3種類の加工方法があります。
1.生ローヤルゼリー
生ローヤルゼリーとは、その名の通り加工をせずに採取してからそのままの状態のもののことです。生ローヤルゼリーの栄養素を失わないよう、新鮮な状態を保つことが難しいため希少価値が高く値段も張ります。
ちなみに生ローヤルゼリーは酸味が強く、独特な匂いや舌にピリつく刺激があり、甘いハチミツとは全く異なる味です。決して美味しいとは言えない味ではありますが、高い効果をそのまま得るために、あえてそのまま口にしている人も多いとか。
しかしながら、新鮮であればあるほど含まれている栄養素を余すことなく摂取できるので、最も高い効果を得られるのが「生ローヤルゼリー」になります。新鮮さが高い効果の理由ですから、生ローヤルゼリーの保管は栄養素の損失を最大限に抑える「空気に触れて参加しないように密封し、冷蔵庫で保存する」方法で行いましょう。
とはいえ、時間経過とともに新鮮さが失われますから、できる限り早めに消費する必要があります。味に癖があったり保存方法が難しかったり、さらには1人で消費できる量は限られていますから、早く消費できない人は無理をせずに加工したものを選んだほうが好ましいですよ。
ペースト状にしたものやドリンクタイプなど加工したものは、新鮮な状態で製造が行われていますから一定の栄養素は必ず得られますよ。「全国ローヤルゼリー公正取引委員会」が定める公正マーク審査をクリアしているものであれば、品質やその効果も信頼できますよ。
2.乾燥ローヤルゼリー
生ローヤルゼリーから水分のみを取り除き、粉末状にしたものが乾燥ローヤルゼリーです。余分な水分がない分、長期に渡っての保存が可能となっています。
主に錠剤やカプセルといったサプリメントに使用されているので、独特の味を感じませんし毎日の生活に取り入れやすいですよ。仕事で毎日忙しい人や生ローヤルゼリー特有の味が苦手な人にはピッタリですね。
特に、採取してから72時間以内の新鮮な生ローヤルゼリーを、加熱加工を行わずに乾燥させたものなら、高い栄養価やそれによる効果を実感できますよ。生ローヤルゼリーと同様に乾燥ローヤルゼリーを使用した製品も、全国ローヤルゼリー公正取引委員会が定める公正マーク審査をクリアしたものであれば、品質や効果共に信頼できるものになります。
3.調整ローヤルゼリー
上記の生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーに添加物をはじめとした材料を加え、そのうち生ローヤルゼリーの割合が6分の1以上を占めるものが調整ローヤルゼリーになります。
ローヤルゼリー本来の含有量が少なくなるものの、美味しく加工されていて続けやすいというメリットがあります。また、ヒアルロン酸やコエンザイムQ10といった美容成分が配合されているものであれば、相乗効果が得られますよ。しかし、ローヤルゼリー本来の効果を求める人には適していませんから、選ぶ際には注意が必要です。
摂取方法と摂取量の注意点
ローヤルゼリーの1日摂取量の目安は500mg~3000mgとされています。生ローヤルゼリーをそのまま摂取する、あるいは乾燥ローヤルゼリーや調整ローヤルゼリーのサプリメントやドリンクなどの製品から摂取する際にはこの摂取目安量を守りましょう。商品に摂取目安量が記載されている場合には、その目安量をきちんと守るようにしてくださいね。
また、ローヤルゼリーの効果を実感するには、毎日継続して摂取することが何よりも大切になります。一度にたくさんの量を摂取したからといって、効率的に効果を得られるというものではないのです。むしろ、少しの量を毎日コツコツと続けて摂取するように心掛けてくださいね。
それに、ローヤルゼリーの優れた美容・健康効果は、あくまでも健やかな毎日のサポートを目的とするものです。ローヤルゼリーを摂取していたとしても、健康や美容の基本となる食生活や生活習慣が乱れていれば意味がありません。ローヤルゼリーから効果を得られるのは、バランスの取れた食生活や規則正しい生活を送っていることが前提ですよ。
こうした長期的な摂取を踏まえて無理なく続けられるよう、サプリメントやドリンクなどの値段も考える必要があります。また、摂取目安量を守りながら毎日続けるためにも、1日の中で決めた時間に摂取するようにして飲み忘れの無いようにしたいですね。
安全だけど…副作用に気を付けて!
優れた効果の数々が得られるローヤルゼリーですが、時には副作用が生じることがあり、また中には摂取すべきでない人もいますから気を付けてくださいね。
こんな人は摂取を控えるべき
・妊娠中、授乳中の人や乳幼児は摂取してはいけません
・喘息やアトピーなどのアレルギー持ちの人は、アレルギー症状が重い副作用として生じることがあるので摂取すべきではありません。
また、初めてローヤルゼリーを口にする場合には、稀にアナフィラキシーショックをはじめとしたアレルギー症状が生じることがあります。
したがって、初めて口にする場合には少量からの摂取を、そして体に何らかの異常が生じたり体に合わないと感じたりした場合にはただちに摂取を中止してくださいね。
飲み合わせに注意
ローヤルゼリーはワルファリン(血栓症や腎炎などの様々な治療に用いられる)という医薬品の作用を強めてしまいますから、決して同時に摂取しないでくださいね。
ローヤルゼリーは優れた効果を発揮する反面、それだけ体に強く作用します。飲み合わせによる思いもよらない副作用を避けるためにも、ワルファリンに限らず医薬品との同時摂取は絶対にしないようにしてくださいね。
どうしてもローヤルゼリーの摂取を希望する場合には、必ずかかりつけ医に相談してから摂取するようにしましょう。
まとめ
ローヤルゼリー特有成分以外にも様々な栄養素を一度に摂取できるローヤルゼリーだからこそ、あらゆるアプローチから体の色々な部分のアンチエイジングが可能となっています。適量の摂取を続けることで、確かな健康・美容効果からより良い毎日を送れるようになりますよ。
また、毎日無理なく続けるためにも、市販されている多くのドリンクタイプやサプリメントなどのアイテムから価格・品質共に合ったものを選ぶようにしましょう。
様々な商品の中からどれにしようか迷ったり悩んだりした際には、こちらでご紹介しました内容を思い出してくださいね。優れたアンチエイジング効果を誇るローヤルゼリーを上手に摂り入れて、今日よりも美しい自分へと生まれ変わりたいですね。
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参考文献:
わかさ生活
サントリー
山田養蜂場