突然ですが、現在猫を飼われている皆さんは、使用しているキャットフードがどのようなものなのかきちんと把握できていますか?
最近は、安価なものから「プレミアムフード」と呼ばれる高品質で高価なもの、そして特別なニーズに合わせた健康維持目的のものまで、さまざまなキャットフードが世に出ています。
これだけ種類が多くあると、どれを選べばいいのかわかりませんよね。
今回は、数あるキャットフードの中から「HALO(ハロー)」という商品ついて使用されている原材料や成分、評判まで説明していきたいと思います。
HALO(ハロー)とは?
「HALO(ハロー)」はアメリカ原産のキャットフードで、現在は愛知県に本社を構えている株式会社ペッツ・チョイス・ジャパンによって輸入・販売されています。
まずはそんな「HALO」のキャットフードについて、その歴史や特徴を解説していきましょう。
HALOの始まり
「HALO」の始まりは1986年、アンディ・ブラウンという方が飼い猫であるスポットのためにキャットフードを作ったことがきっかけとなりました。
子猫のころは元気であったのに、成猫になると皮膚や胃腸の不調に襲われたスポットのためにアンディは動物病院を巡り、処方食やプレミアムフードを試してみましたが、スポットの症状は悪化するばかりだったとか。
そこでアンディはペットフードの原材料に着目し、研究を進めながらスポットのための食事を自分の家で人間用の食材を使用して作り始めたそうです。
その結果、みるみるうちにスポットの体調は良くなったといいます。こういった経験から「HALO」が生まれたとあります。
人間が食べられるレベルの食材を使用
ハローではすべての商品ラインナップにおいて人間が口にするレベルの高品質な食材を使用しキャットフードに加工されています。
実際に使用しているチキンやラムなどのお肉類はすべて生肉となっており、安全性が疑わしいようなお肉の副産物やミート原料などは一切使用していないとあります。
また、魚類に関しても天然のサーモンをはじめとしてタラやコダラ、メルーサなどのホワイトフィッシュ(白身魚)を使用しているとか。
さらに食用の全卵やチキンレバーなども大切なたんぱく質源として配合されています。
低温でじっくり小ロット生産
ハローでは従来のキャットフードとは製造方法が異なります。
といいますのも、キャットフードは基本的に高加熱処理したうえで大量生産されています。
しかし、ハローは低温でじっくりと加熱処理し、小ロット生産を行っているそうです。
そもそもお肉やお魚、お野菜や果物には熱に弱い栄養価も含まれているため、高温で加熱処理を行うと失われてしまう成分もあると言われています。
その点、低温でじっくりと加熱処理を行うことで、失われる栄養素を最小限に留めることができるそうです。
HALO(ハロー)のラインナップ
ハローには猫の年齢に合わせて、6種類のラインナップが用意されています。
子猫用
一歳未満の子猫には、「キトン ヘルシーチキン」となっており、妊娠期や授乳期の母猫にも向いています。
成猫用
一歳以上の成猫は、チキンが主原料の「アダルト ヘルシーチキン」または、サーモンが主原料の「アダルト カロリーオフ ヘルシーサーモン」があります。
ヘルシーサーモンはヘルシーチキンに比べて、カロリーが5%減となっているため、肥満気味の猫におすすめです。
またヘルシーチキンは穀物が使用されていますが、ヘルシーサーモンは穀物不使用のグレインフリーとなっています。
シニア猫用
シニア猫用は3種類あり、さらに細かい年齢によって種類が分けられています。
7歳以上は、「シニア7+ ヘルシーサーモン」、11歳以上は、「シニア11+ ヘルシーサーモン」、15歳以上は「15+ ヘルシーサーモン」となっています。
いずれもがグレインフリーとなっており、年齢が上がるとともに、関節の健康を維持するためにグルコサミンやコンドロイチン、ビタミンEの配合を増やしています。
HALO(ハロー)の原材料・成分とは?
