女性にとって、妊娠・出産はとても大きなことです。身の回りの変化はもちろんのこと、出産することで体つきが変わったり、体調の悪化を訴える人も多く、そのまま放っておくと長く悩まされることもしばしばあります。そこで今回は、産後に最適なエクササイズとしてヨガを紹介していきたいと思います。ヨガが産後に良い理由や、おすすめのポーズなども見ていきますので、ぜひ参考にしてください。
女性にとって、妊娠・出産はとても大きなことです。身の回りの変化はもちろんのこと、出産することで体つきが変わったり、体調の悪化を訴える人も多く、そのまま放っておくと長く悩まされることもしばしばあります。そこで今回は、産後に最適なエクササイズとしてヨガを紹介していきたいと思います。ヨガが産後に良い理由や、おすすめのポーズなども見ていきますので、ぜひ参考にしてください。
まずは、産後のママにヨガがおすすめな理由を5つ紹介していきましょう。
産後ヨガは、出産直後1~2か月で始めることが可能です。体に負担がかかりにくいポーズから始めることができるので、ヨガ初心者の人でも気軽に行えるのも魅力の一つです。また、ヨガの中には「マタニティヨガ」として、妊娠中も行うことができるヨガもあります。妊娠中にマタニティヨガをしておけば、産後ヨガもさらにやりやすく感じるかもしれませんね。
産後ヨガは、ママ一人で行うポーズのほか、赤ちゃんと一緒に行うポーズもあります。生まれたばかりの赤ちゃんと触れ合うことができるので、ママになったという意識も強くなるかもしれません。したがって、多くの産後ヨガ教室では子連れでのレッスンが可能となっています。
出産後は骨盤が緩んでいる状態が続きます。通常は出産後6か月ほどで骨盤は元の位置に戻るとされていますが、なかには緩んだままになってしまうほか、正しい位置に戻らなくなってしまうこともあります。骨盤が正しい位置に戻らないと、下腹がポッコリ出てしまいことでスタイルが悪くなるほか、ホルモンバランスの乱れや母乳の出の悪化を招きます。
しかし一方で、もともと骨盤の位置がずれていた人は特に、この時期は骨盤矯正のチャンスとなります。一度締まってしまった骨盤は緩めることは難しいので、緩んでいるときこそ骨盤の位置を調整することができるのです。
そもそも骨盤が正しい位置に収まることで、骨格の引き締めのほか、代謝アップが期待できます。なかには、この時期に骨盤を矯正したことで、妊娠前よりもスタイルが良くなったというママもいるほど、出産直後の骨盤矯正は大事なのです。
ヨガならば、産後すぐに始めることができるほか、ゆっくりとした動きで行うことができるため、無理なくじっくり骨盤を矯正することが可能です。出産後に起こりやすい下腹ポッコリの解消も期待できますよ。
出産後は、出産前と比べてさまざまなマイナートラブルを実感する人が多いそうです。例えば腰痛や手の腱鞘炎、肩こり、便秘など、慣れない育児に奮闘するママにとってはつらいものばかりなのではないでしょうか。育児は体力勝負といわれていますが、確かに赤ちゃんの夜泣きやぐずり、遊びの相手など、ママには気が休まるときはないほど目まぐるしい日々が続きますよね。
産後ヨガは、このようなマイナートラブルに効果的なポーズも取り込まれているほか、産後の体力作りとしても有効です。誰でも簡単なポーズからスタートできるので、体力に自信がない人や運動が苦手な人でも気兼ねなく楽しむことができます。
産後ヨガと言っても、必ず教室に通ってレッスンを受けなければいけないのではなく、今は教本やDVDなどを見ながらも行うことはできます。しかし、教室に通うことでママ友を見つけることもできますし、出産後の気分転換にもなるため、教室に通うママも多いようです。ママ友ができればランチに行ってお話したり、もしくはいろいろなことを情報交換したりと、有益な時間を過ごせそうですよね。
産後のヨガのメリットが分かったところで、続いては数あるヨガのポーズの中でも、特にママにおすすめなものを6つ紹介していきましょう。
まずは「三日月のポーズ」と呼ばれるポーズですが、方法は以下の通りとなります。
両手を上に伸ばす際に、お腹と背骨が伸びているのを感じながら行うと効果的です。また、慣れてきたら背中をそらすと良いでしょう。しっかりと行うことで、骨盤の矯正やお腹と背中の引き締めに効果があります。
「赤ちゃんのポーズ」は、便秘解消や腰痛の予防・解消に効果的なポーズです。別名ガス抜きのポーズともいわれており、特に産後の便秘に悩まされている人にはおすすめです。
膝を胸に近づけていくとき、赤ちゃんをすねに乗せて行うと、負荷がかかるのでより効果的です。
足腰など、特に下半身に効果的な「下向きの犬のポーズ」は、別名「ダウンドッグ」と呼ばれているヨガのポーズです。
腰を引き、お尻を上げてポーズを作る際は、三角形になるように意識しましょう。また、脚をしっかり伸ばすことで膝の後ろを伸ばすことができるので、全身の血行改善による代謝アップも期待できます。
ウエストを引き締めることで、女性らしいくびれを作り出す効果があるポーズです。
背中を丸める際は、おへそを覗き込むようにし、できるだけお腹をへこませて行うと効果的です。一方で、背中を反らすときはお腹が地面に引っ張られているような感覚で行いましょう。背中とお腹のストレッチに効果的なため、ウエストの引き締めのほか背骨矯正も期待できます。
腰回りの引き締め効果のほか、内臓を刺激することでデトックス効果も期待できます。
足や腰、背骨のストレッチ効果が高いほか、ウエストやお尻、太ももの引き締めに効果的です。