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ニュージーランド留学について【生活情報】ご紹介

 

ニュージーランドはオーストラリアの近くにある、南半球の小さな国です。面積は日本の3/4とそれほど変わりませんが、人口が約420万人で、人口密度が低く自然豊かな国です。人口より羊が多いのは有名な話しで、ゆっくり、自然を楽しみながら英語が学べる場所として人気です。

ここでは、ニュージーランドに留学するなら知っておきたい、生活情報をご紹介します。お金のことや医療制度など日本とは違うことも多くあるので、しっかりと確認しておきましょう。

 

目次

ニュージーランドの基本情報

ニュージーランドの基本情報を確認しましょう。

 

・時差:日本の時間+3時間(チャタム諸島のみ+3.45時間)

・サマータイム:9月最終日曜日~翌4月第1日曜日

・電圧とプラグ:230V / 240V

プラグはOタイプで、日本の家電を使う場合には変換プラグが必要です。

・人口:約 424万人(2013年の国勢調査データ)

・面積:268,680㎢(日本の約3/4)

・首都:ウェリントン

・公用語:英語、マオリ語、ニュージーランド手話

・通貨:ニュージーランドドル

・政治:立憲君主制

・国家元首:エリザベス二世女王(英国女王)

・宗教:キリスト教が多いですが、宗教の多様性がある国です。

・国技:ラグビー

ニュージーランドの生活情報

気候や治安など、ニュージーランドに留学する上で知っておきたい生活情報を確認しましょう。

食べ物

ニュージーランドの食事はイギリスなどヨーロッパの影響を受けています。朝は、シリアルなど軽く済ませて、夜に肉や魚などメインの料理を食べます。夜は早い時だと、午後3~4時頃から食べることもあります。

特徴的なのはラム肉の料理が多いことと、海に囲まれているのでシーフードも多く食べます。多民族国家で、アジアフードも手に入りやすい環境で、自炊で日本食も作れます。

お酒・たばこ

ニュージーランドでは飲酒は18歳以上です。18歳以上か見た目で判断がつかない場合、購入の際に身分証明書を求められます。アジア人は、若く見られる傾向があり30代でも身分証明書が必要な場合があります証明書として使えるのは、パスポートや、ニュージーランドの運転免許書などです。

街中で、お酒を飲み歩くことや、飲食店で買ったお酒を外に持ち出して飲むことも禁止されています。泥酔した客に、お店がお酒を提供することも禁止されていて、日本よりルールが厳しいので注意が必要です。

喫煙も、18歳からで、購入には身分証明書が必要です。レストランやクラブなど公共の場では全面禁煙です。別に設けられた喫煙スペースがある場合以外は、吸えないので注意が必要です。

たばこの価格は法律で決まっていて、1箱20ドル前後と日本に比べかなり高額です。そのため、自分でたばこを巻いて吸うハンドロールを愛用している人が多くいます。

インターネット

公共施設など、街中の多くの場所でフリーWi-Fiに繋ぐことができるので便利です。語学学校にも、台数の差はありますがパソコンが用意されていることがほとんどです。ホームステイやシェアハウスの場合、インターネットを使うために追加料金が必要な場合もあります。ネットの速度は、日本より遅い場合があります。

ニュージーランドの治安

ニュージーランドは世界の中でも治安がいい国です。しかし、スリなどの犯罪は増えています。身の回りの物はきちんと管理するようにしましょう。また、人通りが極端に少ない場所の出入りや、夜間の一人歩きなどは極力しないようにするなど、最低限の注意は必要です。

ニュージーランドの医療制度

ニュージーランドの医療制度は日本と違う部分があります。万が一の時の為に確認しておきましょう。

病院について

ニュージーランドには国立病院と私立病院があり、国立病院の治療は基本的に無料です。ただし、外国人は事故など特例を除いて有料です。

日本では、初診でも大きな病院や専門病院に行くことができますが、ニュージーランドでは基本的にGPといわれる一般開業医に診てもらいます。簡単な処置はGPがしてくれますが、詳しい検査や治療が必要な場合は、GPに紹介状を書いてもらい、大きな病院を受診します。救急などをのぞいて、直接公立の専門病院へ行っても診てもらえないので注意が必要です。

