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短期・長期?それとも大学・大学院留学?マルタ留学の種類・費用・ビザ申請について!

 

英語圏の留学先の穴場としてひそかな人気のマルタ。イタリアの隣にある、リゾート地です。7000年の歴史と、美しい海で世界中の人を魅了するマルタは、物価も安く、日本人が少ないため留学におすすめの国です。

ここではマルタ留学についてビザの申請方法と、語学留学や大学、大学院留学など様々な留学の種類と特徴を詳しくご紹介します。「留学=語学留学」と考えてしまいがちですが、様々な留学があるので色々検討してみましょう。

 

目次

マルタ留学ビザ申請について

マルタ留学で必要なビザの種類は期間によって2種類あります。短期滞在のビザと、3ヶ月以上の長期滞在ビザの2つに分けて説明します。

尚、ビザに関するルールは変更される場合もあります。留学準備の早い段階で、ご自身で確認してください。最新の情報は、マルタ共和国名誉領事館のホームページなどで確認することができます。

短期滞在の場合

3ヶ月以内の短期滞在の場合ビザ申請は不要です。日本の国籍を持っている人の場合、観光目的で入国する場合3ヶ月以内は入国審査時に短期滞在用のビザが発行されます。短期留学の場合もこのルールが適用されます。

マルタに入国する際の空港で以下の3つを提示します。

・3ヶ月以上の有効期間が残っているパスポート

・復路の航空券

・入国カード(宿泊先などを記入する必要がある)

復路の航空券は、違法に長く滞在しないことの確認の為に必要です。3ヶ月以内にマルタを出るという意思が見られない場合、短期ビザを発行されず入国拒否される場合もあるので注意しましょう。

3ヶ月以上の長期留学の場合

3ヶ月以上の長期留学の場合も、日本で事前のビザ申請は不要です。入国時は、長期滞在になる理由を告げて短期ビザを発行してもらいます。

入国後に、現地の警察本部へ出向き「学生許可書」を発行してもらいます。学生許可書の申請は、マルタ滞在が70日を超えた時点から申請できます。学生許可書の申請には以下の書類をそろえる必要があります。

 

・申請書

※マルタ共和国名誉総領事館ホームページでダウンロードできます。事前に準備しておきましょう。

・パスポート

・写真(5×5cm)

・入学許可書のコピー

・滞在中の学習計画書

・財務計画書

・預金残高証明書

※本人名義で、滞在費の支払い能力を示すもための英文の残高証明書が必要です。

・滞在先が確保されていることの証明書

※決まっていない場合は、語学学校が斡旋することを証明する書類が必要です。

・復路の航空チケット

書類については基本的に英語での作成が必要です。学習計画書と財務計画書の形式は自由ですが、署名(英語)が必要です。

マルタ留学の種類

短期語学留学から、大学、大学院留学まで様々なマルタ留学の種類を見てみましょう。

短期留学

マルタは人気の観光地なので短期語学留学にとてもおすすめの場所です。マリンスポーツを楽しんだり、ゴゾ島や首都のバレッタなどの観光も楽しみながら英語を学ぶことができます。

遊べるところが多いと、ついつい遊んでしまって英語力が身につかないんじゃないか?と不安になるかもしれません。短期留学の場合は、こういう観光に積極的に参加することで英語力を磨くことができます。ツアーガイドさんの説明をわからないながら必死に聞いたり、わからないことを勇気をだして質問してみることで英語がどんどん使えるようになります。

マルタの人はおおらかな人が多く、また観光客を多く受け入れている国なので外国人にもやさしく、英語を学びたい人には向いている場所です。英語はイギリス英語なので、伝統的でキレイな英語を学ぶことができます。

また、マルタの特徴として、他の欧米の人気の留学先より日本人が少ないという点が挙げられます。折角海外に留学したのに、クラスに日本人が多くいて、ついつい日本語で話してしまって伸びないなんて悩みをよく聞きます。マルタでは元々日本人の数が少ないので、外国人の中で自然に英語を身につけることができます。

短期留学では、英語や英語の資格取得を目指すコースや、アクティビティーも満喫できるコースなど様々なコースがあります。

マルタ留学の費用は1ヶ月で15~30万円程度です。3ヶ月で40~70万円程度。この費用には、滞在費、入学金、授業料が含まれています。語学学校や、プログラム、滞在する地域、滞在方法などによって金額の差が出てきます。この他に、航空券代と小遣いが必要です。

