「酢の力」は、その言葉が品名になるくらい健康に良い力の源です。アルカリ食品である酢もダイエットの素材として注目される素材です。
さて、酢といっても普通のお酢から一瓶何千円もする黒酢、ワインビネガーなど、様々な種類があります。このうちダイエットに向くお酢はどれが良いのでしょうか?一緒に探っていきましょう。
「酢の力」は、その言葉が品名になるくらい健康に良い力の源です。アルカリ食品である酢もダイエットの素材として注目される素材です。
さて、酢といっても普通のお酢から一瓶何千円もする黒酢、ワインビネガーなど、様々な種類があります。このうちダイエットに向くお酢はどれが良いのでしょうか?一緒に探っていきましょう。
酢ダイエットとは、酢に含まれるクエン酸と各種アミノ酸の脂肪燃焼促進効果を活用してやせようというものです。
お酢をダイエットとして用いる方法は以下の2つがあります。
・水で割った酢を飲む
・食事の時、積極的に酢を取り入れる
ただ、酢を薄めるといっても、ツンとしたにおいがなじめない人も多いでしょう。でも、比較的ツンとしないお酢というのも多いですし、リンゴ酢のようにそれほど値段が高くないものもあります。酢でダイエットというのは誰でも簡単にできるダイエット法の一つでしょう。
飲むのが抵抗のある人は、酢を料理に使うこともできます。酢の物だけでなく、焼き魚にかける、揚げ物にかけるなど、普段に使えそうなレシピも考えればたくさんあります。一日に飲む量を食事の中で置き換えるのも、それほど苦になる量ではありません。
酢の効果をうたったサプリメントも薬局にいけばたくさん陳列されています。これらは黒酢やもろみ酢を中心にして、ニンニクやショウガなどの成分を混合してソフトカプセルに包んだものが多いです。酢を飲む場合でも、ショウガやニンニクを同時に使うことでサプリと同等の効果が期待できます。しかも、毎日続けやすいというメリットもあります。
様々なお酢がある中で、ダイエットに適したお酢はあるのでしょうか?正直にいうと、どのお酢でも問題はありません。ただ、醸造酢だけは、醸造用のアルコールを混ぜてて作ってあるため、ほかの酢よりも酸度が強く、アミノ酸量も黒酢に比べては落ちます。
ダイエットに用いる酢では、黒酢が一番アミノ酸を多く含むとされています。また、りんご酢にはカリウム、ぶどう酢にはポリフェノールなど、それぞれの原料によっても健康に良い成分は違っているので、どの効果を重要視するかによっても、飲む酢の種類は変わってきます。
酢のダイエット効果となる理由には、以下のようなものがあります。
そのほかにも、ブドウ酢(ワインビネガー)には抗酸化力のあるポリフェノールが、リンゴ酢にはカリウムが多く含まれ、それらによる効果が酢そのものの効果にプラスされます。
クエン酸は多くの酢に含まれます。人が食べ物からエネルギーを取り出すのにクエン酸は欠かせない物質で、食べ物だけでなく、体内の脂肪も効率よく燃焼させることができます。
ダイエットに効果のあるアミノ酸は、アルギニンやリジン、グルタミンで、成長ホルモンを刺激し、ダイエット酵素ともいわれるリパーゼを活性化させ、体脂肪を分解します。黒酢にはこのアミノ酸も含め、11種類もアミノ酸が含まれています。必須アミノ酸ももちろん全部含んでおり、健康的にやせることができます。
お酢には利尿作用やコレステロールを下げ、血液をきれいにする力もあるので、ダイエットだけでなく、肌をきれいにする効果も期待できます。
健康的にやせられるお酢ですが、その効果をアップさせるためにいくつかの工夫をしてみましょう。
食後が効果的というのは、酢には食欲を増加させる効果があるからです。食事の前に飲むとかえって食べ過ぎになってしまう危険性があります。
食事によるダイエットは何でもそうですが、「食べるだけで痩せる」というのはありません。酢でダイエットする人も、運動と組み合わせていきましょう。
組み合わせる運動は、ウォーキングや水泳などが適しています。決して無理することはありません。長続きしないばかりでなく、いくら早歩きしても短時間では意外に消費カロリーは少なくなります。ウォーキングなら20分以上を目安にやってみましょう。
運動の際にはできれば脈拍計を持ち、ほかに持病がなければ100以下になるよう調整しましょう。20分以上続けるといっても、脈拍が高くなりすぎた場合は小休止を入れれば、運動量を減らさずに続けることができます。
酢ダイエットは普通の食品を使ったダイエットなので、副作用などはほとんど問題ないと思いがちです。
ただし、以下のことに注意しないと、胃を痛める、歯が溶けるなどの危険性が考えられます。
特に濃くして飲むと、刺激が大きすぎて一時的に胃が痛むなどの障害を起こす危険があります。一日30mil位を目安にしましょう
飲む酢として販売されているものは、砂糖やその他の香料などで飲みやすくしてあり、ついつい飲み過ぎてしまうと、胃に悪いだけでなく、カロリーも結構オーバーしてしまいます。
酢は歯を溶かしてしまう酸蝕歯(さんしょくし)の原因になる危険性を含んでいます。飲む場合は、すぐにうがいをするか、歯を磨いて、できるだけ歯に触れる時間を少なくしましょう。夜寝る前に酢を飲んで歯磨きをするのがベストです。
食欲が増してしまうため、酢ダイエットは置き換えダイエットには向かない素材です。食事制限は別の素材を使うようにしましょう。
酢ダイエットは健康的に痩せられるとして人気のダイエット法です。
カリウム不足の人はリンゴ酢を、ツンとしたにおいが苦手な人は黒酢を、といった具合に自分に合った酢を選ぶことで長く続けることもできます。効果が出るまでにはある程度時間がかかるので、やはり2ヶ月、3ヶ月と続けてみることが重要です。
酢ダイエットは、ウォーキングや水泳(プールで歩くだけでもOK)など、続けられる運動を併用することで効果もアップします。ストレッチではなく、身体全体を動かす運動の方が、脂肪を燃焼しやすくなり、効果的なので、散歩など日々の日課に組み込んでいくと良いでしょう。
自然の素材でどこでも手に入る酢ですが、飲み過ぎると副作用もあるので注意したいところです。また、ブームを背景に、そのまま飲める「飲めるお酢」も各メーカーから販売されていますが、添加されている糖分にも注意しましょう。