思い出の場所で、大切な人に晴れ姿を見せられる「おうち婚」とは?

「結婚の形の多様化」というニュースを最近よく見かけるようになりました。
結婚の形の多様化に伴って、結婚式のあり方も大きく変化が起こっているのはご存知でしょうか。
「レストランウェディング」や「カフェウェディング」のような、比較的低価格でできる硬い雰囲気でない結婚式も随分と流行となっています。そんな中、新しい結婚式のあり方を考えることのできる「おうち婚」というサービスをご存知でしょうか。
自分たちらしい結婚式の選択肢として、注目したい「おうち婚」。
今回はそのサービスの特徴や、サービスを提供するアカリタスさんへのインタビュー、実際に着付けを体験してみた感想を紹介します!

おうち婚とは?

「おうち婚」はアカリタスがスタートした新しい結婚式の形を提供するサービスです。
着物着付師の資格を持つ4人が希望の場所に出向いて着付けを行い、ご要望に合わせた形で結婚式を行うことができるのです。

おうち婚のプランと料金・衣装

実際におうち婚のサービスと費用はどのようになっているのでしょうか。

プランと料金

プラン 内容 費用
お衣裳レンタル+ヘアメイク+お着付 150,000円から
お衣裳レンタル+ヘアメイク+お着付
+写真撮影
200,000円から
お衣裳レンタル+ヘアメイク+お着付
+写真撮影+お式
300,000円から

式場で結婚式をすることと比べると、とてもリーズナブルな価格で行うことができます。
こちらのプランをベースに、細かな要望を取り入れて自由にプランニングをしていただくことができます。

衣装

おうち婚のホームページには様々な衣装の着物が掲載されています。
華やかな柄の着物から白無垢まで、多くの着物が用意されているので、見ているだけでも楽しくなります。

おうち婚のサービスを行うアカリタスへインタビュー

アカリタスのスタッフ紹介

おうち婚をされているアカリタスの4名です。
元々知り合いだった4人が同じ日本和装学園に通い、アカリタスを立ち上げておうち婚をスタートされました。

井藤さん、大澤さん、大橋さん、山路さんにお話を伺っていきます。
ちなみに、みなさんこの日はnanairoにちなんで七色のアイテムを付けてきてくれていました!気合いが伝わります!!

「おうち婚」への思い

そもそも皆さんが着物に興味を持たれたきっかけはなんでしょうか?
実は全員「着付けをしよう」と初めた訳ではないんです。それぞれお茶やお華をしていまして、着物を着るきっかけがあったんです。どうしても自分たちでも着付けをする必要があり、習い始めました。
はじめは必要に迫られてだったんですが、着物に触れていくうちに「日本文化っていいな」と思えるようになりました。
「おうち婚」という名前にはどんな思いが込められているんですか?
誤解されがちですが、「おうち婚」という名前ですが決して「自宅」に限った話では無いんです。
自分たちにとって一番思い出のある場所や、ホームグラウンドという意味で「おうち」と言っています。
具体的には、結婚式場での着付けをさせてもらうこともありますし、「宮島で着物を着たい!」という要望に応えて宮島での着付けをしたこともあります。
サービスとしては出張での着付けをメインのサービスとしているので、どんな場所でも伺って着付けをさせてもらうことができます。
つまり、お客さんが望まれている場所すべてが「おうち」と呼べると思います。
皆さんがおうち婚のサービスを始めようと考えたきっかけはどんな所にあるんですか?

このサービスを始めた理由はいくつかあります。
まず、着物の文化を引き継いでいきたいという願いが一番強くあります。
着物や着付けはどことなく敷居が高く、お金もかかるし、縁遠いものと思っている方が多いですよね。
私達も元々お茶やお華を行う上で着物に触れ、興味を持ちました。皆さんにも挙式というきっかけを通じて着物への興味や愛着を持ってもらいたいと思い、スタートしました。

また、今の一般的な結婚式の形にも疑問がありました。
式場でお願いをすると、着付けだけをみても効率重視になってしまいます。花嫁の着付けの最中、家族は別室で待機していて、準備ができるのを待っていることがほとんどです。
でも、着付けをしている時ってお母さんが着付けを手伝ってあげたり、これまでの親子での思い出話をしたり、送り出す最後の時間なんです。
おうち婚では、着付けをしている最中に家族にも一緒に部屋に入ってもらえますし、最後の思い出の時間をゆっくりと家族で過ごしてもらうことができるように工夫をしています。
他にも、結婚後の夫婦生活はいいことも悪いこともありますよね。そんな時に、結婚式をした場所は2人の始まりの場所として立ち返ることができると思うんです。
でも、一般的な式場だと用も無いのに入ることもできないし、その場所にこれまでの思い出も無いことがほとんどです。最悪、式場自体が閉鎖される可能性だってあります。
その点、おうち婚では思い入れのある実家であったり神社であったり、式を挙げ場所にいつでも気軽に帰ることができるようになります。
原点回帰を行う上でも、思い入れのある場所は重要だと考えています。
おうち婚のサービスは、どのような人に向けられていますか?

