MENU

コーヒー好きにはうれしいダイエット法♪気をつけたいのは飲み方だけ!

 

意外なモノがダイエットの効果を持つ、という例があります。

例えば、コーヒー。食後に1杯、おやつとともに1杯…… なにかと接する機会の多い飲み物ですが、コーヒーにダイエット効果があることをご存じでしたか?

しかし、ただコーヒーを飲めば痩せる、という単純なものではありません。

ダイエットに役立てるのなら、豆選びや飲むタイミングなどなど…… ダイエット向けの飲み方が大切! 今回は、そんなコーヒーダイエットをご紹介いたします。

目次

コーヒーダイエットの際のポイント

豆は浅煎り豆が◎

コーヒーがダイエットに良い理由のひとつに、含まれる成分「クロロゲン酸」があります。

このクロロゲン酸は熱に弱く、あまり加熱すると壊れてしまうのです。

そのため、長時間加熱する深煎りよりも、加熱時間の短い浅煎りの豆がコーヒーダイエットにはオススメ!

豆からこだわるコーヒー好きさんは、ぜひ試してみてください。

ホットで飲む

「クロロゲン酸が熱に弱いのなら、コーヒーはホットよりもアイスのほうが良い?」と思うかもしれませんね。

しかし、ダイエットに良いのは意外にもホットコーヒーなのです。

ダイエットに有効な成分をコーヒーから摂取しようとするとき、アイスコーヒーよりもホットコーヒーのほうが効率が良いことが、その理由。

ただし、熱湯でクロロゲン酸が壊れすぎないよう、コーヒーを入れるときはお湯の温度をすこしだけ下げることをオススメします。

砂糖は論外!ブラックで!

コーヒーにミルクや砂糖を入れると、ダイエットの敵・脂質や糖質を摂取することになってしまいます。

そのため、ダイエットでコーヒーを飲むのならブラックがオススメです。

缶コーヒーはあまりオススメではありませんが、もし飲む場合には無糖を選びましょう。

「微糖」や「低糖」「甘さ控えめ」といった記載があっても、缶コーヒーには想像以上に糖分が含まれているのです。

こまめに補給

コーヒーダイエットは、一度にたくさんのコーヒーを飲むのではなく、少しずつこまめに飲むようにしましょう。

一度コーヒーを飲むと、そのダイエット効果は3時間ほど続きます。この間はさらにコーヒーを飲んでも、効果がより大きくなるわけではありません。

それよりも、効果が切れる頃におかわりをして効果を延長するほうが、コーヒーから得られる1日当たりのダイエットの恩恵は大きくなります。

コーヒーに含まれるカフェインは、摂取しすぎるとあまり体に良くありません。

そのため、1日に飲むコーヒーの量をオーバーせず、それでいてダイエット効果を最大に持続させるには、少ない量をこまめに飲むことが適切なのです。

手軽な缶コーヒーよりもひと手間加えたドリップ

インスタントコーヒーや缶コーヒーは、製品として加工される段階でクロロゲン酸がほほとんど壊れてしまっています。

ダイエットに有効な成分が含まれる量が違うので、やはりコーヒーダイエットには豆をひいて入れるコーヒーを選びましょう。

食後に

コーヒーがダイエットに良い理由のひとつがクロロゲン酸、と前述いたしましたが…… もうひとつの理由が、カフェイン。

これらの成分には、食べたものをエネルギーに変換して使うことを促進する効果があるためです。

食事をすぐに消費できれば、脂肪になって体内にたまることはありませんよね。

また、満腹感を高める効果があるので、食事を腹八分目で抑えても十分に満足して食事を終えられるでしょう。

コーヒーは刺激物でもありますから、空腹状態で飲むと胃に負担がかかります。

そんな理由からも、食後のコーヒーがオススメされるのです。

入浴前、運動前

カフェインを摂取して入浴や運動をするとより高いダイエット効果が得られます。

コーヒーを飲んでからカフェインの効果が効くまで25分前後かかると言われることをご存じでしょうか?

「30分程度の仮眠を取る場合、眠気覚ましのコーヒーを寝る前に飲めばスッキリ目覚められる」と言われるのも、このためです。

もちろん、入浴や運動とカフェインを合わせる場合にもこの法則に従えば、高い効果を得られます。入浴、運動を始める20分~30分前にコーヒーを飲むと、カフェインが最大に働いて高いダイエット効果を生み出してくれるはずです!

