海外でもブームの枝豆!おやつに!つまみに!枝豆ダイエットの方法とは?
ダイエットがうまくいかない原因は、必ずしも自分のモチベーション面にばかりあるとは限りませんよね。例えば、付き合いでお酒の席が多い人は、外食が増えてしまうでしょう。そんな人に特にオススメなのが、枝豆ダイエットです。
お酒の席では、必ずといっていいほどおつまみとして枝豆を頼めます。付き合いでお酒を飲むこと、そしておつまみを食べることを避けられないのなら、それを枝豆にすることで、さまざまなダイエット効果が期待できるのです。
また、含まれる栄養素の面から、枝豆はお肉との置き換えが可能! お酒を飲まない人でも、普段の食卓に枝豆を取り入れてお肉を減らせるのです。今回は、そんな枝豆ダイエットをご紹介いたしましょう。
目次
枝豆ダイエットとは?
枝豆ダイエットとは、簡単に言えば枝豆を食べて行うダイエット法のことです。居酒屋でも「枝豆を置いていないお店はない」といっても過言ではありませんよね。スーパーでも、解凍するだけで簡単に食べられる冷凍食品が売っていたりと、入手しやすい食品。ダイエットは継続することが大切ですから、対象商品が手に入りやすいことは立派なメリットのひとつになるのです。
といっても、ただ「枝豆をモリモリ食べれば良い」というわけではありません。例えば、食事と置き換えて枝豆を食べたり、間食がガマンできないときにお菓子ではなく枝豆にする、といった食べ方です。
豆は「畑のお肉」と呼ばれるほど、栄養が豊富な食品です。肉料理を枝豆に変更しても、栄養面では問題がありません。「枝豆ダイエット」だからと意識しすぎて、普段から食べている食事や間食の量を超えてしまっては、逆効果になりかねないのでご注意ください。枝豆は、1日30房程度がベストです!
枝豆の栄養は?
枝豆がダイエットに役立つ理由は、ズバリ! 枝豆に含まれる栄養素に秘密があります。ここでは、枝豆が持つダイエット向きの栄養素についてご紹介いたしましょう。
たんぱく質
豆が「畑のお肉」と呼ばれるのは、豊富なたんぱく質を持つことに由来しています。お肉の代わりとして食べても栄養面で問題がないのは、このためです。そして、お肉と比べると摂取カロリーには大きな差があります。枝豆は、必要なたんぱく質は摂取しつつも余分なカロリーを取らずにすむ! 優秀な食品なのです。
食物繊維
腸の働きを助けます。便秘は肥満の原因になるばかりか、肌荒れを引き起こす可能性もあるのです。枝豆を食べて豊富な食物繊維を摂取し、腸内環境を整えましょう。そうすることで、便秘もきっと解消へ向かいます!
レシチン
記憶力を高めることで知られるレシチンですが、ダイエットに役立つ性質も持っています。まず、老廃物の排出を促進し、むくみを予防。さらに、脂肪をエネルギーへ変換することを助けます。これにより、余分な脂肪はどんどん消費されることになるのです。
サポニン
脂肪の吸収を抑えます。また、血液の流れを良くする働きもあるので、老廃物の排出を助けるのです。これにより、むくみが改善されます。老化防止の抗酸化作用もあり、美容面でも心強い味方です。
コリン
代謝が高まるので、日常生活のなかで燃焼される脂肪の量が増えます。これにより、太りにくい体質を作れるのです。コリンは体内で作り出すことのできない成分。そのため、食品から摂取するしかありません。
カリウム
塩分を体外に排出し、むくみを改善できます。むくみを放置すると、脂肪と結合してセルライト化することがあることをご存じでしょうか? まさに、ダイエッターの天敵と言えるでしょう。そんなむくみをあらかじめ予防できるのが、カリウムです。
ビタミンB1、B2
ビタミンB1は糖質の燃焼を助け、ビタミンB2は脂質の燃焼を助けます。ふたつの相乗効果で、肥満の2大原因が一度に退治されるというわけです。
一緒に食べると相乗効果!