元々は年配の方で2回目の式を挙げられる方や、式を大々的にしたくないという人にニーズがあると思って始めました。具体的には40〜50歳くらいの方ですね。
実際にはこれまで利用していただいた方ですと、若い20〜30代で和装に興味を持たれている方が多くなっています。
それから、今は大きく式をしない、身内だけで結婚式をするという選択肢も増えてきていますよね。そういった人数を絞った結婚式を行うときにも会場を自由に選べる「おうち婚」は選ばれていますね。
もちろん、和装で写真を撮りたいだけという方にもご利用いただいています。
また、子どもができてしまい式が挙げられなかったご夫婦にも、お子さんも一緒に新居でのおうち婚をしてもらうこともできます。
銀婚式、金婚式を今住まれているお家で着物を着て行いたいという声にも応えることもできますね。
「おうち」の捉え方も対象となる人も、本当に様々なんです。

おうち婚の魅力

おうち婚のサービスを始めてから、思い出に残るエピソードを教えてください
普段は寝たきりのおばあちゃんが地方にいて動けないので、地方にある実家で行いたいという要望がありました。

式の際にはおばあちゃんにリングガールならぬ「リングおばあちゃん」をしてもらうことにしていました。
普段寝たきりの方なので重荷に感じられるかな?と心配していたのですが、家族一人一人に「参加している」という主体性を感じてもらえる形となりました。
前の日に餅つきをして紅白餅を作ったり、式の日にはお菓子を配ったり、お花を用意していただいたり、参加しているという実感はいろいろな形で持ってもらうことができます。
そうすることで、全てのもの一つ一つにエピソードがある結婚式をつくることができるんです。私達の「ストーリーがある結婚式にしたい」という思いが実現できると感じることができた挙式でした。
この挙式が素敵過ぎて、司会を務めたスタッフの大澤さんがまさかのもらい泣きをしてしまうほど、いい結婚式でした(笑)
地方で式を挙げるキッカケを作ることにも貢献されてますよね
そうですね。新郎の実家となる某地方での挙式に携わらせてもらったのですが、地方ごとの習わしがあるんですよ。

地方で式を行うことで、古くから伝わる風習なども着物と一緒に引き継いでいけるきっかけを作っていけると考えています。
地域の風習で祝福される風景を見ると、古き良き日本文化を残していく一翼を担っていけているんだなと感じますね。
結婚生活や結婚式のあり方も多様化していますが、おうち婚の魅力はなんでしょう?

家族が参加できる式を行えることが、おうち婚の魅力だと考えています。
先ほどの着付けの最中に家族がそばに入れることもそうですが、おうち婚では挙式にこれまでのエピソードを盛り込むことができるんです。
式場での結婚式では親御さんは参列者にお酌をしてまわり、最後のあいさつをしてと、スタッフに言われるがままやらなくてはいけないことがたくさんあります。
すでに役割が決められていて、それ以外の人が参加したり、それ以上のことをすることも難しいケースが多いです。
自分たちらしい式の形を作ることができることが、おうち婚の一番の魅力ではと思っています。

おうち婚のメインサービス「着付け」を体験

おうち婚の特徴ともいえる出張着付けを実際に体験させてもらいました!
男性スタッフは僕ぐっちが、女性スタッフはkimakoが着付けをさせてもらいました。

女性は着付けを始める前に、着物にあったヘアメイクを行ってもらいます。

手慣れた手つきで、二人がかりでしっかりと髪型がセットされていくkimako。
kimakoのヘアメイクの間に、ぐっちの着付けも同時進行で行われます!

まず、襦袢(じゅばん、じばん)と呼ばれる着物の中着を着用します。
襦袢は襟元から少し見える状態になるため、ここからしっかりと着ていく必要があります。

襦袢の上から、着物と袴を着用していきます。
この2つが一番上にくるものなので、着崩れしないように帯をしっかり巻いておくことが重要です!

ヘアメイクの完成したkimakoも着付けを始めていきます。
女性の着物も、中に着る襦袢を着用して、整えていきます。

襦袢の上から着物をきて、帯をしめます。
女性の帯は男性のものよりも幅に厚みがあり、色も鮮やかで装飾的な要素が大きいです。今回用意していただいたものも、とても綺麗な帯でした!

