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語学留学の費用ってどれくらいかかる?【各国の語学留学費用比較】

 

留学する上で多くの人が気になるのがどのくらい費用がかかるかということですよね。

留学は実際に準備し始めると、授業料や滞在費の他にも、ビザ申請料や、保険料など意外とかかる費用が多くあり気づいたら結構使ってしまっているということもあります。

そこで、ここでは留学にかかる費用にどんなものがあるかと、留学先の国ごとの費用をご紹介します。国ごとに、特別にかかる費用などもあります。同じ費用で、国によって留学できる期間も変わってくるので、留学先を決める参考にして下さいね。

目次

留学にかかるお金どんなものがある?

留学にかかる費用は大きく分けて2種類あります。

ひとつは、留学の準備にかかる費用で、ビザ手続きにかかる費用、渡航費(航空券代など)、海外旅行保険などです。留学エージェントに依頼する場合はその費用などもかかりますし、予防接種などが必要な国もあります。

もうひとつの費用は留学中にかかる費用です。学校の学費や、滞在費、食費、お小遣いなどがこの費用に含まれます。

留学の費用は航空券代、授業料、月あたりの生活費などはわかりやすいですが、それ以外のこまごました費用も多くあり、合計すると結構な額になります。どのような費用がいくらぐらいかかるのかは、留学先や留学の方法によっても違うので、ここで紹介する費用を参考にしっかり事前に調べて計画を立てておきましょう。

留学の準備にかかる費用

ここから、細かい費用をみていきましょう。留学の費用で、事前に予算を立てるときに見落としがちなのが準備にかかる費用です。

往復航空券

海外留学の場合、航空券が必要です。燃油サーチャージなどの費用を含めた航空券代は北米、ヨーロッパ、オーストラリアなどの場合、10~20万円程度が一般的です。フィリピン等の近距離であれば、もう少し安く済みます。

航空券代は、時期や滞在期間によっても変わってきます。滞在期間が長いと、往復の航空券は高くなる傾向があります。また、格安航空会社(LCC)を使った場合や、経由便を使った場合など少し費用を安く抑えられる場合もあります。

パスポート・ビザ取得費

留学の費用で、意外とお金がかかる場合があるのがパスポートと学生ビザの取得費用です。パスポートを既に持っている場合はもちろんかかりませんが、新たに作成する場合5年で11,000円、10年で16,000円の申請費用がかかります。

学生ビザの取得費用は国によって大きく違います。3ヶ月以内の短期滞在であれば、観光ビザで留学できる国もありその場合はほとんど費用がかかりません。

ビザ費用が高い国もあります。アメリカの学生ビザは、SEVISという学生データの管理費用も含めると4万円程度かかります。さらに、アメリカの場合、学生ビザ取得には面接が必要です。面接地が限られているため、地方在住の場合は交通費も予算に入れておきましょう。オーストラリアも長期留学の場合5万円弱の費用がかかります。これらの費用も、しっかり計算に入れておきましょう。

海外留学保険

海外留学の場合、忘れずに加入しておきたいのが「海外留学保険」です。海外留学保険は、海外滞在中の病気や怪我、盗難など様々なトラブルを補償してくれる保険です。加入すると、万が一のトラブルの場合、24時間日本語でサポートしてくれるなどのメリットもあります。

海外の医療費はとても高額な場合があり、日本の健康保険はごく限られた範囲でしか適用されません。簡単な手術でも数百万円、大きな手術の場合は1千万円以上かかってしまう場合もあるので、万が一の為に加入しておきましょう。

保険の額は、保険会社や補償内容、留学期間によって違います。事前にしっかり調べておきましょう。

その他の費用

留学先の国や、学校によっては、事前の予防接種や健康診断を求められる場合があります。その場合には、日本での病院代がかかります。また留学エージェントに依頼する場合は、その費用がかかります。語学留学の場合は、求められることは多くありませんが、TOEFLなどの英語試験の結果が事前に必要な場合、受験費用は安くはないのでその費用なども予算に入れておきましょう。

留学中にかかる費用

留学中にかかる費用は、授業料、教材費、滞在費、お小遣いなどです。詳しく内容を見てみましょう。

授業料

語学留学の学校の授業料は、留学費用のなかでも大きな費用のひとつです。

授業料は、同じ地域でも学校によって差があり、2~3倍程度違いがある場合もあります。留学費用はできるだけ安く抑えたいと考える人が多いとは思いますが、海外では「質の良い教育には高い費用がかかる」と考えられている国も多く、質と価格が比例する場合も多いので注意が必要です。

