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アイルランド留学について【生活情報】ご紹介

 

ヨーロッパの留学の穴場として人気のアイルランド。イギリスの隣にある国です。ギネスビールなどやアイリッシュパブなどで有名で、国の名前は知っていても、実際どんな国なのか知らないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、留学する時に知っておきたい、アイルランドの生活情報を詳しくご紹介します。医療制度、お金のことなど、留学先を決める時にも知っておきたい情報なので、是非参考にして下さい。

 

目次

アイルランドの基本情報

まずはアイルランドの基本情報を確認しましょう。

 

・時差:日本から-9時間(サマータイムは-8時間)

・サマータイム: 3月の最終日曜日~10月の最終日曜日

・電圧:220V(プラグは3本足タイプが主流)

・通貨:ユーロ

・宗教:8割以上がカトリック教徒(キリスト教)

・平均年収:約720万円(日本の1.8倍)

アイルランドの生活情報

気候

緯度は北海道より高いため、夏は20℃以下の日も多いですが、メキシコ暖流の影響で冬は氷点下になることが少なく過ごしやすいです。とはいえ、夏でも涼しい日が多いので、日本で過ごすより温かめの服装を用意して行きましょう。

食べ物

朝食は、シリアルやトースト、焼いたベーコン、プディング、卵料理などが一般的です。お昼はサンドウィッチとフルーツ、夜は羊や牛の肉や、魚、いものシンプルな料理、パスタなどが多いです。

朝や昼は軽めに済ませて夜にメインの食事を食べることが一般的です。休日は、昼にメインの食事を作る場合もあります。

治安

ヨーロッパの中でも比較的治安がいいと言われるアイルランド。殺人事件など凶悪犯罪は少ないです。

しかし、強盗事件なども発生しています。特に近年、ダブリンなどでは街頭で深夜の暴力事件が発生しています。深夜や、人通りが極端に少ない場所をひとりで歩くことは控えましょう。また、スリや置引などは日常的に起こりうるので、注意が必要です。

買い物

お店の営業時間

アイルランドのお店は18時でほとんどが閉店します。日曜日は、お店お休みなので買い物は平日に済ませます。レストランなどは遅くまでやっていますが、それでも23時くらいまでです。

チップ

アイルランドはチップの制度があります。サービスが極端に悪い場合は義務ではないので支払わなくてもよいのですが、基本的に払うのが当たり前になっています。

【一般的なチップの目安 】

レストラン:10~12.5%程度

タクシー:5~10%程度

ホテルのポーター:1~2ユーロ程度

レストランなどでは、請求金額にサービス料が含まれている場合があります。その場合は、チップは必要ありません。また、チップの額はサービスの質、満足度によって支払う額を調整します。

医療制度

ホームドクター制度

アイルランドは基本的にホームドクター制度です。初診で紹介状なしに大きな病院へ行くと、数万円と高額な初診料がかかります。

歯科や急患の場合を除き、まずはGP(general practitioner)とよばれるホームドクターに予約をとって診てもらいます。GPの初診は50ユーロ程度です。風邪など簡単な症状であれば、薬を処方してもらえます。大きな病院で詳細な検査が必要な場合は、紹介状を作成してもらって、大きい病院の専門医を紹介してもらいます。

アイルランドでは公立の病院では、基本的に無料か低額で医療を受けることができます。ただし、無料のため多くの人が集まるため、予約がかなり先までいっぱいのことも多く、3ヶ月まちなどという場合もあります。

この場合、私立病院へ行けば比較的スムーズに診てもらえます。ただし、アイルランドでは私立病院は公立に比べかなり高額の医療費がかかります。

海外旅行保険

アイルランド留学する場合は、海外旅行保険に加入しましょう。日本の健康保険は海外で受けた医療も一部適用されますが、適用範囲が非常に限られています。その場合に高額の医療費を払わなければならなくなることもあります。海外旅行保険に加入しておけば、安心です。

また、短期でも環境が変わるため、怪我をしてしまったり、突発的な病気にかかってしまったりする場合もあるので、加入しておくことをおすすめします。保険に加入しておけば、保険会社から直接医療機関に支払いをしてくれる場合もあるので、多額の現金を用意する必要がありません。

また、海外旅行保険は盗難や紛失など、医療費以外の広い範囲をカバーしているものがほとんどです。様々なリスクに備えて、加入しておきましょう。

たばこ

「禁煙法」が施行されていて、レストランなどを含む公共の場では喫煙が禁止されています。また、税率も日本に比べかなり高く、たばこの価格もかなり高いので喫煙者は要注意です。

インターネット

インターネットは広く普及しています。カフェやホテルなどの公共施設では無料Wi-Fiスポットも充実しています。特にダブリンなど都市部では無料のホットスポットもあります。

アイルランドのお金事情

通貨単位

アイルランドの通貨はEU圏で多く使われているユーロです。そのため、近隣のヨーロッパ諸国に観光で行く時なども、アイルランドで使っているお金がそのまま使えます(イギリスはポンドなので別)。

通貨単位はユーロとセントがあり、1ユーロ=100セントです。セントはコインで、ユーロは紙幣です。日本と違うのは20セントコインや、20ユーロ紙幣が多く使われることです。慣れるまで違和感があるかもしれません。