枝豆ダイエットは枝豆がメインですが、サブ食材として一緒に食べると効果を高めるものがあります。
トマト
トマトには、ビタミンが豊富に含まれています。さらに、トマトといえばリコピンが有名ですよね。テレビ番組「世界一受けたい授業」では、出演者へ向けたクイズで「とりあえず『トマト』と答えておけばだいたい当たりそう」と言われるほど、美容・健康のさまざまな面で恩恵を受けられる食品。
ダイエットを始めると肌荒れが起きやすくなってしまうものです。トマトを取り入れることで、そのデメリットを解消しましょう。
きゅうり
「きゅうりはほとんどが水分で、あまり栄養を持たない」と思っている人が多いのではないでしょうか? しかし、まったく栄養がないわけではありません。きゅうりには、カリウムが含まれています。枝豆に含まれるカリウムと相乗効果を発揮し、むくみの解消につながるのです。
また、ほとんどが水分というとイメージが悪いかもしれませんが、水を飲むダイエット法があるほど水分は重要な存在。水分がカリウムの助けとなり、塩分の排出がより促進されるのです。
ヨーグルト
ヨーグルトの乳酸菌は、腸内環境を整えます。枝豆の食物繊維と助け合い、腸の働きがより促進されるのです。
もやし
もやしにはビタミンB2が豊富に含まれています。枝豆のビタミンB1、B2との相乗効果が期待できるのです。カロリーの低さも、ダイエット中の食品としてはピッタリ!
ささみ
お肉のかわりにたんぱく質を摂取できるのに、お肉よりもカロリーが低いことが、枝豆がダイエット向きの食品である理由です。同じように、ささみはたんぱく質を豊富に含むお肉でありながら、カロリーが低く、太りにくい食品。
さらに、疲労を回復する効果があります。たんぱく質を枝豆で補えるとはいえ、やはり疲れたときにはお肉のパワーが必要です。時には、ささみを食卓に取り入れてみましょう。
枝豆のおいしいゆで方
枝豆は枝のままゆでるとまとまっていてラクチンですが、おいしくゆでるにはバラバラにすることをオススメします。さやの両端をカットしておき、塩味が染みやすくしておきましょう。ただし、さやの内部に水が入り込んで豆が水浸しになると台無しです。カットする位置には気を付けましょう。
ゆでる前に塩をふりかけ、産毛を処理するように軽くもんでおきましょう。ここで味付けをするわけではありませんが、こうすることで塩味の吸収が良くなります。
ゆで汁の塩分濃度は、水1リットルに対して塩大さじ2の割合です。先に水だけで火にかけ、沸騰してから塩を溶かし、枝豆を入れてください。ゆですぎると口当たりが悪くなるだけではなく、栄養素が溶け出してしまう可能性もあるので注意が必要です。3分~5分程度、豆の硬さを確かめながらゆでてください。
大き目のお鍋でたっぷりの水を使ってゆでてください。せっかく沸騰してから枝豆を投入しているのに、枝豆の量が多すぎるとお湯の温度が下がってしまいます。枝豆を入れても温度が下がりすぎない程度の水量を用意しましょう。
ゆで上がった枝豆はざるにあげて、うちわであおいで熱をとってください。流水で冷やすと味が落ちたり栄養素が流れ出たりするのであまりオススメはできません。時間があれば、ざるにあげたまま自然に冷めるのを待っても良いですね。しかし、時間が経過しすぎると今度は乾燥してパサパサになってしまうので、あまり長時間放置してはいけません。
自分で湯がくのが面倒!冷凍枝豆でもいいの?
市販冷凍食品の枝豆は、業務用の冷凍技術で一気に凍らせています。栄養素も味もほとんど逃げることなく閉じ込められているので、ご安心ください。確かに、生のゆでたて枝豆と比較して「まったく遜色がない」とは言えませんが…… 冷凍による栄養素へのダメージは大きくありません。ダイエットのために枝豆を食べるのなら、影響はないと考えて良いでしょう。
注意したいことは?
優秀な食品である枝豆ですが、ダイエットに取り入れるにあたって注意点もあります。まず、枝豆にはプリン体が多く含まれていることを忘れてはいけません。プリン体オフのビールが流行していますが、枝豆をおつまみに食べ過ぎたなら意味のないオフになってしまいますよね。痛風の心配がある人は、特に注意が必要です。
また枝豆には、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンも多く含まれます。体内で分泌される女性ホルモンの量が減り始める中年以降の女性であれば、むしろオススメです。しかし、まだまだ若い女性や男性の場合は、食べ過ぎるとホルモンバランスが崩れてしまう恐れがあります。
「通常の食事を一切とらずに、枝豆だけを食べて生活する」といった極端なダイエットも、オススメはできません。一時的には痩せるかもしれませんが、その後に待っているのは…… 栄養の偏りによる体調不良か、地獄のリバウンドです。
枝豆ダイエットって簡単!
枝豆ダイエットのやり方をご紹介いたしました。お酒のおつまみにもなり、ご飯のおかずとしても使いやすい枝豆ですから、これを使ってダイエットができるのならうれしいですよね。早速明日から、食卓に枝豆を取り入れてみましょう!