帯の結び方も数種類あり、今回は「立て矢結び」という結び方をしていただきました!
背が高くスラッとしている人向けの華やかで立体的な格式高い帯結びだそうです!なかなか素人ではできない結び方も、慣れた手つきで仕上げていただけます。

2人とも着付けをしていただき、完成です!
いつものオフィスで和装の撮影をしてみました!

オフィスで前撮り写真みたいに撮影してみました。
(注)残念ながら2人には一切そのような関係はありません…

普段着慣れない格好ですが、プロに着付けをしていただいたおかげで、着物がしっかりと体にフィットしていて、疲れる感じはありません。
特に、着物を着ていると着崩れてしまう帯周りにとても安定感がありました!

また今回の体験でもそうでしたが、着付け中も終始楽しくアカリタスの方がお話をしてくださり、丁寧に対応をしてくださっている思いが伝わりました。
身近な人が着付けをしてくれているような空気を作ってくれるので、変に緊張したり、身構えてしまうこともありません。

「和装をしたい」と考える時に、着付けをしてくれる人の技術や対応の良さは、つい忘れがちですが検討したい項目だと感じました。
このような点も、アカリタスさんのおうち婚では安心することができますね。

利用者の声

今回nanairoスタッフも着付けを体験させていただきましたが、これまでに実際におうち婚を利用された方はそういった感想をお持ちなのでしょうか。
利用者の声を集めてみました!

  • 大切な親族に見守られて迎えたい
  • 心のこもった手作りの式をプロデュースしていただき、家族にもとても喜んでもらえた
  • 私たち夫婦の門出のために大切に手作りで結婚式を完成させてくださった
  • 着付け、ヘアメイクからお式のプランニングまで全てを、皆様に安心してお任せできました。
  • おうち婚では参列者全員が主役と言っても過言ではありません。おうち婚の皆様は参列者其々の立場に立ち、親身に考えてくれます。
  • おうち婚の皆様の計らいで、花嫁姿を参列者に披露する前に最後の仕上げを母にしてもらった事には母も私自身も感激でした!

写真に寄せられていたおうち婚への声の一部を紹介しました。
おうち婚の目指されているサービスが利用者さんへしっかりと届いた温かい挙式が行われてきたことが伺えますね。

おうち婚をもっと知りたい・体験したい方へ

着物ってついつい敬遠してしまうものですが、一日着て過ごしてみると普段着の選択肢として取り入れてみるのもいいなと思うことができました。

日本の文化は多くの後継者たちの手によって繋ぎとめてきたものです。
着物のあり方も昔とは違ったものとなりましたが、こうして文化の担い手が様々な分野で活躍されていることも知ることができました。

アカリタス開催のイベントのお知らせ

ご紹介したおうち婚のことをもっと知りたい方に素敵な情報です!
アカリタス主宰の着物と和の文化のイベント『和を愉しむ日』が開催されます!

着物を着ながら和の文化を堪能できるイベント内容となっています。
着付けはもちろん、アカリタスの皆さんが目指される「日本文化の継承」となるお華やお茶の体験、着物によるファッションショー、和の文化を知る講座など盛りだくさんのコンテンツです。

アカリタスの皆さんのことを知るチャンスにもなりますので、ぜひお越しください!

日時 平成29年11月23日(木)勤労感謝の日
午後1時から午後5時まで
場所 兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー別館401号室
住所 神戸市灘区原田通3-8-30
電話 078-801-1591
入場料 大人2500円(お茶・お菓子付き)
小学生以下無料
後援 日本和装学園 総合本部
監修 日本和装学園 神戸校 総合学園長 安藤綾子先生

また、こちらのイベントはクラウドファウンディング「CAMPFIRE」にて支援の募集も行われています。
アカリタスの「おうち婚」の活動を応援することができますので、ぜひご支援もお願いします!

イベントの詳細のチェックもこちらからどうぞ!

CAMPFIREのおうち婚のページへ

おうち婚で思い出の場所での結婚式を

おうち婚の魅力について、アカリタスの皆さんからインタビューを通して知ることができました。
着付けはとても技術が必要な伝統的なものです。
たった一度の晴れ姿ですから、信頼のできる方に花嫁姿を着付けてもらうことで、きっと思い出にも残るものになるでしょう。

結婚式のあり方も多様化する今だからこそ、おうち婚は今後ますます注目されることと思います!
あなたの理想とする素敵な結婚式、ぜひおうち婚で叶えてみませんか?

おうち婚の公式ページへ

この記事を書いたユーザー

ぐっち
デザインとライティングの二足のわらじで活動中のぐっちです☆ nanairoでは主にお金や節約術に関する記事を執筆しています! ぐっちの記事一覧

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