赤ワインよりも白ワインがむくみの味方に！

2021年4月4日

皆さんにとって、「美容や健康に良いワイン」と言うとどのようなワインを思い浮かべるでしょうか。「ポリフェノール」が豊富な赤ワインが健康と美を保つのに良いと思う方も多いですが、美容の大敵である「むくみ」を解決できるのは白ワインなのです。

白ワインは、むくむ原因を作る水分や老廃物を排除できるカリウムが豊富で、腸内のバランスを取って下痢や便秘ばかりか食中毒を防ぐ殺菌力も持ちます。本項では、むくみを始めとした美容と健康を妨げる不調を解決してしまう白ワインのパワーに迫ります。

白ワインのむくみ防止効果

アルコールを飲んだ翌日にはむくみが気になるものですが、白ワインにはそうした心配があまり存在しません。何故かと言うと、白ワインには利尿作用や新陳代謝を高めるカリウムが含まれているからです。

このカリウムは体内の余分な老廃物や水分を排出してくれるので、余分な水分を体に溜めこまずに、むくみをすっきりさせてくれます。

更に水分を一緒に摂取すれば、老廃物を除去する力が強化され、二日酔いにもなりにくくなります。白ワインを飲む時には、一緒に水を飲みましょう。もちろん、飲み過ぎないのが前提であり、適量にとどめることでむくみを感じずにお酒を楽しめます。

その他にもこんな効果が！

便秘解消

便秘解消には赤ワインより白ワインが効果的です。意外に思われる方も多いかもしれませんが、これは白ワインに含まれる「有機酸」による整腸作用のおかげです。

白ワインに含まれる「有機酸」は腸内のｐｈを下げて弱酸性に保ち、善玉菌を残してサルモネラ菌、大腸菌などの悪玉菌を殺し、バランスを整えます。メルシャン酒類技術センターの実験では、大腸菌やサルモネラ菌を有機酸でほぼ全滅させているのです。

それと正反対なのが赤ワインで、含有されるタンニンは腸への刺激を弱める膜を作るなど、下痢止めの効能を持つため、便秘が悪化する可能性があります。

それによって腸内で有害物質が発生し、肌荒れや肥満を招いてしまい、血液の質も悪化します。そうなると細胞が栄養素をとりこみにくくなって代謝が下がってしまい、脂肪として蓄積されるのです。それを避けるためにも、白ワインがおススメです。白ワインは、便秘解消はもちろん大腸がんの予防もできます。

マグネシウムで肥満を防止

白ワインはマグネシウムが豊富で、糖質や脂肪の吸収を遅くして代謝を補助してくれます。脂肪分や糖類が身体に貯まらない効果もあるので、揚げ物やピザなどカロリーの高い食事の際には、白ワインを選びたいものです。

美容効果

赤ワインと言えばポリフェノールのように取り沙汰されがちですが、白ワインもポリフェノールは豊富なのです。それによってカルシウムの吸収を促進して血行が改善され、冷え性も改善されます。

また、肌の新陳代謝が活性化されるため、白ワインは肌のトラブルであるシミや皺、ニキビなどの改善もできるお酒なのです。

素早い殺菌作用で食あたりを防ぐ

白ワインの殺菌効果は赤ワインのものよりも迅速で、牡蠣やお刺身など生の魚介類を食べるのに適しています。それは風味を良くするためだけではなく、食あたりを防ぐ効果もあるからです。О－１５７などの食中毒も、白ワインで予防しましょう。

カルシウムで骨強化

白ワインには、女性に不足しがちな栄養素と言われるカルシウムが豊富です。カルシウムとマグネシウムのバランスの良さは、血行の良さにも直結するため、冷え性の人にも最適です。

おまけに、カルシウムを骨にするのを助けてくれる他のミネラルも含まれており、バランスも良いと言う嬉しい効果もあります。

骨粗鬆症は女性がかかりやすいと疾患でもありますので、カルシウム豊富な白ワインは意識して摂取したいものです。

効果的な飲み方は？

白ワインを飲む目的がむくみならば、量と頻度に気を付けましょう。１日に１００～３６０ｍｌ程度を食事の際に飲むように習慣づけると、胃袋の吸収を半減させてくれます。なお、むくみやデトックス効果に酒の味は関係ないので、甘口か辛口かはお好みで選ぶのが一番です。辛口ならば１０～１２度、甘口であったならば８～１０度くらいで、適度に冷やして飲むことをおススメします。