GPは、予約制が基本です。ただし、症状によっては予約なしで受診することも可能です。その場合、街時間が長くなることがあります。GPの1回の診療は、$50~80程度です。土日や、夜間は追加で料金がかかります。

救急車について

ニュージーランドで救急車をよぶ場合の電話番号は「111」です。この番号は、病気や怪我などの救急だけでなく、消防、警察など対応してくれます。ニュージーランドの救急車は日本と違って有料で、救急車を使った場合、大きな病院のER(救急治療室)に運ばれます。

薬について

日本と同様、病医で受診すると医師が処方箋を出してくれます。その処方箋を持って薬局に行き購入します。また、頭痛薬や風邪薬等であれば、処方箋なしでも買うことができます。

薬の効き目が日本と違う場合もあるので、常備薬は日本から持って行くことがおすすめです。ただし、持ち込めない薬もあるので事前に確認しましょう。一般的な常備薬であれば問題がない場合がほとんどです。持ち込む場合は、箱などを開封しないことと、どんな薬なのか英語で説明できるようにしておきましょう。

ニュージーランドでは、特に日差しが強く、紫外線が日本の約7倍とも言われています。現地で、日焼け止めクリームが買えるので、特に夏場はクリームを塗るようにしましょう。

海外旅行保険

ニュージーランドへ留学する場合は、海外旅行(留学)保険に必ず加入しましょう。日本の健康保険は、海外の治療でも有効ですがかなり範囲が限られていて、実際の医療費はカバーできない場合がほとんどです。

一般的には日本の保険会社で加入しますが、ニュージーランド国内にもユニケア旅行保険(Uni Care Insurance)という保険があります。英語で契約をするのでその手間はありますが、日本の保険に比べ価格が1/3程度です。ユニケアは、医療通訳費用が保障外で、100~200ドル程度の自己負担がある場合があります。しかし、保険を数回しか使わない場合はその費用を払ってもユニケアがお得の場合が多いです。

歯科治療は、多くの海外旅行保険で適用外になります。歯科治療を特約でつけるか、渡航前に治療をしておきましょう。普通に生活していたら、痛くない場合でも、環境が変わると痛みが出てくる場合もあるので、一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

ニュージーランドのお金事情

通貨

通貨はニュージーランドドルで、補助通貨はセントです。100セントで1ドルです。

日本では、1万円札も頻繁に使いますが、ニュージーランドでは100ドル札や50ドル札はあまり多く使いません。その分20ドル札や10ドル札を多く使います。両替をする時は、細かい紙幣を多めに用意するとよいでしょう。

物価

ニュージーランドの食品は比較的安いですが、それ以外の家電や衣料品などは日本に比べて物価が高めです。語学学校の費用は、学校によって様々です。平均的には、他の先進国の英語圏の語学学校と同じくらいです。

税金

ニュージーランドでは15%の消費税がかかります。日本より高めなので、税金の分も考慮して費用を用意しておきましょう。

また、滞在期間中にアルバイトをした場合は、日本の確定申告にあたるタックスリターン(4月1日から7月上旬)が必要です。申告をした場合、お金が戻ってくることがほとんどです。還付金がいらないからといって、申告しないと違法なので必ず申告しましょう。

銀行口座

長期で滞在する場合は、現地で銀行口座があると便利です。日本から送金して、必要な時にお金を引き出すことができます。長期で使う場合は、手数料などを考えると、日本の国際キャッシュカードを使うより安く経済的です。

クレジットカード

ニュージーランドでは、クレジットカード日本より頻繁に使います。スーパーなどでも気軽に使います。また、海外では顔写真入りのクレジットカードを、身分証明書の代わりとして使うことがあります。特にホテルやレンタカーなどでは、クレジットカードがないと予約できないことがあります。留学する場合は、最低1枚は用意しましょう。

用意するカードはVISAかMaster Cardがおすすめです。この2種類であれば、ほとんどの場所で使えます。

まとめ

ニュージーランドは、治安が良く自然が多い美しい国で日本人にとっても暮らしやすい国です。医療制度もしっかりしていて、国民は無料ですが、外国人は適用されないので、海外旅行保険など事前の準備はしっかりしておきましょう。

喫煙については、国を上げて禁煙に取り組んでいて、たばこの価格も値上がりしているので喫煙者は禁煙してから留学するなどが必要かもしれません。飲酒についても、日本よりルールが厳しめなので、その点は十分注意しましょう。