疲れた時は甘いチョコレートは欠かせないし、香ばしいナッツはおつまみにもピッタリ。
でも「チョコやナッツを食べるとニキビが出来る!」って思っていませんか??
「高カロリーで太るし、ニキビの原因になる」と思われがちなチョコレートとナッツですが、食べ方に気をつければお肌に良い効果を与えてくれるものなんです!
では、ニキビができやすいと言われる原因は何なのでしょうか?
今回はチョコレートとナッツとニキビとの関係性について調べてみました。
疲れた時は甘いチョコレートは欠かせないし、香ばしいナッツはおつまみにもピッタリ。
でも「チョコやナッツを食べるとニキビが出来る!」って思っていませんか??
「高カロリーで太るし、ニキビの原因になる」と思われがちなチョコレートとナッツですが、食べ方に気をつければお肌に良い効果を与えてくれるものなんです!
では、ニキビができやすいと言われる原因は何なのでしょうか?
今回はチョコレートとナッツとニキビとの関係性について調べてみました。
「チョコレートがニキビを作る」
その根拠になっているのは、チョコレートに含まれる「糖分」と「脂質」のせいなのです。
チョコレートの原料であるカカオには、カカオバターが取れるほど脂肪分がたくさん含まれています。
「カカオの脂肪分は植物性のため、ニキビの原因にはならない」という研究結果もありますが、そうとも言いきれません。
なぜなら、チョコレートにはたっぷりの「糖分」が含まれているから。
カカオ自体は苦みがあるため、たっぷりと砂糖を添加して甘みをつけてあります。
つまり、チョコレートのカカオ自体がニキビの原因になるのではなく、そこに含まれる大量の糖分がニキビを作る原因となるのです。
カカオはその昔、「神様の食べ物」としてヨーロッパでは薬として使われていました。
近年もチョコレートは脳の活性化や美容にいいと注目され、高カカオのチョコレートも多く見かけるようになりました。
チョコレートに使われるカカオには「ポリフェノール」が豊富に含まれています。
その含有量は、実に赤ワインの2倍以上もあるのです。
ポリフェノールには、細胞を錆び付かせる活性酸素を取り除く作用があり、エイジング対策に期待ができます。
その他にも、以下のような効果があります。
美容にうれしい効果のあるチョコレートですが、甘いチョコレートをたくさん食べれば良い。というわけではありません。
美肌への効果を高めるためには、ポリフェノールを含むカカオ使用量が多い「ビターチョコレート」がオススメです。
カカオ90%のチョコレートなどもありますが、苦みが強いため、最初は「カカオ70%」くらいのものを選ぶとほんのり甘みもあり食べやすいです。
しかし、いくら美肌に役立つとはいえ、カロリーを考えると1日に板チョコ3分の2くらいに留めておくのが良いでしょう。
また、カカオの少ない、ミルクと砂糖たっぷりのチョコレートではあまり美容効果は期待できないことを覚えておきましょう。
チョコレートの効果的な食べ方は以下の通りです。
チョコレートの深い香りにはアロマ効果があり、集中力や記憶力を高めたい時に食べるのがオススメです。
がんばりたい時の1時間ほど前に、板チョコであれば4分の1~半分量を目安に食べましょう。
チョコレートの糖分は空腹を紛らわせてくれますので、お腹が空いたら少しずつ食べるころで空腹感がやわらぎダイエット効果も期待できます。
チョコレートの美容成分の持続は約2時間といわれていますので、一気に食べるのではなく、1日数回、少量ずつ食べるのが効果的です。
特に、午後3時頃は体が1番脂肪を燃やせる時間です。ダイエット中は3時~4時の間に食べるのがおすすめ!
アメリカの食品医薬局は、「特定の食品がニキビの原因になることは、科学的には考えられない」と発表しています。
それにもかかわらず、チョコレート同様、ナッツ類がニキビの原因になると言われるのはどうしてでしょうか?