物価

アイルランドはEU圏の中でイギリスに次ぎ物価が高い国として有名です。バブル高騰の影響もあって日本より全体的に物価が高いです。特に都市部では物価が高いので、留学の費用を計算するときに多めに予算しておきましょう。

消費税

アイルランドの消費税は日本の約3倍の23%です。世界の中でも、消費税が高い国のひとつです。物価も高く、そこに消費税が加わるので生活費は高くなりがちです。ただし、食品、書籍、子供の衣料品などは消費税がありません。

お金の管理方法

現金

日本円からの現金の両替は銀行が一番レートがいいですが、空港の両替所などでもできます。ただし、夜遅くになると両替所がしまってしまう場合もあります。飛行機の国際線は、遅延する場合もよくあることなので、困らないように日本である程度用意しておいたほうがいいでしょう。

多額の現金を持ち歩くのは非常に危険です。トラベラーズチェックや国際キャッシュカード、クレジットカードなども活用しましょう。

尚、EU圏内に入国する際はトラベラーズチェック等も含め額面で10,000ユーロを超える場合は税関に申告する必要があります。注意しましょう。

トラベラーズチェック

トラベラーズチェックは旅行先で使える小切手です。現金と違って、万が一の盗難や紛失の際に再発行してもらうことができます。海外で多額の現金を持ち歩くことは危険なので、現金は最小限にして残りはトラベラーズチェックにしましょう。

トラベラーズチェックは購入時2%程度の手数料がかかりますが、現金の両替よりレートが良いので手数料はそれほど大きな負担ではありません。

ただし、アイルランドなどヨーロッパ諸国では、トラベラーズチェックを小切手として買い物の際にそのまま使えるお店がほとんどありません。小切手を使うためには、銀行や両替所で現金に換金する必要があります。その際にも手数料がかります。手数料は銀行が低く2~3%で、両替所では4%以上の場合もあります。

このように、手数料はかかってしまいますが、留学の場合どうしても多くのお金が必要です。多額の現金を持ち歩くことは安全面からも現実的ではありません。また、クレジットカードを多く使うにしても、現金が必要な場面もでてくるので、手数料は保険代だと思ってトラベラーズチェックをうまく活用することがおすすめです。

国際キャッシュカード

アイルランドではATMが多くの場所に設置されているので、国際キャッシュカードも便利です。日本の口座に現金を入れておけば、海外のATMで現金を引き出すことができます。すごく便利ですが、使う場合はレートと引き出し手数料に注意する必要があります。

国際キャッシュカードで引き出す場合のレートは、通常ニュースなどで見るレートより6%程度不利なレートになります。また、引き出す度に200円程度の手数料がかかることがほとんどです。一度に多く引き出せば手数料を節約することができますが、機械ごとに引き出せる額が決まっています。600ユーロ程度が平均ですが、300ユーロしか引き出せないATMもあります。

クレジットカード

海外で生活する場合には、クレジットカードは必須といってもいいアイテムです。アイルランドでもクレジットカードはほとんどの店舗で使えます。アイルランドでは、クレジットカードで購入酢売る場合はサインではなく暗証番号の入力が必要です。

海外では多額の現金を持ち歩くと危険なため、スーパーの買い物など様々な場面でクレジットカードを使います。アイルランドに限らずですが、欧米の多くでは身分証明書の代わりとして写真入りのクレジットカードが良く使われます。ホテルや飛行機の予約の際は、クレジットカードがないと予約できない場合もあるので、留学の際には1枚は用意しましょう。

留学用にクレジットカードを用意する場合はVISAかMaster Cardにしましょう。このふたつであれば、アイルランドだけでなく、留学中に近隣諸国に旅行してもほとんどの場所で使えます。日本でよく使うJCBは、海外へ行くと観光地以外では使えないお店がほとんどなのでその点は注意が必要です。

銀行口座

アイルランドの銀行は平日10時~16時(木曜のみ17時まで)営業しています。

3ヶ月未満の短期留学の場合は基本的に口座の開設はできません。3ヶ月以上の留学で銀行口座を開設する場合は、通常パスポートの他に在学証明書など必要な書類があります。語学学校や、大学など在学している学校に事前に相談しましょう。

口座があれば、日本から国際送金が可能です。その場合、トラベラーズチェックや国際キャッシュカードなどよりもレートが有利です。開設には手間がかかるので、小額の送金しか必要ない場合や、6カ月未満の比較的短期の場合はメリットが少ない場合もあります。長期で滞在する場合は、口座開設も検討してみましょう。

まとめ

アイルランドはカトリック教徒が多く、穏やかで治安がいい国です。海外にあまり慣れていない留学生でも安心して住むことができます。

物価は日本より高いので要注意です。アイルランド人の平均年収自体が、日本人よりかなり高くその影響で各種サービスの費用も高くなりがちです。特に、都市部では高い傾向があるので、予算を考える時に生活費は多めに用意しておきましょう。

医療制度も、日本とは大きく違います。普段あまり病気にならない人も、留学先ではストレスなどで体調を崩すこともあるので、対応できるように保険には加入しておきましょう。

日本と違いはありますが、気候も過ごしやすく、田舎が多く日本ほど時間に追われていない人が多く、ゆっくり留学生活を楽しみたい、じっくり英語を学びたいという人にはアイルランドはとてもいい国ですよ♡

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