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気になる二の腕!ムニムニするのは太ったせいじゃなくてむくみだった!

 

肩だしのノースリーブに、タイトなニット。体のラインが出るファッショを着ると、二の腕の太さが強調されます。腕が太いと体のバランスが悪くなり、老けて見られるのも嫌ですよね。

腕はダイエットをしても細くなりにくく、油断するとすぐに太くなります。ですが、あなたの腕が太い理由は、脂肪が付いたせいとは限りません。別の原因も考えられるのです。

それはむくみ。腕のむくみはあまり聞いたことがないでしょう。しかし、栄養バランスや生活習慣の乱れにより、体に水分を貯め込んでしまう人が意外と多いです。

筋肉をつけすぎず、女性らしい綺麗な腕は、どうしたら手に入れられるのでしょうか。腕のむくみ原因と、その対処方法をご紹介します。

目次

腕のむくみって?

むくみは、体の細胞内に老廃物や水分が過剰に溜まっている状態です。腕には太いリンパ管があり、この中をリンパ液という水分が流れているのですが、流れが悪くなると細胞の隙間に水が溜まり、膨れ上がってしまいます。

むくみの原因として考えられる要因は以下の通りです。

  • アルコール摂取
  • 味付けの濃い食事を好む
  • 睡眠不足と寝すぎ
  • 運動不足
  • 病気の可能性
アルコール摂取

アルコールに利尿作用があるため、お酒を飲むとお手洗いが近くなるでしょう。尿を排泄すると、体内の水分は不足して脱水状態でのどの渇きを感じ、冷たい水を一気飲みしたくなりませんか?カラカラのところへ急激に水を与えてしまうと、循環しきれなくなりむくみやすくなります。

味つけの濃い食事を好む

塩気の多い料理も喉が乾くので、飲む量が増えてしまいがちです。さらに、塩分には水分を蓄える働きがあり、体の中は老廃物と水分が溜まって、パンパンの状態になります。

睡眠不足と寝すぎ

寝不足や、寝すぎの状態はリンパ液の流れを悪くします。また、社会人に多い運動不足は筋肉を衰えさせ、血液の流れをゆるやかにし、これもむくみ原因となります

運動不足

適度に筋肉を動かしながら生活しないと、腕に脂肪がついて太くなりますが、脂肪がついたことにでさらに血行が悪くなり、むくみが加速する可能性もあるのです。

病気の可能性

体のむくみを感じて病院を受診したら、腎臓病だったというケースもあります。腎臓は血液中の老廃物や毒素をろ過し、尿に排出する働きがありますが、病気で機能が低下してしまいうまく尿を作れなくなった結果、全身がむくんでしまうのです。

今すぐに病気の疑いがあるわけではないので、まずは腕のむくみを解消させる方法を試してください

長時間の運動や、重いダンベル上げをしなくても大丈夫。ポイントを押さえたストレッチとマッサージで、むくみ知らずのほっそり二の腕に変身しましょう。

腕のむくみをスッキリさせるには?

腕のむくみに効果的なストレッチをする時は、二の腕からひじまでの筋肉が伸びているか確認しながら、血液が体に流れるイメージで行いましょう。

せっかく運動をしても、肩や背中の筋肉を使ってしまっていたら、効果が半減してしまいます。

毎日繰り返し腕を動かせば、少しずつ筋肉が柔らかくなりむくみにくい腕を作れます。

ブラブラ体操

朝晩2回行う、とても簡単なストレッチになりますので、さっそく今から試してみましょう。立って行った方がバランスがとりやすいですが、デスクワークの休憩に座ったままでもOKです。

①両腕をまっすぐ上げて、二の腕を耳の横につける。

②腕をブラブラと振り、30秒間続ける。この時、手首よりもひじを振り二の腕の筋肉が揺れるようにする。

③腕を上げたまま手の平を握る・開くを10回繰り返す。

体内の水分は重力に引き付けられ、下の方に溜まりやすいですので、この体操で腕に溜まっている水分と老廃物を体に流してあげてください。

二の腕ストレッチ

二の腕のストレッチは、勢いをつけるとひじから下の筋肉を使ってしまいます。動作をゆっくり行い、二の腕が伸びて少し痛く感じるくらいを目指してください。

①両足をこぶし1つ分の幅で開いて立ち、肩が前に出ないように真っ直ぐな姿勢になる。

②ゆっくりとひじを90度に曲げる。「小さく前ならえ」の状態。

③ひじを後ろに引き、二の腕が痛いところで止まる。

④ひじを伸ばし、腕がプルプルと震える状態にする。

⑤ひじを曲げて元の姿勢に戻し、②~④を5回繰り返す。

ひじを後ろに引きつけた時、肩の筋肉ではなく二の腕を使うようにしましょう。このストレッチでは、日常であまり使うことのない腕の内側の筋肉を伸ばし、血行促進させます。

リンパマッサージ

リンパ管をマッサージし、水分が流れやすい状態を作ります。ツボ押しのように一部分をプッシュするのではなく、押しなでることでバランスよくリンパを刺激できます。

①片手を高く上げ、反対の手で脇を掴む。親指の腹で脇の下に円を描くように押しなでる。

②片手を肩の高さに真っ直ぐ上げ、手のひらを上にする。反対の手で手首を掴み、力を入れて肩まで押しなでる。

③②の状態から手のひらを下にして、同じように押しなでる。

「首」のつく部位には、リンパ管が集まっています。首、手首、足首と、多くの血管・リンパ管がある部分をほぐすことで、むくみが劇的に改善されるでしょう。腕を押しなでる時、ゴリゴリと感じるかもしれません。それは、その部分に老廃物が溜まっており、筋肉が凝り固まっている証拠です。また、両腕のリンパマッサージをして片側だけ痛みがある場合は、左右の腕をバランス良く使えていない可能性があります。

背筋を伸ばし体のゆがみがないか意識して、腕を伸ばす時も左右が同じ高さ、同じ向きになるよう揃えてください。

生活の中で重たい荷物を持つことがあるかと思いますが、握力しか使っていなかったり、肩に負担をかけるだけで腕の筋肉をほとんど使っていないことが多いです。体操・ストレッチ・マッサージを行い、できるだけ毎日腕を使うようにしましょう。

もうムニムニの二の腕とはお別れ!

腕のむくみ解消法として簡単な運動をご紹介しました。これ以外にも、ランニングやウォーキングなど、全身を使う運動で体力をつけ新陳代謝をあげれば、むくみ体質を改善できます。

朝起きた時にむくみを感じるのは、前日の行動や食事が影響していると考えられます。とくに注意したいのが塩分の取り過ぎです。肉料理や揚げ物など、食塩を多く使った料理ばかり食べていると、体が水分を欲しがり排出されずにむくんでしまいます。

食塩に含まれるナトリウムを排出させるには、カリウムを積極的に摂取しましょう。カリウムは、ドライフルーツ、海藻、いも類などに多く含まれていますので、献立の1つに取り入れてくださいね。

病気が原因でむくむ場合は、腕以外にも顏や足などむくみやすい部分が腫れぼったくなります。気になる症状があるようなら、医師に相談してください。

ランウェイを華麗に歩くモデルたちも、毎日ストレッチをして努力しているそうです。「美しさは1日してならず」ですが、続けていれば必ず効果が出るはずです。次のシーズンには、あなたもモデル並みの美しさを手に入れているかもしれませんね。