コーヒーダイエットの効果

カフェイン

ダイエットのためには、体内に蓄積された脂肪を燃焼しなければいけません。

脂肪は、脂肪酸とグリセリンに分解してから燃焼されます。

分解の役割を担うのが、カフェインに含まれる「リパーゼ」という酵素です。

コーヒーにはカフェインが含まれているので、コーヒーを飲むことが脂肪の燃焼を助けることにつながります。

クロロゲン酸

コーヒーには、クロロゲン酸という成分が含まれています。

先に少し触れましたが、このクロロゲン酸にも脂肪の分解を助ける働きがあるのです。

カフェインだけならば、緑茶や紅茶にも含まれていますよね。

そのなかで、あえてコーヒーをダイエットに選ぶ理由は…… このクロロゲン酸の存在にあるのです。

ふたつの成分が相乗効果を生み出し、脂肪の分解を促進し、燃焼を活性化することが期待できます。

利尿作用

コーヒーには利尿作用がある点にも注目したいところ。

長時間の会議や授業、移動などの前にはあまり歓迎できる効果ではありませんが……

尿をしっかりと出すことは、老廃物の排出につながります。

老廃物を体外に排出できないままため込むと、むくみの原因となるのです。

コーヒーの利尿作用を利用することは、むくみ防止につながります。

ただし、尿を体外に出したぶんだけ当然体重は減りますが、失った分の水分補給をすると元に戻る「幻想の減量」です。

一時的な体重減少にぬか喜びはせず、長い目で見たむくみ解消の効果に目を向けましょう。

体重が戻ることを嫌って水分補給を怠ることは危険なので、絶対に避けてください!

基礎代謝アップ

カフェインには、血行を促進する効果があります。

血液には体中に酸素を届ける役割があることは、ご存じですね?

つまり、血行が良くなると酸素が効率良く届けられるので、内臓の働きもアップします。

これにより、基礎代謝に良い影響を与えるのです。

基礎代謝が上がれば、太りにくく痩せやすい体質へと変化していきます。

さらに、ダイエットの効果だけではなく、血行の悪さが原因で起きる肩こりや冷え性を改善することにもつながるのです。

リラックス効果

コーヒーの香りには、α波を出す効果があります。

α波といえば、ヒーリングミュージックが有名ですよね。癒やしの音楽で得られる効果が、一杯のコーヒーからも得られるのですから、お得だとは思いませんか?

便秘解消

通常、食事を取ると腸を動かす信号が脳から発信されるものです。

しかし、お手洗いをガマンすることが繰り返された場合、刺激に腸が慣れてしまってだんだんと腸の働きが鈍くなることがあります。これが便秘の原因のひとつです。

カフェインには、腸の活動を促進する効果もあります。

食事による刺激だけでは活動しにくい状態になっていた腸が、働けるようになるのです。

つまり、コーヒーは便秘の解消にも役立つということになります。

生活習慣病の予防

生活習慣病の原因の多くは、血管にあります。

血管が健康でなくなれば、生活習慣病を発症する可能性が高くなるのです。

そこで、コーヒーに含まれているクロロゲン酸が役立ちます。

クロロゲン酸は、血管を健康に保つ働きがあるので、生活習慣病の予防に役立つのです。

3つの注意点

飲み過ぎに注意

カフェインは刺激物なので、1日あたりの摂取量に制限があります。

飲みすぎると胃腸に負担がかかったり、コーヒーから得られるはずの恩恵が得られないばかりか逆効果になる可能性もあるため、ご注意ください。

1日に飲むコーヒーは、5杯までとしましょう。

さらに注意したいのが、カフェインを含む飲み物はコーヒーだけではない点。

緑茶や紅茶にもカフェインが含まれるので、コーヒーだけを1日5杯に制限しても、他の飲み物でカフェインを摂取してしまっている場合もあるので気をつけてください。

口臭に注意

コーヒーを飲むと、歯の着色汚れ「ステイン」が付着しやすくなります。

これは時間が経過すると通常の歯磨きだけでは落ちにくい汚れとなるのです。ステインを放置すると、口臭の原因となります。

定着してしまう前に、コーヒーを飲むたびの歯磨きを習慣化して予防しましょう。

ただし、こまめにコーヒーを飲む場合は、そのつど歯磨きができない場合もあるかもしれません。

そんなときには、コーヒーを飲み終わったらすぐに水を口に含み、舌で口内をこすり洗いするように動かしてうがいをしましょう。

妊娠中は控えめに

ここまで何度か触れているように、カフェインは上手に使えば良い効果をもたらしますが、摂取量に注意しなければいけない刺激物でもあります。

妊娠中には、おなかの中の赤ちゃんに影響が出る可能性もあるため、カフェインの摂取量はさらに制限しなければいけません。多くても、1日2杯までとしましょう。

そもそも、妊娠中は無理なダイエットを行うべきではありません。

過度な肥満は中毒症の原因ともなるため歓迎されませんが、痩せることよりも健康を保つことを第一に考えましょう。

まとめ

コーヒーダイエットについてご紹介いたしました。

体にあまり良くないイメージがあるかもしれませんが、コーヒーは健康に良い要素もたくさん持っています。

ただし、刺激物という一面を持っていることも事実です。

コーヒーを飲むときの注意点もご紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。