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わかめを小鉢に!むくみに効果的なわかめレシピ7選!

 

海藻を多く食べる国民と言われる私たち日本人が、特に古来から食べてきた海藻がわかめです。

その歴史は古く、奈良時代から献上品や寺社のお供え物にも使われてきただけでなく、若返りの妙薬として愛されてきました。

そんなわかめですが、食生活が多様化した現代では、「スタンダードなお味噌汁の具」「小鉢やサラダの材料」と言った、副次的な捉え方をされがちです。

しかし、そうした『添え物』だけがわかめの持ち味ではありません。

わかめには、現代日本人を悩ませる疾病のひとつである「むくみ」を解決してくれるカリウムをはじめとしたミネラルが豊富なのです。

むくみが解消されるか否かは、ダイエット効果も左右することがあるため、決して無視できない要素と言えます。

一方で、わかめはご飯やパンのように大量に食べるのは難しいですが、毎日食べる色々な料理に混ぜることで、その健康効果を発揮します。

本項では、わかめを用いたむくみ対策と、わかめを混ぜた様々な健康料理を紹介させていただきます。

目次

わかめがむくみ防止にいい理由は?

わかめには、ミネラルに分類されるカリウムが豊富に含有されています。

このカリウム、細胞内の水分量や浸透圧を調節したり、尿によるナトリウムの排泄を促してくれるなど、有益な作用を多く持っているのです。

そのため、わかめは高血圧の予防だけでなく、余分な水分が溜まることによって生じるむくみを解消してくれる効果があります。

わかめのむくみ以外の効果

わかめには、先述したむくみ以外にも優れた効果が、4つ存在します。

1つ目は、フコイダンと言う栄養素です。

これは、海藻が自分の身を守るために持っているねばねばした成分なのですが、免疫力の強化やがんの予防効果を持つNK細胞を活性化させてくれる効果を持ちます。

NH細胞とは、ナチュラルキラー細胞とも呼ばれるリンパ球の仲間で、悪性の細胞やウイルスに対する防御効果が期待できる細胞です。

このNH細胞を強化させるフコイダンが含まれる食材は、わかめ以外にはモズクや昆布などです。

2つ目は、食物繊維です。

わかめに含まれる食物繊維は、第6の栄養素とも呼ばれ、腸内環境を整えて便秘を改善します。

また、コレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の急上昇を制御したりと、ダイエットにも適しているのです。

3つ目は、ヨウ素です。

この要素はミネラルに分類される栄養素で、甲状腺ホルモンの成分になります。

甲状腺ホルモンは自律神経の交感神経を刺激し、代謝を促してくれるのでダイエットに有利な成分です。

4つ目はマグネシウムです。

これもミネラルに分類されている重要な栄養素で、骨を形成する効果、300種類もの酵素の働きを助ける効果を持ちます。

これら4つの効能に加えて、むくみ防止に役立つわかめはダイエットをする人には欠かせない食材なのです。

簡単だから試してほしい!わかめのレシピ7選

ここでは、わかめを使った料理のレシピを紹介させていただきます。

どの料理も、わかめあってこその美味しさを持つので、ご家庭でお作りになる際は、良質なわかめをたっぷり使うと、味わいの良さと健康効果を実感できます。

おにぎり 生わかめと胡麻の炊き込み混ぜご飯

 

生わかめの茎を炊き込みご飯にし、水気を切った葉の部分はそのまま炊き上がりに混ぜ、胡麻を散らしたご飯です。

炒った白胡麻の香ばしさと、ご飯を炊く時に入れる日本酒と塩が、風味の決め手になります。生の新鮮なわかめをフル活用した、磯の香りが高いお手軽料理です。

わかめときゅうりの酢の物

 

わかめ料理の中では日本人におなじみの一品です。

薄切りのきゅうりと戻したわかめを、酢と醤油、みりん、生姜のしぼり汁で食欲をそそる風味を付けます。

タコやちくわなど海産物を入れて少し豪華にするのも、楽しみ方の一つです。

わかめスープで湯豆腐

 

わかめを入れた鶏がらスープでお豆腐を煮た、寒い日に嬉しい料理です。

ポン酢で湯豆腐を食べ、万能ねぎや胡麻油の風味がついたわかめスープを飲むことができるので、1つの鍋で2品も作ることができます。

★豆腐と旬のわかめの韓国風サラダ。

 

韓国もわかめを多く食べる国で、この韓国風サラダもそのひとつです。

具はわかめ、絹ごし豆腐、アボカドとレタスで、それに醤油をベースにして酢、胡麻油に唐辛子と万能ねぎ、胡麻をミックスしたタレをかけます。

和風だけでなく、エスニック料理にトライするのもおススメです。

キャベツとワカメのナムル風サラダ

 

これも韓国料理ですが、作り方はサラダより簡単です。

戻した乾燥わかめと千切りキャベツを、醤油、胡麻油と炒り胡麻、そして美味しい塩で和えるだけで出来上がります。

「野菜と海藻でもう一品」「乾きものじゃないおつまみが欲しいな」と思った時、すぐに作ることができるので、便利です。

長芋とわかめのシャキシャキ梅わさびあえ

 

種を除いた梅干し、皮を剥いて縦5センチの千切りにした長芋と、戻したわかめを和えた和え物です。

材料はどれもダイエット効果があるだけでなく、作り方も簡単なので『男の手料理』として女性に作ってあげても喜ばれます。

もちろん、おつまみや箸休めにも最適のさっぱりメニューです。

わかめ煮込みうどん

 

カツオ節と昆布の合わせ出汁で、うどんとわかめを煮込み、卵を落として半熟の状態でいただく、冬に最もおいしい食べ方です。

わかめの歯触りが好きな方は、火を止めてから土鍋に投入し、トロトロの柔らかいわかめがお好みであれば、煮込んでから食卓に供するのをおススメします。

まとめ

いかがでしたか?わかめは、私たち日本人の食生活に長く親しまれてきたのは、味わいや香りはもちろんですが、その健康効果が大きいのです。

今も日本各地のわかめ産地には色々な料理法が伝わっており、先人たちもその美味しさと健康をもたらす効能に気付いていた証です。

本項に記したわかめの効能と健康効果は、塩分過多や脂肪の過剰摂取がストレス社会や多忙と相まって不健康になりがちな、現代日本人の体を健やかにしてくれます。

中でも、健康と美容を共に損なう原因であるむくみに効くのは着目すべき点です。

毎日の食事に少しずつでもわかめを取り入れ、むくみ知らずの健康な心身を手に入れてみませんか?