日本と時差が少なく、学生がアルバイトもできることから、留学先として人気のオーストラリア。オーストラリアは国家として留学生サポートに取り組んでいて、留学生向けの医療保険などもあります。
また、サマータイムなどはアメリカなどと違って、導入している地域とそうでない地域があります。留学したばかりは、英語が慣れないことも多いので、このような生活情報をある程度知っておくと便利です。
そこで、ここではお金のことなども含めて留学する上で知っておきたい生活情報を詳しくご紹介します。
日本と時差が少なく、学生がアルバイトもできることから、留学先として人気のオーストラリア。オーストラリアは国家として留学生サポートに取り組んでいて、留学生向けの医療保険などもあります。
また、サマータイムなどはアメリカなどと違って、導入している地域とそうでない地域があります。留学したばかりは、英語が慣れないことも多いので、このような生活情報をある程度知っておくと便利です。
そこで、ここではお金のことなども含めて留学する上で知っておきたい生活情報を詳しくご紹介します。
オーストラリアの基本情報を確認しましょう。
・電圧とプラグ:240V/250V
プラグはO型で、差し込み口は3本で八の字と縦1本の形です。
・首都:ロンドン
・人口:約2,300万人
・面積:7,692,000 km²(日本の約21倍)
・通貨:オーストラリアドル(1ドル=80~85円程度)
・政治:立憲君主制で、元首はエリザベス二世女王(英国女王兼オーストラリア女王)
・宗教:キリスト教が約60%で20%以上が無宗教
オーストラリアの気候や、治安、医療制度など、留学する上で知っておきたい、生活に関する情報を確認しましょう。
オーストラリアは地域によって時間が違います。通常は3つのタイムゾーンがあり日本との時差は以下の通りです。
・東部:+1時間
・中部:+0.5時間
・西部:-1時間
サマータイムは、10月下旬~翌3月下旬です。導入している州としていない州があります。サマータイムが導入しているのは以下の地域です。
・オーストラリア首都特別地域(キャンベラ)
・ニューサウスウェールズ州
・タスマニア州
・ビクトリア州
・南オーストラリア州
・ロードハウ島(0.5時間のみ)
この他の地域は、サマータイムを導入していないため、夏になるとタイムゾーンが5つになります。
オーストラリアは南半球にあるため、季節は日本と真逆です。日本が夏の間は、オーストラリアは冬です。日本が冬で寒い時期に、暖かいオーストラリアに短期留学するのもありですね。
オーストラリアといっても、大陸といわれるほど広い土地なので気温差があります。シドニー、アデレード、メルボルンは四季がはっきりしている温帯性気候で、冬には高山地域で雪が降りスキーやスノーボードを楽しむことができます。ケアンズは熱帯性気候で、冬でも昼間は半袖で過ごせるほど暖かい気候です。雨季がある地域もありますが、日本の梅雨ほどではなく全体的に過ごしやすい気候が多いです。
オーストラリアの人気都市は海岸沿いが多く、ロブスターやカキなどのシーフードを多く食べます。また、バーベキューや、イギリスの影響でパスタやフィッシュ&チップスなどもよく食べます。移民が多くいる国なので、アジア系の料理が食べられる店も多いです。
オーストラリアは、基本的に治安が良く安心して暮らせます。ただし、観光地や都市部はスリなど軽微な犯罪はあるので、気をつける必要があります。また、夜のひとり歩きをしないなど最低限の安全管理は必要です。
警察、救急、消防のダイヤルは「000」です。万が一のために覚えておきましょう。
オーストラリアの医療制度は日本に比べ充実しています。国民は公立の病院での治療は基本的に無料で受けることができます。留学生は、別途保険に入る必要がありますが、オーストラリア国民と同等かそれ以上の医療サービスが保障されています。また、ホームドクター制度など日本とは違う部分もあります。
オーストラリアはホームドクター制です。病院へ行く場合は、基本的にGP(General Practice)といわれる一般開業医に診てもらいます。その上で必要があれば、紹介状を書いてもらいHospitalに行き専門医に診てもらいます。GPは事前に予約をしていくンが一般的です。主要都市では、日本語が通じる医師や通訳がいるGPもあります。
学生ビザを取得する留学生はOSHCといわれる海外留学生保険に加入する義務があります。このOSHCに加入することで、オーストラリアの国民保険と同じ医療サービスを受けることができます。
OSHCに加入していれば、公立病院、私立病院のどちらで治療を受けた場合も、治療費、入院費が基本的に無料です。規定料金を超えた場合のみ、差額請求されます。処方薬も基本的なものは無料です。オーストラリアでは救急車は日本とは違い、有料ですが、OSHCに加入していれば無料です。
歯科治療など、一部OSHCでカバーされない治療もあります。
海外では日本の健康保険でカバーされない部分も多いため、留学する場合は多くの人が海外旅行保険に加入します。オーストラリアではOSHCで医療費のほとんどがカバーされます。しかし、一部、カバーされない医療費があることや、海外旅行保険では盗難補償、賠償責任補償など、留学の様々なリスクに備える補償があるため、オーストラリア留学でも加入したほうがよいでしょう。
通貨はオーストラリアドル(豪ドル)です。補助通貨はセントで、100セントが1ドルです。
オーストラリアの物価は、日本と同じくらいです。野菜などの食材は安く、チョコレートなどの菓子類は高い傾向があります。
水道代は基本的に家賃に含まれます。電気も家賃に含まれる場合もあり、契約前に確認しましょう。
消費税は10%ですが、食料品や生活必需品、教育費などは非課税です。
これとは別に、オーストラリアではたばこの税金がとても高いです。2017~20年にかけて、毎年税率が12.5%上昇するという法案が成立しています。現在25本入りのたばこ1箱が約2000円ですが、2020年には3200円程度になる予定です。
長期留学の場合は、現地で銀行口座を開くことをおすすめします。銀行口座があれば、日本から送金をすることができますし、お金を預けておいて必要に応じて現地のATMを使うことができます。
国際キャッシュカードなどを使えば、日本の銀行の現金も現地ATMで引き出せますが、手数料が高くなってしまうので、長期の場合は現地の銀行のカードでATMを利用したほうが経済的です。
ATMは3回パスワードを間違えてしまうと、カードを吸いこんでしまうので、注意が必要です。
海外では日本よりも、クレジットカードを日常的に使います。特に観光地や都市部では多額の現金を持ち歩くと危険だからです。
写真入りのクレジットカードは、身分証明書代わりとして、ホテルやレンタカーを借りる時などに確認される場合があります。留学する場合は、最低1枚は用意しましょう。
用意するクレジットカードはVISAかMaster Cardがおすすめです。JCBなど日本でよく使われるカードは、海外では観光地以外では使えない場合もあるので要注意です。VISAかMaster Cardあれば、海外の多くのお店で使うことができ便利です。
オーストラリアは、留学生にとってとても過ごしやすい国です。物価も日本とあまり変わらないですし、治安も世界の中でかなり良い方です。学生ビザでアルバイトができる国も少ないので、その点でもオーストラリアはかなり留学生が優遇されています。
たばこがかなり高く年々増税されているので喫煙者にはつらいかもしれません。また、入国時の検閲など、他の国に比べて厳しいところもあります。留学前には、最新の情報をしっかり調べて行くようにしましょう。