二の腕にできたブツブツ。「これってニキビ?」と思うことはありませんか?
あまり腕にニキビができるイメージはないと思いますが、毛穴があるところにニキビはできるのです。
実は意外と腕にもニキビができる可能性が高いんです。
どうして腕にできるのか、今回はその原因や対策についてご紹介します。
腕ニキビの原因とは?
腕にブツブツと出来るニキビの主な原因は3つ挙げられます。
それは、
- 肌の乾燥
- 紫外線の影響
- 衣服の蒸れ
によるものです。それでは、それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
肌の乾燥
自分の生活を振り返ってみて、一日中エアコンが効いた部屋のもとで生活しているという人はいませんか?
あるいは熱いお湯でお風呂やシャワーを浴びているという人、冬の寒い時期は電気毛布を使用しているという人も注意が必要です。
これらは肌の乾燥を招き、腕ニキビの原因の一つになります。
顔が乾燥するとニキビができやすくなりますが、実は腕も同じなのです。
元々、腕は皮脂の分泌が少ないところでニキビが出来にくい部分ですが、乾燥すると顔と同じように肌のバリア機能が低下します。
そうするとターンオーバーが乱れ、刺激やダメージを受けやすい状態になります。
身を守るために肌は皮脂を増やそうとした結果、腕の毛穴は小さいので詰まりやすく、かえって古い角質や皮脂、汚れがたまります。
そして、その皮脂汚れをエサにアクネ菌が増殖し、ニキビにつながるのです。
紫外線の影響
紫外線はシミやそばかすの原因のイメージがありますが、ニキビを引き起こす原因でもあります。
紫外線が肌にあたると乾燥を招き、角質が厚くなります。さらに、紫外線の刺激によってバリア機能も低下します。
このような影響によって毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすくなります。
特に夏になると半袖など薄着になって肌の露出が増える時期はダメージを受けやすいです。
衣服の蒸れ
ノースリーブなど薄着をすると紫外線ダメージからのニキビが心配ですが、服を着ていれば大丈夫というわけでもありません。
衣服による蒸れもニキビの原因になります。特に汗っかきの人や暑がりの人は蒸れやすいので注意が必要です。
それ以外の人でも、冬場など衣類をたくさん着こむことで、知らず知らずのうちに蒸れていることがあります。
それに気づかず放っておくと、汗が毛穴に詰まって雑菌を繁殖させてしまい、ニキビができやすい状態になります。
ニキビと間違えやすい毛孔性苔癬
腕や二の腕にできるブツブツには、ニキビと似たような症状が出る「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」という病気の場合があります。
特徴と原因は?
症状としては、肌の色と同色か薄い赤色、あるいは褐色のニキビに似たブツブツができます。
毛孔性苔癬は腕や二の腕以外に、背中や太ももにできることもあります。
その原因は角質が毛穴に詰まることによって丘疹ができるためですが、遺伝の可能性もあると言われています。
年齢と共に減少していく傾向にありますが、中には30代になっても症状に悩む人もいるようです。
また患部をこすったり潰したりしても治らないので、注意しましょう。
毛孔性苔癬とニキビの違い
いわゆるサメ肌のようなもので触るとざらざら、ブツブツした感覚がありますが、かゆみや痛みといった症状があまりないというのがニキビとの違いです。
ニキビはプツプツとした白ニキビから始まり、炎症を起こすと赤ニキビになって痛みを伴うこともあります。
それに比べて、毛孔性苔癬は皮膚と同じ肌色のプツプツで、触っても痛みや痒みがないことが見分け方のポイントです。
治療法
皮膚科での治療としては、厚くなった角質を落として保湿するために、尿素入りのクリームを使うのが一般的です。
それでも良くならない場合は、医療美容としてケミカルピーリングやレーザー治療が行われます。
毛孔性苔癬の疑いが高い場合は、皮膚科で治療してもらうようにしましょう。
腕ニキビのケア方法
腕ニキビが出来た場合は、どのようにケアすればいいのでしょうか?
ケア方法についてみていきましょう。
丁寧なスキンケア
腕ニキビはまずスキンケアをしっかりと行うことから始めましょう。そのためには洗い方の見直しが必要です。
特に腕は他の部位に比べて柔らかく、デリケートです。洗うときは肌に優しい石けんやボディーソープを使用し、たっぷり泡立てて優しく洗うようにしてください。
洗い終わったあとは十分に洗い流すことが大切で、入浴後のふきとりもこするように拭くと刺激が強いので、タオルを軽く押し当てる程度で水気をとるようにしましょう。
そして洗い上がりはそのままにせず、しっかりと保湿クリームで乾燥対策をします。
体ニキビは洗い方が原因に!?正しく知ろう!美肌のボディケア♡
紫外線対策をしっかりと
薄着になる季節は紫外線対策をとることが大切です。そのためには、なるべく長袖の衣服を着用して、直接紫外線にあたらないようにすることをおすすめします。
とはいえ暑い季節に長袖は辛いので、腕を出す服を着るときは日焼け止めを塗って対策をとりましょう。
日焼け止めは普段の生活で使う場合や、肌の弱い人はベビー用の日焼け止めなど、優しいタイプの日焼け止めを使用しましょう。
また油分の入っていない「オイルフリー」のものや「ノンコメドジェニック」処方のものもおすすめです。
紫外線でニキビが悪化する!?正しいUVケアで肌トラブルを回避!
衣服にも気を付けて
暑い時期以外は、基本的に腕は衣類に覆われています。
そのため、蒸れを完全に防ぐことは難しいですが、なるべく防げるよう吸汗性や通気性のいい綿素材などを選ぶようにしましょう。
また、お風呂上りだけでなく、朝起きたときや昼間でも、汗をかいたらできるだけこまめに新しいものに取り換えましょう。
それが難しい場合は、こまめに汗をふきとるようにします。
腕ニキビにおすすめのスキンケア
それでは腕ニキビにおすすめのスキンケアを紹介していきます。腕のブツブツは保湿をすることが大切なので、保湿ケア商品を集めました。
ピュアルピエ