その原因はナッツ自体にあるのではなく、いろんな添加物にありました。
スナックやおつまみとして市販されているナッツの成分表を見てみると、油で揚げたり、バターや塩で味がつけてあったり、中には小麦粉の衣や砂糖をまとったものもあります。
このようにしっかりと味付け加工されているものは、脂質や糖質、塩分をナッツと一緒に摂ってしまうことになります。
それが知らず知らずのうちに、脂質や糖質の過剰摂取になってしまうのです。
特に油は時間とともに酸化し、酸化した油はお肌の細胞を錆び付かせる悪い成分に変化します。
油が酸化すると風味が落ちてしまうので、酸化防止剤も添加されています。
これでは食べれば食べるほどニキビや肌荒れの原因になってしまうのです。
「美容と健康のためにナッツを欠かさない」という海外セレブやモデルの話も耳にしたことがあるのではないでしょうか?
アーモンドやマカダミアといったナッツ類にはビタミン、ミネラル、食物繊維と良質の脂肪酸がバランスよく、豊富に含まれています。
種類にもよりますが、ナッツは約50〜60%が脂肪で出来ているのでとても高カロリー。
しかし、その脂肪分は身体が摂るべき良質な油である「不飽和脂肪酸」なのです。
これは、善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らす作用のある「オメガ3」、コレステロール値を下げ、生活習慣病を予防する「オメガ6」を含んでいます。
さらにはタンパク質、ビタミン、ミネラル、特に食物繊維を豊富に含んでいるため、便秘の解消に役立ちます。
海外の研究では、「ナッツを食べる人のほうがメタボの改善率が高く、脂肪が減った」という結果も出ており、ダイエットにも効果があることがわかっています。
トップモデルや世界的なミスコンなどで指導をする美容アドバイザーも、ナッツを摂ることを推奨しています。
お肌にうれしい栄養が豊富なナッツですが、脂肪分が多く高カロリーなため、食べ過ぎには注意が必要です。
成分表を見て、油でコーティングされていない素焼きのものや、食塩や添加物などが極力少ないものを選びましょう。
一日の適量は、アーモンドなら25粒。クルミ、カシューナッツやヘーゼルナッツなどは片手ひとつかみ分の約25gが目安で約100kcalです。
食べ過ぎを防ぐため、少量ずつ小分けにして持ち歩くのがおすすめ!
ナッツの効果的な食べ方と保存方法は以下の通りです。
ライフルーツとの相性も抜群で、食物繊維やビタミンの量がアップし栄養価が高くなります。
また牛乳と一緒に食べると、空腹もまぎれタンパク質を吸収しやすくなりますよ。
ナッツは空気や光に触れて油が酸化します。これは味が落ちるばかりでなく、酸化した成分は体に悪影響です。
余ったナッツは冷暗所で密封して保存し劣化を防ぎましょう。
チョコレートとナッツは直接ニキビを作る原因にはなりにくいことがわかりました。
しかし食べ過ぎてしまうとニキビの原因にもなりかねませんので、チョコやナッツの効果を実感したい人は食べ過ぎに注意しましょう。
チョコやナッツよりも、脂っこいものを食べ過ぎたり、辛い物を食べたりする方がニキビの原因となります。
またビタミンB群不足もニキビ肌にはよくありません。
もし食生活からニキビを見直したいのでれば、ビタミンB群が豊富な緑黄色野菜やレバーを積極的に摂りましょう。
以上、チョコレートとナッツの美容効果と食べ方について見てきました。
美容効果を十分に発揮するためには、食べ過ぎにはくれぐれも注意が必要です。
にきびの原因となる糖分と脂質のとり過ぎには気をつけつつ、チョコレートとナッツの美容効果を上手に取り入れましょう!
参考サイト日本チョコレート・ココア協会
参考サイトmeiji みんなの健康チョコライフ
参考サイト農林水産省