長期留学

マルタは長期留学にもおすすめです。日本人が少ない環境でじっくり英語を学ぶことができます。

留学では海外の治安、文化の違いなどを不安に感じる人も多いのではないでしょうか。マルタは世界でもトップレベルの治安の良さで有名です。日本と同じように銃を持つことは禁止されています。殺人事件やレイプ事件などはほとんど起きないので、女性でも安心して滞在することができます。もちろん、スリなどの犯罪はあるので、注意が必要ですがこれは日本も同じですね。

また、長期で集中して英語を学ぶとストレスを感じてしまう場合もありますが、マルタはマリンスポーツが盛んで観光地もあるので英語学習と遊び、メリハリをつけて学ぶことができます。平日も海沿いを歩いたり、オシャレなカフェでお茶したり日本ではなかなかできない、穏やかな日々を過ごしながら英語を学ぶことができます。

また、マルタは飛行機を使えばヨーロッパ各地にもアクセスがよく、LCC(格安航空)も出ています。連休にはマルタから、様々な国に遊びに行くこともできるので、小さな国だからと言って飽きることがありません。アクセスがよく、世界中から人が集まるからこそ、海外の人にも慣れていて、外国人が過ごしやすい雰囲気もあります。

長期留学では英語をじっくり学ぶコースや、インターンシップができるコース、また資格取得ができるコースなどもあります。

長期留学の費用は半年で80~130万円程度、1年で160~200万円程度です。この他に航空券代とお小遣いが別途かかります。

大学留学

マルタにも大学があり、大学留学も可能です。小さな国なので数は多くはありません。

公立の有名な大学といえばマルタ大学です。400年以上もの長い歴史がある大学です。マルタ大学には11,000人以上の学生が在学しています。そのうち、フルタイムの留学生も800人以上で、留学生の受け入れも盛んです。

学士号が取得できるコースは3~4年のコースで、人文学から、法学、国際関係学、工学、医学、歯学など様々な分野のコースを提供しています。日本よりも細かくコースが別れていて、日本で学べないコースもあります。

大学留学はハードルが高く、高い英語力が必要です。授業や課題が全て英語なので、TOEICなど英語の試験で高い点数を出していても、いざ英語の授業になるとついていけない場合が多いのでその点は注意が必要です。

大学の留学は学部にもよりますが、英語圏ではかなり費用が安い方です。物価も安く、お金をあまりかけずに遊べる場所も多いので、生活費も安くすみます。

大学院留学

マルタでも大学院で学ぶことができます。ロンドンにあるミドルセックス大学の国際キャンパスが、マルタにありロンドンと同じレベルの高い教育を受けることができます。その他、セント・マーティン大学はコンピューターや社会科学の分野が有名で国際的にも評価されています。

マルタならではの研究分野は考古学や歴史研究です。マルタにはピラミッドより古いと言われる巨石神殿群があり、それらを研究することもできます。また、半導体や観光が主要産業なので、それらに関する研究も人気です。

大学院の費用も、他の英語圏に比べれば安くすみます。大学院の数が限られているので、研究したい分野があり、レベル等も合えば安く留学できます。ただし、大学院はさらに英語のレベルが求められます。留学経験がない場合は、語学留学などから始めるのがおすすめです。

休学・認定留学

最近では、就職で差をつけるために大学を休学して長期の留学をする人も増えています。大学生が長期留学する場合は、語学留学だけでなくチャンスがあれば学部の聴講や、大学の単位取得も検討してみましょう。

学部の授業は全て英語で、ネイティブたちと同じ課題を出す必要があり大変ですが、その分高い英語力が身に付きます。また、英語を学ぶのではなく、英語をツールにして学ぶ経験は、帰国後就職してから実践で英語を使う時にも役立ちます。

最近では、休学せずに留学した期間も卒業までの期間に換算してもらえる、認定留学制度を導入している学校も増えています。留学先で取得した単位も卒業した単位に認められる場合もあり、卒業時期が遅くならずに4年で大学を卒業できる場合もあります。事前に大学に相談してみましょう。

まとめ

マルタは小さな国なので、教育機関はそれほど多くはありませんがイギリスの影響を受けていて質の高い教育を受けることができます。また、英語圏の中では全般的に費用が少なくすむのもマルタ留学の特徴です。

ビザも3ヶ月までは不要なので、短期の場合は旅行の延長で気軽に留学することができます。人気の観光地で、ビーチや歴史的な遺跡など、お金をかけずに楽しめる場所も多く、勉強だけでなくヨーロッパの観光も満喫できます。

マルタは有名ではありませんが、様々なメリットがあります。イギリス留学を考えていて、費用が高くて困っていた人いる人などは特にマルタ留学を検討してみてはいかがでしょうか。