「HALO」のキャットフードの特徴や種類が分かったうえで、実際にどんな原材料が使用されていて、どんな効果が期待できるかは気になるところですよね。
そこでここでは、成猫用のフードである「アダルト ヘルシーチキン」について使用されている原材料や成分などを紹介しながら、その内実を解説していきたいと思います。
「アダルト ヘルシーチキン」は1~6歳までの成猫を対象としたキャットフードです。
公式サイトには、成猫の健康な毎日に適切な栄養バランスを実現しているとありますが、実際はどのような原材料や成分が含まれるフードとなっているのでしょうか。
原材料
チキン正肉、全卵、野菜エキス、エンドウ豆プロテイン、エン麦、精白麦、チキンレバー、エンドウ豆粉、鶏脂 (ミックストコフェロールとクエン酸で酸化防止)、サーモン、亜麻仁、エンドウ豆繊維、DL-メチオニン、ニンジン、クランベリー、ブルーベリー、リンゴ、ズッキーニ、アルファルファ、タウリン、サツマイモ、イヌリン、ビタミン類(A、D3、E、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、C、葉酸、ビオチン、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、亜鉛アミノ酸キレート、鉄アミノ酸キレート、コバルトアミノ酸キレート、銅アミノ酸キレート、マンガンアミノ酸キレート、マグネシウムアミノ酸キレート、ヨウ素、セレン)、プロバイオティクス(ラクトバチルス菌、ビフィズス菌、ペディオコッカス菌)
保証成分
タンパク質 33%以上
脂肪 17%以上
粗繊維 6.5%以下
灰分 6.5%以下
水分 10%以下
カルシウム 0.9%以上
リン 0.8%以上
マグネシウム 0.11%以下
ビタミンE 200IU/kg以
オメガ3脂肪酸 0.5%以上
オメガ6脂肪酸 3.1%以上
メチオニン 0.62%以上1.46%以下
タウリン 0.1%以上
100g当たりのエネルギー量 430kcal
チキン生肉メインで高タンパク質
「アダルト ヘルシーチキン」の原材料を見てみると、第一主原料に「チキン生肉」が使用されていることがわかります。
さらにその他の原材料に副産物やミート原料の名称が記載されていないことから、良質な動物性タンパク質のみを使用していることがわかります。
また、第二主原料に全卵が置かれていることからも、動物性タンパク質が豊富に配合されていることが窺えます。
天然由来の添加物で安心できる
原材料を見る限り、「アダルト ヘルシーチキン」では化学合成の着色料や保存料などは一切使用されていないようです。
その代わり、ミックストコフェロールやクエン酸といった天然由来の添加物が酸化防止剤として使用されていることが分かります。
乳酸菌などが腸内環境を整える
「アダルト ヘルシーチキン」にはラクトバチルス菌、ビフィズス菌、ペディオコッカス菌といった「プロバイオティクス」、いわゆる乳酸菌が配合されています。
これらの乳酸菌は腸内環境を整え、生体に良い効果を与えると言われている生きた微生物のことで、主に免疫力の向上や保持といった目的で使用されているようです。
穀物が使用されている
「アダルト ヘルシーチキン」には、エン麦、精白麦といった穀物類が使用されています。
小麦やトウモロコシといった穀物は猫の食物アレルギーとなる可能性があります。
すでにアレルギーをもっている猫を飼っている人や穀物不使用のフードを探している方にはおすすめできません。
HALO(ハロー)の口コミは?
次に、「HALO」のキャットフードに寄せられた口コミの傾向をまとめて紹介していきましょう。
まず良い評価の口コミについては、「食いつきが良い」「がつがつ食べる」といった意見が多く寄せられていました。
一方で、「匂いを嗅ぐものの口にしない」という低評価の口コミも見受けられました。
しかし寄せられている口コミはほとんどが良い評価となっており、飼い主さんたちから高い信頼が寄せられていることが窺えました。
HALO(ハロー)の購入方法と価格
ハローの購入方法としては、店頭購入か通販サイトでの購入となるようです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
全国のペットショップなどで購入
HALO(ハロー)の公式サイトを見てみると、公式サイトから直接購入することは出来ず、取扱店舗での店頭購入となるようです。
全国のペットショップなどで購入できるようなので、公式サイトから取扱店舗検索をしてみてください。
Amazonや楽天など通販サイトで購入
「HALO」のキャットフードはAmazonや楽天市場といった各通販サイトで購入することができます。
参考までに「アダルト ヘルシーチキン」のAmazon、楽天市場におけるそれぞれの販売価格は以下の通りです。
「アダルト ヘルシーチキン(400g)」
Amazon 1,296円(税込)
楽天市場 1,296円(税込)