教材費

語学学校では、授業料に教材費が含まれていない場合も多いです。

コミュニケーション、文法、リーディングなど複数のクラスを受ける場合、それごとに必要なことも多いので合計すると数万円くらい必要な場合もあります。また、レベルが上がると新しい教材が必要です。いくらくらい、教材費がかかるか、事前に語学学校に確認しておけば安心です。

滞在費

滞在費も毎月かかる費用で、留学費の大きな割合を占めます。滞在費も、地域や方法によって大きく変わります。

ホームステイは費用が高めですが、基本的な食事代や水道光熱費、インターネット代なども含まれます。また、ホストファミリーから英語や文化が学べたり、困ったことも相談できたりするため初心者や、短期滞在の場合はおすすめです。

ただ、ホームステイは制限も多いので、慣れてくるとアパートやシェアハウスなどに移る人も多いです。部屋の契約など自分でしなければなりませんが、その分自由が多く、費用も安い傾向があります。特にシェアハウスは、海外では多く、費用が安くすみます。

大学付属の語学学校の場合、大学の寮に滞在できる場合もあります。大学の寮は食事つきのことが多く、キャンパス内にあるのでシェアハウスよりは高いですが便利で暮しやすいです。

食費

海外の多くの国では、外食は日本に比べ高めです。料理の代金だけでなく、税金やチップ代もかかります。スーパーの野菜は安いものも多く、税金も他より低めに設定されていることが多いので、費用を安く抑えたい人は自炊を中心にすることがおすすめです。

交通費

現地での移動にかかる交通費も費用の概算に入れておきましょう。都市部であれば、バス、電車などの公共交通機関を使うことが多いでしょう。学校と滞在場所が近い場合は、歩きですみます。国や地域によっては、学生は格安でバスなどに乗れることもあります。

お小遣い

必要なお小遣いは人によって大きく違います。ただし、留学中は積極的に人と交流をしたり、様々な場所に遊びに行きたくなったりするので、日本よりは少し多めに予算しておきましょう。滞在中、旅行に行きたい人はその予算も必要です。もちろん、お金をあまりかけなくても、遊べる方法はたくさんあるので、安く抑えたい人は工夫も大切です。

How much!? 国別語学留学費用比較

語学留学の費用は、国ごとに大きく変わります。それぞれの国でいくらくらいかかるのか大よその費用を見てみましょう。

もちろん留学の費用は細かく見ると、上記のようにたくさんあり、地域、学校、暮し方によっても大きく変わります。ここでは主に学費や滞在費、生活費などの大まかな目安をご紹介します。お小遣いや、渡航費等の準備費用はここに含めていません。

また、為替のレートによっても、大きく変わりますので目安として考えてください。

アメリカ

アメリカは語学留学が盛んで、学校も多く英語圏の中では比較的費用が高めです。学費は月10万~20万円程度が目安で、長期になると少し割安になる傾向があります。

アメリカの場合、田舎で生活するのか、ニューヨークなど都会で生活するかによっても滞在費がかなり違います。ニューヨークの場合だと部屋代だけで10万円くらいはかかりますが、郊外だと3万円くらいからあります。

アメリカの語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
30~65万円 60~150万円 100~180万円 220~480万円

オーストラリア

オーストラリアの語学学校の入学金は2万円程度で、学費は月額10~13万円程度です。年間など長期の場合は割引などもあります。

ホームステイは1週間で2万円ほどと高めで、シェアハウスであれば1ヶ月で5万円前後が一般的です。外食はかなり高めなので自炊がおすすめです。

オーストラリアは、学生ビザでも条件内であればアルバイトも可能です。時給も日本より高いのでお小遣い程度であれば稼ぐことも可能なので、全体的な費用は安く抑えることができます。

オーストラリアに留学する場合は、滞在期間にかかわらずOSHCという留学生用健康保険への加入する必要があります。この費用が、年間で3~4間円程度です。

オーストラリアの語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
25~45万円 60~100万円 120~200万円 200~400万円

イギリス

イギリスは物価が高いため他の国より、費用が高めです。語学学校は数が多く、安いところから高めのところまで選ぶことができます。1ヶ月の授業料は7~16万円程度です。

滞在にかかる費用は、学生寮が1週間1万円前後、ホームステイが1週間約2万円から、ワンルームのアパートが月9万円程度からです。家賃は、ロンドンは高く同じワンルームでも15万円以上が相場です。

スーパーの食品は日本より安く買えることも多いので、費用を抑えたい人は自炊をしましょう。外食をすると、安いランチでも1200円くらいはします。

イギリスの語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
30~70万円 60~150万円 100~250万円 260~500万円

カナダ

カナダは、物価が上昇傾向にありますがそれでもアメリカやイギリスに比べ安い費用で留学することができます。

学費は学校によって差がありますが1ヶ月で10万円からが目安です。物価はアメリカに比べ10~15%安く、生活費も安くすみます。自炊をすれば1ヶ月4~5万円程度で生活ができます。

1ヶ月あたりの滞在費は、ホームステイで6~8万円程度、シェアハウスで4万円程度です。留学でも人気のバンクーバーは滞在費も高くなります。

カナダの語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
25~50万円 55~110万円 120~180万円 180~350万円

ニュージーランド

ニュージーランドの留学費用は、他の英語圏に比べて安めです。1ヶ月の学費は8~16万円程度が目安です。

滞在費は、ホームステイの安いところだと週1万2000円程度、条件がよいところだと2万円程度です。費用を抑えたい人は、農場で手伝いながら暮らすファームステイもあります。ただし、長期間だと労働が負担になる場合もあるのでその点は注意が必要です。

野菜など食料品は安く手に入るので、生活費は月3万円程度くらいあれば暮らせます。

外食の費用も、日本と同じくらいでそれほど高くはありません。

ニュージーランド語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
20~40万円 50~100万円 100~180万円 200~350万円

フィリピン

英語の語学留学先としては、他にくらべかなり安いのがフィリピンです。

フィリピン留学では、学校の費用に、授業料、寮費、食費が含まれているのが一般的です。寮にはホテルを改装して使われているものも多く、掃除や洗濯をしてくれるサービスなどもついているのが一般的です。これらも含めた月の費用が10~14万円程度が相場です。普通は数人が1部屋を使いますが、1人部屋を希望した場合さらに1~2万円程度高くなります。

フィリピン留学でかかる費用として知っておきたいのが、SSPといわれる特別就学許可証と滞在延長ビザにかかる費用です。SSPは6ヶ月間有効で、申請代行費用等も含めて1万5000円程度です。6ヶ月以上滞在する場合は、2回申請が必要なため2倍かかります。滞在延長ビザは1~2ケ月ごとに更新が必要で、6ヶ月程度の滞在で3~4万5000円程度かかります。学校が申請してくれるので、この他に申請代行の費用がかかる場合もあります。

フィリピン語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
18~35万円 65~80万円 110~130万円 200~250万円

マルタ

マルタ留学は、比較的費用が安めです。学費は目安としては12万円程度ですが、もう少し安いともあります。全体的に見るとイギリスやアメリカに比べ少し安めです。

滞在費はホームステイが1ヶ月8万円、シェアハウスは1ヶ月4~6万円程度が目安です。

物価は日本と同じくらいで、生活費は月4~5万円程度です。外食を多くする場合は、もう少しかかります。

マルタ語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
20~30万円 60~80万円 120~160万円 200~320万円

アイルランド

アイルランドはイギリスより少し費用が安めです。物価は年々上昇していますが、日本と同じくらいです。

語学学校の学費は1ヶ月あたり7~14万円程度です。

アイルランド留学の滞在は、ホームステイが一般的です。ホームステイの1ヶ月の費用は7万円程度が相場です。ほとんどの場合個室が使える上、食費など全体的なコストを考えると、フラットに住むより安くすみます。フラットに住む場合は、光熱費が高めなので冬の暖房費などは要注意です。

アイルランド語学留学の留学費用

1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年
25~50万円 50~90万円 100~180万円 200~350万円

まとめ

留学費用は、国や地域、学校など様々な条件で大きく変わります。費用はできるだけ安く抑えたい人が多いと思います。しかし、全体的に授業料が安い学校は、質が低い傾向にあります。また、滞在先も、安い地域は治安があまりよくない場合もあるので、費用と質のバランスを考えることが重要です。

フィリピンはコストがかなり安いですし、先進国でもカナダなどは、アメリカやイギリスに比べ安く留学できます。また、オーストラリアなどのようにアルバイトでお小遣いを稼げる国もあります。目的にあった留学ができるように、費用面もしっかり比べて留学先を決めましょう。